2019年04月30日更新
クレジット機能無しのETCカードは作れる?作り方・発行方法を解説!
ETCカードは高速道路を利用する上で便利なカードです。基本的にクレジットカードとセットになっているETCカード利用者が多い中で、クレジット機能なしのETCカードもあります。クレジット機能なしのETCカードのメリットや発行方法についてご紹介していきます。

目次
クレジット機能なしのETCカードとは

クレジットカードとセットになっているETCカードをもっている人は沢山います。しかし、クレジットカードを作れないからとETCカードを持つのを諦めている人もいます。クレジット機能なしのETCカードの存在を知っている人は少ないです。それではクレジット機能なしのETCカードはどんなカードなのかご紹介していきます。
通常ETCカードとクレジットカードはセット

ETCカードを利用している人もいますが、ETCカードは単独で発行することはできず、必ずクレジットカードを発行する際に一緒に付けることになります。そのため、クレジットカードを持っていない人がETCカードを作る事はできないということです。
ETCパーソナルカード
クレジットカードがないとETCカードが作れないと言われても、どうしてもクレジットカードなしでETCカードを作りたいという人も少なくありません。クレジットカードなしでETCカードを入手したい場合には、「ETCパーソナルカード」というものがあります。クレジットカードを持つのが怖いという人も中にはいます。

そんな人のためにETCパーソナルカードは、クレジットカードなしでも発行できるETCカードです。しかし、クレジットカードなしで作れるETCパーソナルカードを発行する場合には、デポジットを預けなければいけません。クレジットカードの審査の条件には、「安定した収入」や「ブラックリストに登録されていないか」などで判断されます。
そのため、審査に通過できない人も少なくありません。しかし、ETCパーソナルカードの場合には、ブラックリストに登録されている人や自己破産しそうな人でも、デポジットを預ける事ができれば、クレジットカードなしのETCカードを作る事ができるというメリットがあります。
高速情報協同組合の法人ETCカード

クレジットカードなしで発行できるETCカードは高速情報協同組合のETCカードもあります。高速情報協同組合のETCカードは、法人向けのETCカードのため、一般の人ではなく有限会社や株式会社、個人の会社を立ち上げている人たちを助けるためのETCカードです。そのため、会社に勤めているからといって個人で作る事は出来ないので注意しましょう。
ETCコーポレートカードも法人用

普通のクレジットカードと一緒に申し込むETCカードの場合は審査があります。しかし、ETCコーポレートカードの場合には、クレジットカードなしで申し込むことができ、さらに審査なしで発行できるというメリットがあります。誰でも審査なしなのかという疑問がありますが、万が一個人信用情報にブラックリストとして載っていたとしても、審査を受ける必要はありません。
クレジット機能なしのETCカードの作り方と発行方法

クレジット機能なしのETCカードはクレジットカードとセットになっているものと違い、審査がないため個人信用情報にブラックリストとして載っていたとしても申し込むことが可能です。そのため、誰でも利用することのできるETCカードです。しかし、そこで気になるのがクレジット機能なしのETCカードの作り方と発行方法です。それでは、クレジット機能なしのETCカードはどのように申し込めば良いのかご紹介していきます。
個人で作れるETCパーソナルカード

基本的にETCカードはクレジットカードを持っていないと発行することができません。しかし、クレジットカードを持ちたくないけどETCカードは欲しいという人も少なくありません。そんな時は、個人で作れるETCパーソナルカードがおすすめです。クレジットカードと一緒に申し込むETCカードの場合には、年会費無料のETCカードもありますが、ETCパーソナルカードの場合には、年会費1,234円がかかるというデメリットがあります。
さらにデポジットを支払う事が条件となり、発行することができます。デポジットと年会費を支払っていれば、誰でも審査をせずにETCカードを手に入れる事が可能です。何か事情があってクレジットカードを作れないという人はクレジット機能なしで申し込めるETCパーソナルカードに申し込んでみるとよいでしょう。
作り方と発行方法①申込用紙を入手する

ETCパーソナルカードの作り方と発行方法はとても簡単です。ETCパーソナルカードの作り方はまず、申し込み用紙を入手しましょう。ETCパーソナルカードの申し込み用紙は誰でも手に入れる事が可能です。有料道路などのSAやインフォメーションセンター、その他にも直接ETCパーソナルカード事務居に電話してみるなどの方法で入手することが可能です。
申込用紙を入手した後の作り方は、必要事項を記載します。ETCパーソナルカードの申し込みには本人確認書類も必要となります。必要事項を記載した申込用紙と本人確認書類を一緒にして事務所まで郵送します。
作り方と発行方法②デポジットの振込み

ETCパーソナルカードの作り方と発行方法で、申込の郵送が終わったら次はデポジットの振込みを行わなくてはいけません。申込用紙を郵送したらETCパーソナルカード事務局で確認されます。記載事項に問題がなければ、デポジットの振込み用紙が届きます。デポジットの振込みは郵便局の他にコンビニでも支払う事ができます。
作り方と発行方法③ETCカードが到着

振込みが完了するとETCカードが届きます。振込みが確認されてから、ETCカードが自宅に郵送されるまでに2週間ほどはかかります。作り方と発行方法はこれで以上です。ETCカードが届けば、すぐに利用することができます。作り方と発行方法は特に難しい事はありませんが、ETCカードを利用するにはETCカードを取り付ける機械と設定を行わなければいけません。
クレジット機能なしのETCカードの審査

ETCカードは作りたいけどクレジットカードは持ちたくないし、ブラックリストに登録されているから作れないという人は少なくありません。そんな時に便利なのが、クレジット機能なしのETCカードです。クレジット機能なしのETCカードの事を知らない人も多いですが、ここではクレジット機能なしのETCカードの審査についてご紹介していきます。
審査は一切なし

クレジット機能なしのETCカードに申し込む際には、審査はありません。通常のクレジットカードと一緒に申し込むETCカードの場合は、審査があるため審査に落ちてしまう人も少なくありません。しかし、クレジット機能なしのETCカードに申し込む際には、審査は一切ありません。
審査の変わりにデポジットが必要

クレジット機能なしのETCカードに申し込む際には審査がない代わりにデポジットという保証金を支払う必要があります。クレジットカードと一緒に申し込むETCカードの場合には審査があります。しかし、クレジット機能なしのETCカードの場合には審査がないので、ブラックリストに載っている人や自己破産寸前の人でもデポジットを支払っていれば、誰でも申し込むことができます。
クレジット機能なしのETCカードのメリット

どんな時も気になるのはメリットがあるかです。メリットがなければ使いたいと思う人は少ないはずです。クレジット機能なしのETCカードは審査がないため、誰でも申し込むことができます。デポジットは支払わなければいけませんが、クレジットカードを持てない人には便利なカードです。クレジット機能なしのETCカードにはどのようなメリットがあるのかご紹介していきます。
メリット①ETC割引が対象

高速道路を利用する際に、現金では通常料金を払わなければいけません。クレジットカードと一緒のETCカードの場合にはETC割引を受ける事ができます。それは、クレジット機能なしのETCカードの場合も同じくETC割引を受ける事ができます。さらに、ETCカードには深夜割引や休日割引などのETC割引を受けれるといったメリットがあります。
メリット②クレジットカード不要

ETCパーソナルカードはクレジットカードがなくても申し込めるというのは、一番のメリットと言えます。そのため、様々な理由でクレジットカードが作れない人やクレジットカードを持ちたくないという人にはおすすめのETCカードです。
メリット③後払い

クレジット機能なしのETCカードのメリットとして後払いということがあげられます。後払いの場合いつ払えばいいのという疑問があります。月の終わりで締めて、次の月の20日頃に請求書が発行されて郵送されてきます。翌月に請求書が発行されるため、口座から引き落とされるのは翌々月となります。
クレジット機能なしのETCカードのデメリット
デメリット①発行まで時間と手間がかかる

クレジットカードに付いているETCカードを申込む際の発行方法とは違い、クレジット機能なしのETCカードは手間がかかります。書類は高速道路のSAなどに置いてありますが、高速道路を利用しなければ入手することができません。そのため、ETCパーソナルカード事務局に電話して申込書を取り寄せる人がほとんどです。申込書を取り寄せるのにも電話をしてから時間がかかります。
すぐに利用したいという人には発行に時間がかかってしまうのはデメリットとなってしまいます。申込書を入手することができれば、必要事項を記載し郵送します。申込書に問題がなければデポジットの振込み用紙が届きます。それからETCカードが届くため、かなり時間がかかってしまいます。作り方と発行方法はとても簡単ですが、手間がかかるということを覚えておきましょう。
デメリット②別途通行料の支払がある

クレジット機能なしのETCカードに申し込む際にはデポジットを支払わなければいけないというデメリットがあります。さらにデポジットとは別に通行料は支払わなければいけません。デポジットは、審査がない分保証金として支払わなければいけない料金です。勘違いしやすいですが、別途通行料を支払わなければいけないというデメリットがあるということを理解しておきましょう。
デメリット③年会費が必要

クレジット機能なしのETCカードに申し込む際には年会費がかかるというデメリットがあります。クレジットカード付帯のETCカードの場合には、年会費無料となることがほとんどです。しかし、クレジット機能なしのETCカードの場合には年会費がかかってしまいます。ETCパーソナルカードに申し込む際には、1,234円の年会費がかかるデメリットがあるということを覚えておきましょう。
デメリット④ポイント付与がない

クレジットカード付帯のETCカードの場合は、ETCカードを利用するたびに数%のポイントが付与されます。しかし、クレジット機能なしのETCカードの場合には、どれだけ利用したとしてもポイントが還元されないというデメリットがあります。クレジットカードと連動していればどんどんポイントが貯まり、貯まったポイントは商品券や商品などに交換ができます。ポイントが貯まらなければ特典を受ける事もできないといったデメリットがあります。
クレジット機能なしのETCカードの解約方法
ETCパーソナルカード事務局に電話する

クレジット機能なしのETCカードの作り方や発行方法はとても簡単ですが、解約方法もとても簡単です。まずはETCパーソナルカード事務局に電話をしましょう。ETCパーソナルカード事務局の電話番号は「044-870-7333」です。土日祝日は受け付けていません。
解約書類到着後に手続きする

電話をすれば解約書類を郵送してくれます。クレジットカードなどは返却する必要はありませんが、クレジット機能なしのETCカードの場合はETCカードも解約書類と一緒に郵送しなければいけません。
解約後にデポジットが返金される

クレジット機能なしのETCカードを発行する際には、デポジットを支払わなければいけないというデメリットがあります。しかし、解約をする際に、デポジットは返金されます。万が一デポジットが返金されない場合には、請求しなくてはいけませんが、解約申請してから5年間が経ってしまうとデポジットが返金されないので注意しましょう。
クレジット機能なしのETCカードは法人カードがお得?
法人ETCカードのメリット

法人ETCカードの場合も審査なしで取得することができます。法人ETCカードの場合にも、個人で作れるETCパーソナルカードと同じ様にデポジットがかかります。そのデポジットが個人で作れるETCパーソナルカードよりも安いといったメリットがあります。さらに、法人のETCカードを作る際のデポジットは固定されているため、増額分が発生することはありません。
カードごとに割引がある

クレジットカード付帯のETCカードや個人で作れるETCパーソナルカードと同じようにETC割引を受ける事ができるというメリットがあります。ETC割引は、休日や深夜などに30%offとなります。個人のETCカードとは違い、平日の朝と夕方には50%のETC割引が受けられる場合もあります。
マイレージが貯まるカードもある

法人のETCカードは基本的にマイレージを貯める事ができませんが、中には貯めれるカードもあります。個人で作れるETCパーソナルカードもマイレージを貯める事ができます。法人ETCカードでマイレージが貯めれるものは、手数料8%の法人ETCカードとなります。
クレジット機能なしのETCカードは利用停止になる?

クレジットカードとセットになっているETCカードも利用規約を破れば利用できなくなってしまいます。そこで気になるのが、クレジット機能なしのETCカードも利用停止になるのかです。審査もなく誰でも申し込むことができるETCカードですが、どのような時に利用停止になってしまうのかご紹介していきます。
利用金額とデポジットの金額に注意

クレジット機能なしのETCカードは審査がない変わりにデポジットを支払わなければいけません。デポジットはいくら払えば良いのかという疑問を持つ人もいます。ETCカードの平均利用額を5,000円とし、その4倍のデポジットは最低でも支払わなければいけません。そのため、クレジット機能なしのETCカードに申し込む際には最低でも2万円は支払わなければいけないということです。
発行方法や作り方は簡単でもデポジットを支払わなければいけないということを覚えておきましょう。もし、ETCカードを持つ事ができ、毎月5,000円分利用しなかったとしてもデポジットは最低でも2万円は必要です。2万円以下のデポジットはないので注意しましょう。
利用金額を遅れず支払う

ETCパーソナルカードを取得した場合には、毎月27日が支払日となります。口座引き落としとなるため、必ず引き落とし日前には入金しておくようにしましょう。何らかの理由で、引き落としができなかった場合には、自宅に払込書が郵送されてきます。しかし、口座振替ができなかった場合には延滞金が発生するので注意しましょう。
デポジットの増額依頼とは

デポジットは最低でも2万円を支払わなければいけません。これは、5,000円を基準として考えた金額です。万が一、5,000円をはるかに超えている場合には、事務局はデポジットの増額依頼をすることができます。1ヶ月だけ増えただけではデポジットはあがらず、何ヶ月も増えた月が続いた場合には増額される可能性があります。
強制解約はある?

クレジットカード付帯のETCカードの場合はクレジットカード会社の規定に違反すれば強制解約されてしまいます。同じようにクレジット機能なしのETCカードの場合には、ETCパーソナルカード事務局の規定に違反した場合には、強制解約されてしまうため、注意しなければいけません。審査がないため、誰でも申し込むことができるといっても規定に違反すれば強制解約されるので、しっかり規定を理解して申し込むようにしましょう。
クレジット機能なしとありのETCカードの違い

クレジット機能なしのETCカードは審査がなく誰でも申し込むことができるカードという事がわかりますが、クレジットカードとセットになっているETCカードとどのような部分で違いがあるのか気になります。それでは、クレジット機能なしのETCカードとクレジット機能ありのETCカードの違いについてご紹介していきます。
クレジット機能なしは発行に手間がかかる

クレジットカードとセットのETCカードもクレジット機能なしのETCカードも発行方法などは簡単で、誰でも申し込むことが可能です。しかし、クレジット機能なしのETCカードの方は申込書類を入手し、郵送、デポジットの振込みなどやることが沢山あるため、手間がかかってしまいます。そのため、手元にETCカードが届くまでに時間がかかります。
クレジットカードとセットの方がおすすめ

クレジット機能なしのETCカードの存在を知らない人は沢山います。クレジット機能なしのETCカードの発行方法はとても簡単で、審査がないため誰でも申し込むことができます。しかし、1つデメリットがあるとするならば、クレジット機能なしのETCカードの場合は最初にデポジットという保証金を支払わなければいけないということです。
審査がない分デポジットが必要ですが、そのデポジットが負担となっている人もいます。そのため、クレジットカードが作れないなどの理由がない限りは、クレジットカードとセットになったETCカードを作ることをおすすめします。
クレジット機能なしはデメリットが大きい

どちらのETCカードが良いのかは人それぞれです。クレジットカードはブラックリストに載っているから作れないという人は、クレジット機能なしのETCカード、クレジットカードを良く利用するという人は、セットになっているETCカードを作っている人がいます。クレジットカードとセットになっているETCカードの場合は審査はありますが、学生や主婦の人でも申し込めるクレジットカードも沢山あります。
さらに、クレジットカードによって年会費無料のものもあり、保証金は必要ありません。クレジット機能なしのETCカードは、審査がない分最初に最低でも20,000円のデポジットを支払わなければいけません。デポジット以外にも1,234円の年会費がかかります。クレジットカードとセットになっているETCカードとクレジット機能なしのETCカードを比較すると、クレジット機能なしのETCカードの方がデメリットが大きいように感じます。
クレジットカードもETCも年会費無料はある

クレジットカードもETCカードも年会費無料となるものは「エポスカード」というものがあります。クレジットカード自体も年会費無料で発行することができ、さらにETCカードも年会費無料で付ける事ができます。年会費無料なのに、様々な特典があります。発行方法も作り方も簡単なので、誰でも作る事ができます。
クレジット機能なしのETCカードの作り方まとめ

クレジット機能なしのETCカードは作れるのか発行方法についてご紹介してきました。ETCパーソナルカードといい、審査がない分誰でも申し込むことが可能です。しかし、審査がない分デポジットを払う必要があります。さらに、デポジットの他に年会費を支払わなければいけないことからデメリットが大きいと感じてしまう人もいるかもしれません。