「貢献する」の意味や類語は?「寄与する」「資する」との使い分けも解説!

就職面接で「会社に貢献したい」という言葉を耳にしますが、「貢献する」の正しい意味を知っていますか。貢献するには多くの類語があり、シーンによって使い分けが必要な言葉です。そんな知っているようで知らない「貢献する」の意味や使い方そして、類語について紹介します。

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目次

  1. 「貢献する」の意味・使い方
  2. 「貢献する」の類語
  3. 「貢献する」の類語「寄与する」との違い
  4. 「貢献する」の類語「資する」との違い
  5. 「貢献する」と英語表記にすると?
  6. 貢献する」の意味や類語のまとめ

「貢献する」の意味・使い方

就職活動の面接などで、「あなたは会社にどのように貢献できますか?」や「私にはこういった強みがあるので貴社のこの分野において貢献できると考えています。」といったように「貢献できる」という言葉をよく耳にします。この言葉はおおよその意味はわかるが、具体的に説明することが難しい言葉です。特にビジネスシーンにおいて、この言葉は類語が非常に多く、同じような意味の言葉をTPOに合わせ、使い分ける必要があります。

「貢献する」の意味

そんな「貢献する」という言葉には「ある物事や社会のために役立つように尽力する」という意味があります。おおよそ想像していたとおりの意味ですが、この意味を紐解くと「自分以外の誰かの目的達成のために行動すること」を指します。例えば、会社の利益のためであったり、社会全体の幸福であったりと誰かにとって必要とされる行動が「貢献する」ことを意味します。

「貢献する」の使い方・例文

「貢献」の漢字を見ると、「貢」は貢ぐや奉るなどの意味があり、「献」は上の立場の者に利益になるものを差し出すという意味があります。そのため、相手の利益のために自分が役立つよう行動するようなニュアンスがあります。そのことから、「貢献」はその行動の過程や結果を指す際に用いる言葉です。下の立場の者がどのような過程で行動するか上の立場の者へ示すために用いたり、上の立場の者が結果を示すために用います。

貢献するを使った例文をあげると、「私はこの事業を成功させ、会社に貢献したい。」、「彼の奇抜なアイディアが事業の進展に大きく貢献した。」というように、同じ言葉でも過程を意味したり、結果を意味したりとニュアンスの違いがあります。

「学生時代の恩師の言葉が今の自分に大きく貢献している。」という例文は誤りです。貢献するは下の者が上の者へ尽力する際に用いる言葉であるため、上の者が下の者へ尽力した際には類語である「寄与する」が正しい言葉です。貢献するという言葉を用いる際は、自分の立場を確認することでで誤った使い方を防ぐことができます。

「貢献する」の類語

出典: https://blogs.yahoo.co.jp

さて、貢献するには「寄与する」以外にも様々な類語が存在します。例えば、ある物事に対しわが身を犠牲にして尽くす意味を持つ「献身する」や力を尽くして全力で取り組む「尽力する」などがあります。この2つは貢献するに近いニュアンスを持つ言葉です貢献するの類語になりますので、「献身する」「尽力する」の意味や使い方を例文を使いながらご紹介します。

「献身する」の意味・使い方

献身するは「私の会社は彼の献身的なサポートによって支えられている」、「私は近い将来、難病治療の活動に献身したいと考えている」のように使われ、自分を犠牲にして相手に尽くす意味があります。漢字を紐解きますと、献には「捧げる」という意味があり、語源は神に生贄を捧げることにあります。その献に身をくっつけた献身という言葉はわが身を神もしくは相手に捧げるという強い意味を持つ言葉であることがわかります。

貢献するよりも強い覚悟があり、相手に尽くす意味があります。貢献するはあくまで自分の出来る範囲で精いっぱい尽くすというニュアンスがありますが、献身するはわが身を犠牲にしてでも相手に全力で尽くすというニュアンスの違いがあります。どちらも相手に対して全力で尽くす意味がありますが、ビジネスシーンで献身しますと使うとそこまでしなくてもと相手の負担になることも予想されるので、使い方には注意しましょう。

「尽力する」の意味・使い方

尽力するは力を尽くす、全力で取り組むという意味があります。漢字を見ても、力を尽くすと書いて尽力であるため、「一生懸命頑張ります」という気持ちをまっすぐ伝えることができます。そのため、ビジネスシーンでは、就任最初の決意表明や新入社員のあいさつなどでよく使われる言葉です。尽力するは貢献すると違い、相手の利益のためなどの目的の指定はなく、自分の目標に向かって全力で頑張るというニュアンスが強いです。

尽力するの類語として「精進する」という言葉がありますが、どちらも意味はある物事に対し全力で取り組む意味があります。精進するは本来の意味である「雑念を捨て仏道修行に専念すること」から一つの物事に対して尽力するよりもまっすぐに尽くすニュアンスを持っています。そのため、ビジネスシーンでは尽力するよりも精進するの言葉をメールや手紙ではよく見かけることが多いです。

「貢献する」の類語「寄与する」との違い

「寄与する」の意味

貢献するを使った例文を紹介した際に併せて紹介した貢献するの類語である「寄与する」という言葉は、「力を尽くして社会や人のために役立つ」という意味があり、貢献すると同じ意味の言葉ですが、言葉の成り立ちを考えると貢献するは下の立場から上の立場へ、寄与するは反対に上の立場から下の立場への行動を指すため、言葉のニュアンスが微妙に異なります。

「寄与する」の使い方

出典: https://www.fc-hikaku.net

例文をあげると「彼の仕事が評価され、会社の発展に寄与したとして表彰された」、「ボランティア活動は被災地の復興に大いに寄与した」などの使い方がある寄与するという言葉ですが、貢献すると比べて、ある物事に対いて全力を尽くしもたらした結果が相手や社会の役に立つというニュアンスがあります。そのため、公益団体や地方自治体などでよく使われる言葉です。

「貢献する」の類語「資する」との違い

「資する」の意味

寄与するという言葉はなにか物を与えるというイメージを持っている言葉ですが、物を与え力を尽くす意味を持つ言葉は「資する」です。資するはある物事に対し材料を与え援助するという意味を持つ言葉です。相手の利益になる金品や情報を与え、相手の役に立つというニュアンスがあります。漢字を見ても「資」は金品や財産を指す言葉であるため、比較的意味をイメージしやすい言葉になります。

「資する」の使い方・例文

出典: http://www.twelve.co.jp

例文をあげると「貴社との取引を継続させることはわが社の発展に資する」、「学生時代から続けているボランティア活動は社会の利益に資する行為だと自負している」などの使い方がある資するという言葉は、相手を援助するニュアンスが強く、上の立場からもしくは同等の立場の者と使う言葉です。資するが貢献すると大きく違う点はこの言葉を誰に対して使うのかであり、その言葉を使う者の立場が上の者である点です。

「貢献する」と英語表記にすると?

contribute

貢献を意味する英語として「contribution」という名詞があります。「make a contribution to~」の熟語にすることで、「~に貢献(寄与)する」という意味を持ちます。例文をあげると、「His effort contributed to my company's growth.(彼の努力は会社の成長に大きく貢献した)」というような使い方をします。

contribution

出典: http://www.exeo-specialparty.com

日本語では様々な類語がある貢献するという言葉ですが、英語ではcontribution以外の英語表記があります。それが貢献を意味する英語に「contribution」があり、一言で言い表すことができるのです。

貢献する」の意味や類語のまとめ

いかがでしたか?よく目にする「貢献する」という言葉をいろいろな方向から紐解くと意外な使い方や様々な類語がありました。そして、いままでなんとなくのニュアンスで使っていた貢献するという言葉の正しい意味を紹介しました。日常生活の中、特にビジネスシーンにおいては類語を使い分けて「相手ために尽くす」という意味の言葉を使っていきましょう。

「相手の利益のために全力を尽くす」という意味である貢献するという言葉は、なんのために、どんな方法で、どれくらい相手に尽くすのか、それによって類語を使い分けることができます。意味を理解し、正しい使い方で「相手のために尽くす」という気持ちを伝えましょう。

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