2019年05月03日更新
楽天カードの解約方法と注意点を調査!ポイントやEdyを使い切るには?
楽天カードの解約を考えているけど方法がわからない、ポイントやEdyが残っている状態で解約したらどうなるのか知りたいという方もいることでしょう。ここでは楽天カードの解約方法と注意点、残っているポイントやEdyを使い切る方法を紹介します。

目次
楽天カードの解約方法と手順
クレジットカードを整理したいので使用していない楽天カードを解約したい。楽天カードのデザインや機能を変えたいから一度解約したい。そんな時はどのような手順を踏めばよいのか、意外にわからないものです。そこで、楽天カードの解約方法とその手順、注意点を紹介していきます。
解約とは
楽天カードを解約するということは、クレジットカードとしての機能はもちろん、様々な特典も無くなるということです。クレジットカードの解約は簡単にできない、複雑な手順が必要だと考えている人も多いですが、実は非常に簡単な手順で解約できます。解約理由を聞かれることもありません。使わないカードは整理してしまったほうが良いです。
解約の流れ①電話をかける
楽天カードを解約する手順ですが、まずは楽天カードコンタクトセンターに電話をかけることです。9:30~17:30の時間で受付けています。確認などがありますので、必ず解約したいカードを手元に持って、契約者本人が連絡してください。注意点は持っているカードが楽天銀行カードの場合は楽天銀行カスタマーセンターに連絡しなければいけません。手順も異なりますので気をつけてください。
解約の流れ②アナウンスに従って手続きを進める
楽天カード解約の次の手順ですが、楽天カードコンタクトセンターに電話をするとアナウンスが流れます。そのアナウンスを一通り聞くと解約手続きの窓口のオペレータに繋がります。そこで解約したい旨を伝えると、カードの契約者本人であることを確認されます。確認が終われば解約できます。解約の手順はこれだけですので簡単です。
解約にかかる時間
楽天カードの解約にかかる時間ですが、コンタクトセンターに繋がれば確認だけなので5分もかかりません。ただし、楽天カードのコンタクトセンターは日や時間帯によって繋がりにくい時があります。特に支払日である27日前後は混雑します。朝早い時間と会社の昼休みにあたる12時からの1時間も混雑しますので避けるのが賢明です。
解約方法①ETCカード
楽天カードを申し込んだのと同時にETCカードも申し込んだ方も多いことでしょう。ETCカードの解約は楽天カードを解約すると自動的に解約になりますので、改めて手続きする必要はありません。逆にETCカードのみ解約したい場合はカードの解約と同様にコンタクトセンターに電話します。こちらは24時間年中無休で受け付けています。
解約方法②家族カード
楽天カードで家族カードを作っている場合もETCカードと同様、楽天カードを解約すると自動的に解約されます。家族カードのみを解約したい場合もETCカードと同じようにコンタクトセンターに電話をかければ大丈夫です。
解約方法③キャッシングを利用している場合
楽天カードでキャッシングを利用していて、まだ支払いが終わっていなくても解約はできます。ただし、楽天カード会員規約にも書かれていますが、キャッシング残高が一括返済になることがあります。解約したいけどキャッシングを利用しているという場合は一括返済の準備もしておくことです。
解約方法④リボ払いや延滞してる場合
楽天カードを利用していてリボ払いが残っていたり、返済を延滞している場合でも解約することはできます。ただしキャッシング同様、解約後に一括で返済を請求される場合があります。正しい手順としては解約する前にリボ払いや延滞は無くしておいたほうが良いと言えます。
解約証明書の発行方法
楽天カードを解約した際、解約証明書が必要になる時もあるでしょう。その時は解約の手順を終えた後、コンタクトセンターで解約証明書の発行をお願いすれば大丈夫です。解約証明書はハガキで約2週間後に郵便で届きます。ただし、利用残高がある場合は完済してからの発行になります。
解約時に違約金はかかるのか
楽天カードを解約し、カード会員から退会した時に心配になるのは違約金です。ですが、楽天カードは解約しても違約金は発生しません。これは発行後にすぐ解約しようが、キャッシングやリボ払いが残っていようが、支払いが延滞されていようが同じです。
解約後の再発行は可能?
楽天カードを解約した後、再発行することは可能です。再発行の手順も簡単でコンタクトセンターに電話で申し込めば大丈夫です。ただし、再発行時も新規発行時と同じように信用審査は行われます。再発行になると国際ブランドやデザインの変更はできません。注意点は暗証番号の変更もできないことです。また、解約した楽天カードにEdyの機能がついていなかった場合、再発行時にEdyをつけるこもできません。
変更方法①別の楽天カードに変更
古いタイプの楽天カードは楽天Edyが使用できません。現在所有している楽天カードが古いタイプなので新しくしたいという理由で解約を考えているのなら、解約する必要はありません。楽天Edy一体型のカードなどに変更したい場合でも解約ではなくカード切り替えで対応できます。この手続きはコンタクトセンターに電話しなくても楽天e-NAVIからでも可能です。
変更方法②デザインやブランドの変更
楽天カードにはいくつかのデザインがあります。最近TVCMでもよく見かける楽天パンダのカードに変更したい場合には一度解約して新規で発行する必要があります。また、海外で使用したいからブランドをVISAかMasterCardに変更したいという時にも解約後、新規発行が必要になります。注意点としてはカード番号が変更になりますので気をつけましょう。
楽天カード解約時の注意点
楽天カードを解約するということは楽天カード会員を退会するということです。会員を退会する時にはカード会員規約に掲載されている注意点がいくつかあります。確認しないで解約すると後々面倒なことになることもあります。そこで退会時の注意点を紹介します。
解約時に自動引き落とし設定を確認する
公共料金などを楽天カードを利用して自動引き落としにしている場合は忘れずに変更しておきましょう。変更を忘れていて料金が未払いや滞納になることはよくあります。携帯電話料金などは分割払いで機種代金が引き落とされていることが多く、この支払いが滞納すると信用情報に傷がつく場合もあります。
解約前に未払いの有無を確認する
楽天カードの規約ではカード会員が退会する場合「支払日にかかわらず支払債務全額を直ちに請求できるものとします」との記述があります。退会した後、未払い金の一括請求がくるということです。ですから解約前には必ず未払いの有無を確認して、支払いの準備をしておくのがよいです。
海外旅行障害保険の補償が無くなる
楽天カードを解約し楽天カード会員を退会した時点でカード会員の特典である海外旅行障害保険の補償もなくなります。旅行代金を楽天カードで決済した後、旅行前に楽天カードを解約してもこの保障は受けれません。補償期間は「カードの会員資格期間中に限る」と楽天カードのホームページにも記載がありますので気をつけてください。
ETCカードは同時解約になる
楽天カードを作成したさい、同時にETCカードも作った方も多いかもしれません。このETCカードは楽天カードに紐つけられていますので、楽天カードを解約しカード会員を退会すると同時に使用できなくなります。ETCカードにも個人情報が含まれていますので、楽天カードを解約したさいにはETCカードも忘れずにハサミで切るなどして慎重に破棄しておいたほうがよいです。
解約後に磁気テープを切る
楽天カードを解約しカード会員を退会した後は残ったカードは破棄することになります。この際に注意点があります。クレジットカードには磁気テープと呼ばれる部分があります。カード裏面の茶色の線ですが、ここに磁気データとしてクレジットカードの情報が入っています。廃棄する際には必ずこの磁気テープはハサミなどで切っておきましょう。二つに切るだけでは読み取られる可能性もありますので、細かく裁断するのがおすすめです。
解約後にICチップを切る
楽天カード解約後にカードを破棄するさいの注意点がもう1つあります。クレジットカードには金色の四角い部分があります。これはICチップとよばれており磁気テープと同じくカードの情報がつまっています。カードを廃棄するさいには、磁気テープと同様に必ずこのICチップをハサミなどで裁断しておいたほうが良いです。
楽天カードの解約後のポイントやEdyを使い切る方法
楽天カードを利用していた際に楽天スーパーポイントや楽天Edyを利用していたという人も多いことでしょう。楽天カードを解約しカード会員を退会したら、楽天カードに残されていたポイントやEdy残高はどうなるのか?それを紹介していきます。
解約後のポイントはどうなる?
楽天カードを解約しても楽天スーパーポイントは無くなりません。楽天スーパーポイントは楽天会員のアカウントについているからです。楽天カード会員を退会しても、楽天会員を退会したことにはなりません。ですから改めて楽天会員を退会しない限りポイントは残ります。楽天カードを解約しても楽天会員であればポイントは引き続き利用することができます。
ポイントカードの利用停止手続き
楽天ポイントカードの利用を停止したい場合はパソコンやスマホのアプリを使用すれば、24時間いつでもネット手続きで停止することができます。楽天ポイントカードのマイページからカードの利用停止を行えばできます。ただし、ネット上で手続きを行うためには楽天のサイトでカードの登録をしておかなくてはいけません。また、ネットでなくても電話でサポートセンターに連絡しても手続きは可能です。
解約後はEdyの残高は払い戻し不可
楽天カードを解約するさいの注意点の1つに楽天Edyの残高があります。楽天カードにチャージされた楽天Edyは払い戻すことができません。解約後に楽天カードを再発行したとしても楽天Edy残高は引き継がれません。ですから、楽天Edy残高が残っているのなら解約前に使い切ってしまいましょう。
Edyを使い切る方法
楽天カードを解約したさい、カードに残っている楽天Edyの残高は使い切っておいたほうがよいです。楽天Edyの残高はファミリーマートのFamiポートで確認することができます。このとき、オートチャージ機能がオンになっていた場合きちんとオフにしておきましょう。楽天Edyはコンビニで使えますので、ついでにファミリーマートで使いきってしまいましょう。
楽天カードの解約するタイミング
楽天カードもそうですが、クレジットカードを解約するのには良いタイミングと悪いタイミングがあります。特に楽天カードはポイントや楽天Edyなどカードに付属している特典も多いです。そこで、楽天カードの場合はどのタイミングで解約するのが良いのか注意点を合わせて説明します。
自動引き落とし設定をしている場合
楽天カードを利用して公共料金などの自動引き落としをしている場合、解約と同時にその設定は無くなってしまいます。ですから、先に自動引き落としの契約を別のクレジットカードや銀行口座に変更してから解約したほうがよいです。手続きを忘れて引き落としがされていない、なんてことにならないよう気をつけてください。
未払いがある場合
楽天カードを解約するときに未払いが残っている場合、解約と同時に一括請求されることがあります。ですから未払いが無い状態にしておくか、貯金が十分にあるときに解約するのが良いです。特にリボ払いが残っている場合は一括で返済しておいたほうが良いです。
カード発行から日数が立っていない場合
楽天カードを契約してからすぐに解約を行うと、クレジットカードの入会キャンペーン目当てでカードを作ったと思われてしまいます。そうなると次にカードを作るのが難しくなってしまうことがあります。楽天カードは年会費がありませんので、すぐにではなく日数が立ってから解約するようにしたほうがよいです。
楽天カードの解約・退会するメリット・デメリット
楽天カードを解約し、カード会員を退会することによってどのようなメリット・デメリットがあるのかを紹介します。解約する前にはきちんとメリット・デメリットを調べてから解約したほうが後になって後悔することが少ないです。
メリット①与信が通りやすい
別会社のクレジットカードをどうしても作りたい時、楽天カードを解約することで審査に通りやすくなります。どうして解約すると審査に通りやすくなるかと言うと、クレジットカードを複数所有しているとキャッシング枠が複数になるので「返済が難しくなる」と考えられるからです。どうしても所有しておきたいクレジットカードがあるのなら、楽天カードを解約するメリットはあります。
メリット②不正利用の可能性が減る
クレジットカードの情報を読み取られて不正に利用される事件は、なかなか無くなりません。複数のクレジットカードを所有しているということは、守らなければいけないカードが多いということです。また、クレジットカードは個人情報の固まりです。利用していないのであれば、カードを減らすことで不正利用される危険性が減らせます。
メリット③楽天カードマンの呪縛が無くなる
テレビCMでよく見る楽天カードマンですが「8人に1人が入会!」というのは実は正確な数字ではありません。これは、楽天カードの前のカード会社からの会員数も含めた数字だからです。「みんな持ってるなら自分も持っておかないと」という楽天カードマンの呪縛が無くなれば身も軽くなります。
デメリット①楽天をゴールド以上に上げれない
楽天会員にはランクがあり、ランクが上がるほどにポイント還元率や楽天市場でキャンペーンの優遇が受けられます。ただし、このランクアップには条件があります。ゴールド会員から上のプラチナ、ダイヤモンド会員になる為には楽天カードを所有していなければいけません。楽天市場等を良く利用されるのであれば、解約は考えなおしたほうがよいです。
デメリット②高還元率なポイント入手先が減る
楽天カードは利用すると楽天スーパーポイントが溜まります。このスーパーポイントは1ポイント1円で楽天市場や楽天トラベルなどで利用できます。楽天カードを解約してしまうとスーパーポイントは入らなくなります。楽天グループのサービスを利用することが多いのであれば、ポイントの入手先が減ってしまうことになります。
デメリット③楽天ポイントが貯まりにくい
楽天スーパーポイントは、楽天グループのサービスを利用したり楽天カードのクレジット決済を利用することで貯まるポイントです。最近では楽天Payでもポイントが利用でき、コンビニなどでの買い物にも利用できます。楽天カードを解約するとこのスーパーポイントは貯まりにくくなります。楽天グループのサービスを利用するのであれば、楽天カードの解約はデメリットだらけです。
楽天カードの解約方法と注意点まとめ
いかがでした?楽天カードを解約する手順はそう難しいものではありません。楽天カードは年会費も無料なので慌てて解約する必要もありません。だからといって使用しないカードを持っておく必要もありません。解約する時には注意点やメリット・デメリットをきちんと理解したうえで解約するようにしましょう。