「乞うご期待ください」という表現は間違い?正しい使い方や意味を解説!

「乞うご期待」という言葉は、日常メディアなどからよく見聞きします。同じような言葉で、時々「乞うご期待ください」という言葉を耳にすることがあります。「乞うご期待ください」という言い回しは間違いなのでしょうか?使い方や意味、類語や対義語などを紹介します。

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目次

  1. 「乞うご期待」の意味や正しい使い方を紹介!
  2. 「乞うご期待」とは?
  3. 「乞うご期待」の使い方とは?
  4. 「乞うご期待」を使った言葉はどんなものがある?
  5. 「乞うご期待」の類語は言い換え表現にできる
  6. 「乞うご期待」に対して反対の意味を持つ言葉とは?
  7. 「乞うご期待ください」という表現は間違いなので気を付けよう!

「乞うご期待」の意味や正しい使い方を紹介!

テレビや書籍などのメディアの中では、「乞うご期待」という言葉は、日常的に飛び交っています。よく見たり聞いたりする「乞うご期待」ですが、正しい意味や使い方がどういうものか、普段深く考える機会はあまりありません。

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実際に「乞うご期待」を使う場合、どういった状況で使うのが正しいのか?どういった言い回しがあるのか?また、間違った使い方や、類語や対義語、言い換えの言葉や、「乞うご期待」を使った例文などを紹介します。

「乞うご期待」とは?

「乞うご期待」の意味とは?

「乞うご期待」という言葉は、普段の日常会話であまり出る言葉ではありません。しかし、頻繁にテレビで聞いたり、書籍で見たりする機会が多い言葉です。よく目にしたり耳に入ったりするので、なんとなくニュアンスは分かります。なんとなくですがニュアンスが分かるため、どうしても正式な意味を調べず、そのニュアンスだけで言葉を取り入れてしまいがちです。

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なんとなくのニュアンスだけで言葉を使っていると、正しいと思って使っている日本語も、間違いで使っている場合があります。テレビをつけていると自然と聞こえる「乞うご期待」は、文字を見て考えると、なんとなく「期待」に関係する言葉ということが分かります。

「乞うご期待」の正しい意味は、「期待していて欲しい」と、自分に対して期待しているように相手に求める時の呼びかけの言葉になります。「請うご期待」とも書かれます。会話では「乞うご期待」とあまり言うことはありません。会話文では「期待していてね」や「期待していて下さい」という言い回しになります。これらを硬い表現にしたものが「乞うご期待」です。

使う場面が難しい言葉

上記に記載したとおり、「乞うご期待」とは「期待していてね」を硬く言い換えた言葉になります。硬いかしこまった表現になるため、普段の日常会話では使いにくい言葉になのです。ですので、自分から相手に対して会話で使うことは少ないですが、テレビや書籍で見聞きすることが多い言葉なのです。

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日常会話で使う場合は、「乞うご期待」とそのまま使うよりも、「期待していてね」や「楽しみにしていてね」また、「ご期待下さい」など、意味は同じでも別の言い方で会話することになるでしょう。

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会話としては確かに使う場面が難しい言葉ですが、テレビや書籍以外でも使える場面はあります。例えば、商品を宣伝したり、イベントを行う場合などに使用できます。「乞うご期待」と見たり聞いたりすると、その商品やイベントに対して「良い物に違いない!」という期待感が自然と高まります。

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売っているものに対して期待を抱くと言うことは、購買意欲につながると言うことです。顧客に対し物を販売するときなどに効果的に使う場合は、かなり良い言葉と言えるでしょう。

「乞うご期待」の使い方とは?

目上の人へそのまま使うと失礼?

「乞うご期待」の「乞う」は、へりくだってお願いすると言う意味があります。ですので、「乞うご期待」という言葉は謙譲表現になります。謙譲表現なので、敬語として目上の人に対して使えそうな気がします。

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「乞うご期待」は謙譲表現ですが、実は目上の人に対して使うのは間違いです。へりくだってお願いしているため敬語になるかと言うと、謙譲表現の「乞う」が先にきており、文末が「ご期待」で終わるので敬語にはなりません。謙譲表現なので、もちろん尊敬語としても使われない言葉になります。

ビジネスでもそれ以外でも、目上の人には敬語で話すのが常識です。敬語の中でも、できれば尊敬語で会話するのがマナーです。謙譲表現が入っているからと言って、「乞うご期待」は、目上の人に対して使う言葉ではありません。

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もしも上司や目上の人に対して、「期待していて欲しい」という思いを伝えたいのであれば、類語の意味を含んだ言葉に言い換えましょう。例えば、「ご期待下さい」や「期待していて下さい」などの会話文に言い換えると良いでしょう。

「乞うご期待」を使う状況とは?

「乞うご期待」は、「期待していて下さい」の意味なので、物事を行動に移す前や何かにチャレンジする時など、これから起こる未来の出来事に対して使われる言葉になります。相手ありきの言葉ではありますが、「乞うご期待」は硬い言い方になるので、実際に会話する場合に使われることはあまりありません。

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もしも日常会話で使う場合は、自分から相手に対し、「期待してもらっても大丈夫だ」という意味を含めて会話するため、実際に使う場合は、断固たる決意や必ず成功するといったよほどの自信がいかぎり、使いにくい言葉です。会話の自然な流れで「乞うご期待」が使える場面は少ないでしょう。

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よく使われる場面は日常会話の中ではなく、テレビドラマの次回予告のナレーションで使われたり、連載している漫画や小説の最後の部分に一言付け加えるといった使い方が殆どになります。

「乞うご期待」を使った例文

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日常会話で使うことが難しい「乞うご期待」ですが、テレビや雑誌などではよく使われます。実際どのような状況で使われているのか、例文をいくつか上げて見ていきましょう。

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まず一つ目は、小説や漫画の連載などの末尾などに、「次号、一体どうなるのか?乞うご期待!」と書かれている文です。連載物の最後には、殆ど書かれていると言ってもいいでしょう。これは、読者に対して「次回も楽しい」「期待していて大丈夫だ」という意識を抱かせることによって、次号もまた購入してもらうための一言として付け加えられます。

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次に、テレビのドラマなどで使われる場合です。この場合も小説や漫画の使い方と同じく、「来週も見逃せない展開!乞うご期待!」と、続きに向けてナレーションされることが殆どです。やはり、視聴者が次の放送に期待感をふくらませ、それによって気になり、継続して見てもらう為の一言になります。

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最後に、ショップのチラシなどで使われる例です。「次のSALEは~曜日!乞うご期待!」このような文章を書かれているチラシを見かけることがあります。これもやはり、「次回に対する期待感」を煽るための文句と言えます。この一言があることによって、次回のSALEも買い物に行こうという気にさせるのです。

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このように、相手に期待を抱かせて続きを気にしてもらったり、待ち遠しい気持ちを増長させたい時などに使う場合に効果的な言葉です。期待している側の人間は、「次も期待していいんだな」「次も絶対におもしろいに違いない!」と、楽しみに次回までの時間を楽しみに待ち望むことができます。

実は間違いである「乞うご期待ください」

「乞うご期待」の意味で、時々「乞うご期待ください」という使い方を聞くことがあります。この「乞うご期待ください」という表現は、実は間違いです。正しい日本語は、「乞うご期待」もしくは「ご期待下さい」になります。テレビなどで耳にすることもあるため、一見正しい使い方と思いがちですが、正しい日本語ではありません。

「乞うご期待」と同じように、「期待していてね」という意味で使ってしまいがちな「乞うご期待ください」ですが、誤ってよく使ってしまう表現のため、一見どこがおかしいのか分かりません。ですが、それぞれのパーツに分けて見て行くと、日本語としてどこがおかしいのか分かります。

「乞うご期待ください」を分解すると、「乞う」「ご期待」「ください」という3つの単語に分けることが出来ます。このうち、「乞う」と「ください」という単語は、同じ意味合いになります。

「乞う」という単語は、「相手に対して願い求める、願い望む」と言う意味があります。一方、「ください」にも「相手に何か事物を請い求める、いただきたい、頂戴したい」と言う同じような意味があります。

ですので、「乞うご期待ください」には同じ意味の単語が2つ入ってしまっているため、日本語として間違いということになります。実際使うことはあまりありませんが、万一使う場合は、間違いである「乞うご期待ください」は使わないようにしましょう。

多少硬い表現方法にはなる

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「乞うご期待」という言葉は、どういう使い方をしても、多少硬さが出てしまいます。ですので、日常会話で使うことは稀でしょう。日常会話であれば、「期待してね」「期待していてください」というふうに、類語ではありませんが、同じ意味を言い換えた文章を使うべきでしょう。

会話で「乞うご期待」という言葉を使うのは、決して間違いではありません。しかし、硬い表現は人に伝える場合、どうしても言葉に強さを感じてしまうものです。「期待していてください」など、類語のように言い換えた使い方もそうですが、「乞うご期待」は、よほどの自信がある時に使う言葉と言えるでしょう。

「乞うご期待」を使った言葉はどんなものがある?

「乞うご期待あれ」

「乞うご期待」を使った言葉で、「乞うご期待あれ」という使い方があります。「~あれ」という表現は命令形になるため、謙譲表現のある丁寧な言い回しから遠ざかったように思いますが、最初に「乞う」という謙譲表現があるため、やはり丁寧な言葉としてとらえます。

「乞うご期待あれ」の意味は「乞うご期待」とほぼ同じ意味になり、「期待していて下さい」という意味の使い方になります。「乞うご期待」が元々前向きな意味であるため、同じ言葉を使って言い換えた言葉も、明るい意味の言葉になります。

次への期待を込める表現として使える「乞うご期待ですね」

「乞うご期待」を使った言葉で「乞うご期待ですね」という言葉があります。この言葉は、「乞うご期待」よりも日常会話で使いやすい表現になります。文末の「ですね」は、前の言葉の意味を強調する意味があります。

「乞うご期待」が「期待していてください」の意味なので、「乞うご期待ですね」は、「次に期待ですね!」と言う強めの意味の使い方になります。「乞うご期待」よりも期待に強く念がこもった言葉になるため、日常会話で使いやすい言葉になります。

意外と知らないで使っている「乞うご期待ください」

「乞うご期待ください」は、「乞うご期待」を丁寧に言い換えた言葉だと思い、間違いと知らず、つい知らない間に使っていたりします。上記で述べたように、「乞う」と「ください」は同じ意味を含んでいます。

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「乞うご期待下さい」は言い換えると、「期待してくださいください」と、丁寧な部分を2回言っていることになり、日本語としては間違いです。メディナなどで使われることもありますが、「乞うご期待ください」は、間違いなので使わないように気をつけましょう。

「乞うご期待」の類語は言い換え表現にできる

人によって使い分けると伝わりやすい

類語とは、同じ意味合いの言葉を言います。「乞うご期待」の類語ですが、「乞うご期待」は単語ではありません。2つの単語から構成されている言葉です。ですので、類語として別の単語があるわけではありません。あくまでも「乞うご期待」を言い換えた言葉になります。言い換えて使う場合は、「次回もお楽しみに」や「来週も見てね」など、「次を期待していてください」と言う意味をもつ文になります。

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「乞うご期待」を2語で考える場合は、「期待」に類語があります。「期待」の類語は「希望」や「所望」などがありますが、「乞うご期待」とは違った意味になってしまうので、「期待」の類語を「乞うご期待」の類語と考えるのは間違いと言えます。やはり、同じ意味をもつ文で言い換えるほうが良いでしょう。

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「乞うご期待」が硬い表現ですし、類語としての単語はないため、日常会話で使う場合は、類語のような言い換えの文で、「期待していてね!」や「楽しみにしていてね!」といった使い方になります。類語のような言い換え文を会話文として使う場合、上司や目上の人であれば「期待していてください」となりますし、友人との会話であれば「楽しみにしててね!」など、関係性によって使い分けると良いでしょう。

「乞うご期待」に対して反対の意味を持つ言葉とは?

「乞うご期待」の対義語

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対義語とは、言葉の意味の上で、対をなす言葉のことを言います。「乞うご期待」は、「乞う」と「ご期待」2つの単語を合わせた言葉になるので、「乞うご期待」に対しての対義語はありません。ですが、言葉の中にある、「期待」には対義語があります。「期待」の対義語は「失望」になります。

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「期待」の意味は、「あることが実現すると望みをかけて待ち受けること、当てにして心待ちにすること」になります。それに対して対義語の「失望」は、「期待がはずれてがっかりすること、希望を持てなくなること」になります。

「乞うご期待」が「期待していて下さい」の意味で使われるため、「期待がはずれてがっかりする」という意味の「失望」という対義語は、「乞うご期待」の対義語として一番近い単語になるでしょう。

「乞うご期待」の対照語

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上記での通り、「乞うご期待」は2つの単語で出来ている言葉なので、対義語と同じように「期待」の対照語を考えます。「期待」の対照語は「憂慮」になります。

読みは「ゆうりょ」です。聞きなれない言葉ですが、「憂慮」の意味は「心配して思案すること」です。対義語とは意味が違いますが、やはり「期待」の対照語ということで、前向きな言葉ではありません。日常会話では殆ど使わない単語になります。

「乞うご期待」の反対語

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反対語は反対の意味をなす単語になります。「乞うご期待」の反対語ですが、これも「期待」という単語で考えましょう。「期待」の反対語は「絶望」です。絶望は普段からよく見聞きする言葉です。文字からそのまま読み取れる通り、意味は「希望を失うこと、全く期待できなくなること」になります。

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「乞うご期待」の反対語として会話文としては使わないですが、日常会話でも時々出てくる単語ですので、「期待」の反対語という覚え方をしましょう。

「乞うご期待ください」という表現は間違いなので気を付けよう!

ここまで「乞うご期待」という言葉を中心に、正しい使い方や意味をご紹介しました。類語や対義語について、また、類語が無い場合の類語のような言い換え文や、単語に分解した場合の対義語などについて考えて来ました。

出典: https://studyhacker.net

これを機に「乞うご期待」の正しい意味や使い方をマスターし、時々耳にする「乞うご期待ください」という言葉は、正しそうで間違った表現ですので、今後使わないように注意しましょう。

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