2019年04月19日更新
マイニングに適したGPUとは?電気代から収益結果まで解説!
マイニングに適したGPUについて各GPUを比較しながら詳しく説明していきます。マイニングで大切な電気代や収益予測についても説明します。ぜひこの記事を参考にして、適切なGPUでマイニングし、しっかりと収益を出してください。

目次
マイニングに適したGPUとは?

今回は、マイニングをする際に適したGPUとは何かについて説明していきます。マイニングに最適なGPUの特徴やGPUを生産している大手2社について比較しながら説明していきます。
マイニングに最適なGPUの特徴

では早速マイニングに最適なGPUの特徴についてみていきます。GPUとは単純の計算を得意とするものです。マイニングする際には、膨大な数の計算を行なっています。また、この単純な計算作業をGPUは同時に処理することが可能なので、GPUはマイニングに適していると言えます。なので、マイニングに適したGPUとは、単純な計算処理が早く、同時に多くの処理をこなせるものとなります。
GPU業界の大手2社とは?

仮想通貨のマイニングに使用するGPUは、大きく2つあります。一つは、NVIDIA社によって開発されているGeForce系のGPUがあります。2つ目は、AMD社が開発を行なっているRADEON系のGPUがあります。各GPUの特徴については次で説明します。
GeForce系GPUの特徴
ではGeForce系のGPUとは何かと特徴について説明します。GeForce系のGPUとはゲームユーザーに人気が高く、需要が高いGPUとなっています。GeForce系のGPUとは、ビットコインだけでなく、モナコイン等のアルトコインでもマイニングが可能です。複数種類マイニングする予定の方は、GeForce系のGPUの使用がおすすめです。
RADEON系GPUの特徴
次はRADEON系のGPUとは何かと特徴について説明します。RADEON系のGPUは、イーサリアム系統の仮想通貨のマイニングを得意としています。また、RADEON系のGPUは消費電力が低いことも特徴です。マイニングによる毎月の電気代を抑えたい場合はRADEON系のGPUがおすすめです。
マイニングでかかる電気代は?

ではマイニングにかかる電気代についてみていきます。マイニングにかかる電気代はなんとなく高いのではないかと思っている人も多いでしょう。マイニングでの電気代について詳しくみていき、電気代を節約する方法も紹介します。
GPUでのマイニングは電気代を考える

GPUでのマイニングをする際は電気代を考えてマイニングをすることが大切です。マイニングを行う際にかかるコストは初期投資コストとランニングコストです。初期投資コストは、マイニングをするためのPCやGPUの購入費用です。また、ランニングコストとしては電気代です。
基本的にマイニングは24時間365日行うので、電気代は正直かなりかかります。GPUとはかなり電力を消費するものなので、毎月かかってくる電気代をしっかりと考えてマイニングをすることがおすすめです。
電気代を意識してマイニングする

先程もお伝えしましたが、電気代を意識してマイニングを行うことが大切です。これはマニングによる収益をしっかり捉えるために必要です。闇雲にマイニングをして結果電気代がマイニングで獲得した利益よりも多くなり、マイニングをすればするほど赤字になることを防げます。マイニングを行う際は、しっかりと電気代を意識しながらマイニングを行うことをおすすめします。
GPUを6枚使う場合の電気代

では、GPUを6枚使用した場合の消費電力をみていきましょう。GPUの種類によって消費電力は変わってきます。ここでは例としてNvidia GTX 1080 Tiの消費電力でみていきます。Nvidia GTX 1080 Tiの1枚での消費電力は250wなので、6枚で1500wとなります。
1日1500wを使用した場合の電気料を1kwh単価=25円で計算すると約900円となります。30日稼働すると27,000円が毎月かかってくる計算になります。GPUとは本当にたくさんの電力を消費することを理解いただけたでしょう。
電気代を安くする方法

マイニングのランニングコストである電気代を安くする方法はないのでしょうか。方法としては、2つあります。1つ目は、電力会社の乗り換えやプランの見直しです。今まで契約していたプランは日常生活において一番安い契約をしている方が多いかもしれません。しかし、マイニングを行うと24時間電力を消費し続けます。
そういったことも考慮し、電力会社の乗り換えやプランの見直しを比較を行いながら検討することがおすすめです。2つ目は、電力の安い地域でマイニングを行うことです。日本国内でも電気代には格差があります。また、日本を飛び出し、海外でマイニングを行うとより安い電力を得ることが可能です。引っ越しが可能な人は、違う地域でマイニングを行うことをおすすめします。
マイニングの収益結果シュミレーション

では、GPUを使いマイニングを行った場合の収益結果シュミレーションをみていきます。マイニングでの収益をシュミレーションする場合には、利益としては、見込まれるマイニングでの報酬と初期費用と電気代のコストを正しく把握しシュミレーションを行なうことが大切です。
どのくらいの収益結果で儲かるか?

実際にマイニングを行なうどのくらいの収益結果で儲かるのでしょうか?どのくらいの収益結果で儲かるのかを知るためには、コストをしっかり認識することと、利益予測を正しく行なうことが大切です。利益を正しく捉え、それに見合ったコストをかけることが大切です。
仮想通貨ごとにマイニングで得られる収益は変わってきます。また、仮想通貨の価値も変動します。そういったことを仮想通貨ごとに予測と比較をし、自分の収益モデルにあった仮想通貨をマイニングすることが重要です。
GPU6枚の収益結果をシュミレーションする

GPUを6枚使用した場合の収益結果をシュミレーションしていきます。ここでもNvidia GTX 1080 Tiを6枚使用した場合を例にとって説明していきます。Nvidia GTX 1080 Tiの初期投資コストは、2019年4月時点でNvidia GTX 1080 Tiの値段は1枚143,000円ですので、6枚で858,000円です。電気料は先程もお伝えしました月27,000円がかかります。
まずは月27,000円以上のマイニングで利益を出さないと赤字です。そして、毎月の電気代から差し引いた利益は、初期投資コストの償却に充てられます。ですので、毎月1万円の利益が出たとしても、初期投資コストの回収には、約7年かかる計算になります。
初期投資回収後が本当の収益

GPUを6枚使用した場合の収益結果でもお伝えしましたが、毎月利益が出ていたとしても、初期投資コストの回収が完了してからが本当の履歴となります。なので、闇雲に効果GPUを買い、収益結果をしっかりとシュミレーションしなければ、いつまでたっても利益は出ないといったことに陥る可能性があります。
マイニングに最適なおすすめGPU

ここからは実際にマイニングに適したGPUとは何かを具体的にみていきます。各GPUを比較しながらどれを買うべきか検討いただけるといいでしょう。
おすすめGPU①Nvidia GTX 1070
Nvidia GTX 1070は、消費電力が少なく、毎月のランニングコストを抑えることができます。また、マイニングでの採掘速度も速いのが特徴です。価格もそこまで高くないためおすすめです。
おすすめGPU②Nvidia GTX 1070 Ti
Nvidia GTX 1070 TiはNvidia GTX 1070と比べると性能がよくなっています。しかしながら、価格がNvidia GTX 1070 Tiよりも高くなることと消費電力が上がります。
おすすめGPU③Nvidia GTX 1080
Nvidia GTX 1080はNvidia GTX 1070やNvidia GTX 1070 Tiと比べると性能がよくなっています。しかしながら価格が高く初期投資コストの回収に時間がかかるかもしれません。また、消費電力も高くなります。
おすすめGPU④Nvidia GTX 1080 Ti
Nvidia GTX 1080 TiはNvidia GTX 1080の上位クラスであり、現在存在しているGPUの中でもトップクラスの処理能力です。非常に協力な処理能力を持っているため、値段もかなり高く、消費電力も他のGPUと比べると高くなります。
おすすめGPU⑤AMD Radeon RX Vega 56
AMD Radeon RX Vega 56は、性能としては、Nvidia GTX 1070よりは良く、Nvidia GTX 1070 Tiと同じくらいです。消費電力はNvidia GTX 1070よりもいいためおすすめです。
おすすめGPU⑥AMD Radeon RX 480
AMD Radeon RX 480は非常に安価なGPUです。また、性能は悪くはないので、初期投資のコストを抑えるにはもってこいのGPUとなっています。しかしながらマイニングとして使う人が多く、入手が困難な点はデメリットでしょう。
おすすめGPU⑦AMD Radeon RX 570
AMD Radeon RX 570は性能としては、Nvidia GTX 1070より若干劣ります。しかし、マイニングを得意とし、消費電力も抑えることができます。
おすすめGPU⑧AMD Radeon RX 580
AMD Radeon RX 580はNvidia GTX 1070と同レベルの性能です。非常にマイニング向けの処理効率が高いため、人気となっております。
マイニングに適したGPUを比較

マイニングに適したGPUを比較していきます。GPUの種類によって得意な仮想通貨や電気代が変わってきます。また、CPUにはそれぞれの特徴までが存在しているという事ですので、マイニングを実施する上でCPUの性能までをしっかりとおさえておく必要があります。ここでは、CPUの特徴からBTOで自由にGPUを組み込む場合まで具体的に解説していきます。
GPUはそれぞれ特徴がある

GPUにはそれぞれ特徴があります。GeForce系は処理速度も速く優秀ですが、その分消費電力もかなりかかるものもあります。逆にRADEON系は、処理能力はそこまでではありませんが、消費電力を抑えられる特徴があります。
GPUの種類で得意な仮想通貨が変わる

また、GPUの種類によって得意な仮想通貨があります。GeForce系のGPUは、ビットコインを始めアルトコインでもマイニング可能となっております。RADEON系のGPUはイーサリアム系統のマイニングを得意としています。
GPUで電気代が変化する

マイニングの際に使用するGPUによっても電気代が変わってきます。基本的には、性能と電気代は比例していきます。性能のいいGPUを使用してもマイニングで得られる利益が少ないと赤字になってしなうことがあります。なので、しっかりと消費電力も比較し検討することをおすすめします。
GPUの性能はかなり重要

マイニングを行う際は、GPUの性能が最も重要と言ってもいいでしょう。マイニングは他のマイニングしている人よりも速く採掘する必要があるためです。なので、初期投資コストを抑えるあまり性能の低いGPUでマイニングを行うと当初の利益予測通りにマイニングによる利益創出ができないかもしれません。
BTOで自由にGPUを組み込む

マイニングをするPCはBTOで自由に選べるほうがいいでしょう。BTOとは、受注生産を意味し、自分でメモリーやSSD、CPU等を選ぶことです。GPUを比較検討し、どれを購入するか決まった場合はBTOでパソコンを発注することをおすすめします。
マイニングにGPUが適している理由

最後にマイニングにGPUが適している理由についてみていきます。GPUは高価ではありますが、高価だからこそマイニングでの利益をより大きくすることが期待できます。
膨大な数の計算をするマイニング

マイニングでは膨大な数の計算処理を行います。パソコンの頭脳としてはCPUですが、マイニングのように膨大な計算処理を行うにはCPUと比較するとGPUがおすすめです。CPUはパソコンを動かすもののためパソコンを動かせるだけの能力しかありません。しかし、GPUとは元々グラフィック処理など多くの演算処理が必要なもののための装置です。CPUとGPUを比較すると膨大な計算処理を行うマイニングではGPUを多く使われています。
GPUの増設で速度が速くなる

GPUは増設することにより処理速度が上がります。なのでマイニングがブームとなったときには、高性能なGPUがお店から消えたほどです。マイニングを効率的に行い、なおかつ利益を大きくするためにはGPUを1枚ではなく、複数枚でマイニングをすることをおすすめします。
マイニングに適したGPUの電気代や収益結果まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はマイニングに適したGPUを比較しながら説明しました。また、マイニングでの収益シュミレーションの方法やおすすめのGPUやなぜGPUがマイニングに適しているのかについて触れてきました。GPUには大きく2種類あり、NVIDIA社によって開発されているGeForce系のGPUとAMD社が開発を行なっているRADEON系のGPUがあります。

そして、GPUにはそれぞれ特徴があり、得意とする仮想通貨もあるので、しっかりと比較することが大切で、見逃しがちである電気代までをしっかりと意識してシミュレーションを行うことが大切です。ここで重要なのがマイニングは人よりも速く採掘することが大切なので、GPUの性能です。最終的には好きなGPUをパソコンに組み込むにはBTOにてパソコンを購入することをおすすめします。
この記事を参考にしていただき、正しくマイニングによる収益結果シュミレーションを行い、自分に合った仮想通貨を選び、自分に合ったGPUを購入していただき、マイニングをこれから始めようと思っている人や、マイニングで思うように収益が出ていない人もマイニングでしっかりと利益創出してください。