試用期間とは?意味や契約内容・条件や残業代は出るのかを調査!

試用期間の意味やメリットとデメリット、契約内容について考えたことはありますか?この記事では試用期間の意味や条件、残業代が出るのかについて解説しています。試用期間の意味や契約内容、試用期間に解雇される条件について知りたい方は是非ご参考にされてください。

試用期間とは?意味や契約内容・条件や残業代は出るのかを調査!のイメージ

目次

  1. 試用期間とは?
  2. 試用期間の意味や契約内容・条件や残業代について
  3. 試用期間の仕組みとは?
  4. 試用期間中に解雇する条件
  5. 試用期間中の社会保険と残業代が無いのは仕方ない?
  6. 試用期間中に退職するメリットとデメリット
  7. 試用期間中に退職する手順
  8. 試用期間中に退職を伝えるには?
  9. 試用期間中に納得してもらいやすい退職理由
  10. 試用期間のトラブルと対処法
  11. 試用期間についてまとめ

試用期間とは?

試用期間とは何?

出典: http://shinsou-assist.blog.jp

2018年現在では、会社の人材不足によりどの業種の会社も1回の面接だけで採用という会社も少なくありません。多くの会社が試用期間を設けている背景には、1回の面接では採用した人物の人間性や仕事に対する適正、勤務態度などは判断する事ができません。試用期間を設ける事によって、試用期間の間に採用した人物がどういった人材か判断するという目的があります。

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試用期間とは、本採用として雇用する前に会社がどういった人物かを判断したり、どういった仕事をするのかを確認する期間の事です。会社にとっては本採用を前提とした「お試し期間」の意味で、2018年現在では試用期間を採用している会社は多いです。会社としても数回の面接で人物を判断することは難しく、長期雇用を前提として、その人物の仕事ぶりや仕事に対する勤務態度を見て本採用をするかどうかを決定する事ができる期間です。

出典: https://doda.jp

試用期間を設けている会社が多いですが、試用期間を設ける事に対して法的な決まりはなく、会社によっては試用期間を設けていない会社もあります。試用期間を設けている会社の場合には雇用契約書や就業規則などに明記する事が義務付けられているため、試用期間が設けられている場合には目視で確認できます。会社に試用期間が設けられているからこそのメリットやデメリットも存在します。

試用期間はどれくらい?

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試用期間を設けている会社の場合、試用期間の長さは会社によって変わります。一般的な試用期間の長さとしては、短い場合は1ヶ月ですが長い場合には6ヵ月以上となります。法律では試用期間に長さについての決まりがないため、1ヵ月でも1年でも構いません。しかし多くの会社は3ヶ月としている場合が多く、仕事を初めて3ヶ月というと、仕事の中身や段取りもおぼえ始める期間なので、妥当な試用期間の長さではないでしょうか。

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一般的に試用期間はどんなに長い場合でも1年が限度とされていますが、1年間も試用期間が続くのであれば、雇われた側としても納得が行かない場合があります。試用期間の長さについては口頭で説明、もしくは文書として必ず提示されますので、くれぐれも見落としや聞き逃しがないようにしましょう。試用期間が短いほど本採用になる時が早くなるので、試用期間が短ければ短いほどいいです。

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ハローワークを通して就職活動をする場合には、ハローワークの求人票には試用期間について明記する義務があるため、必ず求人票に会社の試用期間の長さが明記されています。仮に採用された場合には会社が示す試用期間と照らし合わせることもできます。

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試用期間が設けられている会社で、試用期間が長ければ長いほど本採用される側にとっては不利になってきます。試用期間の間は本採用に大きな影響が出るほどの、大きなミスや大きな遅刻ができないため、本採用された後では雇用に関して大した事がないようなミスでも、試用期間が長ければ長いほどちょっとしたミスが本採用される場合に関して致命傷になってきます。

試用期間の姿勢

出典: https://success-job.jp

試用期間の長さは会社が試用期間の延長が必要と認めた場合、就業規則や契約内容に従って試用期間の延長をする場合があります。試用期間の延長には条件があり、条件を満たしている以外には会社側で勝手に試用期間の延長をすることはできません。会社側が一方的に本人の同意を得ずに試用期間を延長する場合は違法になります。

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試用期間中の勤務姿勢としては、勤務態度に関しては遅刻や欠勤をしてはいけません。遅刻や欠勤などによって勤務態度を判断される会社がほとんどなので、1回ならばまだしも数回に渡って遅刻や欠勤をしたり無断欠勤をする事などはもっての他です。特に無断欠勤は試用期間中であれば契約解除や同じ意味の解雇対象となってきますので注意する必要があります。

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試用期間中の業務上に関する勤務姿勢としては、新しく入った会社なので覚える事は多くあり、事業内容に関しても全く分かりません。毎日教えてもらえることはできるだけメモをしていって仕事に対してのやる気を見せる事が大事です。簡単に覚えられるような内容を仕事の先輩に何回も聞いていると、「学習能力がない」もしくは「仕事に対してやる気がない」と判断されてしまいますので、簡単な仕事内容はできるだけ早く覚えましょう。

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試用期間の意味や契約内容・条件や残業代について

試用期間を行う意味

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会社が試用期間を設けている意味としては、企業が新しく人を採用した時に書類や面接だけではその人のスキルや勤務態度を判断するのは困難で、試用期間を設ける事によって試用期間の内にその人のスキルや職業適性、勤務態度を見極める期間としています。すなわち試用期間の意味とは「お試し期間」という意味になります。

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試用期間とは法的制度で定められている期間ではありませんが、最高裁の判例では試用期間の事を「解約権保留付の雇用契約」という形で認める判例が出ています。「解約権保留付の雇用契約」の意味としては「雇用契約を解除する事ができる雇用契約」という意味で、著しく勤務態度が悪かったり、会社に対して著しい損害を与えてしまった場合には、会社側として雇用契約を解除する事ができるという意味です。

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試用期間は採用する会社が雇用契約を結ぶ段階で設ける期間なので、正社員希望の人限定ではありません。アルバイトやパートの場合でも試用期間を設けている会社も多く、正社員希望でないアルバイトやパ-トの人でも試用期間が設けられている場合が多いです。アルバイトやパートだからといって正社員より試用期間にチェックする項目が少なくなるわけではありません。

試用期間の契約内容と条件を確認する

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試用期間とは「会社側が採用した社員を解雇する権利を保留している期間」と法律では定められていますが、労働条件に関しては会社側と正式な契約が結ばれています。試用期間の契約内容と労働条件を確認する事が重要です。本採用の場合と試用期間の場合の雇用契約書の契約内容と本採用の場合の雇用契約書の契約内容が違う企業もあるので、契約内容と労働条件については必ず確認しておきましょう。

出典: https://h-osaka-roudou.com

試用期間だからといって特別な労働基準法が適用されるわけではなく、変動シフト制勤務以外の場合、労働基準法では「1週間に40時間の労働時間を超えた労働者には会社は残業代を支払う」と定められています。試用期間だからといって1週間に45時間以上働いた場合に残業代の対象になるという事は違法になります。試用期間であっても本採用であっても適用される労働基準法は同じです。

試用期間でも雇用契約を結んでおく

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会社が新しく採用した人と雇用契約を結ばないといけないという法律はありません。会社によっては試用期間の間は雇用契約を結ばない会社もありますが、労働条件や後々のトラブル防止のために労働条件や試用期間の契約内容を記した雇用契約書を結ぶことをおすすめします。労働条件が明記されている雇用契約書がない会社というのは、雇用契約書がない分労働条件に対して決まりがないので給料や労働時間に関しては不透明なので注意が必要です。

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仮に会社側から労働条件が記載されている雇用契約書を結ばないと言われても、極力労働条件について書面等で明示してもらったほうが後に労働条件についてトラブルになった場合も安心です。例え試用期間であっても労働条件を記載した雇用契約書を結んでおくのがおすすめです。

有期雇用契約の意味とは?

出典: https://www.atled.jp

有期雇用契約の意味は「会社と労働者が期間を定めて雇用契約を結ぶ」という意味です。2003年の改正労働基準法では、労働契約は最長でも3年、60歳以上の人や高度な専門知識を持つ人については5年と定められています。例としては契約社員や臨時職員があり、数年間という決まりの元で雇用されます。会社によっては継続雇用もしくは正雇用に移動する場合があり、継続雇用になった場合は新たに数年間の区切りを条件に雇用契約が結ばれます。

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有期雇用契約の場合、労働契約を結んだ年数を終えてからの雇用契約を継続するかしないかは会社側で決める事ができるため、有期雇用契約の場合は契約年数の分試用期間と考える事ができるでしょう。有期雇用契約を結んでいる間に何回にも及ぶ著しい遅刻や欠勤、会社に対して著しい損害を与えた場合には有期雇用契約の期間を終えた後に雇用契約が終了する場合もあります。

残業時間や残業代の注意点

会社が試用期間を設けている場合の注意点として、残業時間や残業代についての労働条件についてははっきり明示してもらったほうがいいでしょう。会社で試用期間の間に限っては20時間までの残業という条件になっていて本採用になったら30時間までの残業という条件になっている場合は、試用期間と本採用で勤務に対する差別をしている形になりますので、会社に試用期間と本採用に対して同等の扱いを求めることができます。

試用期間に簡単に解雇するのは違法

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新しく人を採用した場合に試用期間だからといって、正当な理由なく簡単に解雇することはできません。解雇権濫用法理という労働契約法に抵触します。会社側として一方的に解雇することは法律に触れるので、 一般的には業務を行っていく上で正当な理由があり、本人が同意した場合に限り会社側は解雇することができます。

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試用期間とはいっても会社と労働契約を結んでいる以上労働基準法が適用され、労働者としての権利がありますので、不当解雇や残業代未払いなどの権利を主張することができます。会社から正当な理由がなく試用期間だからという理由で試用期間の途中に解雇されるのは不当解雇と同じ扱いと考える事ができるでしょう。同様に試用期間の間の時給が厚生労働省が定める最低賃金以下の時給という事も認められません。

試用期間の仕組みとは?

試用期間を設ける意義

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会社が試用期間を設ける意義として、試用期間後に会社が採用した人に対して雇用を継続するか判断することができます。会社の業務に適正があるか、勤務態度が真面目なのか、などを試用期間の間に会社が判断します。会社が試用期間を設ける意義としては、会社は意向に沿った人材を求めており、試用期間の間に会社の方針に著しく沿わない人や、会社の事業に対して能力的に著しく劣る人でないかを判断しているともいえるでしょう。

試用期間後に解雇しやすい

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一般的に会社側が従業員に解雇を言い渡す場合は一定期間前に解雇を通告するか、解雇予告手当を支払わなければなりません。本採用した人を解雇する事は場合によっては不当解雇と扱われてしまうため、正当な理由がない限り会社にとっても大きなリスクとなります。正当な理由があるにも関わらず従業員にとっては不当解雇という事で「解雇権の濫用」をめぐって裁判になったケースも多く存在します。

出典: https://money-pentagon.com

試用期間が終わった際に解雇する場合は、本採用した後に解雇する場合よりも会社的にはリスクが少なくなります。試用期間の間に労働契約を継続しない正当な理由がある場合には、本採用した後よりも解雇を通告しやすくなります。試用期間であるという事で会社に合わない人の解雇もスムーズに話をする事ができます。ただし試用期間であっても会社の一方的な解雇の場合や、明確な理由がない場合の解雇に関しては、不当解雇にあたります。

解雇予告手当が一定期間免除される

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試用期間の場合は、解雇予告手当が一定期間免除されます。試用期間が設けてある場合には会社は14日以内の試用期間の人に対して解雇予告、解雇予告手当の支給をすることなく解雇する事ができます。ただし、労働者の雇い入れ時には必ず労働条件通知書の書面を用いて試用期間がある事を伝えておかなければなりません。試用期間中であっても15日目からは「解雇予告」が必要になってきます。

採用した人の気持ちの引き締め効果

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試用期間があるのとないのでは、新しく採用された人にとっても働き方に対する意識が変わってきます。試用期間がない会社であれば、採用が決まった瞬間からどこかに安心感が出てしまい、業務に差支えがある場合があるかもわかりません。試用期間を設けている会社であれば、採用された人にとっては試用期間の間は大きなミスができないなどの緊張感が保たれるため、仕事や勤務態度に対してもまじめに取り組む人が多いでしょう。

労働条件の変更ができる

出典: https://www.futokaiko.jp

試用期間を設けている場合、試用期間を終えた後の本採用をする場合に労働条件に付いて変更がしやすくなります。会社側として労働基準法に触れない範囲であれば、試用期間の間は本採用後に比べて給与をすくなめに設定する事も可能です。試用期間を終えた後、本採用の際の労働条件変更で給料がアップする会社であれば誰でも試用期間の間は一生懸命頑張ります。この心理を利用する事で本採用後の業務の向上にもつながります。

出典: https://hataractive.jp

会社によっては、試用期間の間も本採用の際も労働条件の契約内容に違いがない場合があります。本採用の際に契約内容に違いが出てくる場合はアルバイトやパートの場合は時給の変動があったり、正社員であれば基本給が上乗せされたりする場合があります。

試用期間中に解雇する条件

試用期間中の解雇の事例

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試用期間中に解雇となる場合の事例としては、労働条件の契約内容に関わらない場合が多く、例えば1週間の間に厳重に注意されたにも関わらず無断欠勤を何回もする場合があり、無断欠勤とは社会で働く上では悪質な行為です。会社はその人を1人の社員や従業員としてあてにしているので、毎日の仕事の中でその人にしかできない仕事を割り振っています。無断欠勤とは会社の信頼を失う行為ですので、解雇対象となっても仕方ありません。

出典: https://試用期間.com

無断欠勤ほど悪質ではありませんが、正当な理由なく遅刻や欠勤を繰り返す場合も試用期間中に解雇になる可能性があります。正当な理由とは虚偽を除く体調不良の場合やどうしても遅刻もしくは欠勤をする用事ができた場合です。正当な理由がなく虚偽の報告をした場合も同様で、遅刻や欠勤を繰り返す場合は、会社の仕事に対してやる気がないと判断されてしまうため、契約内容に関わらず雇用継続は難しいでしょう。

試用開始から14日経過後の解雇の条件

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試用開始から14日以上経過している場合は、通常の解雇手続きと同様の手順を踏む必要があります。通常の解雇と同じように、解雇する30日以上前に解雇通告を行う必要があり、解雇する30日前に予告しない場合は解雇される者に対して解雇予告手当を支払う必要があります。

試用開始から14日経過以内の解雇の条件

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試用期間を設けている会社の場合、試用開始から14日の間は会社側は契約内容に関わらず試用期間の社員を即時解雇することができます。問題を起こして上司から「明日から来なくていい」と言われた場合でも試用期間後の14日以内であれば、解雇される正当な理由があれば即日解雇が認められます。

出典: https://www.job.chunichi.co.jp

本人が会社に提出した書類の中で、履歴に重大な虚偽の事実があった場合も契約内容に関わらず、試用期間後14日以内であれば即日解雇の対象となります。会社としては履歴書の欄の資格や実務経験証明書は、採用する際の基準としていますので、重大な虚偽の記載があった場合は解雇対象となる場合があります。

試用期間中の社会保険と残業代が無いのは仕方ない?

試用期間中に社会保険と残業代の未払いは違法

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試用期間中とは言えども、正規の社員と同じように労働基準法で守られていますので、試用期間の間は残業代が支払われないという事はありません。残業代は残業を行った場合に支払われる賃金です。試用期間を理由に残業代が支払われない場合は違法になります。社会保険も同様で、1週間のうちに所定の労働時間があれば社会保険がつきます。所定の労働時間があるにも関わらず、試用期間だからといって社会保険に入れないのは違法です。

出典: https://hataractive.jp

残業代に関する注意点として、会社が認めた残業のみに残業代を支払う会社があります。自分から進んで行う残業を認めてくれる会社もありますが、ほとんどの会社の場合は自分からすすんで残業をした場合はサービス残業となり、残業代の対象とならない場合が多いです。サービス残業は違法行為ですので、会社が認めていない残業は残業代の支払い対象にはなりません。

社員との給料差別は可能?

出典: https://www.kanazawagoudoulaw.com

試用期間中の人の給料や時給と、試用期間を終えて本採用された人の給料や時給に違いがある場合がありますが、法律的には問題ありません。試用期間の間の給料や時給に関しては、本採用された場合よりも低く設定されている場合があります。

試用期間中の残業や休日出勤は可能?

出典: https://cj-miratomo.jp

試用期間中であっても残業をすれば残業代、休日出勤をすれば休日出勤手当をもらう事ができます。試用期間中だからといって残業代や休日出勤手当が付かない会社は違法な会社となります。試用期間中であっても残業代や休日出勤手当をもらう権利があります。1日に8時間を超える労働を行った場合には残業代が発生しますので、1日8時間を超える仕事をする場合は残業代がきちんと支払われているか確認する事も重要です。

試用期間中に退職するメリットとデメリット

メリット①頑張る必要がない

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会社に入ってみると長時間労働の残業代がないようなブラック企業だったという事もあるかも知れません。試用期間中に退職するメリットとして、ブラック企業で働く意味がないと思った場合には無理に頑張る必要はありません。その会社に入れたという事は他の会社に採用される可能性もありますので、試用期間中に退職するメリットを生かして試用期間の内に自分から退職しましょう。

出典: https://mag.smarthr.jp

頑張らなくていいのは試用期間中に退職するメリットですが、ただ頑張らなくていいという意味ではありません。「頑張らなくていい」の意味としては、入った会社が自分にどうしても合わない場合には頑張らなくていいという意味です。その会社に対して少しでも頑張ってみようと思ったのであれば、その会社で頑張る事に意味があります。

メリット②職歴に影響しない

出典: https://driver-times.com

試用期間に退職するメリットとして、試用期間中にその会社を退職した場合は履歴書に書く必要がありません。試用期間中に退職する場合のみのメリットとなり、履歴書偽造などの罪に問われる事もありません。試用期間を過ぎて本採用になってしまった場合や、社会保険や雇用保険などで次に受けた会社に職歴がわかってしまう場合がありますが、試用期間の間に退職したのであれば、ほとんど問題にならない事も試用期間中に退職するメリットです。

メリット③転職の判断材料になる

出典: https://www.btbfcorp.com

試用期間中に退職するメリットとして、次の職場探しや転職の判断材料になります。試用期間中に退職するという事は、その会社に対して自分が求める事と違う事に早く気付いたという事になります。転職や再就職は年齢が大きく関係してきますので、その会社が自分に合わない事に早く気付けば気づくほど、次の職探しにつながります。個人的な考え方が多々ありますので一概に言える事ではないですが、年齢が若ければ若いほど転職には有利です。

デメリット①無職期間になる

出典: https://careerpark.jp

試用期間中に退職するデメリットとして、試用期間中に退職した会社は履歴書に記載しないので無職期間ができてしまう事です。実際は試用期間中に退職した会社を履歴書に記載しても問題ないのですが、採用する側からすると、試用期間はほとんどが3ヶ月なので、働いた期間が短すぎて不審に思ってしまいます。試用期間中に退職する事で無職期間ができるデメリットを避けたいのであれば、せめて3ヶ月~半年以上働いてから退職しましょう。

デメリット②本質部分を見分けることが難しい

出典: https://apj.aidem.co.jp

試用期間中に退職するデメリットとして、働き始めてから退職するまでの期間が短すぎてその会社の本質部分を見る事ができないという事があります。人間関係や職場の雰囲気で退職する場合はまだいいのですが、給料に関する事や仕事に関する事が理由で退職する場合は、本採用になったり、もう少し長く在籍する事で退職の原因が解決される場合もあるので、試用期間中に退職する事はデメリットとなってしまいます。

試用期間中に退職する手順

試用期間に辞めることは可能

出典: https://www.find-job.net

試用期間であっても、きちんとした手順を踏むことで退職する事は可能です。採用した会社側からすると正当な理由がある場合には簡単に退職させることが可能ですが、こちら側から退職する場合は退職したい旨を退職する2週間前までに伝えておくことが必要です。試用期間中であっても退職する手順としては本採用された後と同じ手順が必要になります。

試用期間中の退職は恥ずかしくない

出典: https://www.tensyoq.com

試用期間中の退職に関しては、入社してすぐに退職しても恥ずかしい事ではありません。自分がその会社に入ってみて合わないとわかったのであれば、自分の意思を伝えるべきです。大事なのは周りの反応ではなく自分がこの会社でやっていけるかどうかなので、自分が退職する意思があるのであれば周りを気にせずに退職するべきです。

退職を決めたら早く申し出る

入ってすぐに会社を退職する意思が強いのであれば、試用期間中に退職する事をおすすめします。会社によっては試用期間が終わると同時に配属先や勤務先が決まっている場合があります。試用期間中に会社に退職の意思を伝える事は恥ずかしい事ではなく、会社に対して自分の意思を伝える意味では絶好の機会といえるでしょう。

退職の意思を伝える

出典: https://rebe-career.co.jp

自分が退職したい場合には、遅くても退職日の2週間前までには退職の意思を伝えましょう。退職の意思の伝え方は人それぞれですが、相手に納得してもらいやすい方法で退職の意思を伝えましょう。退職の意思を伝える場合はメールなどの気持ちが伝わらないやり方ではなく、口頭もしくは退職願いを用いて相手に直接伝えましょう。

退職願を持参する

出典: https://www.find-job.net

試用期間中に退職する手順として、退職願を持参する方法があります。自分で書いた直筆の文章か会社で決まった様式があるのであればそれでもいいでしょう。1番いいのは自分で書いた直筆の退職願がいいので、試用期間中という事もあり、簡単な文面でいいので直筆で書いた退職願を相手に渡しましょう。

退職日と条件を決定する

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試用期間中に退職する旨を伝えたら、上司とともに退職する日付と条件を決定します。いつの日付で退職をするのかという事と、退職日まで働いた分の給料等についても確認しておきましょう。保険証がある場合には返還の方法についても確認しておきましょう。

雇用保険や社会保険の手続きの確認

出典: https://www.g-j.jp

試用期間で入社した場合でも、入社した時点で会社として社会保険や雇用保険の発行手続きや、番号等は取っている場合が多いですので、社会保険や雇用保険の手続きについても確認しておきましょう。退職した後では確認しにくいので、保険関係については必ず確認しておくことが重要です。

引継ぎや退職準備を行う

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自分が退職する事により、他の人の仕事に影響が出る場合が多いですので、自分が行っていた仕事の引継ぎは必ず計画を立ててしておきましょう。誰に引き継ぎを行うかは会社によって変わりますが、退職準備として身の回りの整頓、仕事の引継ぎ、鍵がある場合は鍵の返却等も忘れずに行いましょう。

試用期間中に退職を伝えるには?

直接担当者や上司に口頭で伝える

出典: https://success-job.jp

退職の意思を伝える方法としては1番いい方法で、直接上司や担当者に退職の意思を口頭で伝えます。場合によっては上司から退職を引き止められます。退職を引き留められた場合については人それぞれの考え方や引き止められ方にもよりますので、できるだけ後悔しないように自分が思った通りに動きましょう。

メールで正式にアポイントを取る

出典: https://qiita.com

上司や担当者に退職の意思を伝えるのに1番いい方法は口頭で伝える事ですが、メールで伝える事しかできない場合にはメールでも仕方ありません。ただしメールの場合には気持ちは伝わらないので、正式にアポイントを取る必要があります。

相談ベースで退職を伝える

出典: https://syu-katu-tensyoku.hatenablog.com

相談ベースで退職の意思を伝える場合には、最初に直属の上司に伝えるのが常識です。話をよくする間柄であれば、相談するような形で退職の意思を伝えます。「お時間いただけませんか」などと相手のタイミングを見計らって相手への誠意も見せながら退職の意思を伝えます。

不平不満は伝えてはいけない

出典: https://doda.jp

退職する際に、退職の意思と同時に会社や上司の不平不満を伝えてしまうと、退職の意思を伝えたはずが喧嘩別れになったりするので、不平不満については口に出さないようにします。退職の意思と同時に給料についての不満を言ってしまうと「給料を見直す」と言われた場合には退職しにくくなってしまいます。

試用期間中に納得してもらいやすい退職理由

職場環境が合わない

出典: https://mag.smarthr.jp

試用期間中に納得してもらいやすい退職理由として、職場環境が合わないという理由があります。職場環境が合わないのであれば仕方ないといわれる場合も多いです。会社によっては新人いじめがある会社もあり、本来禁止となっているパワハラやセクハラが横行している会社であればなおさら職場環境になじめないでしょう。

仕事量と自分の能力が合わない

出典: https://tap-biz.jp

仕事の量と自分の能力が合わないという理由も退職理由としては受け入れられやすいでしょう。仕事の量が多すぎたり、仕事の質が高すぎてついていくことができずに精神的に追い込まれてしまう場合もあります。

社風や価値観が合わない

出典: http://and-plus.net

社風や価値観があわないという退職理由も退職理由として受け入れられる場合があります。しかし社風や価値観というのは多くの意味があるため、場合によっては会社批判ととられる場合があるので、退職の意思を伝える場合には「想像とは違っていて自分には合わないと感じました」とだけ伝えましょう。

試用期間のトラブルと対処法

一方的な解雇通知

出典: https://www.bizocean.jp

試用期間だからといって、契約内容に関わらず一方的な解雇通知をされるケースがあります。試用期間という理由で会社側からの正当な理由がない一方的な解雇通知は労働法に違反しています。試用期間開始後15日経過した時点であれば「不当解雇」として訴える事も可能です。

勝手な試用期間の延長

出典: https://www.onenationworkingtogether.org

会社側が試用期間の延長をするには3つの条件があります。契約内容として試用期間の延長が記されている事、試用期間の延長に合理性がある事、延長期間は最初の期間を含めて1年以内、という3点です。会社の社長の独断であったり、本人に説明せずに一方的に試用期間を延長する事は認められていません。

給与が最低賃金を下回る

出典: https://mamaworks.jp

会社に採用された際の契約内容にもよりますが、試用期間だからといって最低賃金以下の給与というのは法律で認められていません。試用期間の契約内容に給与について記載がある場合には、法律で最低賃金以下の給与は表記する事ができませんので、最低賃金以下であれば法律違反となります。

社会保険に加入してもらえない

出典: https://www.futokaiko.jp

試用期間中であっても、社会保険に入る要件を満たしているのであれば社会保険に加入させなければなりません。契約内容にもよりますが、社会保険は一定の労働時間か給与がある場合には強制的に加入させられますので、試用期間中であっても社会保険は入る事ができます。

試用期間終了後に本採用させてもらえない

出典: https://contents.workin.jp

試用期間が終了した後に本採用してもらえない場合には、解雇と同じようにそれにあたる正当な理由が必要となります。正当な理由がなく本採用を拒否されるのであれば、人間としてしてはいけないような合理的な理由を明示してもらわないといけません。

トラブルが起こった後の対処法は?

出典: https://roudou-bengoshi.com

トラブルが起こった後の対処法としては、会社に何気なく相談する方法があります。もしも労働組合がある会社であれば勇気を出して労働組合に相談してみるのもいいでしょう。場合によっては労働基準局や弁護士に相談するのもいいかも知れません。最終的な手段としては新しい就職先を見つけましょう。

試用期間についてまとめ

出典: http://asel-sr.com

ここまで試用期間についての意味や契約内容、残業代やトラブルになった場合の対処法について解説してきました。試用期間中に退職する場合のメリットやデメリットについても解説してきましたが、契約内容に関わらず試用期間であっても勝手に解雇ができない事、扱いは本採用後と給与面以外については同じでなければいけません。この記事が現在試用期間中の方やこれから再就職や職につこうと思っている方のご参考になれば幸いです。

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