投資信託の基準価額とは?計算方法や個別元本との違い・注意点まで徹底解説!

投資信託の基準価額とは、計算方法を把握しておき、個別元本との違いを明確にしておく事で理解を助けるといえるでしょう。そして理解を深めておく事で利益に繋がります。ここでは安定的な利益を目的に、基準価額の計算方法や個別元本との違い・注意点までを徹底解説しています。

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目次

  1. 投資信託の基準価額について知っておこう
  2. 投資信託の基準価額とは?計算方法
  3. 投資信託の基準価額と個別元本との違い
  4. 投資信託の基準価額の注意点・高い低いに惑わされない?
  5. 投資信託の基準価額が上がる要因・下がる要因
  6. 投資信託の基準価額が安いときが買い時?
  7. 投資信託の基準価額などまとめ

投資信託の基準価額について知っておこう

出典: https://www.chibabank.co.jp

まず投資信託の基準価額とは何かを理解している事で、利益に繋がるという事をおさえておきましょう。しかし、投資信託の基準価額は株式投資とは違い、価格だけを確認するだけで良いというわけにはいかないのです。そこで投資信託の基準価額とは何か計算方法を交えて理解を深めていき、個別元本との違い・注意点まで解説していきます。

投資信託の基準価額とは?計算方法

基準価額とは?

出典: https://www.crowdport.jp

基準価額とは投資信託で用いられる評価尺度です。基準価額は基準価格と勘違いされる事が在りますが、基準価額は計算方法に違いがあるという事をおさえておきましょう。また、投資信託でいう基準価額は「割高・割安」と判断基準にはならないといわれています。そこで基準価額は「口」が取引単価として用いられており、多くの場合は一万口または一口単位で記載されているという事がポイントです。

出典: https://tatemono.com

そして基準価額は株式投資とは違い、リアルタイムで価格を算出するのではなく、運用会社によって一日一回の頻度で基準価額を算出します。この基準価額の算出基準となるのは、運用会社の運用実績によって「上がる・下がる」と金額が変動するという事をおさえておきましょう。また、基準価額の変動はその他要因もありますので、後述で解説する変動要因は要チェックです。

投資信託の注文時の計算例

出典: http://www.xlisting.co.jp

例えば、Aファンドの投資信託を5万口注文し、Aファンドの基準価額が1万口あたり6,000円であった場合です、この場合は、注文した投資信託の時価総額が基準価額6,000円×(保有口数5万口÷1万口)=30,000円と計算できるという事を覚えておきましょう。

基準価額の計算方法

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基準価額の計算方法として「純資産総額」と「総口数」を用います。そこで「純資産少額÷総口数」という計算方法で基準価額を計算します。つまり、基準価額の計算は一口(一万口)あたりの純資産総額だと捉える事が出来ます。例えばAさんが5万口の投資信託を保有している場合に、純資産総額が10万円だった場合、総純資産総額10万円÷総口数5万口=2円と計算によって算出できました。そして一万口あたり基準価額が20,000円と計算できます。

投資信託の純資産総額とは?

出典: https://financialporta.com

上述で解説した基準価額の計算式では、投資信託の純資産総額に触れていましたが、純資産総額についても理解しておく必要があります。純資産総額とは、ファンドが運用している運用費用などを最終的に差し引いた金額なのですが、この場合に株式や債券などの時価評価価額の総額から差し引いて計算します。また、その他計算項目として利息や配当金も含まれているという事もおさえておきましょう。

基準価額の確認方法

出典: http://news.livedoor.com

基準価額の確認方法は、投資信託会社のホームページや投資信託の販売会社、新聞のマーケット欄で確認する事ができます。基準価額の公表は、投資家に危害を加えるリスクもありますので、ブラインド方式といった方法で公表されています。ブラインド方式とは、投資信託の取引申し込みの締め切り後に行われる方法です。

基準価額と基準価格の違い

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投資信託の基準価額は、評価尺度として株式価格とは違いがあるという事、また投資信託では基準価格と勘違いされると触れていましたが、ここではその理由として基準価額の「価額」に着目してみます。始めに一般的な価格は、需要と供給で成り立っている評価尺度だという事です。

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しかし、価額は投資信託の客観的な評価尺度を用いているという事ですので、不動産の固定資産税評価額に近い価値判断をしているという特徴が挙げられます。したがって、需要と供給のバランスから成り立っているか否かが、基準価格と基準価額の違いを明確にする方法だといえるでしょう。

投資信託の基準価額と個別元本との違い

新聞などで知れる基準価額は過去のもの

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投資信託の基準価額は新聞での確認方法があるという事を解説していましたが、新聞は前日の基準価額が記載されているという事を明確にしておきましょう。投資信託は株式投資とは違い、リアルタイムではありません。しかし保有している商品の価格が日々変動しますので、やはり、以上の事を踏まえて利益を優先するのであれば、新聞ではなく投資信託のホームページで基準価額価額を確認する方法が好ましいでしょう。

個別元本とは?

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投資信託の基準価額と似た意味で「個別元本」という用語があります。個別元本というのは、投資信託商品の「取得価格」を示しています。つまり、投資商品を買った価格だという事です。もし、投資信託商品を平均取得価格で数回に分けて購入した場合はどうなるのでしょうか?この場合の個別元本は、口数の加重平均された価格だという事までをおさえていおきましょう。

個別元本は増減する?

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個別元本とは上述で解説した通り、取得価格であるという事です。この点が基準価額と特徴の違いなのですが、もちろん個別元本は増減しません。しかし、個別元本の増減には例外があるのです。その例外とは、基準価額が個別元本を下回っている場合、ここで分配金が出るケースで、この分配金が「特別分配金」という事が重要です。

出典: http://www.eadvisor.co.jp

この特別分配金は税務上の分配金ではないので、元本の払い戻しとみなされます。したがって、分配金は非課税なのですが、分配された分だけ個別元本が小さくなるのです。特別分配金のケースは毎月分配型ファンドによくあるので、毎月分配型ファンドを活用する場合は、個別元本の仕組みを理解しておく必要があります。

個別元本と基準価額を比較して判断を

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基準価額と個別元本は比較する事によって、含み益を抱えているのか、あるいは含み損を抱えているのかという判断基準にする事ができます。基準価額と個別元本の内容を整理すると、基準価額は現在の価格(時価・評価額)に対して、個別元本は過去の価格(取得価格)だという事です。つまり、具体的にはこれらの価格を比較する事によって現在の損益が分かりますので、最終的に投資信託を解約するか継続するか判断基準にする事が可能です。

乗り替えを考えた方がいい場合

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投資信託は基準価額と個別価額を比較する事が大切です。そこで、実際に投資信託の乗り換えを考えた方が良い場合が「元本の返還しか受け取れ取れない」という事です。ここでは、上述で解説した特別分配金を受け取っているという事なのですが、この特別分配金によって塩漬けしている状態なのです。そしてこの特別分配を続けている理由が「基準価額が多い幅に下落した」という事です。

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基準価額が下落した状態が継続してしまうと、特別分配が継続する保証もないという事ですので、結果的に運用効率が良くならない場合は減配の恐れがあります。やはり特別分配金によって、ただ資産が戻っているだけの状態になりますので、最終的に減配になるリスクも考慮すると、今後基準価額が上昇するという期待は避けた方が良いでしょう。

投資信託の基準価額の注意点・高い低いに惑わされない?

基準価額の高い低いだけで判断しない

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基準価額の評価尺度は、価格と価額の違いによって明確になりました。もし、基準価額の高い低いで判断しているという事であれば、価格の見方と同様の判断になってしまいますので、注意しておかなければならないといえるでしょう。確かに、日常で需要と供給の価値尺度が一般的な認識ですので、混同してしまいがちになるのは分かりますが、だからこそ意識しておく必要があります。

交付目論見書を活用

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交付目論見書は投資信託の投資判断で重要な書類です。この交付目論見書とは、購入を検討している投資家に対して、「ファンドの目的・特色」「投資リスク」「運用実績」「手続き・手数料」など重要事項を説明している書類を渡すという事ですので、必ず目をとおしておく必要があります。全体的に記載事項は重要ですが、ファンドの目的・特色や運用実績など運用会社の評価基準ですので、十分に活用する事ができます。

純資産総額を確認

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基準価額以外で重要な指標が「純資産総額」です。純資産総額を確認する場合、どれだけ多くのお金が集まっているのか?という見方が大切です。そして純資産総額は上述で解説した通り、差し引かれた金額ですので、どれだけコストから利益が出せているのかという事も確認する事が出来るのです。そのため、純資産総額が著しく減少っしてしまった場合は、ファンドを繰り上げ償還するというリスクもありますので、注意しておかなければなりません。

騰落率を確認

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騰落率とは、指定期間の間にどれだけ基準価額が変動したのかを示している指標です。この騰落率を確認する事によって、運用会社の運用成績を把握する事が出来るのです。しかし、この騰落率は将来の運用成績を保証するものであるはありませんので、あくまで過去の数字だという事を明確にしておく必要があります。

信託報酬を確認

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信託報酬とは投資信託の運用会社や販売会社に支払う手数料の事を示しています。この信託報酬を確認する理由が、投資信託を保有している限り毎日かかるからです。つまり、投資信託が表面的に利回りがよく見えていても、信託報酬のコストがかかっているという事ですので、信託報酬が高い場合は実質利回りが低くなってしまいます。この信託報酬には税金も掛かっているという事ですので、課税割合が大きくなるという事もおさえておきましょう。

構成銘柄を確認

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構成銘柄とは、国内株式や海外株式などで構成されているという事になりますが、この構成銘柄が、基準価額へ影響を与える原因になります。そこで、注意しておかなければならない事が、構成銘柄の業種が偏っているという事です。その他上位10銘柄だけで数十%の割合も挙げられます。したがって、バランスの取れた構成銘柄になっているのかを確認した上で投資信託を購入する事をおすすめします。

分配金を確認

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上述では運用会社の純資産総額について解説していましたが、差し引かれる費用に分配金が含まれていたという事に着目します。もし、分配金によって純資産総額が減少してしまう場合、当然運用資金も減少するので、今後の運用成績に影響を与える原因になるのです。

出典: https://staffsolution.jp

この場合、大半の人が短期的に分配金の利益を優先してしまう傾向があるのですが、実は長期的な視点から運用効率を考察すると、分配金が少ない方がリターンの見込みがあるのです。したがって、投資信託では分配金を出しすぎていないかを確認する事をおすすめします。

投資信託の基準価額が上がる要因・下がる要因

上下の要因を確認する方法

出典: https://www.statusparty.jp

基準価額はどのような要因で「上がる・下がる」と変動するのでしょうか?そこで、上がる要因と下がる要因を上述で解説した注意点も考慮した上で「運用の損益」「配当金の収入」「分配金の支払い」「運用費用の支払い」と4つの要因で解説していきますので、基準価額の上がる場合と下がる場合を見極めていきましょう。そして以上の項目を確認する方法が、運用会社が発刊している月次レポートを活用する方法があります。

運用の損益

出典: https://www.atpress.ne.jp

まず上がる・下がる場合の要因が「運用損益」で大きく影響してきます。もし、基準価額が上がる場合は、運用会社が運用している商品(株式、債権)などの時価評価額が上がると、それに伴い純資産総額が上がるという事に繋がりますので、基準価額が上がる要因になります。一方で下がる場合は、時価評価額が下がる場合、それに伴って純資産総額が下がる事に繋がりますので、基準価額が下がる要因だという事です。

配当金の収入

出典: https://blogs.yahoo.co.jp

配当金の収入では、基準価額が上がる要因として捉える事ができます。なぜ上がるのかという事なのですが、配当金や利息が支払われた場合、支払われた金額分の収入が入ってくるからです。したがって、組み入れ資産の時価評価額に利益として計上されるという事になります。しかし、後述で下がる要因として解説する分配金とは違いがあるという事を明確にしておく必要がありますので、支払方法に注目しておきましょう。

分配金の支払い

出典: https://gendai.ismedia.jp

分配金の支払いは基準評価額の注意点でも触れていましたが、分配金の支払いでも上がる・下がる要因が存在します。純資産総額に影響を与える分配金なのですが、分配金の仕組みは預金の利息のように元金と合算して入金されるものではなく、純資産総額から差し引かれる費用ですので、運用効率が悪くなる可能性を孕んでいるという事も合わせて覚えておきましょう。

運用費用の支払い

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運用費用は下がる要因としておさえておきましょう。運用費用は主に信託報酬なのですが、上述の注意点の通り、基準価額が下がる要因だという事を明確にしておく事が大切です。この場合は分配金と同様に運用費用も純資産総額から支払うので、運用効率が悪くなってしまいます。

投資信託の基準価額が安いときが買い時?

安いから上がりやすいとは限らない

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投資信託の基準価額と株式投資の価格では、認識に違いがあるという事をおさえておきましょう。価格の意味の違いはもちろん事、基準価額が安いからといって、上がる要因にはならないという事です。最終的に投資信託の基準価額が上がるには、投資信託の運用成績が良くならなければならず、運用成績によって時価総額そのものを上げる必要があるのです。

買い時の見極めは難しい

出典: http://shinnya-takahama.site

実際に基準価額が急落した場合は、口数も増加する傾向にあるのですが、口数の増加に応じて分配金も増加する事に繋がります。この傾向がみられる理由は、分配金再投資基準額といわれるものが挙げられ、ファンド購入者に毎月支払われる分配金を再投資したとみなす基準価額だからです。したがって、株式投資のように価格だけを見て分析するだけでは、上下の方向性が把握しづらいという事になるのです。

分散投資でリスクの軽減を

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投資信託の基準価額はあくまでもスタート地点の価格が高いか安いかという違いだけしかないので、将来の運用を左右するものではないという事が分かりました。そして基本的に投資信託は長期運用だという事ですので、安定性が重要だといえるでしょう。そこで、安定した運用を心がけるには、やはり分散投資でリスクの軽減を図る事が大切です。

投資信託の基準価額などまとめ

出典: https://www.jpmorganasset.co.jp

投資信託の基準価額は株式投資とは違った認識を持っている事が大切だといえます。そして基準価額は基準価格と混同して使われがちなのですが、名称の意味の違いによって、投資信託の理解に影響されるという事です。最終的に投資信託の基準価額は表面的な解釈ではなく、様々な上下の要因を確認しなければなりませんので、長期的な視点で投資を心がける事が賢明だといえるでしょう。

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