「秀逸」の意味と読み方は?使い方を例文で解説!類義語と対義語も紹介!

小説やテレビなど、日常の中でも耳にする機会のある「秀逸」という言葉は、褒め言葉として使われます。なんとなく意味が分かるけれど、正確な意味を知らないという人も多いのではないでしょうか。「秀逸」の正しい意味や使い方、類義語や対義語も併せてご紹介します。

「秀逸」の意味と読み方は?使い方を例文で解説!類義語と対義語も紹介!のイメージ

目次

  1. 「秀逸」の意味と読み方
  2. 「秀逸」の使い方を例文で解説
  3. 「秀逸」の類義語
  4. 「秀逸」の対義語
  5. 「秀逸」で間違う点
  6. 「秀逸」に近い意味を持つ言葉
  7. 「秀逸」の意味と読み方・使い方まとめ

「秀逸」の意味と読み方

「秀逸」という言葉は、テレビや新聞などのメディアに加え、時には日常会話の中でも耳にすることのある言葉ではないでしょうか。「この映画は秀逸だ」というように、対象となるものを称賛する言葉として使われる言葉です。「秀逸」のそれぞれの漢字の意味も含めて、正しい意味や読み方をご紹介します。

「秀逸」とは?

「秀逸」の読み方は「しゅういつ」と読みます。あまり難しい読み方はしない、素直な読み方です。この言葉は「他のものよりぬきんでて優れていること。また、そのさま。」を意味しています。映画や絵画、小説などの作品や、アイデアなどに対して他の物と比べての褒め言葉として使われることが多い言葉です。「秀逸」の言葉の意味を考える際には、「秀」と「逸」のそれぞれの漢字の持つ意味を理解すると、より意味が分かりやすくなります。

「秀」の意味

日常的に使われることの多い「優秀」や「秀才」のように、特に優れていることを示す言葉によく使われている「秀」という漢字は、「優れている、他より抜きんでている」という意味を持っています。訓読みであれば「ひいでる」と読み、他より優れていることを示します。日常的な場面でいえば、成績などでも最上級に優れていることを意味する言葉として使われています。また、「優れた歌や句」という意味も持っている言葉です。

「逸」の意味

「逸」という漢字は「逸脱」という言葉にも使われていますが、「逃げ走る、世間から隠れる」という意味です。「逸」は訓読みだと「それる・はやる」と読みます。「逸」という言葉自体では、本来は肯定的な意味を示すことはありません。しかし、これらの意味から転じて、「枠を抜け出て優れている」という意味を示す言葉となっています。この意味で使われている単語に、「逸品」という言葉があります。

「秀逸」の由来

「秀」という言葉の本来の意味では「穀物の穂が伸び花開くさま」や「草木が実を結ぶさま」を表す言葉です。この最も優れた状態を示すことから、転じて「ぬきんでて優れているさま」という意味で用いられるようになりました。「逸」は、本来「兎が手からすり抜けて逃げるさま」を表します。このことから「本筋からそれること」という意味を持ち、加えて、「枠の外に出るほど優れているさま」という意味でも用いられるようになりました。

この2つの漢字は共に、他よりも優れていること示しています。この2つの漢字の意味を合わせることで、「秀逸」は「他より抜きんでて優れていること」という意味を持つ言葉になっているのです。さらに、「秀逸」には優れた歌や詩句を示す意味も持っていると先にご紹介した通り、芸術作品など、特に芸術的な観点での素晴らしさや優れていることを示す意味で用いられることが多い表現です。

「秀逸」の英語表記

「秀逸」は英語だと「excellent」と「superb」と表記されます。「excellent」は日常の中でも時々使われる英単語ですあり、直訳で「素晴らしい」という意味です。日常の会話の中でも「excellent」といえば「秀逸」という言葉よりは「素晴らしい」という言葉の方が結びつきやすく、「秀逸」と直結している言葉というよりは、似たような意味を持つ、という印象です。

「superb」はあまり馴染みのない方もいるのではないでしょうか。「見事である、素晴らしい」という意味の英単語です。意味は「excellent」とあまり変わりませんが他を圧倒するほどに素晴らしい、と表現したい時に使われることの多い言葉です。基本的には同じ意味として使われることが多い英単語です。しかし、日常的に使用される「excellent」よりは「superb」の方がより「秀逸」という、特別なものであることを強調して表現できます。

「秀逸」の使い方を例文で解説

ここまで、「秀逸」の意味や由来などをご紹介しました。「秀逸」はその対象となるものが他のものと比べてとびぬけて優れていることを示す称賛の言葉として使用できる言葉です。それでは、実際にどのような場面で使うことができるのか、「秀逸な」「秀逸と」「秀逸だ」「秀逸である」という4つの使い方について、例文も交えてご紹介します。

「秀逸」はどういう時に使う?

「秀逸」は主に、映画や小説などの創作物や、対象となる人の能力などに対して称賛する際に使用するのが一般的な言葉です。また、単純に対象となる事柄そのものを称賛するというよりは、対象となるものが「他のものと比較して素晴らしい」という比較した結果を表現する時に「秀逸」を使うことができます。「秀逸」を実際に使う際には対象に比較する対象があるものに使用することになります。

「秀逸な」の例文

「秀逸な○○」という使い方をする時には、何かしらのアイデアや芸術作品などが「○○」の部分に入ります。他と比べて抜きん出ていることを表現するので、ジャンルなどを明確にすることで、比較対象を限定し、その中で特に優れているということを強調出来ます。「あの監督の映画の中でも秀逸な作品だ」という例文のような使い方をします。「秀逸」を使用して比べる際には他のジャンルと比べることはできないので注意しましょう。

「秀逸と」の例文

「秀逸と」というような使い方をする時には、「秀逸と評価されている」や「秀逸と言われている」のように、対象となることを受動的な言葉と組み合わせることになります。こうした表現の場合は、自分の思っている主観的な意見ではなく、一般的に優れていると認識されている、という客観的な表現になります。「あの文学作品は秀逸と評価されている」という例文のような使い方をします。

「秀逸だ」の例文

文末に「秀逸」を置く場合は、「秀逸だ」という表現になります。この表現だと断定する言い切りの表現になるため、文の途中に配置するよりも、「秀逸」の持つ、他よりも優れている、という印象を与えることができます。「あのデザイナーのデザインは誰もが認めるほど秀逸だ」というような例文のような使い方ができます。

「秀逸である」の例文

「秀逸である」という表現も「秀逸だ」と同じように言い切りの表現になります。「彼のアイデアは誰も思い浮かばないほど秀逸である」というような使い方になります。さらに文中に配置するのであれば、「この絵画は秀逸であると評価されている」という例文のような表現も可能です。

「秀逸」の類義語

ここまで、秀逸の意味や例文を交えて実際の使用例をご紹介しました。「秀逸」には同じように使用できる、とびぬけて優れている、という意味と似ている類義語が多くあります。「秀逸」の類義語の中から、特に意味の近い類義語を3つご紹介します。「秀逸」の類義語とあわせることで、よりそれぞれの言葉の意味や違いへの理解を深めましょう。

類義語①「傑出」とは?

「傑出」とは「他から飛びぬけて優れていること」を意味している言葉です。読み方は「けっしゅつ」と読みます。「傑」には「優れている」「一際優れた人」という意味があります。優れた作品を「傑作」、武勇に優れた人を「豪傑」と表現するように、どれも他より優れていることを示す単語に使われる言葉です。

このことから、「傑出」は他よりもとびぬけている、一際優れている、という意味になります。例えば「この学問の中でも傑出した著書である」というような使い方がされます。「秀逸」と違う点は、人に対しても直接的に使える点です。「秀逸」と意味はほぼ同じで使う際には「秀逸」とほとんど同じように使われるため、文章にあわせて使い分けができます。

類義語②「非凡」とは?

「非凡」とは「平凡ではないこと」、「一般の人よりずっと優れていること」を意味している言葉です。読み方は「ひぼん」と読みます。「非凡」という言葉は「彼は非凡な才能を持っている」という例文のように、「能力」を対象に使用されることの多い言葉です。創作物などを対象とする「秀逸」とは使い方が若干異なるので、全く同じ使い方ができないことに注意しましょう。

類義語③「抜群」とは?

「抜群」とは「多くのものの中でずば抜けて優れていること」を意味している言葉です。「抜群」は「非常に」という意味も含まれていますが、肯定的な意味合いで使われるので注意しましょう。「秀逸」よりも耳にする機会や実際に使用することが多い言葉ではないでしょうか。「抜群」は口語表現ですので、日常会話で使う際には「秀逸」よりも「抜群」の方が堅すぎずふさわしい表現でしょう。

「秀逸」の対義語

「秀逸」の類義語として、他よりも優れていることを比較している語をご紹介しました。続いて、対義語をご紹介します。「秀逸」の対義語は「他よりも劣っている」という意味を持つ言葉になります。対義語もあわせて覚えることで、より「秀逸」の意味の理解や、逆の表現を適切に表現できるようになります。どんな言葉が「秀逸」の対義語なのか、代表的な言葉から3つを具体的にご説明します。

対義語①「劣悪」とは?

「劣悪」とは「質や仕事環境などが劣っていて悪いこと」という意味を持っている言葉です。読み方は「れつあく」です。「劣」は「おとる」、「悪」は「わるい」というどちらも否定的な意味を持つ言葉です。この2つの言葉を合わせた「劣悪」は「他よりも劣っている様子」をより印象づける表現になります。仕事環境などに重大な問題がある場合に「劣悪な環境」とよく表現されますが、これは質の悪い環境であることを示しています。

対義語②「劣等」とは?

「劣等」とは「普通の水準よりもずっと劣った程度・等級であること」という意味を持っている言葉です。先にご説明した通り、「劣」という言葉に「おとる」という否定的な意味があります。「劣等感を抱く」という表現では「自分が他の人よりも劣っていると感じる」という意味になり、「秀逸」と同じく、他の対象と比べた表現で使われる言葉です。対義語の中では「秀逸」の意味をそのまま反転させた言葉として使用できます。

対義語③「平凡」とは?

「平凡」とは「ここという優れた点もなく、並みなこと」という意味を持っています。「秀逸」の類義語としてご紹介した「非凡」の対義語であるこの言葉は、先にご紹介した「劣悪」や「劣等」のように、「おとっている」という意味はなく、「劣っているわけでも、優れているわけでもない」ことを示す言葉です。「秀逸」が特別に優れていることを示すのに対して、「平凡」は可もなく不可もなく、普通であることを印象付ける表現になります。

「秀逸」で間違う点

他よりもとびぬけて優れていることを示す言葉である「秀逸」は、実際に使用するときには比較する対象が限られるため、使い方に注意しなければなりません。「秀逸」を使う際に間違えやすい点や、使用する際の注意点を例文も交えてご紹介します。正しい使い方や注意点を理解し、より「秀逸」の持つ意味を覚えてボキャブラリーを増やしましょう。

人物に対して使う言葉ではない

「秀逸」は、主に映画や絵画など、創作物を含めた「作品」や人のアイデアや才能などの「能力」が対象となる言葉です。そのため、「あの人は秀逸な人だ」というように直接的に人を対象にすることはできません。「秀逸」を使って人を褒めるならば、「あの人は秀逸なアイデアが浮かぶ人だ」という例文のように、対象となる人のどんな要素が「秀逸」なのかを示すように言い換えが必要です。

他ジャンルと比較できない

「秀逸」は同じジャンルの中で比較して優れている、という意味を持つ言葉なので、他のジャンルと比較することはできません。「あの監督は、映画より絵画の方が秀逸である。」というように、他の物を比較して「秀逸」と表現することはできません。この例文の場合は、「あの監督の映画は、他の監督の映画よりも秀逸だ」という表現となり、ジャンルが同じものと比較する表現に「秀逸」が使うことができます。

「秀逸」に近い意味を持つ言葉

「秀逸」という言葉について意味や類義語などをご紹介しましたが、それでは、より「秀逸」に近い意味を持つ言葉をご紹介します。「秀逸」の類義語とも近い意味の言葉をあわせて覚えることで、それぞれの本来の意味や意味の違いについて、理解を深めましょう。

珠玉

「珠玉」とは、「真珠や宝石」を示す言葉であり、そこから比喩的に「尊いもの、美しいもの、賞すべきもの」という意味を持つ言葉です。読み方は「しゅぎょく」です。「珠玉の作品」というような表現で特にテレビなどでも日常的に触れることがある言葉ではないでしょうか。この言葉は特に詩や文章に対しての称賛の言葉として使用されます。

随一

「随一」とは、「その範囲で最も際立っていること」を意味する言葉です。この言葉もテレビや日常会話の中でも使用されることの多い言葉です。読み方は「ずいいち」です。意味の中に「その範囲で」という表現があるように、「随一」は範囲を限定して使用されます。「当代随一の画家」という例文であれば、「この時代で一番の画家」であることを意味する文となります。

不世出

「不世出」とは「滅多に世にあらわれないほど優れていること」を意味する言葉です。読み方は「ふせいしゅつ」と読みます。「不世出の天才」という表現をもとにご説明します。「天才」が「生まれ持って優れた才能を持っている人」ということを示します。「不世出」とあわせることによって、「滅多にあらわれることのない、大変優れた才能を持つ人」ということを示す表現になります。

屈指

「屈指」とは「数多くの中から特に指を折って数えられるほど優れていること」を意味する言葉です。読み方は「くっし」と読みます。「指」を「屈」める(かがめる)から「指を折って数えることができるほど数が少ない」という意味を示す言葉となっています。この言葉は優れたものに対して使う言葉であり、悪いものや劣るものに対しては使用されることはありません。「秀逸」と意味は近いですが全く同じではないので、注意が必要です。

「秀逸」の意味と読み方・使い方まとめ

今回は「秀逸」の意味や読み方、使い方、類義語・対義語などを例文も交えてご紹介しました。「秀逸」は褒め言葉として使うことのできる言葉です。対象となる事柄が限定されるなど、使い方に注意すべき点はありますが、使えると便利な言葉です。「秀逸」はどちらかといえば堅い表現ですので、特にビジネスシーンなどでも使用することができます。類義語や対義語も含めて自身のボキャブラリーを増やし、日常的に活用してみましょう。

関連するまとめ

関連するキーワード

新着一覧

最近公開されたまとめ