消費税の端数は切り捨てと切り上げどっち?処理の計算方法解説!

消費税を計算した場合に、小数点以下は切り捨てか切り上げか、それとも四捨五入か、小数点以下の端数の計算方法に悩んだことはありませんか?消費税の計算方法や端数処理による申告時の影響について解説しています。消費税がなぜ切り捨てか悩んだ方は参考にされてください。

消費税の端数は切り捨てと切り上げどっち?処理の計算方法解説!のイメージ

目次

  1. 消費税の端数処理は切り捨てが正解?
  2. 消費税の小数点以下の端数は処理が必要
  3. 消費税の端数処理の方法はどうすればいいのか?
  4. 消費税の端数処理を変えると申告時に影響は出るのか?
  5. 消費税の端数処理は切り捨て・切り上げ・四捨五入どれでも大丈夫

消費税の端数処理は切り捨てが正解?

出典: http://www.e-hoki.com

買い物に行って消費税を計算する場合に、例えば88円の商品に消費税額が8%として計算した場合、95.04円と端数が0.04円出ます。消費税の端数に関して法律では、切り捨て、切り上げ、四捨五入のどれとは決まっていませんが、切り上げか四捨五入にした場合は端数よりも高いお金を払う場合があるため、購入者側が損します。当然クレームの元になってしまうので、小売業や販売にかかわる業種の場合は基本消費税は切り捨てを採用しています。

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正解としては、消費税の端数は切り捨て切り上げどちらが正解ということはなく、販売者側として購入者が混乱しないように消費税の端数に関しては切り捨てを採用しています。消費税の小数点以下の端数を四捨五入するという計算方法を採用した場合には、購入した金額によって、最終的な値段が変動するというおかしい価格になってしまいます。

出典: https://www.future-shop.jp

基本的に「価格が違う」というクレームや「詐欺じゃないのか」というクレームを防ぐために、物を販売する場合の消費税の計算方法は切り捨てを採用しているのが一般的で、購入者側からすると安い分には文句を言いませんが、0.1円でも高い場合には販売者側に文句を言います。消費税の端数の数字に関係なく消費税の端数の計算方法として、切り捨てを採用しているのはクレーム防止のためです。

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消費税の小数点以下の端数は処理が必要

切り捨て・切り上げ・四捨五入の3種類

出典: http://www.e-hoki.com

消費税の小数点以下の端数の計算方法には、小数点以下の端数を切り上げるか、切り捨てるか、四捨五入のどれかしかありません。88円に消費税を8%加算した場合95.04円となり、切り上げると96円、切り捨てると95円、四捨五入では95円となります。消費税の計算をした場合に小数点以下の端数の数字によっては切り上げと同じ金額になる場合があり、購入者側からすると納得がいかない場合も考えられます。

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買い物に行く店舗によって消費税の端数処理が違う場合も、買い物をする購入者にとっては困ります。どこかの店は切り上げで計算するのに、あの店では切り捨てで計算してくれる、といったことにもなりかねません。

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当然消費税の小数点以下の端数を切り上げて販売する店舗は、表示してある価格と違いが出てきます。消費税の小数点以下の端数を切り捨てて表示する店舗は、表示と同じ価格で販売しています。

総額表示方式とは何か?

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総額表示方式とは、消費税が5%に上がる時に実施された消費税を含めた総額の価格の表示方法です。購入者側にとって買い物をしやすいように、あらかじめ消費税を加算した金額を値段として表示する方式です。店内の表示やチラシの値段も消費税を含めた価格で表示されており、仮に店で本体価格88円で販売する場合には値札は消費税込の95円となります。総額表示をしやすい点からも、消費税の端数を計算する場合に切り捨てが採用されています。

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消費税が導入されてすぐは総額表示等はなかったので、自分で消費税額を計算をして買い物をする必要がありました。金額が計算しやすい金額の場合はよかったのですが、691円などの計算しにくい場合には、前もってお金を用意する事もできませんでした。

総額表示には特例がある

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消費税が5%に上がった数年後に、8%に上がる事が閣議決定されました。その際に消費税はやがて10%に上がることについても言及されており、消費税の総額表示について期間を限定して表示形式に特例が認められました。「消費税転嫁対策特別措置法」と呼ばれ、「購入者が外税とわかる表示の方法であれば消費税を含んだ総額表示をしなくてもいい」という事です。

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買い物に行った時に「398円」とだけ書いてある場合には外税か内税かわかりませんが、そこに「+税」などと表記されていれば消費税が加算されていない事が一目でわかります。この表示は特別措置法に従った価格の表示方法といえます。購入者からすると値段がはっきりしないため買い物がしにくいのですが、消費税が10%になった場合の販売者側の作業量や労力の削減として、消費税が10%に上がるまでの間の期間限定で政府が定めた特例です。

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販売する側からすると、消費税が変動する度に数字を変えなくてはならないので、特例とはいえども消費税の総額表示に変更する作業の量というのはあまり変わりません。2018年現在消費税は8%ですが、今後消費税が10%に上がる予定になっており、またその際にも消費税に対応した価格に表示を変更する必要があります。消費税が10%以降上がらないのであればいいのですが、消費税増税が再度あった場合にはまた表示を変更しなければいけません。

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消費税の端数処理の方法はどうすればいいのか?

多くの事業者は「切り捨て」の方法を使っている

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店舗販売業や販売にかかわる事業者など多くの事業者が、消費税の小数点以下の端数切り捨てを採用しています。余計にお金を取られているという誤解を招いてしまう事や、消費税の端数に対してのトラブルを避けるためです。実際には、消費税の端数の小数点以下を切り上げても切り捨てても構わないのですが、1番はトラブルを避ける理由から消費税の小数点以下を切り捨てている事業者が多いです。

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仮に消費税の計算をした場合に、消費税の小数点以下を全ての場合において切り上げるとどうなるでしょうか。1円しか変わりはしませんが、取引件数や商品のアイテム数によっては消費税の端数を切り上げたため、大きな金額になってしまいます。法律で消費税の小数点以下の端数を切り上げると決まっていれば別ですが、わざわざ消費税の端数を切り上げるというのは購入する側からすると納得できません。

事業者間の端数処理の場合は?

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事業者間の端数処理に関しても、消費税の計算方法が特別法律で定められているわけではありません。請求書等の発行の際にトラブルとなってしまう事が考えられるため、あらかじめ前もって話し合う場合が多いです。伝票等で仕入れなどを行っている場合には「消費税別途請求」などと書かれている場合もあり、伝票上には本体価格(税抜価格)のみ記載されていることも少なくありません。

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接客業などの、お客様相手などではなく、仕入れを伝票で行っている後払い方式の事業者間の場合は、伝票などの表示方法を税抜表示にしていることがほとんどです。仕入れ伝票に記載する際、内税表示にしていた場合は本体価格をわざわざ計算する必要があり、いくら仕入れにかかったか計算する場合に関しても、わかりづらくなります。

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消費税の端数処理を変えると申告時に影響は出るのか?

標準課税額の計算方法

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標準課税額の計算には、本体価格ではなく税込価格の売上金額を使います。税込価格から税抜き価格を求め、標準課税額を求めます。税抜価格を求める場合には、税込み価格を求める場合とは逆で、小数点以下を切り上げて計算します。95円の税抜価格を求める場合は「95/1.08」として87.96円となりますが、小数点以下を切り上げますので、88円となります。税込価格を計算した場合も数値に矛盾が出ない仕組みになっています。

納付税額の計算方法

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納付税額の計算方法は標準課税額を基に計算され、仕入れの際に消費税を取られている場合は取られた金額の分控除されます。消費税の納付税額は、課税期間中の課税売上高に6.3%を乗じた額から、課税仕入れ高に108分の6.3を乗じた額を差し引いて計算されます。課税売上高というのは、消費税を含まない標準課税額の事です。話が難しいですが、単純に言えば納付税額は税込価格合計から税抜価格を求めて計算するという事です。

消費税の端数処理は影響しない

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消費税の端数処理を適当に行っていた場合、申告時に影響が出ると思われがちですが、消費税の小数点以下の端数処理をどうしようと、申告には全く関係ありません。申告の場合には消費税に関係なく、特殊な計算方法で計算されるので、間違った消費税の端数処理をした、と思われている方も安心して申告できます。

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消費税の端数処理は切り捨て・切り上げ・四捨五入どれでも大丈夫

出典: https://siq-tax.com

ここまで消費税の端数の計算方法や課税額、納付金額について解説してきましたが、お分かりいただけたでしょうか?消費税の端数処理については法律で決まっていないこと、お客様相手に商売をしている場合には、購入者が得をするような方式が取られていると考えることができます。この記事が消費税の端数の計算方法について悩まれていた方の手助けになれば幸いです。

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