CADオペレーターの資格の種類や取得方法は?難易度や就職先も調査!

CADオペレーターには様々な種類の資格があります。初心者からベテランのCADオペレーターまでが取得できるよう、難易度の種類も豊富です。この記事では、CADオペレーターが活躍できる就職先や、仕事で役立つ資格について紹介します。

CADオペレーターの資格の種類や取得方法は?難易度や就職先も調査!のイメージ

目次

  1. CADオペレーターの資格の種類
  2. CADオペレーターの資格の取得方法
  3. CAD利用技術者試験の難易度
  4. CADオペレーターの就職先
  5. CADオペレーターで建築業界におすすめの資格
  6. CAD実務キャリア認定制度は実務者が取得する
  7. CADの主要ソフトAutoCADのための資格
  8. CADのその他の資格
  9. CADオペレーターの資格の種類や取得方法まとめ

CADオペレーターの資格の種類

国家資格

国家資格は、試験自体が法律で定められている資格です。資格の中でもっとも社会的信用度が高く、実施する機関は、国、もしくは国から委託を受けおった機関です。国家資格を持っている人は、ある一定の水準以上に知識や技術を持っていることが国によって認定されているため、就職にも有利です。

出典: http://agora-web.jp

国家資格がある代表的な職業は多数あります。種類は豊富で、医師や弁護士を筆頭に、教師、看護師、保育士、建築士など、業種も様々です。多くの人が持っている普通自動車運転免許も国家資格の一つです。

民間資格

民間資格は、国ではなく民間の団体や企業などが、それぞれの審査の基準を設け、任意で認定をする資格のことをいいます。国家資格との違いは、法律により規定がされてないところです。

出典: https://www.kensetsugyo-keiri.com

国の規定はありませんが、中には世間に認知されている資格や、就職で役立つ資格もあります。認知度の高い資格は取得も難しくなります。また、試験を受けるのではなく、講習を受けて資格を取得するものもあります。

出典: https://shikaku.hoiku-me.com

民間資格も種類も多く、例えばインテリアコーディネーターやネイリスト技能検定試験、TOEIC・MOSやeco検定などがあります。

公的資格

公的資格は、国の法律で規定されてはいませんが、官庁や大臣が認定をする資格です。実施する機関は公益法人や民間団体ですが、認知度や信用度のある資格が多数あります。

出典: http://www.kokka-shikaku.info

公的資格は、「国家資格に順ずる資格」なので、公的に通用し、就職や転職をする場合に国家資格の次に役立つ資格です。

出典: https://freeconsultant.jp

公的資格でよく知られているものでは、簿記検定や秘書検定、食品衛生責任者やファッションコーディネート色彩能力検定試験などがあり、それ以外にも色々な種類があります。

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CADオペレーターの資格の取得方法

学校で勉強して資格を取得する

就職に有利なCADの資格を取得する上で必ず必要なことは、CADのソフトの操作ができることです。初心者の場合、独学で一から勉強し就職で役立てるには、かなりの努力と時間が必要になります。

出典: http://www.rikcorp.jp

独自でCADの操作や技術を身につけるのが難しいと感じる場合は、専門学校やスクールに入学して勉強をするのもおすすめの方法です。専門の講師が、CADの基本の操作や製図の知識など、資格を取得するための対策を教えてもらうことができます。

ただ、全てを教えて貰うとなると、専門学校費用がかなり高額なものになります。なるべく学費をかけずに教授してもらいたい場合は、全部の講座を受けるのではなく、講座を絞って受けることをおすすめします。
 

例えば、CADのソフトは独学で勉強し、試験対策だけを受講すればかなり費用を抑えることができます。専門学校やスクールは、WEBで受けられる通信講座がある場合もあります。自分にあったスクールや講座を選ぶと良いでしょう。

独学で勉強して資格を取得する

独学で様々な種類のCADの資格を取得したいなら、初心者はまず、CADのソフトの操作を覚えることが必須条件になります。CADを自在にひけるようになると、自然と簡単な図面も読む能力を取得できます。

出典: https://tabi-labo.com

CADを使えるようになってから試験の勉強をするほうがおすすめです。独学でCAD資格の試験勉強をする場合、それぞれの試験にあったテキストや過去問をそろえると良いでしょう。おすすめは、過去の問題やテキストを何度も解き、頭に入れることで、独学の試験対策になります。

何度も繰り返し練習をすることで、試験の本番で、時間に余裕をもって試験に臨むことができます。当日の雰囲気を知っておくためにも、模擬試験はかなりおすすめです。受けられる模擬試験があれば進んで受けましょう。

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CAD利用技術者試験の難易度

等級で難易度が変わる

CAD利用技術者試験は、いくつかのレベルで分けられています。2次元CADは基礎・2級・1級の3等級の種類があり、3次元CADは2級・準1級・1級の3等級になっています。

初心者から経験者まで対応している

2次元CADの資格も3次元CADの資格も、等級が3種類に別れているため、初心者からベテランの経験者までが取得できるおすすめの資格です。それぞれのレベルや目的で受験内容を選べるため、どんな人でも資格の取得を目指すことができ、就職にも有利に働きます。

2次元CAD利用技術者試験基礎

2次元CAD利用技術者試験基礎の受験資格は特に必要ありません。誰もが受験をすることができます。受験に必要な受験料は4320円です。試験内容の種類は「CADシステムの基礎知識や利用」「CADの動作をさせるコンピューターのシステム」「ネットワークに対する基礎知識」「情報セキュリティ・知的財産」「製図と図形の基礎」になります。

受験方法は、インターネットに接続しているPC環境で試験が行われます。「基礎」というだけあって、難易度は簡単なため、初心者でも十分チャレンジできる試験になっています。

出典: https://tore-tate.co.jp

合格基準は全体の7割以上で、2次元CAD利用技術者試験基礎をおすすめするのは、CADのスクールに受講中の人や、工業高校生や高等専門学校生など、CADの初心者や将来CADに関わる仕事に就きたい人におすすめの試験です。

3次元CAD利用技術者 2級

3次元CAD利用技術者2級には受験資格は特にありません。受講料は7560円で、試験内容は3次元CADの特化した内容となっています。項目は、「3次元CADデータの管理と周辺知識」「3次元CADの概念」「3次元CADの機能と実用的モデリング手法」「3次元CADデータの活用 」の4種類です。

2級と言っても難易度はそこそこ高く、製造や機械の分野でCADを実際に使用し、設計や製図などの業務をしている人が受ける試験です。受験方法は筆記試験になり、取得するにはそれぞれの分野で5割以上、総合で7割以上の正解が必要となります。

2次元CAD利用技術者試験 2級

出典: https://tensyokuseikou8.com

2次元CAD利用技術者試験の2級も受験資格は特にありません。受験料は基礎より若干あがり、5940円になります。試験内容は、CADシステムの分野と製図の分野になります。難易度は基礎よりももちろん上がり、受験方法は筆記試験でCBTシステムを利用して行います。合格基準も厳しくなり、CADと製図それぞれの分野で5割と、総合で7割以上が合格の基準となります。

出典: http://www.lulucad.jp

2次元CAD利用技術者試験2級は、CADの専門知識だけでなく、製図や設計をする場合に必要な知識が必要になってきます。CADの業務を実際に行っている人や、それと同等の知識がある人におすすめの試験です。

3次元CAD利用技術者 準1級

出典: https://www.lulucad.jp

3次元CAD利用技術者の準1級は2級と併願で受験ができます。受験資格は2級の資格の取得者ですが、2級の資格を取得していなくても、同時に受験ができる仕組みになっています。受験料は、準1級だけ受ける場合は10800円。併願受験の場合は16200円です。

試験内容は「空間把握能力問題」「CADリテラシー問題」「2次元図面からの作図能力問題 」の実技試験になります。難易度はかなり高く、合格基準はそれぞれの分野で5割、総合で7割の正解が必要になります。

出典: https://joshitsuku.com

すでに製造や機械系の3次元CADで業務についている人、もしくは2次元CADで活躍しながら3次元CADも目指す人など、ベテランのCADオペレーターが目指す資格になります。

2次元CAD利用技術者試験 1級

出典: https://monoist.atmarkit.co.jp

2次元CAD利用技術者試験の1級には受験資格があります。2級の資格を取得しているか、過去の1級の合格者である必要があります。受験料は16200円と、2次元CADの試験の中では最も高い受験料になります。

1級の試験の難易度は勿論高く、CADをある程度使いこなすことと、CADや製図の知識もそれなりに必要です。試験内容も実技試験と筆記試験に別れており、出題の比率は実技75%筆記25%になります。実技、筆記ともに大きく分けて、機会・建築・トレースの3つの内容で出題されます。

出典: https://www.dsp.co.jp

受験資格があることはもちろんですが、それ以外に、機会・建築の分野では、CADを実際に使用し、1年以上の業務経験がある人。また、トレースの分野では、半年以上の業務経験がある人を対象とした試験になっています。実際にCADの業務をしていて、CADの操作に長けており、その上将来的に設計やCADオペレーターの管理を目指す人におすすめの試験です。

3次元CAD利用技術者 1級

出典: https://prtimes.jp

3次元CAD利用技術者の1級の受験資格は、準1級の受験資格と全く同じです。2級の資格取得者、もしくは併願で受験します。受験料は準1級とは異なり、1級だけ受験の場合は16200円。併願受験の場合は21600円です。

出典: https://linq.career-tasu.jp

試験内容は、準1級の「空間把握能力問題」「CADリテラシー問題」「2次元図面からの作図能力問題」以外に、「部品組立て能力問題」が追加されます。CAD利用技術者資格の中では最高難易度で、かなりの技術や知識が必要になります。資格を取得するにはそれぞれの分野を5割以上と、総合で7割以上の正解が必要です。

出典: https://www.tsuneni-gakusei.com

1級を受けるには、製造や機械系の分野ですでに3次元CADを利用し、設計・製図・モデリングの仕事にたずさわって、半年以上の実務経験スキルが必要になります。

CADオペレーターの就職先

家具・インテリア業界

家具・インテリア業界は、建物の内装に関わる設計が行われます。さらに家具業界では、「オフィス家具」と「家庭用家具」の2つに分けられています。

出典: https://www.yotsuyagakuin.com

家庭用家具を扱う企業に就職すると、CADオペレーターは、一般家庭で使用するダイニングテーブルやダイニングチェア、テレビ台やチェスト、リビングで使うローテーブルやソファーなど、普段日常で使用する家具の設計やデザインを行います。

出典: https://www.mac-office.co.jp

オフィス家具を扱う企業に就職したCADオペレーターは、オフィスで使用するデスクや椅子、書庫やファイリングキャビネットなど、家具の設計だけでなく、オフィスの設計図、またレイアウト図面も作成します。

出典: https://tore-tate.co.jp

インテリア業界に就職したCADオペレーターは、インテリアコーディネーターやインテリアデザイナーの指示を仰ぎ、壁や床、照明や室内全体のコーディネイトの内装の設計の補助をします。

出典: https://www.rarejob.com

最近では、新築物件よりリノベーション物件が多いため、内装の図面を作成するCADオペレーターの需要が高まっています。デザイン会社や内装設計をする会社で、主に使われるCADはベクターワークスですが、大手メーカーではAutoCADを使用している企業もあります。

精密機器・家電業界

出典: https://happypio.com

精密機器の業界は、色々な電子部品が含まれている機器の設計が行われます。この業界に就職したCADオペレーターは携帯電話やスマートフォン、パソコンの部品や液晶画面、分析する機械や検査機器などの図面を作成します。

出典: https://dailynewsagency.com

家電業界は普段使っているテレビ、洗濯機や冷蔵庫や電子レンジなど、身の回りのありとあらゆる家電製品の設計と製造が行われています。

出典: https://tore-tate.co.jp

電子機器市場では、年々電子機器の小型化や軽量化が進んでいるため、金型という製品を均一に作る型に対して、今よりもさらに細かい精度を要求されます。スマートフォンなどは、毎年新機種が開発されますが、どのメーカーも、ライバル会社よりも早く金型を手に入れたいため、CADオペレーターの需要も年々高まりつつあり、これから就職を目指す人にはおすすめの業界です。

出典: http://rhinogold.jp

精密機器や家電業界でも徐々に3DCADを使う企業が増えてきています。それに伴い、2DCADで描かれた図面や手描きの図面を、3DCADに起こす作業も増加傾向にあります。2DCADはもちろんですが、3DCADを扱えると就職により有利になります。

建築・土木業界

出典: https://www.kogakuin.ac.jp

建築・土木の業界は、建物や住まいなどの分野全体に関わっています。それぞれの設計するものによって、建築・土木・住宅に分かれています。建築CADオペレーターは、学校や病院を手がけたり、オフィスビルやマンション、さらにはショッピングモールや大型の店舗など、設計の中でも大型の建築物を取り扱います。

出典: https://gentosha-go.com

大型の建築物を扱うため、主な企業は大手のゼネコンになります。建築業界に就職したCADオペレーターは、建築物の構造だけではなく、それに関わる水道の配管や電気の配線図などもCAD業務の一つです。

出典: https://tabi-labo.com

土木関係に就職したCADオペレーターの主な取引先は国になります。国から仕事を請け負うため、仕事が安定しているのが特徴です。トンネルや高速道路や堤防、歩道橋や橋梁などの設計や補修も土木CADオペレーターが携わる仕事です。

出典: http://www.cpa-up.com

住宅業界に就職したCADオペレーターは個人の家やアパートなど、建築や土木よりも小規模な建物の設計をします。主な企業に、設計事務所や工務店、ハウスメーカーなどがあります。

出典: https://www.sumirin-sbs.co.jp

建築・土木業界で一番使われるCADはAutoCADです。その他に、BIMソフトもよく使われています。また、建築には欠かせない配管や配線の図面は特殊なため、専用のT-fasなどのCADが使われます。

自動車・航空業界

自動車・航空業界では、大手のメーカーが航空機や自動車を開発します。この業界に就職した場合、開発された自動車や航空機やプラントの部品作りの機械設計をCADオペレーターが行います。自動車・航空業界のCADオペレーターは、工場など、機械を製造する現場に性格に伝えるために、設計者が考えた図面を指示通り製作する必要があります。

出典: http://lab.astamuse.co.jp

この業界でCADオペレーター自信が設計に携わることはありませんが、設計者の図面を正確に起こさないとミスに繋がるため、自動車や飛行機を作る上でかなり重要な役割になります。

出典: https://cad-walker.com

機械設計の図面を描く際、主にCATIAなどの3DCADを使用します。CADオペレーターは3Dを頭に描きながらモデリングする必要があります。航空業界ででは今後長期にわたってニーズが高まっており、これからCADオペレーターとして就職を目指す人にはうってつけの業界です。

福祉業界

日本は高齢化社会がどんどん進んでいます。福祉業界に就職したCADオペレーターは、高齢化社会と関係性の高いバリアフリー設計のリフォームなどに携わります。「福祉住環境コーディネーター」の有資格者達が、CADオペレーターや建築士、設計士などそれぞれの業務で活躍します。

アパレル・ジュエリー業界

一見接点がなさそうなアパレル業界ですが、衣服を作る際、CADが使用されています。アパレル業界で活躍するCADオペレーターは、アパレルCADと呼ばれます。衣服を作る時に必要なパターン(型紙)を、服飾デザインに特化したCADを使って製作します。

出典: https://g-w.st

アパレル業界だけでなく、ジュエリー業界でもCADオペレーターは活躍しています。今まではジュエリーのデザインといえば手描きでしたが、ペンの太さにぶれがなく、作業効率も上がるため、ジュエリー業界でもどんどんCADが普及しています。

出典: https://toyokeizai.net

ジュエリー専用のCADを使うと、2Dで描かれたデザインを3Dデータへ変換できるため、2Dデーターをすぐに3Dデータに置き換えてすぐに立体出力が可能になりました。今まで必要だった時間をかなり短縮してジュエリーの製造や加工ができ、手間のかからない効率的な製品設計ができるようになりました。

CADオペレーターで建築業界におすすめの資格

建築業界で役立つ建築CAD検定試験

出典: http://www.kosodatedou.com

建築CAD検定試験は、建築知識だけではなく、CADを使用して建築一般図を作成する実力があるかを見極める試験です。受験者数はかなり多く、団体と一般をあわせると、年間で8000名を超えます。受験者数が多いのには訳があり、CADの各種スクールや職業訓練校、大学や短大、高専、高校、専門学校など、CADを教える機関で導入されているためです。そのため、日本最大級のCADの試験となり、日本初の建築CADに特化した資格です。

建築CAD検定試験4級

建築CAD検定試験4級は一般で受験することができません。受験資格が、「高校での団体受験のみ」となります。受験料は3100円で、試験内容は建築図面を与えられ、その図面をCADを使用して正しくトレースできるかどうかの実力を問われます。難しい試験ではなく、試験は実技試験となります。

出典: http://studyuuri.net

試験問題の難易度により、合格点は上下することがあります。200満点中135点がだいたいの合格基準となります。団体でしか受験できないため、将来建築業界でCADオペレーターを目指す学生や、建築関連の業界を目指す学生におすすめの資格です。

建築CAD検定試験3級

出典: https://spring333.com

建築CAD検定試験3級の受験資格は特になく、誰でも受験することができます。受験料は10300円で、個人でも団体でも料金は変わりません。試験内容は4級と変わらず、実技で行われます。建築図面を与えられ、CADを使用して図面を正しくトレースする必要があります。ただ、4級よりも難易度があがるため、CADの技術がさらに必要になります。

出典: https://www.biccamera.com

3級も問題の難易度によって合格点が上下しますが、200点満点中145点が大体の合格基準となり、4級よりもさらに正確さが問われる試験です。3級からは一般で受験可能なため、これから建築業界でCADオペレーターを目指す人や、すでにCADオペレーターとして業務している人におすすめの資格です。

建築CAD検定試験2級

建築CAD検定試験2級も受験資格は特になく、3級を受けずに2級を受験することが可能です。受験料は2級と同じ10300円になります。建築の知識もったCADオペレーターが、CADを使用して建築図面を作る技術があるかどうかを問われます。2級試験も実技で行われますが、3級よりもさらに難易度が上がります。

出典: https://play-life.jp

2級の試験は250点満点で、その内195点くらいが合格の基準になります。やはり2級も試験問題の難易度によって、合格点が異なります。建築CAD検定試験2級は、建築業界へ就職や転職を目指す人はもちろん、すでに2次元の建築図面に携わっているCADオペレーターのスキルアップや、3次元CADをこれから身につける人におすすめの資格です。

建築CAD検定試験準1級

建築CAD検定試験準1級の資格試験は、難易度がぐんと上がります。受験資格は特に必要ありませんが、試験の課題で与えられるRC構造などの建築図面を、自信の知識とCADの操作能力でトレースする必要があります。ただ、トレースするのではなく、建築物の構造や特性を理解し、適切に判断して図面を完成させなければなりません。

出典: https://schoolwith.me

受験料は14400円で、実技試験になります。合格基準のボーダーはなく、課題全ての図面を完成させているかどうかが合格の判断材料になります。少しでも未完成部分があった場合は不合格になります。

かなり難易度の高い種類の試験ですので、すでに建築業界でCADオペレーターとして活躍している人がスキルアップを目指す場合や、一級建築士や二級建築士を目指している人など、将来的に建築業界でスペシャリストを目指す人におすすめの資格です。

CAD実務キャリア認定制度は実務者が取得する

CAD実務キャリア認定制度とは?

出典: https://creive.me

CAD実務キャリア認定制度は、CADオペレーターの業務に携わっている人や、CADの教育を受けている人に対し、CADの技術や技能の実務的な成果を認定する制度です。難易度は試験によって異なります。CADを使う際の個人の技術や問題解決の能力、技能習得への意欲などを評価し、判定すること向上させる目的があります。団体受験は試験会場で行いますが、一般の受験であれば在宅で試験を受けます。

3次元CADトレーサー認定試験

出典: http://www.rikcorp.jp

3次元CADトレーサー認定試験の受験資格は特にないですが、一般受験であれば、インターネットに接続可能なパソコンが必要です。一般受験者は13400円、学生は9300円で受験できます。難易度はCAD実務キャリア認定制度の中で一番高く、3次元を図面化したり、3次元CADのモデリング操作がどのくらい習得できているかをはかります。すでに3次元CAD使用して仕事をしており、3DCADで製図を始めたい人におすすめの試験です。

出典: https://japan.norton.com

合格基準は公表されていませんが、3次元CADの様々な機能を使い、課題形状の組み立てやモデリングや2次元化をする必要があります。また、モデル形状を変更や追加などを指示された場合の対応力も判定されます。3次元CADトレーサー認定試験は旧CAD実務トレーサー認定試験が統合されています。

CADアドミニストレーター認定試験

出典: http://www.somacreekside.com

CADアドミニストレーター認定試験の受験資格は特にありません。ただ、一般の場合は在宅で試験を受けるため、インターネット環境が整っているパソコンが使用できる環境が必要です。一般受験料は7200円で、学生は割引があるため5200円になります。

出典: https://www.shikaku-square.com

合格基準は公表されていませんが、それほど高い難易度ではありません。試験の内容は、「専門的な技術とは関係なく、2次元CADの様々な機能を使い、課題形状をCADを使用して描くスキル」と「CADの操作スキルや図形の理解力・図学力の基礎」の2種類のスキルが必要になります。CADに従事する全ての分野の人や、これからCADで製図作成の業務に就きたい人におすすめの試験です。

3次元CADアドミニストレーター認定試験

3次元CADトレーサー認定試験は誰でも受験できる試験です。一般受験者は在宅受験のため、インターネット環境が整っているパソコンの使用が前提になります。受験料は一般受験者が10300円、学生は割引があり6200円です。

出典: https://blog.codecamp.jp

図形の理解・図学力の基礎とCADの操作スキル、専門的な技術に縛られず、3次元CADの機能を色々使って課題形状を作成する必要があります。作図だけでなく、変更や2次元化するスキルも必要です。

出典: https://www.lulucad.jp

合格基準は不明ですが、それなりに難易度が高く、2次元CADは習得済みで3次元CADをすでに学んでいる人や、3次元CADの実務をしている人におすすめの試験です。3Dモデリングの技能や知識、3Dの基本操作がどのくらい習得できているかをはかります。

CADの主要ソフトAutoCADのための資格

AutoCAD プロフェッショナル試験

AutoCADプロフェッショナル試験は、難易度の高い試験です。最新のAutoCADコース、もしくは同じ程度の内容か、400時間以上のAutoCAD使用経験程度のレベルが必要です。試験内容は「作図の正確さとテクニック」「オブジェクトの構成と修正」「コンテンツの再利用」「図面への注釈」「レイアウトと印刷」といった種類になります。

出典: https://macoblog.com

受験は実際にAutoCADを使用して答えを出します。合格するには、80%以上の正解率と厳しい基準になっています。AutoCADの実務経験がながいベテランのCADオペレーターがさらなるスキルアップ場合や、AutoCADオペレーターとして、自分の価値をあげるにはおすすめの資格です。

AutoCAD ユーザー試験

AutoCADユーザー試験は、AutoCADに特化した試験です。受験資格は必須なわけではありませんが、最新のAutoCADの50時間以上の使用経験がある人を推奨しています。試験内容の種類は多く、「作図の基本スキルや高度な編集作業」「オブジェクトの作成、編集、整理」「コンテンツの再利用」「図面への注釈」「レイアウトと印刷」の種類があります。

出典: https://www.lulucad.jp

難易度は中程度よりは難しく、合格には70%の正解率が必要です。受験方法はソフトを操作する実技メインで、AutoCADで2Dや3Dの設計や製図の仕事をしている人や、AutoCADのレベルアップをはかりたい人におすすめの資格です。

CADのその他の資格

3次元設計能力検定試験

出典: https://pc-farm.co.jp

3次元設計能力検定試験は、毎年2回、5月と11月に実施されます。試験は3コースあり、「プロ設計者コース」「図面作成コース」「3次元CADコース」3つの種類から業務内容によってコースの選択が可能です。評価される内容は、製造業の3DCADオペレーターのオペレーション能力や機械設計の基礎的な能力です。

CADトレース技能審査

CADトレース技能審査は、厚生労働省が認定した公的資格として人気のある資格でした。しかし、昨今では受験者数が減少し、平成29年度後期の試験を最後に廃止となりました。新たに資格を取ることはできませんが、過去に受験した有資格者は、CADでの製図作業において、実務で十分通用する図面を描ける証として、今後も役立つおすすめの資格といえるでしょう。

機械・プラント製図技能士

機械・プラント製図技能士は、国家資格で「各称独占資格」と呼ばれ、「技能士」と名乗るためには、試験に合格する必要があります。機械やプラントの図面を描くスキルだけでなく、製図作成で必要な機械的な知識や、設計的知識も必要な資格になります。資格の難易度は3等級に分けられており、CADに精通している上級技能者から初級技能者まで、能力にあった資格を取ることができます。

出典: https://www.fleekdrive.com

試験は3種類の項目に分類され、「機械製図手書き作業」「プラント配管製図作業」「機械製図CAD作業」があります。資格を取得するには、実技・学科の2種類に合格しなければなりません。学科は作業ごとの選択科目と共通項目の両方があり、どちらも受験する必要があります。

Vectorworks操作技能認定試験

Vectorworks操作技能認定試験は、Vectorworksの操作技能を評価することに特化した種類の試験です。エーアンドエー株式会社が主催している試験で、元々はベーシック認定試験とマスター認定試験の2つの等級がありました。現在行われているのはベーシック認定試験のみで、Vectorworksの基本的な操作、機能を理解し、習得しているかがはかられます。初心者からベテランのCADオペレーターまでと、幅広くおすすめできる試験です。

CADデザインマスター

出典: https://studyhacker.net

CADデザインマスターは、世界中で主に使われるAutoCADやJw_cadを使用し、製図や設計を正確に描く能力をはかります。CADは様々な分野で使われますが、どの分野で業務を携わっていても、一定以上の知識と技術を取得し、次世代に活躍する人材になることを目指します。有資格者は、講師活動をすることも可能です。

出典: https://mitiyama.com

受験資格は特になく、10000円で受験可能です。在宅で受験するため、指定期日までに解答用紙を提出する必要があります。合格基準は7割以上と難易度が高いため、合格率が低い資格になります。CAD操作のエキスパートや自宅でスクールを開きたい人におすすめの資格です。

CADオペレーターの資格の種類や取得方法まとめ

CADオペレーターは、様々な種類の難易度の違う資格を取得することが可能です。就職や転職でも役立ちますが、手に職がつくCADオペレーターは女性に人気の職業です。役立つ種類の資格を保有することで、ライフイベントの影響を受けにくくなり、職場復帰するときにも役立ちます。これからCADオペレーターで就職を目指す人はもちろん、ベテランのCADオペレーターが更なるキャリアアップをはかるために資格取得をめざしましょう。

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