「対策を講じる」の意味と使い方を解説!例文と対処や対応との違いは?

「対策を講じる」という言葉について知っているでしょうか。ここでは「対策を講じる」の意味から「対策を講じる」の使い方、さらには「対策を講じる」の類義語や「対処」と「対応」の違いなどについて例文を交えて詳しく解説しています。

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目次

  1. 「対策を講じる」の意味とは?
  2. 「対策を講じる」の使い方とは?
  3. 「対策を講じる」の類義語にはどんな言葉がある?
  4. 「対策を講じる」と「対処」「対応」との違いとは?
  5. 対策を講じる」と「先見の明」の違いとは?
  6. 「対策を講じる」の意味や正しい使い方のまとめ

「対策を講じる」の意味とは?

何か困ったことが起きてしまった場合に「対策を講じる」必要がある場合がありあす。そもそもこの「対策を講じる」にはどんな意味が含まれているのでしょうか。ここでは「対策を講じる」の意味についてや、「対策」と「講じる」それぞれの意味について詳しく解説していきます。

「対策」の意味

「対策を講じる」の「対策」とは大きく分けて2つの意味を持ちます。一つ目が『相手の出方や状況に応じて立てる処理の手段や策略』の意味になります。この意味での「対策」には対戦相手への対策や税金対策などの使い方があります。「対策」の二つ目の意味として『律令制下での官吏登用試験のことやその答案の事』の意味があります。

私たちが普段使う「対策」の意味は一つ目の意味の『相手の出方や状況に応じて立てる処理の手段や策略』での使い方がほとんどです。「対策」の二つ目の意味の『律令制下での官吏登用試験のことやその答案の事』は専門用語となり日常ではまず使用しない意味になります。

「講じる」の意味

「対策を講じる」の「講じる」には、一つ目の意味に『書物などについての意味内容を説明する』二つ目の意味に『問題を解決するための手段や方法を考えて実践する』三つ目の意味に『和解する』そして四つ目の意味に『詩会などで作品を披露する』と「講じる」には四つの意味があります。

普段の会話の中で「講じる」という語句を使うことはあまりありません。しかしもし日常での「講じる」を使った場合は、一つ目の意味の『意味内容を説明する』と、二つ目の意味の『問題を解決するために方法を考えて実践する』の二つの意味での使い方になるでしょう。

「対策を講じる」の意味

「対策を講じる」という言葉は「対策」の一つ目の意味の「相手の出方や状況に応じて立てる処理の手段や策略」と「講じる」の二つ目の意味に「問題を解決するための手段や方法を考えて実践する」が組み合わさった意味をもつ言葉になります。つまり「対策を講じる」とは『(物事の)問題点を解決する為の対策や手段を考え、その方法を実行に移すこと』の意味で捉えることができます。

「対策を講じる」の使い方とは?

「対策を講じる」には『(物事の)問題点を解決する為の対策や手段を考え、その方法を実行に移すこと』の意味があることがわかりました。では、それぞれの場面での「対策を講じる」にはどのような使い方ができるのか、例文を交えて解説していきます。

プライベートでの使い方

例文1「今回のテストでは、過去の失敗を基に対策を講じることにした」この例文からは『過去のテストでのできなかった部分や些細なミスなどを見直して、今回のテストでは同じような失敗を繰り返さないように対策を立ててそれを実行する」の意味で訳すことができます。ここでの「対策を講じる」には「過去の失敗」と具体的に何に対して対策を講じるのかがはっきりしている使い方になります。

例文2「今度家族で買い物に出かけるから、お金を使い過ぎないように対策を講じなきゃならない」この「対策を講じる」には『家族で買い物に行った際に、ついつい財布の紐が緩くなりがちだから今回こそはしっかりと計画的にお金を使い過ぎないようにする』のような意味で捉えることができます。家族で買い物に行くとあれもこれも買ってしまいがちですが、無計画に買い物をしてしまうと家計にひびいてしまうので対策を講じることが大切です。

例文2「子供が危うく階段から落ちそうになってしまった。階段に近づけないように対策を講じなければ」小さな子供のいる家庭では危険な場所が階段に限らずいろいろな場所にあります。大きな事故や怪我になってからでは遅いのです。子供を守るためにも、事前に危険な場所などに近づけないようにするなどの対策を講じる必要があります。

ビジネスでの使い方

例文「このプロジェクトを必ず成功させる為にも、不備がないように改めて対策を講じる必要がある」ビジネスでは、重要なプロジェクトを任される場面があります。そのような重要なプロジェクトでは失敗は許されないため、事前に不備が出ないような対策を講じる必要があります。

「対策を講じる」を使った例文

例文1「公園で怪我人が出ないように、事前に対策を講じることが必要だ」この「対策を講じる」を使った例文からは『公園で子供たちが遊具などで怪我をしないように、事前に安全確認をする対策をし実行することが安全のために必要である』の意味で捉えることができます。公園の遊具は安全には作られていますが、それは設計段階で安全に使用できるように対策が講じられているからといえます。

「対策を講じる」の敬語での使い方

「対策を講じる」は、名詞の「対策」と動詞の「講じる」から成り立っています。このことから「対策を講じる」を敬語にする際には、動詞である「講じる」を敬語に直す必要があります。例えば、「対策を講じる」で了承を得るには「対策を講じてもいいか」ではなく「対策を講じてもよろしいでしょうか」の敬語の使い方となります。

また、「対策を講じる」を提案したい場合には「対策を講じてみたら」ではなく「対策を講じてみてはいかがでしょうかとなります。」さらに、「対策を講じる」ことをすすめる場合は「対策を講じてみたら」ではなく「対策を講じることをおすすめします」の敬語での使い方となります。

「対策を講じる」の敬語での例文

例文「この案件については、もっと効率的で良い方法があるはずです。是非、対策を講じてみてはいかがでしょうか」この例文からは、上司や目上の人に対して現状のやり方では効率が悪く生産的でないため他のやり方を講じてみましょうと「対策を講じる」ことを敬語で提案してすすめています。

「対策を講じる」の英語表現

「対策を講じる、英語」で検索すると「measures」と出てきますが、実はこの「measures」はたくさんの意味を持つ言葉になります。例えば、動詞として「測定する」や「比較する」さらに名詞として「測定器(メジャー)」や「量」など少なくとも10以上の意味を持つ言葉になります。その意味の中に名詞として「手段、対策」の意味があります。

「measures」だけだと「手段、対策」のみの意味になっていしまい「対策を講じる」の意味とは違ってしまいます。相手に伝わる「対策を講じる」の英語には「take measures to~」が挙げられます。ここの「take」は『取る』の意味になり『~するための対策を取る(講じる)」と訳すことができます。同じような意味として「take steps to~」がありますが「take measures to~」と違いやわらかい印象で相手に伝えることのできる言葉です。

「対策を講じる」の意味での使い方の「take steps to~」と「take measures to~」に似た表現として、「game plan」(対策や戦略の意味)や「plan a strategy」(対策(戦略)をめぐらすの意味)があります。

「講じる」と「講ずる」はどちらが正しい?

「講じる」は話し言葉としての使い方が多く、「講じない、講じます、講じる、講じるとき、講じれば、講じろ」と活用できます。それに対して「講ずる」は書き言葉としての使い方が主となり「講じない、講じます、講ずる、講ずるとき、講ずれば、講じろ」と活用されています。「講じる」と「講ずる」は全く同じ意味を持つ言葉であり、言葉の違いとして「話し言葉」であるか「書き言葉」であるかの違いだけになります。

「対策を講じる」の類義語にはどんな言葉がある?

「対策を講じる」とは「問題を切り抜ける為に対策や手段、方法を立て、それを実行に移すこと」の意味がありますが、同じような意味をもつ類義語にはどんな言葉があるのでしょうか。また「対策を講じる」との意味の違いはなんなのでしょうか。ここでは「対策を講じる」の類義語について、また「対策を講じる」の類義語の使い方について解説していきます。

類義語①対策を取る

「対策を講じる」の類義語として「対策を取る」が挙げられます。この類義語の「対策を取る」には『物事に対して行動を起こすこと』の意味があります。この「対策を取る」はひらがな表記で「対策をとる」とも表記されます。

「対策を講じる」との違いとして、「対策を講じる」の「講じる」には『何かに対して備える』の意味合いが強いのに対し、類義語の「対策を取る」の「取る」には『(対策を)せざる得ない』の意味で捉えることができます。「対策を講じる」が事前に備えることに対して、「対策を取る」はその物事に対して対策をしなければならないと、強制している側面も伺えます。

類義語②対策を立てる

「対策を立てる」という言葉は日常の中でもよく耳にする言葉ではないでしょうか。この「対策を立てる」という言葉も「対策を講じる」の類義語となります。類義語である「対策を立てる」とは『ある物事が起こった時の為に備える』の意味が含まれています。

「対策を講じる」と類義語の「対策を立てる」は、ほぼ同じ意味として捉えることができます。日常生活の中で使用する言葉としては「対策を講じる」よりも「対策を立てる」の方が多く、気兼ねなく使用することができます。

類義語③先手を打つ

スポーツなどの試合中に「先手を打つ」という言葉を耳にすることがあります。「先手を打つ」には『ある物事が起こった時の為に先に手(対策)を打つ』の意味があり「対策を講じる」の類義語となります。意味合いとしては「対策を講じる」とほぼ同じ意味として使うことができます。しかし「対策を講じる」よりも類義語の「先手を打つ」を使い言い表すことで捉える印象に違いがあります。

例えば「この試合に対して対策を講じる」と「この試合に対して先手を打つ」ではどうでしょうか。この例文では「対策を講じる」よりも類義語の「先手を打つ」の方が、人や物事に対して強く意識しており何が何でも勝てるようにするために対策をしなければと「対策を講じる」よりも強い意志を感じとることができます。

類義語④方策を練る

さらに「対策を講じる」の類義語に「方策を練る」という言葉があります。「対策を講じる」の類義語の「方策を練る」の「方策」は『物事を達成するための手順」の意味があります。さらに「方策を練る」の「練る」にはたくさんの意味を持つ言葉となり、その中の一つに『物事をよい方向にするために内容を検討したりすること』の意味があります。
 

このことからも「方策を練る」には『その物事を達成するために、よりよい手段でできるように内容を確認して行う』の意味があることがわかります。この類義語の「方策を練る」には物事に対してよく考えてから良い方法で解決しようという意味で使われます。「対策を講じる」よりも、深く考えているという側面が伝わる言葉になります。

類義語⑤PDCA

「対策を講じる」の類義語として「PDCA」という語句がありますが、あまり馴染みのない言葉ではないでしょうか。この類義語の「PDCA」とは『P=plan(計画)、D=do(実行)、C=check(評価)、A=action(改善)の略式になります。この類義語の「PDCA」はビジネスで良く使われる語句であり、「PDCA」はビジネスを円滑に進めるための手法の頭文字で構成された言葉になります。

具体的には「P→D→C→A→P→」の手法を繰り返して行うことに寄り、物事が円滑、効率よく進むと言われています。何事も円滑にスムーズに行う事が大切です。「PDCA」とは「対策を講じる」の意味に、具体的な流れを付け足したような意味で捉えると良いでしょう。

「対策を講じる」と「対処」「対応」との違いとは?

「対策を講じる」に似た言葉として「対処」と「対応」が挙げられます。この「対処」と「対応」は一見同じような意味を含んだ言葉のように思われますが、全く違う意味を含んでいます。ここでは「対処」と「対応」の意味の違いや、「対処」と「対応」の使い方について解説していきます。

「対処」の意味と使い方とは?

「対策を講じる」に似た言葉として「対処」が挙げられます。この「対処」には『ある物事などに対して適切な処置をとること』の意味があります。「対処」の「対」には『直面しているもの」の意味があり「対処」の「処」には『物事を良いように処置する』の意味がそれぞれにあります。さらに「対処」には物事が起きてしまったことに対して措置します。つまり「対処」とは、もうすでに起きてしまった事柄に対しての措置ということになります。

「対応」の意味と使い方とは?

「対応」という言葉は一日に一回は聞いたり使ったりする言葉ではないでしょうか。そもそもこの「対応」には『同じ二つの物が向かい合って対になる様子』や『(物事が)対立する関係の様子』『互いがつり合いが取れている様子』さらには『周囲の状況に合わせること』などの意味を持ちます。

さらに「対応」には『起こってしまった状況に応じる』や『そこにいる人に対して応じる』と捉えることができます。「対応」の例文として「顧客の対応をする」や「この状況に何とか対応しなければならない」などが挙げられます。つまり「対応」とは物事に対して何とかしなければならない状況に対して使うことができます。

対策を講じる」と「先見の明」の違いとは?

「先見の明」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。あまり聞きなれない言葉ですが「対策を講じる」と似通った意味を持つ言葉となります。しかし「先見の明」と「対策を講じる」には、似た意味であっても明確な意味の違いがあります。ここでは「先見の明」の意味や使い方、「対策を講じる」との意味の違いについて詳しく解説していきます。

「先見の明」の意味とは?

「先見の明」という言葉を知っているでしょうか。「先見の明」は「せんけんのめい」と読みます。「先見の明」とは中国の古い書物に出てくること言葉から由来されていると言われています。この「先見の明」には『将来の事や、何かが起こる前にそれを事前に見抜く見識』の意味が込められています。

少し難しいように思えますが、要は『先々に起こるであろう出来事に対して、的確に事前に見抜く鋭い考え・意見』の意味で捉えることができます。このように「先見の明」には『将来を見通す力』や『物事に対しての行動する能力や対応する能力』の意味であるといえます。

「対策を講じる」との違い

「対策を講じる」には『問題点を解決する為の対策や手段を考え、その方法を実行に移すこと』の意味があります。それに対して「先見の明」には『将来に起こる出来事に対して、先を見通す力』の意味があります。

一見、同じように『事前に対策を立てる』の意味で捉えられがちですが、「先見の明」には「対策を講じる」とは違い、問題が起こることを踏まえた先を見通す力の意味が含まれています。「対策を講じる」は問題点を解決する為に、解決方法を考え実行に移す意味になります。「対策を講じる」には「先見の明」のような、解決方法を考えなくてもいいような先を見通す力の意味は含まれていません。

「先見の明」の使い方とは?

「先見の明」には「先を見通す力や能力」の意味があります。この先を見通す力や能力は、優れた指導者や経営者に必要とされています。このような優れた指導者や経営者に対して『先見の明がある人だ」などの意味で言い表すことができます。

「先見の明」を使用する際に気を付けるのが、結果が出ていない事柄に対しては使うことができない言葉であるという点です。「先見の明」とは、後に振り返ってみて先を見通す力や能力があったなという場面で使える言葉になります。
 

「対策を講じる」の意味や正しい使い方のまとめ

「対策を講じる」には『問題点を解決する為の対策や手段を考え、その方法を実行に移すこと』の意味があり、一見かしこまった表現で捉えられがちです。しかし、日常やビジネスの場面などで「対策を講じる」必要がある場面は多くあります。

『何とかしなきゃならない』という表現を「対策を講じる」という表現に変えて見ることで、賢い印象を与える事ができます。この記事の「対策を講じる」の意味や「対策を講じる」の類義語などの意味の違いなどをよく理解して、日常に「対策を講じる」の言葉を取り入れてみると良いでしょう。

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