消費税還付の条件とは?不動産投資の仕組みや申告方法などまとめ!

消費税還付と一般に関わりのある人は多くはないでしょう。なぜなら消費税還付に関わりがある資産は限られるからです。そこで、消費税還付の仕組みをはじめ、消費税還付と主にかかわりのある不動産投資の仕組みまでを解説し、還付申告の条件や申告方法までをまとめています。

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目次

  1. 消費税還付の仕組みや還付を受ける条件などについて解説!
  2. 消費税還付とは何か?
  3. 消費税還付と関わりのある主な資産とは?
  4. 消費税還付を受けることができる対象者の条件とは?
  5. 消費税還付の申告について
  6. 消費税還付の仕組みや還付を受ける条件などについてのまとめ

消費税還付の仕組みや還付を受ける条件などについて解説!

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消費税還付の仕組みへの理解から、消費税還付の条件までを把握しておく事で、消費税還付を有効に活用する事が出来ます。しかし、消費税還付の条件は厳しいという事もありますので、消費税還付の仕組みから何が消費税還付の対象となるのかを把握しておき、最終的に条件までを確実におさえておく事が大切であるといえるでしょう。それでは、消費税還付の仕組みをはじめ、対象資産や還付申告の条件までを解説していきます。

消費税還付とは何か?

消費税の概要

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まず、消費税還付の根源となる消費税の概要から確認してみます。消費税とは、最終的に税を負担するのは消費者という事になり、商品や製品が生産及び流通の段階で販売される都度、販売価格に上乗せされてかかります。そして、消費税の課税対象は事業者が国内で「対価を得て資産を得る場合の譲渡や貸付、役務の提供、外国貨物の取引」となっています。

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そして、納付税額の計算では「課税期間ごとの売り上げに対しての税額、仕入れに含まれる税額、保税地域からの引き取りに関わる税額」以上の項目の合計額を差し引いて計算します。消費税の概要では、消費税還付に関わるポイントとして「中小事業者の特例」という制度を把握しておく事が大切です。そこで、後述では中小事業者の特例に関して解説しますので、おさえておきましょう。

中小事業者の特例とは?

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中小事業者の特例とは、まず結論から言うと、課税期間の納税義務が免除される制度です。そこで対象事業者は、名称の通り中小規模の事業者となり、事務負担の軽減を目的としています。そして特例の内容としては、事業年度が1年である法人の場合、その事業の年度から前々事業年度の課税売上高が1千万円以下が対象として免除される仕組みです。

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また、簡易課税制度という制度も設けられており、実際の仕入れに含まれる税額を計算しなくてもいいという仕組みです。したがって、売り上げに対して一定のみなし仕入れ率を乗じる事が出来るので、計算した金額をそのまま仕入れに含まれる税額とみなす事が可能です。この中小事業者の特例によって、消費税の還付が受けられる可能性があるという事ですので、覚えておきましょう。

消費税還付の仕組みとは?

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消費税還付とは名称の通り、消費税が還付される仕組みなのですが、具体的な仕組みはどのようになっているのでしょうか。実際に消費税の還付の仕組みは、消費税の確定申告をした場合に「課税売上高」より「控除対象仕入税額」が大きい場合に、払いすぎた税金を払い戻してもらえるのです。つまり、事業を通して仕入れや経費で損失となってしまう際は、消費税還付の可能性が高くなります。

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なぜなら、消費税の仕組みとして仕入れや経費の段階で、お客様の消費税の納税額が加算されており、事業者が支払った消費税で計算をするからです。つまり二重課税になる場合があり、最終的に消費者が消費税を支払ったように調整します。基本的に高額取引が必要になる事業者が、消費税還付を受けるという事をおさえておきましょう。また仕組みとして「仕入れ」と解説していますが、この場合の仕入れは設備投資なども含まれています。

消費税還付の計算例

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上述の消費税還付の仕組みを意識した状態で、実際に計算例を確認します。消費税還付に至る場合として、不動産事業を開始したばかりで不動産を賃貸する場合です。ここでは、不動産を1憶円で所得して月額50万円で賃貸します。ここで注目すべき部分が資本金1千万円の場合、設立から1期目、2期目では消費税を納める必要がないという事です。

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そこで、事業開始したばかりで、課税事業者として届出書を提出した場合は還付される事になるという事です。ここで計算は、月額消費税4万円×12か月=48万円、取得した不動産にかかる消費税800万円との差額が752万円になるので、この差額が消費税還付となる仕組みです

消費税還付の対象になる事業者は?

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消費還付の仕組みによると、消費税還付を受ける事が出来る対象は事業者である事が分かりました。そこで、消費税還付の対象になる事業者とは、課税事業者に限られるという事です。課税事業者は、上述での計算例で紹介しておりましたが、実は税務署に課税対象者になる目的で「消費税課税事業者選択届出書」を提出しない場合は免税事業者となるのです。しかし提出する事によって、提出から翌年に課税事業者になれるという仕組みです。

消費税還付の仕組みを利用した節税は厳しい

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消費税還付の仕組みを活用する事によって、これまで節税が出来ていました。しかし、平成21年に節税対策の横行によって、約7憶円にものぼる節税が発覚したのです。そして平成22年に消費税法が改正された事で、節税が困難になりました。この消費税還付で節税とは、消費税還付に関わる課税売上を立てる事によって、消費税にかかる金額を安くするという事が狙いだという事です。

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そこで、節税が困難になった要因となる消費税法の改正内容では、「課税事業者となった後は、その後3年間に渡って免税事業者への変更が出来ない」という内容です。つまり、3年間は原則課税が強制されるという事です。したがって、不動産購入時のみ消費税課税事業者として活動をし、消費時還付を受けない場合は非課税である賃貸業として活動する事で、消費税の非課税制度を有効に活用するという事が難しくなりました。

消費税還付と関わりのある主な資産とは?

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消費税の概要から消費税還付の対象などを解説してきましたが、主に消費税還付に関わりのある資産とはどのような資産なのでしょうか。簡単に不動産事業を通して計算例を解説していましたが、消費税還付に関わりのある主な資産を明確にしておきましょう。

消費税還付のキーポイント

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消費税還付では資産に対しての認識が不可欠なのではありますが、この場合にキーポイントとなるのは「調整固定資産」、「高額特定資産」の意味を把握しておく事です。固定資産に関して影響を受けるのは、上述で簡単に触れていた不動産投資事業です。そこで、調整固定資産と高額特定資産の意味を後述ではそれぞれ解説していきますので、調整固定資産と高額特定資産の違いを明確にしましょう。

調整対象固定資産とは何か?

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まず不動産投資事業に大きく影響してくる調整固定資産の意味を解説します。そこで、調整固定資産の定義を確認すると「建物及びその付属設備、機械、船舶、構築物、航空機、工具、車両及び運搬具、器具や備品、鉱業権などの資産で、一の単位取引の価額が税抜き100万円以上のもの」とあります。ここで注目点として棚卸資産や消費税のかからない土地などが除かれているという事です。

調整固定資産で何を調整するのか?

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調整固定資産とは定義を確認すると、ポイントは「一単位取引の価額が税抜き100万円以上のもの」が調整固定資産の対象として挙げらるという事です。それでは、理解を深めるために何を調整するのかを解説します。まずおさえておく必要があるのは「3年目の調整計算」です。そして3年目の調整計算とは、不動産の所得から3年間の「通算課税売上割合」が「不動産投資の課税売上」より著しく増減している場合に計算します。

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つまり、著しく通算の課税売上割合が減少している場合は、不動産投資で控除した税額を3年目に返納。次に著しく通算の課税売上割合が増加している場合は、不動産投資で控除出来なかった税額を3年目に控除するという事です。そしてこの通産の売上割合はを調整しなければならないのは、課税売上割合によって消費税の納税額が大きく変わるからという事です。

消費税の納付額の計算

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調整固定資産に大きく関係する消費税の納付額の計算方法を解説します。納付額の計算方法として「借受消費税(預かった消費税)−借受消費税(支払った消費税)=納付消費税」で計算します。この計算式は消費税還付の仕組みを理解する上でも重要ですので、確実におさえておきましょう。

不動産事業では課税対象がポイント

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上述では何を調整する必要があるのかと解説しましたが、どうして不動産投資で差が生じてしまうのかという疑問が大切です。そこで、不動産投資事業には「課税売上」、「非課税売上」があるという事を把握しておく事がポイントです。なぜなら、消費税の納付額の計算に不動産投資事業の特徴を当てはめると、仮払消費税のうち、課税売上割合に対応する金額しか控除できないケースがあるからです。

高額特定資産とは何か?

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次に不動産投資事業に関する高額特定資産について解説します。調整固定資産と同様に定義から解説すると「一の単位取引の価額が税抜き1千万円以上の棚卸資産または調整対象固定資産」とあります。高額特定資産と調整固定資産の定義は非常に似通っていますが、区別の仕方として、高額特定資産は1千万円以上になり、調整固定資産は100万円以上であるという事でしょう。また高額特定資産は棚卸資産も含んでいるという事も挙げられます。

消費税還付を受けることができる対象者の条件とは?

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消費税還付の仕組みから、消費税還付に大きく関わりのある調整固定資産と高額特定資産を解説してきましたが、最終的に対象者の条件まであるようです。やはり、不動産投資事業を例として挙げた、消費税還付が節税効果が大きく見込めていたという事ですので、条件があるのは当然だといえるでしょう。そこで、ここでは重要な消費税還付を受ける事が出来る特定の条件を解説していきます。

消費税の納付の仕方

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まず、消費税還付の条件で基本事項として、消費税の納付の仕方を把握しておく必要があります。実は納付の仕方には2種類あり「原則課税」、「簡易課税」があるという事なのです。そしてこの2種類の内「原則課税」が消費税還付を受ける条件となっており、原則課税とは上述で解説した通り、年間を通して預かった消費税から支払った消費税を差し引いて納付額を計算します。

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一方で条件の消費税還付の条件に該当しない簡易課税とは、年間を通して課税売上高が5千万円以下である中小企業にのみ認められた計算方式です。そして計算方式は、原則課税とは違い支払った消費税を正確に計算する必要がありません。したがって計算の仕方では、課税売上高に対して仕入れ額の割合を、一定のものとみなして支払った消費税を計算します。

簡易課税は「消費税簡易課税制度選択届出書」が必要

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原則課税が消費税還付を受けるための条件と解説しましたが、条件の対象外である簡易課税は、事前に「消費税簡易課税制度選択届出書」という書類を提出しなければならないという事をおさえておきましょう。そして、簡易課税は棚卸業のように課税売上高の90%が仕入れ額であるとみなすというように、業種によって仕入れ率が定められているという事ですので、内容も含めて区別する事が大切です。

売り上げが少なく赤字などがある場合

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会社が赤字となる場合は消費税還付の対象となりますが、注意点を把握しておきましょう。注意点として「租税公課、給料や保険料、国外取引」に関しては消費税の課税対象ではないという事です。以上の要因によって赤字が出てしまっている場合は、絶対に消費税還付があるという事ではありません。つまり売上よりも仕入れや経費が多いという事が原因で、その際に預かった消費税よりも支払った消費税が多くなる場合だという事です。

不動産の購入や投資など多額な資産購入がある場合

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消費税還付の条件としては、不動産の購入や設備投資などの高額の資産を購入した場合です。上述でも解説した高額特定資産も条件に該当し、高額特定資産では、預かった消費税よりも支払った消費税が多くなる場合があるという事なのです。この場合の注意点として、高額特定資産でも、土地などを購入した場合は消費税が課税されないという事ですので、消費税の課税対象は明確にしておく事が大切です。

輸出業で免税取引を行っている場合

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まずおさえておく点が、輸出売上に関しての消費税は免除対象であるという事です。したがって、国内から国外へ輸出売上がある場合は消費税を預かりません。しかし「輸出のために国内で実施した仕入れ」には消費税の課税対象です。この場合に限り、預かった消費税よりも支払った消費税が多くなるという事から、消費税還付を受ける事が出来ます。そこで消費税還付の条件として「輸出業で免除取引を実施している」事がキーワードです。

消費税還付の申告について

消費税還付の申告方法や時期とは?

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消費税還付の深刻方法は、確定申告の際に「消費税の還付申告に関する明細書」を確定申告書に添付します。そしてこの書類に記載する必要項目として「還付を受ける事になった支出の原因」、「主な支出の金額」の項目を記載します。

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やはり、消費税還付に必要な原因を確認する理由として「輸出等の免除取引の割合、過剰な仕入れ、設備投資、年をまたいだ過剰な在庫」などを確認し、適切な対処であるのかを確認するようです。そして、申告する時期は「課税期間終了の日の翌日から2か月以内」に消費税の確定申告を実施しなければなりません。

申告書を提出できる人の条件とは?

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申告書を提出できる人として、条件が定められているという事もおさえておく必要があります。申告書を提出できる人の条件は4つあり、1つ目に、前々年の課税売上高が1千万円を超える個人事業者。2つ目に、前々年の課税売上高は1千万円を超える法人。3つ目に、基準期間がない法人のうち、事業年度のはじめにおける資本金の出資額が1千万円以上の法人。4つ目に、課税事業者となる事を選択した者。以上の4つが条件となっています。

還付金の受け取り時期・方法は?

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還付金の受け取り時期は、添付書類等の審査や申告書の記載内容によって、時期が左右されますが、支払い手続きには「おおむね1か月から1か月半」の期間を要します。この場合に支払い手続きを適切に行うために、所要の処理を行う必要があるという事です。そして還付金の受け取り方法は本人名義の預貯金口座への振り込みと、ゆうちょ銀行または郵便局での直接受け取りが選択できます。

消費税還付の仕組みや還付を受ける条件などについてのまとめ

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消費税還付に大きく関わりのある資産が「調整固定資産」、「高額特定資産」だという事から、やはり不動産投資事業が還付対象であるケースが多いです。しかし、消費税の課税対象は様々だという事ですので、何が課税か非課税であるのかを明確にしておく事が大切です。最終的に消費税還付の条件までありますので、消費税還付の仕組みを正確に理解しておき、条件の把握まで明確にしておく事がポイントであるといえるでしょう。

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