2018年10月24日更新
楽天カードの海外旅行保険は充実!適用条件や補償内容をチェック!
楽天カードでは海外旅行保険が適用されることをご存知でしたか?楽天カードをうまく利用すれば海外保険は楽天カードで補償できます。海外旅行を楽しむために賢い使い方を確認しましょう。楽天カード海外保険の適用方法と補償内容、補償条件をご紹介します。

目次
- 楽天カードの海外旅行保険について知りたい
- 海外旅行には欠かせない海外旅行保険とは?
- 海外旅行保険はいつからいつまでの補償?
- 楽天カードの海外旅行保険の補償内容
- 楽天カードは自動付帯ではなく利用付帯
- 楽天カードの海外旅行保険の付帯条件とは
- 楽天カード海外旅行保険の適用期間は?
- 楽天カード以外のクレジットカードと複数持っている場合
- 楽天カードは同伴者の海外旅行保険は適用される?
- 楽天カードの海外旅行保険は友人グループでも条件を満たせば適用
- 楽天カードの海外旅行保険の概要
- 楽天カードの海外旅行保険の補償額
- 楽天カードの保険請求の流れ
- 海外旅行保険金の請求に必要な書類
- 楽天カード海外旅行保険ならキャッシュレスでOK
- 楽天カードのキャッシュレス診断を利用する
- 現地からの国際電話はコレクトコールへ
- 帰国後の荷物破損の手続きは?
- 楽天カードの海外旅行保険は充実している?
- 楽天カードと他のクレジットカード会社の海外旅行保険の比較
- 楽天カードとエポスカード
- 楽天カードと三井住友VISAクラシック
- 楽天カードとセゾンブルーアメリカンエキスプレス
- 25歳以下ならセゾンブルーアメリカンエキスプレス
- 楽天カードでは補えない?海外医療費の実態
- 楽天カードには海外旅行保険の落とし穴も
- 楽天カードを持たない子供の保険
- 楽天カードとクレジットカード会社を併用
- 楽天カードと保険会社の海外旅行保険を併用
- 楽天カードプレミアム会員なら安心
- 楽天カードの付保証明書
- 楽天カードの海外旅行保険を活用して安心して旅しよう
楽天カードの海外旅行保険について知りたい

海外旅行へ行く時は保険に加入するのが大切です。旅行前に入会する方もいますが、カード付帯の海外保険について調べたことはありますか?楽天カードの海外旅行保険は補償も充実しています。ここで適用条件など楽天カードの特徴をチェックし、またどんな場面で補償できるのか把握して、旅行を存分に楽しめるようにしておきましょう。
海外旅行には欠かせない海外旅行保険とは?

海外旅行保険とは、海外旅行中の盗難や怪我などに備えて出発前に日本で加入し、適用期間中に何かあった場合は保険会社がその金額を負担してくれるものです。カードにあらかじめ付帯している保険と料金を払って旅行中のみ入会する保険があります。日本国内の健康保険は適用外になるので、高額な医療費の負担を避けるためにも必ず海外旅行保険は必要です。
海外旅行保険はいつからいつまでの補償?

海外旅行保険は基本的に出発日から帰国日までで、日本を出国する前に加入していなければ適用にはなりません。現地で加入しても海外旅行保険は適用外になります。日本の空港内で起きたトラブル、例えば荷物の破損や飛行機の遅延などに関しては、加入する保険の種類によって補償がそもそもあるのか、また適用されるかも条件が違います。
楽天カードの海外旅行保険の補償内容
楽天カード申込完了……って普通に申込したけど…海外保険ついてんのかな?←
— Mayu.🍇 (@GreenBin86) June 16, 2016
では楽天カードが海外旅行保険がどのようなことを補償してくれるのかというと「死亡後遺障害」「傷害治療費用」「疾病治療費用」「賠償責任」「携行品損害」「救援者費用」となっています。ただしゴールドカード、プレミアムカードの場合は保険の範囲が広がります。一般カードが年会費無料でこれだけ補償してもらえるのはお得です。

これから紹介する海外旅行保険の対象となるカードは「楽天カード」「楽天ANAマイレージクラブカード」「楽天PINKカード」「楽天カードアカデミー」「楽天ゴールドカード」「楽天銀行カード」の6種類です。ブラックカードとプレミアムカードについてはこれらのカードとは内容が異なります。では楽天カードで保険が有効となる条件を見てみましょう。
楽天カードは自動付帯ではなく利用付帯

楽天カードについて重要な特記事項は、楽天カードは他の海外旅行保険付きの多くのクレジットカードと違い、利用付帯だということです。利用付帯とは、クレジットカードを持っているだけでおのずと保険が適用されるのではなく、楽天カードを使って決済することで初めて保険が利用できるということです。それについて詳しく見ていきます。
楽天カードの海外旅行保険の付帯条件とは

楽天カードの海外旅行保険を適用させるには、まず一つには空港までの公共交通機関代金を楽天カードで支払う方法です。公共機関の交通費とは電車、タクシー、バス、国内線飛行機などで、自家用車やレンタカーは対象となりません。二つ目は海外旅行の航空券やツアーの旅行代金を楽天カードで支払う方法です。ただし出国前の決済が条件になります。

このどちらかの方法を取れば適用となります。後で困らないようできれば領収書や明細書をもらっておきましょう。支払については全額でなく一部でも決済を済ませていけば問題はありません。楽天プリペイドカードでの支払いの場合は利用状況によるとのことなので、出発前に楽天カードデスクまで問い合わせておくことをおすすめします。

そのほかにも注意点がいくつかあり、国内で海外出発前に宿泊したホテル代金を楽天カードで支払っても適用にはなりません。さらに注意すべきは宿泊先の海外のホテル代金も、楽天カードの保険適用外になります。また空港利用税を楽天カードで支払うのも対象外です。最も簡単なのはやはり空港までの交通機関を楽天カードで支払うことでしょう。
楽天カード海外旅行保険の適用期間は?

楽天カードの海外旅行保険の補償の期間は日本出国の前日の午前0時から日本入国の翌日の午後12時までの間となっています。ただし旅行が3ヶ月を超える場合は注意が必要です。出国から3ヶ月後の12時までの期間が適用対象範囲になるので、長期旅行に行く場合はほかの保険と組み合わせなければいけません。
楽天カード以外のクレジットカードと複数持っている場合

楽天カードとは別に海外旅行保険が付帯されたクレジットカードを複数持っている場合、死亡保険金については、それぞれのカードの死亡後遺障害保険金額を比較して最も保険金額が高いカードが適用になります。後遺障害保険金についてはそれぞれのカードが補償する金額を足した金額が上限額となり、障害の程度に応じて保険金が支払われます。
楽天カードは同伴者の海外旅行保険は適用される?

家族旅行で家族全員分の旅行代金や公共運賃を楽天カードで払った場合、本人以外の家族の補償については家族カードを持った同伴者のみが対象になります。つまり適用条件となる公共機関の支払いやツアー代金の支払いを家族全員分支払っていたとしても、楽天カードを持たない子供は補償されず、楽天カードを持った配偶者や子供のみ補償されます。
楽天カードの海外旅行保険は友人グループでも条件を満たせば適用

友人グループで海外旅行に行き、全員が楽天カードを持っていて一人のクレジットカードで支払う場合は、楽天カードを持った全員に海外旅行保険が適用されます。ただし家族のまとめ払いも友人どうしのまとめ払いも、カードの所持者の旅行代金や公共機関代金が楽天カードで支払われていない場合は適用条件を満たすことにはなりません。
楽天カードの海外旅行保険の概要

楽天カードの海外旅行保険で補償される費用について詳しく見ていきます。海外旅行中に最も多いのは疾病傷害費用や携行品費用です。適用されるのはどういった範囲なのか把握しておけば慌てることもありませんし、最大限に補償してもらうこともできます。しっかりチェックしておきましょう。
楽天カードの海外旅行保険の補償額

楽天カードの一般クレジットカードの補償金額についてまずは見ていきます。「傷害死亡・後遺障害」においては最高額が2000万円、「傷害治療費用」は一つの事故に対し200万円、「疾病治療費用」は1疾病200万円、「賠償責任」1事故2000万円、「救援者費用」年間200万円、「携行品損害」年間20万円の補償となっています。

楽天プレミアムカードの保持者なら、「傷害死亡・後遺障害」においては最高額が5000万円、「傷害治療費用」は一つの事故に対し300万円、「疾病治療費用」は1疾病300万円、「賠償責任」1事故3000万円、「救援者費用」年間200万円、「携行品損害」年間50万円の補償となっています。
海外旅行保険の「傷害死亡・後遺障害」とは?

傷害死亡は海外旅行中の事故による怪我が原因で180日以内に死亡した場合、後遺障害は180日以内に身体に後遺障害が残った場合に適用されます。保険金が適用にならない場合は、闘争や自殺・犯罪行為、妊娠・出産・早産・流産、無資格または酒気帯び運転、むちうち症や腰痛、カイロプラクティックなどによる治療です。
海外旅行保険の「疾病治療費用」とは?
私がフィリピンで赤痢になった時も楽天カードの海外保険にお世話になったけど、自分のカードに保険ついてるの知らない人割と多い気がする
— イツ (@itUDON) August 30, 2017
疾病治療費用とは海外旅行中や帰国した後48時間以内に発病し、その期間中に医師の治療を受けた場合に支払われる保険です。海外旅行保険の適用で最も多いのがこの費用で、けがや病気の際の補償になる大切な保険です。ただし妊娠・出産・早産・流産、歯科疾病、高山病、戦争、カイロプラクティックなどの治療は保険適応外になります。
病院なう。2回目のインフルエンザ検査。海外で発症したので、海外保険で保証される。実質無料。楽天カードやるなあ。それより、この咳止めてくれ。
— norik05 (@noriko0503) March 20, 2014
支払いの対象となるのは、医師の診察費や手術日費、薬剤費・医療器具使用料、義足などの修理費、X線検査費、看護婦費用、入院費、緊急移送費、通院のための交通費、治療に為に雇った通訳雇用費、入院に必要な携行品購入費、直接帰国する為の交通費や宿泊費が含まれます。
海外旅行保険の「賠償責任」とは?
楽天カードの海外保険がまあまあ有能だから、病気の保険なんか要らなくて、特殊な状況への補強だけでいいんだけどな。
— ひろし (@kashibashimin94) February 6, 2018
偶然の事故により他人に怪我をさせたり、他人のものを壊してしまったりした場合に適用されます。ホテルなどの客室に損傷を与えたり、現地のレンタル品に損傷を与えた場合にも適用されます。一方適用とならないのは親族に対する賠償責任、航空機・船舶・車両銃器の使用に起因する事故、職務遂行に直接起因する賠償責任などの場合です。
海外旅行保険の「携行品損害」とは?

海外旅行中にカメラや宝石類などの携行品が盗難の被害にあったり、偶然の事故によって壊れてしまった場合に補償されます。ただし対象物が現金、小切手、株式、免許証、小切手、クレジットカードなどの場合は保険の対象になりません。また携行品の置き忘れや紛失、自然の消耗、差し押さえ、戦争などが原因の場合も保険適用外になります。
海外旅行保険の「救援者費用」とは?
次の渡韓は保険していこ。怖い。てか 楽天カードに海外保険ついてたよね…調べよう。
— 取引用アカウント (@SH94ana) May 2, 2014
救援者費用は本人やその親族が救済支援を要請したために支払わないといけない金額を、保険会社が補償するものです。事故日から180日以内の病気による死亡、旅行中に発病して帰国後30日以内に死亡した場合、旅行中に自殺行為を行って180日以内に死亡した場合、7日以上入院した場合、航空機の遭難や会員の生死が確認できない場合も適用されます。
"楽天カードで航空券を購入した場合"のみ、"渡航から3ヶ月間"海外保険が適用される?うわわわわ。
— さっちょん(ぶいさくおじさん) (@alnicoVSAC) July 23, 2013
セントレアに行く間のバスなり電車なりをカードで支払いするだけでも問題ないらしいが。ややこしいな。
こういう見落とし怖い。
救援者支援を要請するとさまざまな方面でお金がかかってきます。救援者費用とは具体的に、捜索救援費用、現地までの航空運賃(救援者3名まで)、現地でのホテル代金(救援者3名までで1名につき14日まで)、現地からの移送費、現地での遺体処理費用、救援者の渡航手続き費、交通費、国際電話の通信費などの雑費を含むので手厚いです。
楽天カードの保険請求の流れ

万が一トラブルが起きて楽天カードに保険請求をかけることになった場合、スムーズにことが進むようきちんと流れを把握しておきましょう。まず海外で病気や怪我をした場合はひとまず自分で立て替えて病院で治療し、領収書や診断書を受け取っておきます。帰国後に楽天カード保険デスクに電話をし、保険金請求をします。

しかし自分一人では解決できないような、緊急医療の処置が必要な場合は、三井住友海上の「緊急医療アシスタントサービス」に連絡をします。医師の紹介や搬送、通訳の手配以外にも、アシスタントサービスを利用すれば保険の補償する金額の範囲内であれば自己負担する必要がなく、保険会社が支払う費用がそのまま保険金として当てることもできます。

救援者・賠償責任の場合は帰国後に請求するか、三井住友海上の緊急医療アシスタントサービスへ連絡して海外旅行保険として補償してもらいます。携行品損害の場合は、まずそのくにの警察へ連絡します。事故証明や必要書類の取り付けを行い、帰国後に保険金を請求する流れとなります。保険金請求は事故発生日から30日以内に行いましょう。
海外旅行保険金の請求に必要な書類

必要書類は保険金の種類によって異なります。現地の医療機関で受け取らなければいけない大事なものは医療費の領収書または明細書です。これが無ければ保険がおりません。また事故などが発生した場合はできるだけ書類を集め、不要だと思い受け取らずに帰るのはやめましょう。あとで役に立つものかもしれません。
海外旅行保険:死亡補償

死亡した場合の保険金請求資料は、保険請求書および事故状況報告書、日本出国日を示すパスポートのコピー、事故証明書、死亡診断書または死亡検案書、戸籍抄本または除籍抄本、他のクレジットカードに関する報告書、楽天カードの利用明細控などカード利用を証明する書類などです。
海外旅行保険:後遺障害

後遺障害の場合の保険金請求資料は、保険請求書および事故状況報告書、日本出国日を示すパスポートのコピー、事故証明書、医師の診断書、他のクレジットカードに関する報告書、楽天カードの利用明細控などカード利用を証明する書類などです。なお医師の診断書の代金は保険対象外で、保険金額が10万円以下なら原則として不要です。

治療費用の場合の保険金請求資料は、保険請求書および事故状況報告書、日本出国日を示すパスポートのコピー、事故証明書、医師による診断書、治療費明細書および領収書、楽天カードの利用明細控などカード利用を証明する書類などです。
海外旅行保険:疾病治療

疾病場合の保険金請求資料は、保険請求書および事故状況報告書、日本出国日を示すパスポートのコピー、事故証明書、医師の診断書、治療費用明細書および領収書、楽天カードの利用明細控などカード利用を証明する書類などです。
海外旅行保険:賠償責任

賠償責任の場合の保険金請求資料は、対人・対物共に、保険請求書および事故状況報告書、日本出国日を示すパスポートのコピー、事故証明書、示談書、第三者の損害を証明する書類、楽天カードの利用明細控などカード利用を証明する書類などです。対象が人ではなく物の場合はさらに損害物の修理見積もり書が必要になります。
海外旅行保険:携行品

携行品保険場合の保険金請求資料は、保険請求書および事故状況報告書、日本出国日を示すパスポートのコピー、事故証明書、損害物の見積もり書、損害証明書および写真、購入時の価格購入額を示す書類、楽天カードの利用明細控などカード利用を証明する書類です。
海外旅行保険:救援者支援

救援者保険の場合の保険金請求資料は、保険請求書および事故状況報告書、日本出国日を示すパスポートのコピー、事故証明書、救援者費用の明細書および領収書、遭難発生および捜索活動証明書類、海外旅行行程中の死亡証明書、7日以上の入院証明書、楽天カードの利用明細控などカード利用を証明する書類です。
楽天カード海外旅行保険ならキャッシュレスでOK
いやぁ、生まれて初めて入院した(笑)それも海外で!楽天カードの付帯海外保険のおかげで、キャッシュレスでいけた。その内容をブログ&動画が紹介します! pic.twitter.com/Ww16jiMPRa
— びーとないとー (@beat910) July 19, 2015
楽天カードでは「キャッシュレス診断」が可能です。キャッシュレス診断は保険会社にあらかじめ連絡をしておけば保険会社が病院に直接医療費を支払うので、自分で医療費を払って立て替える必要はありません。特に高額な医療費が必要になったときは立て替えるのにも一苦労ですが、この仕組みがあればかなり便利になります。
楽天カードのキャッシュレス診断を利用する

楽天カードのキャッシュレス診断を利用するには楽天カードのサポートデスクに電話します。まずは楽天カードの付帯保険の利用条件を満たしているかの確認が行われます。すぐに伝えられるように利用履歴や明細書などがあれば準備しておくことをおすすめします。またパスポート情報なども伝えられるよう準備しておきます。

電話でキャッシュレス診断に対応している近くの病院を紹介してもらえるのでそこへ向かいます。あとは保険会社側が病院へお金を支払ってくれるというシステムです。キャッシュレス診断はとても便利ですが、国や地方によっては対応していない病院もあるので、渡航先によっては注意が必要です。
現地からの国際電話はコレクトコールへ

コレクトコールとは電話を受けた側が通話料を負担するシステムのことです。利用方法は現地のホテルのフロントに頼んでコレクトコールでオペレーターを呼び出してもらうか、各国のオペレーター呼び出し番号をダイヤルして繋ぎます。コレクトコールが無料でもホテル側からサービス料を請求されることがあるので注意が必要です。

レンタルの携帯電話を利用している場合はコレクトコールでも通話料がかかります。コレクトコール以外の通常の電話へ電話しても電話代金は保険金の対象外になります。国際電話はどうしても料金がかさみますし、保険の手続きは長時間の電話が予想されます。年中無休24時間対応なので、まず一旦はコレクトコールへ電話してみることをおすすめします。
帰国後の荷物破損の手続きは?

疾病傷害治療補償の次に多いのが携行品破損です。現地で壊れたものの補償もちろんですが、帰国後に荷物を受け取ると破損していた、ということもあり得ます。その場合は航空会社のスタッフにその場でその旨を伝えると、保険会社の請求の際に必要な書類を記入してくれます。あるいは航空会社の補償できる範囲内の破損なら保険は不要です。

航空会社では一般的に、スーツケースの破損に関しては大きな亀裂や取手の破損、キャスターの破損など、スーツケースとして機能させるには難しい状態にある場合にのみ補償が効くので、小さなかすり傷やファスナーの一部の欠けなどは補償してくれません。その場合はカードの保険を適用させることになります。
楽天カードの海外旅行保険は充実している?

ここまで楽天カードの海外旅行保険の補償内容を見てきましたが、クレジットカードカード会社の利用付帯保険で、しかも楽天カードを交通費に充てるだけで利用できる実質無料の保険となると、かなり手厚いと言えます。携行品補償などに関しては楽天カードで十分補えると言えます。
楽天カードと他のクレジットカード会社の海外旅行保険の比較
楽天カードがいいのは分かったけど他社のクレジットカードと比較するとどうなのか?という疑問にもお答えします。相対的に見て、楽天カードは年会費無料で簡単な利用方法で充実した内容の海外旅行保険が適用されるので、他社と比較しても良いクレジットカードです。具体的に海外旅行保険で互角のカードをいくつか例を挙げてみます。
楽天カードとエポスカード
海外保険旅行を調べろという指令が飛んできたので調べてみた!ふむふむ、楽天カードとエポスカードで大丈夫じゃないかい??
— ゆい (@poyui724) December 21, 2012
エポスカードと比べてみると、疾病傷害治療は疾病で270万円、傷害で200万円と、疾病に関しては楽天カードの200万円より金額が大きいです。また年会費無料で自動補償なので、持っているだけで補償されます。しかし一方で死亡後遺障害に関しては楽天カード2000万に対しエポスカードは500万です。また家族カードの適用はありません。
楽天カードと三井住友VISAクラシック
海外保険がほしいためだけに楽天カード申し込む
— もとき (@stk_pmy) September 20, 2012
またクレジットカード会社の中でも利用者の多い三井住友VISAクラシックは年会費が1500円掛かりますが、自賠責保険は楽天カードが2000万に対し2500万円と高く設定されています。疾病治療補償額は100万円と楽天カードの200万円の半分になっています。死亡後遺障害は旅費にカードを使用して2000万、利用なしだと300万になります。
楽天カードとセゾンブルーアメリカンエキスプレス
いちおどっちとも年会費は考えなくておけ、海外旅行保険もついてる、サービスとブランド的にはセゾンブルーのほうがいいけどポイント還元率を考えればライフカー、っていう……
— ゆめ@5/26主催します (@black_dream55) July 20, 2017
セゾンブルーアメリカンエキスプレスカードは死亡後遺障害費用は3000万、疾病治療費用は300万、賠償責任は3000万、携行品補償は300万でこれらは全て楽天カードの補償額を上回っています。また手荷物無料宅配サービスを帰国時に受けることができます。ただし年会費が26歳以上で3000円かかります。初年度は無料です。
25歳以下ならセゾンブルーアメリカンエキスプレス
ちなみに私学カードと楽天カード (海外保険付帯) で後者が最近主になりつつある。
— まこ (@ma_ko) December 12, 2010
まとめると、楽天カードと比較して保険の内容に応じて補償額の大きいクレジットカード会社はいくつかありますが、大差はないと言えます。ただ25歳未満なら、セゾンブルーアメリカンエキスプレスカードは年会費が無料になって楽天カードよりも総合的に良い補償が備わっているので、こちらを持つのも良いでしょう。
楽天カードでは補えない?海外医療費の実態

普段国内では病院に行くと保険が適用されている上、大金とはいえど海外に比べるとそこまで大きな金額ではないのが日本の実態です。そういった感覚で「海外旅行保険に入ったから大丈夫」だと思っていると、保険適用金額の何倍もの法外な請求が来てしまうという落とし穴もあります。実質海外の医療費はどのくらいかかるのでしょうか。

傷害にあったとき、治療費のことばかりを考えがちですが、必要なのは治療費用だけではありません。まず怪我をして入院する場合、治療費用と入院日数に応じた入院費用と看護費用がかかります。もし手術が必要な必要な場合は手術費用、技術料がかかる場合もあります。日本へ搬送されたり家族が駆けつけた場合は移送費もかかります。

入院や手術が発生した場合は、入院日数にも寄りますが、アジア圏で300万円から500万円、ヨーロッパで400万円から600万円、オセアニアで400万円から600万円、アメリカで1000万円ほどと言われています。楽天カードの疾病傷害治療補償は200万円ですから、入院などしてしまえば一発で医療費が最大補償保険金額を上回ってしまいます。
楽天カードには海外旅行保険の落とし穴も

楽天カードには疾病で死亡した際の補償がありません。つまり海外旅行中に病気になって死亡した場合は保険金が一切降りないということです。この補償については国内で加入している生命保険会社で、海外についても補償される保険があればそちらで補うこともできます。
楽天カードを持たない子供の保険
また楽天カードの場合、楽天カードを保有していない子供の保険については補償ができません。家族旅行をするなら必ずどこかで保険が下りる状態で安心して出国すべきなので、子供の補償もしてくれるクレジットカードや新たな入会先の保険も探しておきましょう。

具体的にはクレジットカード会社なら、ゴールドカードが対象になります。セゾンゴールドアメリカンエキスプレス、三井住友VISAプライムゴールド、ミライノカードゴールド、セディナゴールドカード、JCBゴールドカードなどです。紹介したものは全て自動付帯ですが、年齢制限や年会費についてはバラバラになりますのでご注意ください。
楽天カードとクレジットカード会社を併用
先程もお伝えしたように海外旅行保険で最も多いのは疾病傷害治療です。病気や怪我は予測できるものではないからこそ補償金額の中で解決できるようにしておきたいものです。ではどうすればいいのか、ひとつには他の海外旅行保険と併用するのがおすすめです。

他のクレジットカード会社の保険を楽天カードの保険と併用して利用した場合、死亡・後遺障害補償に関してはクレジットカードの中で最大補償額が最も高いものが適用になりますが、それ以外の補償は全てのクレジットカードの最大補償額を足した額が適用されます。例えばdカードのゴールド会員なら、疾病障害治療は最大300万円まで補償されます。

楽天カードの疾病傷害治療補償費用は200万円が最大なので、合算すると500万円になりました。ただdカードの場合はゴールド会員限定の自動付帯補償なので一般のクレジットカードでは補償されないのが難点です。しかしエポスカードであれば一般クレジットカードでも疾病治療で270万、傷害治療で200万まで補償されているのでおすすめです。
楽天カードと保険会社の海外旅行保険を併用
今持っているカードに海外旅行保険の付帯がなく、海外旅行保険の為に新しくクレジットカードを作るのはちょっと…という方はインターネット上でも簡単に申し込めるクレジットカード以外の保険を利用するのも良いでしょう。手続きは10分もあれば簡単に加入することができます。具体的にどのくらいの保険料になるのでしょうか。

海外旅行保険の補償額により掛け金は大きく変わってきます。最低掛け金の目安であれば韓国なら5日間で2000円から4500円ほどになります。ヨーロッパやアメリカなどになるともう少し加算されます。また海外旅行保険の代表格であるAIUは疾病治療と救援費用が無制限になり最も手厚い保険が補償されています。ただし保険掛け金は高額です。

海外旅行保険で人気なのは、ジェイアイ損害火災保険、エイチエス損保保険、損保ジャパン日本興亜、三井住友海上、au損害保険などです。保険会社の保険はクレジットカードでは補償されない、航空会社の損害遅延などもオプションで補償してくれる所が魅力です。全てオンラインで申し込みが可能です。

具体的にどのくらいの保険料がかかるのでしょうか。例えば台湾に3日間一人で行く場合、保険料を安く抑えるとジェイアイ傷害火災保険なら990円から申し込みできます。しかしあまり金額ばかり重視しすぎて安いプランに入会すると、クレジットカード会社の設定額よりも低い額でしか補償されません。
楽天カードプレミアム会員なら安心

これまでお伝えしたのは楽天カード一般会員の話ですが、プレミアムカードならもっと充実した補償が付きます。まず利用付帯ではなく自動付帯になるので持っているだけで大丈夫です。また「プライオリティパス」という空港のラウンジへの入室が可能になるパスがあり、空港で快適に過ごすことができます。

補償金額は「死亡後遺障害」5000万、「傷害治療費用」200万円、「疾病治療費用」200万円、「賠償責任」2000万円、「携行品損害」100万円、「救援者費用」200万円まで補償が付き、一般会員よりもかなり手厚い補償となります。年会費は10800円です。また楽天ポイントが1パーセントから3パーセントになり還元率が上がります。

ただしプレミアムカード会員になっても楽天カードの場合は家族カードを持っている家族のみに適用され、カードを持たない子供には適用されません。またプライオリティパスは会員本人のみが受け取ることのできるパスなので、家族が空港ラウンジに一緒に入る場合には追加料金が必要です。この点では他社のゴールドカードの方が優れていると言えます。
楽天カードの付保証明書

楽天カードの海外旅行保険は付保証明書を発行することができます。付保証明書とは保険に加入していることを証明する書類で、留学やワーキングホリデーとして入国する際に必要になる場合があります。発行には2週間ほど時間がかかるので早めの手続きが必要ですが、楽天カードの海外旅行保険を利用するならぜひ活用したいサービスのうちのひとつです。

楽天カードデスクに電話する際に、楽天カードのカード番号、カード名義、渡航先、渡航期間、郵送先を伝える必要があるので準備しておきましょう。注意するのは、先ほどもお伝えしたように3ヶ月を超える期間の渡航は、楽天カードの海外旅行保険では補償外になるので、留学やワーキングホリデーのような長期滞在になる場合は気をつけましょう。
楽天カードの海外旅行保険を活用して安心して旅しよう

楽天カードの海外旅行保険はクレジットカード会社の中でも優れた補償内容なので、持つべきクレジットカードのうちの一つと言えます。楽天カード一枚では補いきれない部分は他のカードと併用することで補償額は格段に変わってきます。どんな時も国外へいくときは保険は必須なので、楽天カードをうまく活用して楽しい海外旅行を楽しんで下さい。