2018年10月24日更新
ネット銀行はデメリットを理解してお得に活用!貯金や投資にも便利!
「難しそう」「信用できない」などのデメリットのせいで、ネット銀行を利用できずにいる方も多いのではないでしょうか。ネット銀行のメリット・デメリットをしっかり理解し、活用することで、お金を正しく管理できるようになりましょう。また、おすすめのネット銀行も紹介します。

目次
- ネット銀行を上手に活用しよう!
- インターネットバンキングについて理解しよう!
- ネット銀行はインターネットバンキング専業
- ネット支店とネット銀行の違いとは?
- 普通の銀行とネット銀行の違い
- ネット銀行でできることとは?
- ネット銀行は手数料が安い!
- 振込手数料を比較してみよう!
- ネット銀行は預金金利が高い!
- ネット銀行と通常の銀行の預金金利を比較!
- ネット銀行は利便性が高い!
- ネット銀行の安産面は信用できるの?
- 不正利用等の犯罪が不安というデメリット
- 店舗が無いというデメリット
- 通帳が無いというデメリット
- 破産・倒産際の対応が不安というデメリット
- おすすめネット銀行1:ソニー銀行
- おすすめネット銀行2:イオン銀行
- おすすめネット銀行3:じぶん銀行
- ネット銀行を選ぶポイントとは?
ネット銀行を上手に活用しよう!

ネット銀行に対して、「難しそう」「普通の銀行と何が違うの」と感じてしまい、利用しないのは非常にもったいないです。ここから、ネット銀行と従来の銀行を比較しながら、ネット銀行を活用することで得られるメリットや、注意する必要があるデメリットを解説していきます。貯金や投資のために、ネット銀行を上手に活用していきましょう。
インターネットバンキングについて理解しよう!
インターネットバンキングとは?

そもそも「インターネットバンキング」とは何なのでしょうか。インターネットバンキングとは、スマートフォンやパソコン等から利用できるインターネットを経由して、銀行の取引を行うことができるサービスのことです。インターネットの普及やセキュリティ技術の向上によって、web上でお金のやり取りができるようになっています。
web上で取引が完了

例えば、あなたがネットショッピングをして代金を振り込みたい場合を考えてみます。インターネットバンキングを利用していれば、銀行の店舗に行く必要はありません。インターネット環境さえあれば銀行取引ができてしまうからです。スマートフォンやパソコンを使って、家にいながらいつでも振り込みを行うことができます。
ネット銀行はインターネットバンキング専業

インターネットを介して銀行取引を行えるサービスである「インターネットバンキング」。これを利用して「すべての」銀行サービスを提供しようとするのが「ネット銀行」と呼ばれる銀行です。「インターネットバンキング専業」の銀行という言われ方もします。

ネット銀行は、窓口やATMなどが設置されている「対面の店舗」を持ちません。ネット銀行でのお金の取引は、基本的にすべてインターネット上で行われます。
ネット支店とネット銀行の違いとは?
地銀のネット支店って土地柄に合ったのが多いのね、岩手銀行イーハトーヴ支店とか良さみが深い
— じんのすけ (@jinnosukk) February 18, 2018
ネット銀行と似た用語として、「ネット支店」というものを聞いたことがあるのではないでしょうか。ネット支店とネット銀行は少し違った性質をもちます。
朝日信用金庫の東京下町ネット支店のキャッシュカードが上野のパンダたちと知る。口座作るべきか。。。親子パンダ定期預金ってのもあるらしい。。。
— maplerock (@maplerock718) January 22, 2018
ネット支店は、実店舗をもともと持っている銀行等の支店において、インターネットバンキングに特化したサービスを提供するものです。支店という名前を使っていますが、これも実店舗を持たない形態になっています。
普通の銀行とネット銀行の違い
店舗の有無

従来の銀行は店舗を持って窓口やATMを設置し、それらを介してお金の取引が行われています。一方でネット銀行の場合は、取引をインターネットを介して行うため、そもそも店舗を持つ必要がありません。
通帳の有無

預貯金の預け入れや引き出し、振込み等を行った際、従来の銀行では預貯金通帳に取引記録を記帳しています。一方で、ネット銀行を利用している場合、パソコンやスマートフォンを使ってwebで取引記録を確認することができるため、通帳を作る必要がありません。
営業時間の違い
銀行15時に閉まるのやっぱ早すぎやわァ
— Ryono(りょーの) (@ryono2525) March 2, 2018
出納業務あるのは分かるけどせめて17時までやって欲しい
普通の銀行では通常、平日の9時から15時が営業時間とされており、15時を過ぎると窓口が利用できないため取引不可となります。一方、ネット銀行は店舗自体が無く、インターネット経由のため、24時間365日利用することができます。
ネット銀行でできることとは?

ネット銀行は従来の銀行と比較して、その性質が大きく異なります。しかし、ネット銀行を通してできることは、一般の銀行と変わりはありません。
預貯金の預け入れや引き出し

ネット銀行でもキャッシュカードを発行しているため、ATMから預貯金を引き出したり、預け入れたりすることができます。しかし、実店舗を持たないため、他銀行のATMやコンビニ ATMを利用する必要があります。
振込み

わざわざATMや銀行窓口まで行かなくても、パソコンやスマートフォンを使っていつでも振込を行うことができます。
残高・明細照会

パソコンやスマートフォンからすぐに口座残高の確認をしたり、取引明細の照会をしたりすることができます。ネット銀行は通帳を作らないため、記録を紙に残しておきたい場合には、残高・明細ページをプリントしておきましょう。
金融商品の利用
ネット銀行でも、定期預金やFX等の金融商品を扱っています。資産運用のための投資について興味がある、検討しているという方にもしっかり適応しています。
カードローン

ネット銀行ではカードローンも利用することができます。ローンの審査に通っていれば、普通の銀行のカードローンと同様に、ATMからの借入・返済ができます。
BIGや宝くじの購入

ネット銀行によっては、宝くじなどを購入することも可能です。宝くじ売り場にわざわざ行かなくても、webから購入・当選結果の確認ができます。
ネット銀行は手数料が安い!
ネット銀行はコストが小さい

手数料の安さは、ネット銀行の大きなメリットポイントの一つといえます。ネット銀行は実店舗を持たないため、店舗の維持費や人件費などのコストを支払う必要がありません。そのため、一般の銀行よりも手数料を抑えることができます。
手数料が無料になることもある!

各ネット銀行はこの手数料の安さで競っている一面もあります。そのため、各銀行が提供するサービスによっては、振込手数料が無料になる可能性もあります。
投資の際にもおすすめ!

投資信託の取引手数料や外貨預貯金の交換手数料といったコストも非常に安くなっています。ネット銀行は、投資や資産運用をお考えの方にもおすすめできるようなメリットを持っています。
振込手数料を比較してみよう!

ネット銀行は通常の銀行と比べて、振込手数料に関して、非常に安い手数料になっています。ここで三菱東京UFJ銀行(以降MUFG)とネット銀行である「楽天銀行」の振込手数料を比較してみます。それぞれほかの金融機関に振込を行う場合を比較します。
MUFGの手数料
銀行面倒くさかった
— 広浦雅俊 (@haru2406aki1684) February 21, 2018
家でネットで振り込んだらよかった
振込手数料648円て高い
飯食える
MUFGの「窓口」で振込を行うと、3万円未満の振込で648円、3万円以上だと864円の手数料が必要になります。ATMで現金振込をした際でも、3万円未満の振込で270円、3万円以上だと432円の手数料がかかります。
楽天銀行の振込手数料
一方、楽天銀行で振込を行うと、3万円未満の振込で165円、3万円以上振込だと258円の手数料で済みます。さらに、楽天銀行の利用者優遇サービスを利用すると、同月最大5回まで振込手数料が無料になるサービスもあります。
ネット銀行は預金金利が高い!

ネット銀行は、一般的な銀行の普通・定期預貯金の金利と比べて非常に高い水準になっています。ご自身の預貯金を使って上手に資産運用したい場合は、高水準の金利を提供しているネット銀行を上手に活用してみましょう。
ネット銀行と通常の銀行の預金金利を比較!
住信SBIネット銀行は普通預金金利高いよね
— ほなみボーダーフリー (@Honami_SOV34) May 23, 2017
ここでもMUFGと楽天銀行の「普通預金」「定期預金」それぞれの預金金利を比較してみます。
普通預金
MUFGの普通預金金利は、年率0.001%です。預貯金額1000万円を普通預金に1年間保有していても、100円しか利息がつきません。一方、楽天銀行の普通預金金利は年率0.02%と20倍も高い水準です。
定期預金

次に定期預金金利を比較します。期間は5年間で預貯金額1000万円とします。この場合、MUFGの定期預金金利は年率0.01%です。満期時の税引き後利息をシミュレーションすると3,986円になります。一方、この条件での楽天銀行の定期預金金利は、年率0.04%です。満期時の税引き後利息は15,946円になり、大きな違いが出てくることが分かります。
ネット銀行は利便性が高い!

ネット銀行は、インターネットバンキングの利点をフルに活用した銀行です。これにより、利用者に対して、非常に高い利便性を提供します。
営業時間のデメリットをカバー
休みなのに何もしてない…遠くの銀行行ったけど駐車場が分からなくて周辺四周してたら結局営業時間に間に合わなくてガソリンと時間の無駄したくらいだ…
— アララギ (@toraragiyu) March 2, 2018
通常の銀行は、9時から15時までと営業時間が制限されています。そのため振込が営業時間内しか反映されないというデメリットが生じます。しかし、ネット銀行を利用していれば、パソコンやスマートフォンで振込した後、リアルタイムで振込が反映されます。
ATMに並ぶデメリットが生じない
ATMの行列って、気が滅入るよね。
— 中野 信也 (@kariage168011) March 2, 2018
また、各銀行のATMに長蛇の列ができるのを、月末などのタイミングでよく目にします。お金を引き出したり、ATMで振込をしたりするのにも、かなりの時間を浪費させられてしまうデメリットもあります。ネット銀行なら、そもそもATMに並ぶ必要がありません。いつどんな場所でも、インターネットが通じていれば銀行取引を行うことができます。
ネット銀行の安産面は信用できるの?
ネット銀行の普及率はまだまだ

ここまでネット銀行と一般的な銀行の違いを比較しながら、ネット銀行のメリットを解説してきました。貯金の面でも、投資の面でも、ネット銀行を利用するとお得な点が沢山あることが分かったのではないでしょうか。しかし、お得なポイントがあるにもかかわらず、ネット銀行よりも一般的な銀行を利用する人たちのほうが圧倒的に多いのが現状です。
ネット銀行は信用度が低いのがデメリット?
ネット銀行は危険だ!
— ラーライ (@lcy15seesaanet) January 26, 2018
ネットで登録して入金なんて信用できない!
って言うけど、何かあればそれは事件だから(^◇^;)
ネット銀行よりも通常の銀行を利用する理由としては、「乗り換えが面倒」「窓口の従業員と対面の取引がしたい」といったものが挙げられます。また、ネット銀行の実体が良く理解できず、「昔から使っている銀行のほうが信用できる」という理由も強く影響しています。
不正利用等の犯罪が不安というデメリット
信用できないというデメリット

ネット銀行はインターネットを介して銀行取引を行います。そのため、インターネット犯罪やセキュリティ問題という観点から、ネット銀行を信用できないという方も多いです。実際、インターネットバンキングの不正利用などの犯罪によって、大切なお金を失うという事件も発生しています。
デメリットへの対策:銀行

各ネット銀行は、利用者からの信用度を高めるために対策を行っています。もしインターネットバンキングによる不正被害にあった場合、その被害が利用者の過失でない限り、被害額を銀行側が補填してくれます。
また、利用者に「トークン」という機器を預けることで不正利用等の被害を事前に防ぐ対策を行っている銀行もあります。トークンを使うと「1回限りのパスワード」を生成することができます。そのため、第三者から不正にパスワードを知られても、不正に利用されないようにしています。
デメリットへの対策:利用者

利用者側も、自分の貯金や投資資金を失わないように、セキュリティサービスを活用することが求められます。インターネットにアクセスするために使用するパソコンには、セキュリティソフトを活用し、より安全にインターネットを使える環境を整えましょう。また、各銀行のホームページに書いてある注意喚起をしっかり読み、対策を行うことも大切です。
店舗が無いというデメリット
人によってはデメリットにもなってしまう
ネット銀行は基本的に店舗を持ちません。この点をネット銀行の良い点と考える方もいれば、デメリットと感じてしまう方もいるでしょう。インターネットやパソコン・スマートフォン等の機器を操作するのが苦手という方にとっては、このデメリットがネット銀行を利用しにくいポイントになっているのかもしれません。
デメリットへの対策
各ネット銀行は、操作に関して分からないことがある利用者のために、コールセンターやQ&Aなど、問題を解決するためのサービスを用意しています。もし分からないことが発生したら、これらのサービスを活用してみましょう。
窓口の安心感VS.ネット銀行の有利な金利
いま来ている銀行いつもと違って窓口の方々も案内の方も、全員が50代くらいのおば様方!!!なんか妙に安心感があるよ🤗
— hummy* (@hummin_g) June 9, 2017
銀行を利用する際は、窓口で従業員の人と会話をしながら取引を行いたいという方もいると思います。確かに、投資やローンに関する取引をする際には、対面で取引する方が安心感はあります。
個人向け国債買うよりその辺のネット銀行の普通預金口座の金利の方が上なんだよなあ
— 魔法少女JS新戸@ヮ≦)ノω (@Doctor_NEET) February 20, 2018
一方で、ネット銀行は、投資に関しては「より高い金利」を、ローンに関しては「より低い金利」を用意しています。安心感を選ぶか、より有利な金利を選ぶかをしっかり考えて選択しましょう。
通帳が無いというデメリット
紙の通帳がないと不安

これも店舗が無いのと同様に、通帳がないことをデメリットと感じてしまう方もいらっしゃいます。
デメリットへの対策

ネット銀行では、過去の取引履歴や、口座の残高など、通帳に記録する代わりにパソコンやスマートフォンで確認することができます。このおかげで、通帳を記入するためにわざわざ店舗やATMに行く手間も省けます。また、通帳と比較して、リアルタイムで口座履歴が反映されるので、非常におすすめです。ぜひ活用してみましょう。
破産・倒産際の対応が不安というデメリット
ネット銀行が破産・倒産したらどうなるの?

もし自分が利用しているネット銀行が破産や倒産という事態に陥った場合、「ネット銀行が自分の貯金や投資資金を守ってくれるのか信用できない」と感じる方もいるでしょう。
デメリットへの対策
通常の銀行と同様に、ネット銀行でも「預金保険制度」が設けられています。これは「ペイオフ制度」とも呼ばれます。預金保険制度があると、利息が付かない普通預貯金や当座預金などの「決済用の預貯金」は全額、利息がつく「普通預貯金」や「定期預貯金」は元本1000万円まで保護されます。
おすすめネット銀行1:ソニー銀行
おすすめポイント:信用度が高い!

ネット銀行にはネット犯罪やセキュリティ問題といったデメリットがあります。そのため利用者はできるだけセキュリティ対策がしっかりされていて、信用度が高い銀行を利用したいものです。ソニー銀行は大手銀行と変わらない信用度を持ちます。
ソニー銀行、各国通貨が安い時に買って預金しておけば現地で直接決済できるし、そもそも為替コストが都銀の1/7〜1/10で済むし、visaデビット海外でも使うたびにメールが飛んで安全だし、格付けも申し分ないし、メリットしかない。
— PistachioN (@_PistachioN) January 20, 2018
銀行の信用度合いを判断する材料として、金融庁に登録されている信用格付機関による評価が参考になります。「日本格付研究所」は、ソニー銀行が「MUFG」「三井住友銀行」「みずほ銀行」とほとんど差がないほど信用度が高いと評価しています。
おすすめポイント:資産運用に強みあり!
ソニー銀行は定期預金の金利が高く、ネット銀行で唯一積立預金が利用できるなど投資面で活用したいポイントが多くあります。外貨預金や投資信託、住宅ローンなど金融商品も充実しています。
おすすめネット銀行2:イオン銀行
おすすめポイント:預金金利が高い!

イオン銀行の最大の特徴は、他のネット銀行と比較しても非常に高い預金金利を提供している点です。イオンカードセレクトを持っている利用者は、普通預金金利が0.1%とかなりの高水準です。
おすすめポイント:ゆうちょ銀行ATMでも手数料無料
盲点だった。
— ぱやん@仮想通貨小銭チャレンジャー (@payan726) January 20, 2018
イオン銀行への入出金が、たまーに寄る駅前のファミマ内にある、ゆうちょ銀行ATMから手数料無料でできるとは。
これで、1つ便利になった♪
イオン銀行ATMはもちろん、ゆうちょ銀行のATMも「手数料無料」で利用することができます。
おすすめネット銀行3:じぶん銀行
おすすめポイント:コンビニATM手数料
じぶん銀行デビュー。コンビニのATMで手数料無料に惹かれたのと、アプリ上で振込できるからー
— 櫻島ヨシカズ (@harumarin523523) March 1, 2018
じぶん銀行は、携帯キャリアのKDDIとMUFGの共同出資によってできたネット銀行です。サービスや商品の利用状況に応じてステージが上がるサービスを提供しています。最高ステージの「じぶんプラス」になると、コンビニATMの利用が月11回まで無料になります。
おすすめポイント:au利用者優遇
auポイントを貯めよう✧*。
— auショップ成沢 (@au_narisawa) March 4, 2018
年会費、手数料0円!電話料金のお支払いでポイント2倍♡♡更にWALLETクレジットカードの引き落としの口座にじぶん銀行を設定するとポイントが3倍に((o(^∇^)o))
auの携帯電話を利用している方が、じぶん銀行のサービスを利用すると、毎回ポイントが付与される特典があります。銀行を利用するたびにお得感を得ることができるので、特にau利用者は活用したい銀行です。
ネット銀行を選ぶポイントとは?

ネット銀行の口座開設をお考えの方は、「預金金利の高い銀行で資産運用がしたい」「投資商品が多く、投資家にとってメリットがある特典を用意している」「コンビニATMの手数料が安い」「振込手数料が安い銀行が良い」など、自分が活用したい「ネット銀行のメリット」がその銀行にあるのかを、しっかりチェックするようにしましょう。