投資信託の儲け方まとめ!銘柄の選び方から注意点まで徹底解説!

少しでもお金を増やしたいけど定期預金の利息は少ない。投資信託に目を向けてみませんか。投資信託は元本保証のない金融商品ですが、せっかく始めるなら儲けたいものです。投資信託での儲け方について、なるべくリスクを減らして少しでも儲けられるような観点でまとめてみました。

投資信託の儲け方まとめ!銘柄の選び方から注意点まで徹底解説!のイメージ

目次

  1. 投資信託の儲け方を知っておこう
  2. 投資信託の儲け方・分配金も?
  3. 投資信託の儲け方で銘柄の選び方の注意点
  4. 投資信託の儲けの平均・どれくらい儲かるのか?
  5. 投資信託で儲けたい人へのおすすめ
  6. 投資信託の儲け方まとめ

投資信託の儲け方を知っておこう

投資信託は本当に儲けが出るのでしょうか。さまざまな金融商品が販売されていますが、率直に言って投資信託は短期間で爆発的に儲けられる、という性質の金融商品ではありません。どちらかといえば長期間安定的に運用していくもので、普通預金でお金を遊ばせているくらいなら投資信託に、というくらいにコツコツと地味に運用して少しずつ増えていくような金融商品です。

ハイリスクハイリターンというよりは、リスクを低く抑えられる代わりにローリターンなもので、「資産形成」のイメージの代表的な商品ですが、それでもいくつかのポイントをおさえておけば、結果が違ってくるかもしれません。手数料、分配金などの考え方をおさえて投資信託ならではの儲け方とおすすめポイントをまとめてみました。

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投資信託の儲け方・分配金も?

投資信託での儲け方は大きく分けて2つあります。売却益で儲けるものと、分配金で利益を得るという儲け方です。それぞれの儲け方には注意すべき点があります。売却益も分配金も、どちらが有利でどちらがだめというものではなく、それぞれの性質が違うのでよく理解してから始めましょう。

売却益での儲け

売却益で儲ける場合とは、投資信託を売却した利益、つまり投資信託の基準価額が安いときに購入して、基準価額が値上がりしたら売却し、売却益で儲けるというシンプルな儲け方です。株やFXなどの場合には一日に何回でも取引できますが、投資信託の場合、基準価額の算出は1日1回です。株やFXなどのように一日の間に何回も取引することはできません。

分配金の儲け

投資信託の分配金とは、投資信託の利息のようなものです。投資信託は、運用で得た売却益や組み入れてある株式の配当金やそれらの利息を分配金として支払います。これらは投資信託に組み入れてある株式の割合やその配当割合などによって異なります。また分配金についての方針も投資信託によって異なり、分配金の回数を減らしてその分を運用に回す投資信託もあります。

こまめに分配金がもらえるのはうれしいものですが、分配金を運用に回してより大きな資金で運用益を狙いたい場合には、分配金の回数が少ない投資信託のほうが複利効果が狙えるのでおすすめです。これは投資信託の方針として当初から決まっています。どちらがいいかといえば分配金も運用に回す方針の投資信託のほうが最終的な儲けを考えればおすすめできます。

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投資信託の儲け方で銘柄の選び方の注意点

具体的に投資信託の儲け方と銘柄の選び方を見ていきましょう。投資信託はプロに運用をお任せできるというのがおすすめポイントの一つですが、最初にどの投資信託を選ぶかでスタート地点で差がついてしまいます。効率よく儲けるために、投資信託選びのポイントをおさえておきましょう。

①信託報酬の割合

信託報酬とは、投資信託を運用、管理してもらうための手数料です。信託財産の純資産総額に対して、大体年に0.5%から2%くらい、平均して1%くらいが設定されています。信託報酬(=手数料)が高いからと言ってすばらしい運用成績が約束されているわけではないので、1%以上は高いとみなしていいでしょう。投資信託を購入する側から見るとこれはコストと言えます。

②販売手数料

販売手数料とは申込手数料とも呼ばれ、投資信託を購入するときにかかる最初の手数料です。販売手数料は会社によってかなりばらつきがあり、無料のところもあれば4%もの販売手数料を取る会社もあります。最近では販売手数料が無料のところが増えています。販売手数料が無料の投資信託は「ノーロード投資信託」と呼ばれ初期コストが抑えられるのでおすすめです。

信託報酬や販売手数料などをおさえるのがどれくらい大切かというと、たとえば販売手数料が1%、信託報酬が1%の投資信託を購入した場合、初期コストだけで2%かかってしまいます。計算を単純にしたとしても運用成績が2%以上でないと、初年度はマイナスからのスタートになります。販売手数料は購入時ですが、信託報酬は毎年かかるコストなのです。

③毎月分配型

毎月分配型は要注意です。「タコ足配当」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。タコが自分の足を切って配当に回すことにたとえていて、毎月分配金を約束している投資信託でも毎月運用益があるとは限りません。その場合元本を崩して分配金に回すことになります。元本が減れば当然運用益も減り、目先の分配金のために大きな運用益を逃す可能性があります。

ただし、例外的に毎月分配型でもらう分配金を有効活用できる立場の人がいます。どういうことかというと、定年退職後の方の場合です。住宅ローンや子供の教育資金などある程度の大きな出費はもう終わり、年金の足しに毎月少し分配金があれば、という場合です。元本はそのままずっと運用を続け、引き出す予定がない場合には分配金は有効に活用できます。

④関わる会社が4社体制

これは一つの投資信託に4つもの会社が入っているということです。投資信託を購入する場合、証券会社や信託銀行、銀行などで購入することになるはずですが、その場合窓口になるのは1社だけなので、間に3社も4社も入っているとは思わないでしょう。実は投資信託は、金融商品を作る会社、販売する会社、管理する会社が違うのです。

投資信託という金融商品を作る会社、つまり設定、運用する会社を「運用会社」または「委託会社」といい、窓口になって販売する会社を「販売会社」といいますが、このほかに「受託会社」というものがあります。「受託会社」は、主に信託銀行であることが多いのですが運用会社の指示によって投資信託の中身、組み込まれている株式や債券を売り買いします。

ここまでで3つの会社が関わっていることになりますが、さらに「投資顧問会社」が関わっていることがあります。その場合、運用に関しては「委託会社」と「投資顧問会社」が関わっているということになります。関係している会社が増えると何が問題なのでしょうか。それぞれの会社はもちろん報酬によって運営されています。

投資信託の手数料は「信託報酬」とも言われますがこれをそれぞれの会社が分け合っているので、払う手数料が1社分増えてしまうということです。それぞれの会社は記載されているので、投資信託を購入する場合にはパンフレット、目論見書などをよく見るようにしましょう。

⑤方針や体制の明確さ

投資信託は長期で運用益を狙うものです。それぞれの投資信託には世界中の株や債券などのうち、何をどれくらいの割合で組み入れる、どれくらい相場が動いたら組み入れをリバランスするなど運用に際しての基本方針があります。基本方針が明確に示されている投資信託を選びましょう。

株式相場、債券相場、為替相場など、相場は動きがあるものですが、大きく動くたびに運用方針を変更していたら安定的な運用はできません。高値掴みや飛びつき買いなど、高いときに高く買ってしまうリスクもあります。またファンドマネージャーが頻繁に代わるところは長期的運用の視点が持てないのでおすすめできません。

⑥今話題のもの

ニュースで話題の分野、たとえばIT、フィンテック、5Gなど現在話題になっている分野への投資を謳ったものは要注意です。資金集めのために人気や話題の分野を取り上げているだけかもしれません。今、人気がある、今話題になっているということは今を過ぎれば人気が下がっていくかもしれません。今がピークであれば今以上の成長は望めない可能性もあります。

また特定の分野への投資を謳っていなくても、今期の運用成績がとてもいいファンドの場合、今がピークということもあります。去年はどうだったのか、その前はどうか、さかのぼってみてみましょう。今期がそこまでの成績ではなくても着実に運用実績をあげてきているファンドもあります。運用成績の推移を見ましょう。上昇基調のほうがおすすめです。

⑦純資産総額

純資産総額とは、その投資信託の株や債券などすべての財産を合計したものです。数百億円規模の投資信託もあれば、数兆円規模の投資信託もあります。純資産総額が大きければ大きいほど人気があり、たくさんの人が出資しているということです。ということは、その投資信託は運用成績がいいと多くの人が考えているということです。

純資産総額が増えているか減っているかということは重要なポイントです。純資産総額が減っているということは、運用成績に失望して解約する人が増えているということです。あまりに人気がなく解約が増えて運用額が少なくなると、安定した運用ができなくなったということで運用していた株や債券を売却し運用を終了する場合があります。これを「繰上償還」といいます。

「繰上償還」の場合、顧客は何かする必要はありませんが、異議を申し立てることはできます。この際の規定は約款に記載されています。それらの手続きとは別にさらに投資を続けたい場合には、また新たな投資信託を探さなくてはなりません。「繰上償還」された投資信託は元本割れを起こしている可能性もあります。

純資産総額があまりに巨額になってくると投資信託は新たな受付を停止する場合もあります。運用額が大きすぎると適切な資産運用ができなくなるという理由です。新たに購入しようとしてもできず運用だけが続けられます。あまりに人気がありすぎても購入できなくなるのです。純資産総額はその投資信託が人気を集めているか解約する人が増えているかのバロメーターです。

⑧信託期間

信託期間があらかじめ決まっている投資信託もあります。自分が長期投資をしたくても信託期間が終了するとまた次の投資信託を探さなくてはなりません。投資信託は細かく乗り換えると販売手数料などのコストが毎回かかってしまうので、できれば信託期間は無期限のほうがおすすめです。

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投資信託の儲けの平均・どれくらい儲かるのか?

投資信託は平均するとどれくらいの儲けが出るのかタイプ別にみていきます。投資信託の運用成績は運用会社や相場の状況にも左右されますので、あくまでも平均の目安にしてください。

インデックス型の平均

インデックス型とは、特定の指数の値動きを目標に運用益が出るように設計された投資信託でインデックスファンドとも呼ばれます。この場合あらかじめどの指数を目的にするか決められています。日本の場合には日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)などです。

たとえば日経平均株価に連動するインデックスファンドの場合、日経平均株価が1%上がればファンドも1%値上がりし、日経平均株価が2%上がればファンドも2%値上がりするように運用されます。値下がりにも連動します。つまりこの場合には日経平均株価に採用されている銘柄と同じ銘柄をファンドに組み入れてあるということです。

最近は相場が上昇基調だったので、どのインデックスファンドも平均してプラスのリターンをあげることができています。たとえば日経平均株価なら1年目で+13.5%、3年目で+5.7%、10年目で+5.5%などです。ここ数年は日本もアメリカも上昇基調の相場だったため、国内のみならずダウ平均、ヨーロッパインデックスなどの欧米ファンドも好調でした。

インデックス型も当然相場状況に左右されますので、下げ基調が続けば運用成績も下がりますが、ここ数年は相場全体が上昇基調のため長期で見ると平均して3%から7%くらいのリターンとなっています。インデックス型は比較的緩やかな動きが特徴なので、長期投資を目指すのであればインデックス型のほうがおすすめです。

アクティブ型の平均

アクティブ型は、ファンドマネージャーが積極的に銘柄選択を行い、インデックスを上回る運用成績を狙うものです。ファンドマネージャーの手腕にある程度左右されるうえ、長期的に安定して利益を上げるのはベテランファンドマネージャーでも難しく、いいときもあれば低い利益のときもあるといった波があるようです。

また、成績のいいファンドは高リターンをあげているものもありますが、成績が振るわないと償還されてしまうものもあり、長期安定には向いていないものもあります。直近の人気ランキングでは、「楽天日本株4.3倍ブル」は69.63%ものリターンをあげています。2位の「SBI日本株3.7ブル」は61.55%となっています。ブルというのは相場用語で「強気」という意味です。

これらは積極投資で高リターンを狙うファンドです。アクティブ型はファンドによる運用成績のばらつきが激しく、平均値は具体的に投資信託を選ぶうえであまり参考になりません。アクティブ型はハイリターンですがハイリスクでもあり、長期の資産形成という視点からはアクティブ型の中でベストのファンドを選ぶのは非常に難しいと言えます。

どれくらい儲かるのか?

投資信託はどのくらい儲けが出るのでしょうか。FX、株式投資と比較してみますが、投資信託には投資信託の儲け方があるので、たとえばFXでいい成績をあげられた人が投資信託にも向いているとは限りません。FXにはFXの、株には株の儲け方があるように投資信託には投資信託の儲け方があると言えます。

どれくらい儲かるかFXと比較

投資信託はどれくらい儲けることができるのでしょうか。FXとざっくり比較してみます。FXは外国為替証拠金取引の略であることはご存知でしょう。ドル、ユーロ、ポンドなど外国の通貨との価格差を利用して売買益を出していくものです。FXの場合、レバレッジという仕組みがあり手持ちの資金の最大25倍までの金額を取引することができます。

FXでレバレッジを効かせた場合、儲けがでれば大きいですが、損失になった場合も大きいのが特徴です。レバレッジなしで取引することもできますが、その場合には価格差は純粋に為替の差のみになるためあまり儲けになりません。FXの場合24時間取引できますが、海外のニュースによって深夜に相場が大きく動くこともあり、注意が必要です。

どれくらい儲かるか株式投資と比較

次に株式投資と比較してみましょう。株式を個別の銘柄で取引する場合、一番注意が必要になるのは会社の不祥事などでの株価の急落です。この場合、一般投資家にはなすすべもなく、株価がストップ安を繰り返すのを指をくわえて見ていなくてはならないこともあります。また粉飾決算や業績の下方修正、その他ネガティブなニュースなど株価が急激に下がる要因はたくさんあります。

株の場合には1銘柄だけで致命的な損失がでることもあります。もちろん、いいニュースで急騰する場合もありますし、会社が着実に業績を伸ばしていって1年で数倍になる株もあります。株式の場合、銘柄選択の知識だけでなく運の要素もあるといえます。

投資信託の場合、どんな株を組み入れるか事前にわかっています。国内株、一部上場株、外国株、アメリカ株、新興国株などあらかじめ公表されており、また銘柄も分散しているので1銘柄が下がっただけで投資信託全体が致命的なダメージを受けるということはあまりありません。複数に投資してリスクを分散するというのが投資信託の儲け方です。

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投資信託で儲けたい人へのおすすめ

ここからは投資信託で儲けたい人へ具体的におすすめをあげていきます。投資信託は元本保証ではないこと、投資信託は長期投資向けであること、ローリスクローリターンが基本であることなどをおさえて具体的に選んでいきましょう。

リスクを避けるなら分散投資

株式との比較でも書きましたが、1銘柄だけに集中して投資すると、暴落した場合のダメージが致命的なものになってしまいます。一つの銘柄で損失が出ても、ほかの銘柄で利益が出ていれば損失をおさえられることから、投資信託でも分散投資がおすすめです。世界的な金融危機のときでも株、債券、金、商品などどれかが売られても、ほかのどれかに逃避資金が向かうものです。

確実に増やすなら積立投資

ここでいう積立投資はいわゆるドルコスト平均法を想定しています。毎月1万円ずつでも積み立てていくと、安いときには多く購入でき、高いときには少なく購入することになり、購入価格が自動的に平均化されます。高値掴みのリスクを減らし、購入価格を抑えられるので少しの運用益でも確実に儲けが見込めることになります。余裕があれば毎月積立がおすすめです。

長期投資で複利効果を

投資信託は長期に投資していくことで利益が上がったとき、損失が出たときを平均化し織り込んでいくことができます。また運用益を元本に組み入れて投資額を大きくすることで複利の効果を狙うことができます。投資信託は基本的には10年くらいの期間は普通で、30年ほどの長期を見据えて運用益を狙うものもあります。投資信託の儲け方は長期と複利がポイントです。

インデックスかアクティブか

インデックス型かアクティブ型、一概にどちらがいいというものではなく、人によって向き不向きがあります。人によって資金量が違い、どれくらいのリスクまで許容できるかは差があるので、あまり考えずにお任せでほったらかしにしたい人にはインデックスがおすすめです。リスクを恐れずに儲けたい人にはアクティブ型もいいでしょう。

ロボアドバイザーを利用する手も

最近はロボアドバイザーを活用する投資戦略もあります。ロボアドバイザーとは、AI(人工知能)を活用して自動で売買してもらうので、本当にお任せできてしまうシステムです。最初の、どの投資信託がいいか? というところからロボアドバイザーにおすすめしてもらえます。いくつか種類がありますが、「WealthNavi(ウェルスナビ)」 が人気です。

初心者には証券会社がおすすめ?

投資信託は信託銀行、銀行、証券会社などで扱っています。銀行はほとんどの人が口座を持っているかもしれませんが、いろいろな手数料が高めです。信託銀行は口座を持っていない人も多いかもしれません。これから口座を開くなら証券会社がおすすめです。特にネット証券なら、口座の開設申し込みからすべてインターネットで完結し、残高もネットで24時間チェックできます。

実店舗を持たずにすべてネット上で完結するので人件費や支店などの設備投資に費用がかかっていない分、各種の手数料が低く抑えられています。問い合わせもメール、チャット、電話などが使えますし、信託銀行などの支店がない地方の人でも気軽に投資信託で世界に投資することができます。銀行の窓口が開いていない時間にじっくりと銘柄を研究することもできます。

ネット証券は投資信託の販売に力を入れており、いろいろな種類のノーロードファンドを扱ったり、ポイント制や手数料のキャッシュバック、ロボアドバイザーのサービス導入などさまざまなメリットがあります。目論見書はダウンロードできますし、初心者向けにアナリストが解説してくれる動画もあり、これから口座を開くならネット証券はおすすめです。

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投資信託の儲け方まとめ

投資信託って難しい、投資信託は儲けられる気がしない、そう思っていませんでしたか。実際は、投資信託は難しくないばかりか、ほったらかしで世界の市場に長期投資ができてしまう便利な金融商品です。ただし投資信託には投資信託の儲け方があります。投資信託の特徴をよく理解してから始めましょう。

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