2018年10月24日更新
就職が決まらない人の特徴とその理由とは?対処法を徹底紹介!
人生の大きな岐路である就職活動…卒業まであと僅かなのにまだ就職が決まらないと不安な方もいらっしゃるのではないでしょうか?この記事では、就職が決まらない方の特徴とその理由、さらに内定を取るための対処法をご紹介していきます。

目次
就職が決まらないと悩んでいる方へ

大学卒業まで残すところあと僅か…しかしまだ内定をもらっておらず不安な新卒の方も多くいます。そこで、卒業までの内定を諦めてしまわず、しっかりと内定を取ってなんの不安もなく学校を卒業をするために、就職が決まらない理由と決まらない人がやってしまう就職活動の特徴を整理し、卒業までに内定を獲得するためのいくつかのポイントを見ていきましょう。
就職活動でみんなは何社受けている?
内定辞退の件。たくさんの企業にがんがんエントリーさせてる会社の人にこういうこと言われてもなぁ。 pic.twitter.com/RjCewKnOx3
— Ken Urano (@uranoken) November 17, 2017
2017年は内定辞退の多さが問題となっていますが、今年の就活生が会社へエントリーした平均はおよそ30社で、内定者の平均エントリー数は50社と言われています。就職氷河期と言われた2000年代から2010年代の前半では100社以上のエントリーがごく当たり前という数値を見ても、今年の売り手市場の特徴が現れています。
みんなが悩む就職が決まらない理由は?

さて、就職が決まらないと不安な新卒の学生さんは、効率の悪い就職活動をしている可能性があります。それは一体どんな就職活動なのか、その特徴を見ていきましょう。
就職が決まらない理由:自己分析をおろそかにしている

就職活動の始まりはこの「自己分析」にあると言っても過言ではありません。自分はどんな性格か、どんなことが好きで嫌いなのか、どんな仕事をやりたいのか、これらのことを完全にとはいかなくとも6割程度は把握しておけば、エントリーシートを書く時や面接の時に不安がなくなり、目指したい業界もはっきりするので効率よく活動をすることができます。
就職が決まらない理由:充分な企業研究をしていない

こちらも考えられる要因の一つです。志望企業のことを知らずに試験を受けに行っても、筆記試験や適性検査まではパスできても、面接で落とされてしまう可能性が大きいです。最低限、企業が掲げる理念や事業内容、会社の規模などは押さえておきましょう。また、実際に説明会に行った際に質問をする内容もまとめておくと印象はよくなります。
就職が決まらない理由:志望理由や自分の説明が具体的ではない

筆記試験は通るも、面接が全滅…という新卒の学生さんも多く見られます。そんな方は前に述べた自己分析、企業研究に加えて、志望理由や自分の説明を具体的にできるようになる練習をしましょう。自分の説明とは、学生時代に打ち込んできたこと、頑張ったこと、勉強したことなど面接で必ず聞かれる事項です。

面接で陥りがちなのは、志望理由や自己PRに「厚みが無い」ということです。「何々が楽しかったから」や「何々を頑張りました」など、具体性がなく厚みのない回答をすると高い確率で振るい落とされてしまいます。この点に関しては、売り手市場の現在でも同じです。何事も「5W1H」を意識して話す癖をつけましょう。
就職が決まらない人の就職活動とは?
動画見るだけで企業研究ができる?今までにない就活はねっとで合説から始まる!https://t.co/VSvVS7voyd#就職活動 #就活 #仕事 #19卒 #内定 #18卒 #ねっとで合説 #応募
— Meets Company就活運営事務局 (@MCunei_syuukatu) November 8, 2017
前の項目では、就職が決まらない理由を見てきました。一概にこれが原因とは言い切れませんが、悩んでいる新卒の方は自分の持っている情報の棚卸しも兼ねて、一度見つめ直してみることをおすすめします。次に見ていくのは、就職が決まりにくい就職活動についてです。こちらも思い当たる節があれば、一度考え直す機会を持ってみることをおすすめします。
就職が決まらない就職活動:大手企業ばかり狙っている

おそらく、学生で就職活動を始めてから誰もが一度は憧れるワードです。しかし、大手企業ばかりを狙っていては就職が決まる可能性は低くなるばかりです。ネームバリューも大事という声も多いですが、何より大事なのは「自分に合った企業と出会うこと」です。
大手企業=万人に合う企業、とは限りません。昨今では、長時間労働問題で騒がれている超大手企業も存在します。もちろん、経験値を積むために大手を受けるのは良いことで、それで通れば万事うまく行ったということになります。
就職が決まらない就職活動:下手な鉄砲も数打てば当たる作戦
就職活動はお金とイスの奪い合いです。
— 効率的な就職活動のために (@syukatu_naitei2) November 18, 2017
次は、大手に絞って受けるのと対照的に「的を絞らず」とにかく試験を受けるやり方です。こちらも思い当たる新卒の方は一旦立ち止まって考ることををおすすめします。ある程度の企業数を「本命に向けて場数を踏むために受ける」という考えがあるならどんどん受けましょう。言い方は悪いですが、質の良い面接をした新卒の学生さんから内定者の席は埋まっていきます。

何も考えず場当たり的に何十社もの試験を受けたとしても受かる可能性は低く、例え受かったとしても入社後に苦労をするのは目に見えています。さらに「とにかく数を受ける」という思考なので、落とされたところで「縁がなかっただけ」と何も反省をせず、自分を省みないということが一番の問題です。企業の方もそのようなところは見抜いています。
就職が決まらない就職活動:1人で全て抱えている

就職活動をするときは周りの人やサービスに頼りましょう。もちろん、実際に会社を訪問し、試験を受けるのは自分ですが、準備の段階から全てを1人でやるのは効率が良くないです。頼れる物や人はフル活用しましょう。学校のキャリアセンターや、就活サイト、外部のキャリアセミナーなど、多岐にわたって無料で使用できるサービスがあります。
効率の良い就職活動のやり方をご紹介!

前の項目では、新卒の学生さんが陥りやすい「就職が決まらない就職活動」のありがちな例を見てきました。続いては、反対に効率の良い就職活動とは何か、というところを見ていきましょう。
効率の良い就職活動:就活サイトを活用する

現在ではマイナビやリクナビ、DODAなどの就活支援サイトも充実しています。利用料は完全無料なのも大きな特徴で、利用している学生さんは多いです。何より、就活対策のイベントが定期的に開催されており、その参加も無料というところが魅力です。このサービスを有効に活用して不安を少しでも取り除きましょう。
効率の良い就職活動:就職エージェントを頼る
履歴書添削や面接対策までサポート!おすすめの就職エージェント https://t.co/7NuSHrmiQ8
— ジョブインフォ (@jobinfo_ik) October 8, 2017
就活支援サイトのサービスの中でも、特に使いたいサービスは「就職エージェント」と呼ばれるサービスです。どの支援サイトを使ってもエージェントは在籍しており、このサービスを利用することでかなり有利に就活を進めることができます。学生時代の経験などのヒアリングを元に履歴書の添削、模擬面接などを無料で実施してくれるので、活用すべきおすすめのサービスです。
効率の良い就職活動:自分のやりたいことを何か一つ決めておく

最後に大事なことは、社会に出て「自分のやりたいこと」を何か決めておくことです。はっきり決めるに至っていなくても、ぼんやり「こんなことをしたい」と思っていることが後々自分の就職活動の軸になっていきます。これだけは自己分析をして、しっかり考えておきましょう。これがしっかりできていれば、就職活動への不安が一気に軽くなります。
企業の求める人材のニーズを知る!
【金融業界の自己PR】
— 面接対策2019 (@mensetsu__2019) November 17, 2017
金融業界志望の人はどんな自己PRを書く??
企業が求めている人材ってなんだろう pic.twitter.com/DwIUTB2sVS
次にご紹介する就職活動のポイントは「企業が求める人材を知る」ということです。このニーズに自分が合っていないと、しっかり対策ができていても落とされてしまうことが多いです。

例えば、パソコンが大好きな新卒の学生を大歓迎!と募集しているのに、自分はパソコンが大の苦手で…とこのように大きく乖離してしまっていると試験に通りにくい上に、面接で志望理由を聞かれた際に戸惑ってしまいます。同じ会社でも分野の異なる部署の募集がある場合も多いので、そちらもしっかりとチェックしましょう。
人材の売り手市場はチャンス!
19年卒も売り手市場? 企業の73%が採用「厳しい」 https://t.co/zej00pWvd5
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) November 8, 2017
冒頭に「2017年は人材の売り手市場です」と述べました。売り手市場というのは、企業が一人でも多くの人材を求めているのに人が集まらなくて困っている…という状況のことを言います。なので、企業側も新卒の学生と同じように自分(会社)のアピールをし、定期的に学校やイベントに足を運び、学生に自分の企業を知ってもらう機会を増やしているのが現状です。
内定辞退、最多の6割超 学生の売り手市場反映 平成30年春新卒採用 https://t.co/aboq9zAYO7 pic.twitter.com/B2qWWKo1qA
— 産経ニュース (@Sankei_news) November 13, 2017
新卒の学生にとってこれは大きなチャンスです。企業側も必死に人材確保に動いているので、就職氷河期に比べたらかなり内定を取りやすい環境にいます。今年はこういう特徴があると分かれば、不安がまた軽くなるのではないでしょうか?
就職試験は誠意を持って受ける

現在は学生側よりもある意味企業側の方が苦労をしている…ということが分かり少し安心できたでしょうか?かといって、試験をいい加減に受けても採用、ということにはなりませんので注意しましょう。あくまで、しっかりと自分の軸を持った学生さんを求めているということを胸に刻んでおきましょう。
就職が決まったら次は準備を

さあ、ここまでで自分の就職活動がどんなものだったか、振り返れたでしょうか?まだ決まらないという不安はあるでしょうか。あとは勇気を持って、実行に移すだけです。いざ内定をもらえたら、卒業までに学業にしっかり取り組むのはもちろん、企業に提出すべき資料や内定式もあります。やるべきことはやった上で、残りの学生生活を満喫しましょう。
気楽に就職活動をする為には!マイペースが大事

就職活動というものは、非常に疲れるものです。最初からスタートダッシュで全力疾走をしても、途中で息切れをしてしまいます。なので、決まらない決まらないと悩みすぎずに、気持ちは楽にして就職活動に臨みましょう。就職する前に精神的に参って体調を崩してしまい卒業できなかった、となってしまっては本末転倒なので、自分のペースを守りながら就職活動をしましょう。