2018年10月24日更新
クレジットカードの国際ブランドの違いを比較!選択するのにおすすめは?
クレジットカードを申込むと、国際ブランドを選べる場合がありますが、迷ったことがある人もいるでしょう。確かに、国際ブランドによって使えるお店や使えるサービスが違います。したがって、クレジットカード選びと同時に国際ブランドの選択も重要なのです。

目次
- 国際ブランドとクレジットカードの関係
- 国際ブランドの種類はどうなっている?
- 国際ブランドによって審査の違いはある?
- 各国際ブランドにはどのような違いがある?
- 国際ブランドの中でも利便性トップのVISA
- VISAは直接クレジットカードを発行しない
- VISAにはデビットカードもある
- MasterCardも使いやすい国際ブランド
- 海外専用のプリペイドカードもある
- VISAとMasterCardのどちらがおすすめか?
- 国内でクレジットカードを使うのならJCBもおすすめ
- JCB自体もクレジットカードの発行をしている
- JCBを利用するとOki Dokiポイントがたまる
- ステータスを得たいのならアメックスの選択を
- JCBとの連携で日本国内の加盟店を増やす
- サービスが充実したクレジットカード
- ステータスではアメックスを上回るダイナーズクラブ
- きびしい審査基準があるクレジットカード
- 利便性では劣る国際ブランド
- サービスの充実ぶりは素晴らしい国際ブランド
- クレジットカードとして年会費は高額
- 国際ブランドごとに利便性が異なる
国際ブランドとクレジットカードの関係

国際ブランドとは、様々なクレジットカード会社にクレジットカード決済ができるようにシステムを提供している会社のことを言います。国際ブランドには、5大国際ブランドというものがあります。5大国際ブランドとは、VISA、MasteCard、JCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナーズクラブのことです。これから、この5大国際ブランドの違いなどについて解説していきます。
国際ブランドの種類はどうなっている?
国際ブランドには2種類あります。決済カードブランドとTアンドEカード(トラベルアンドエンターテインメントカード)です。決済カードブランドは決済機能の使いやすさに重点を置き、VISAとMasteCardなどがこれに当たります。TアンドEカードは、会員向けのサポートを重視する会社のことで、アメリカン・エキスプレスやJCB、ダイナーズクラブなどが当てはまります。
国際ブランドによって審査の違いはある?
国際ブランドが違うと、審査内容や基準に違いがあるのか気になるところですが、同じクレジットカード会社が発行しているカードならば国際ブランドによる違いはありません。楽天カードには、JCB、VISA、MasteCardの3種類ありますが、どの国際ブランドを選んでも審査内容は変わりません。ただし、アメックスやダイナーズクラブカードには独自の審査基準があります。
各国際ブランドにはどのような違いがある?
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最近ではチタンはクレジットカードにも使われているんですね。
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国際ブランドの違いを比較すると、利便性、付帯サービス、ステータスなどに差があります。また、利用者側から見れば、どのようにクレジットカードを使うか、ライフスタイルのあり方、価値観、社会的な地位によってどの国際ブランドを選択すべきかが変わってきます。そこで、ここからは各国際ブランドの特徴を比較しながら違いについて解説していきます。
国際ブランドの中でも利便性トップのVISA
国際決済業務がナンバーワンの国際ブランド

国際決済業務がナンバーワンのVISAは他の国際ブランドと比較しても、使える国や地域が一番多く、加盟店も豊富です。国内でも海外でもクレジットカード決済を受け付けているお店のほとんどでVISAが使えます。クレジットカードをとにかく1枚所有したいということなら、VISAを選択しておけば困ることがないのでおすすめします。
なぜVISAの加盟店が多いのか?

クレジットカードの加盟店はクレジットカード会社に手数料を支払っています。店側としては手数料を支払う分もうけが減りますが、クレジットカード決済にはさまざまなメリットがあるので手数料を支払ってまでクレジット決済を導入しているのです。しかし、VISAの場合は他の国際ブランドに比較して、この手数料が安いです。そのためにVISAを選択する加盟店が多いのです。
現金が必要な時もVISAは便利な国際ブランド
クレジットカード決済に対応しているお店はたくさんありますが、どうしても現金が必要なときもあります。そのようなときは、クレジットカードのキャッシング機能を選択すればATMから現金を引き出せます。VISAの場合は、「PLUS」と記されたATMを利用できます。「PLUS」と記されたATMは、世界200か国以上に230万台以上もあるので非常に便利です。
VISAは直接クレジットカードを発行しない
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VISA自体は直接クレジットカードの発行はしていないので、プロパーカードはありません。VISAは決済業務のみを行うからです。決済業務の流れは以下の通りです。VISAカードの利用者が買い物をすると、お店ではVISAに利用者の情報を照会します。その結果、決済が可能という答えが得られれば、買い物代金が後払いとなって買い物が完了するのです。
VISAを発行するのは許可されたクレジットカード会社
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VISAが担当するのは決済業務だけなので、実際にVISAカードを発行するのはVISAがライセンスを発行した会社です。具体的には、銀行、家電量販店、百貨店などですが、最も有名なVISAカードに三井住友VISAカードがあります。そのほかにも、スルガ銀行Visa infinite、ライフカード、楽天カードなどVISAブランドのカードはたくさんあるのでその中から選択をします。
代表的なVISAカードは三井住友VISAカード
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三井住友VISAカードには、クラシックカード、ゴールドカード、プラチナカードの3種類あります。上記の3つのカードを比較した場合、プラチナカードなら高いステータスと社会的な信用が得られます。VISAには自社が発行するクレジットカードはありませんが、三井住友VISAカードはVISAカードのプロパーカードと言えるほど代表的な存在です。
VISAにはデビットカードもある
デビットカードとはどんなカード?

デビットカードは口座残高の範囲内で買い物ができるカードです。買い物と同時に銀行口座から買い物代金が引き落としされます。口座残高以上のお金は使えないので使いすぎを防げるし、借金ではないので利息も手数料も必要ありません。クレジットカードと比較しても決して遜色のない決済手段です。クレジットカードの審査に通らない人にはおすすめのカードです。
VISAのプリペイドカードも使える
VISAのプリペイドカードはVプリカと言います。使い方は簡単です。まず、コンビニなどでVプリカを購入します。次に、Vプリカの公式サイトにアクセスし、Vプリカを登録します。後は、お店で買い物をして提示するだけです。海外のネットショッピングを利用するとVISAしか使えないサイトもあるので、そういう場合にはVプリカが便利であることから使用をおすすめします。
MasterCardも使いやすい国際ブランド
多くのクレジットカードで採用されているブランド

MasterCardも決済業務のみを担当しています。したがって、MasterCardを発行しているのは、MasterCardからライセンス認証された会社です。主な発行元は、銀行、家電量販店、消費者金融などです。代表的なMasterCradにアコムACマスターカードがあります。
MasterCardも国際決済業務量が多い
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MasteCardは国際決済業務が第2位です。他の国際ブランドと比較すると、もともとはドイツのEuro Cardと提携していたことからヨーロッパに強い国際ブランドでした。しかし、現在ではVISAに並ぶ使用範囲となっています。したがって、MasterCardを使える地域やお店はVISAとほとんど変わりないので、MasterCardを選択しても困ることはありません。
独自のサービスも提供している国際ブランド

MasterCardは決済業務のみを行っていますが、自社で独自のサービスも提供しています。このサービスはどのMastecradでも利用できます。どのようなサービスか一例を挙げると、「ラグジュアリ・ステイプラン」というサービスがあります。高級ホテルや旅館で贅沢なひと時を過ごせるプランです。内容は、シャンパンフルボトル1本のサービス、部屋のアップグレードなどです。
キャッシングもしやすいMasterCard

MasteCardが1枚あれば、世界中でキャッシングができます。MasterCardを利用できるATMは、MasterCardの印があるATMと「Cirrus(シーラス)」のマークがあるATMです。この二つの違いを比較すると、前者はMasterCardのみが使えるのに対して、「Cirrus」ではJCBやダイナーズクラブのクレジットカードも利用できます。
クレジットカードをサインレスで利用できる場合も
最近ローソンやらいろんな場所にこういうマルチ決済端末が導入されまくってるらしく、いよいよ日本もクレジットカードや電子マネー社会になるんだな感ある。サインレスのクレジットカード便利やぞ。 pic.twitter.com/UjaroIkw34
— 因果応報@コミケ民 (@ingaoh) April 21, 2017
MasteCardには、加盟店においてサインレスでクレジットカード決済できる「Mastercardコンタクトレス」というサービスがあります。IKSPIARI オリコMasterCardカード、dカードMasterCardカード、dカードゴールドMasterCardカード、オリコ MasterCard PayPassカードなどこのサービスを利用できるカードはたくさんあるので、一番気に入ったものを選択しましょう。
海外専用のプリペイドカードもある

Mastecardには海外専用のトラベルプリペイドカード「キャッシュパスポート」があります。海外旅行、海外留学、海外出張の際はこのカードを選択してもいいです。銀行口座の開設も必要ないし、年齢制限もありません。クレジットカードと比較しても使い方は簡単で、キャッシュパスポートの外貨口座にチャージするだけです。あとはいつでもチャージした分の金額を利用できます。
VISAとMasterCardのどちらがおすすめか?
クレジットカードのサービス内容の違いで比較する
VISAもMasterCardも決済業務のみを行っていて、主なサービスの提供は両カードを発行している会社が付加しています。したがって、サービス内容の違いはそれぞれのカード会社の決めたプログラムを見ればわかります。ホームページなどでいくつかの会社を比較しながら、どれを選択するか決めてください。
海外ではMasterCardが使えない店も

国内では、VISAカードが使えるお店とMasterCardが使えるお店に大きな違いはありません。しかし、海外では一部の地域でVISAカードしか使えない場合があります。先進国に比較して、発展途上国で多く見られる現象です。したがって、海外によく行く人はまずVISAカードを選択するのがおすすめです。
国内でクレジットカードを使うのならJCBもおすすめ
日本発祥の国際ブランド
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— Creca-Style (@Creca_Style) October 31, 2017
JCB CARD W plus Lは女性…https://t.co/FbGXCYYYIF pic.twitter.com/DRbilOlw6c
中国の銀聯カードが登場するまで、JCBはアメリカの会社以外では唯一の国際ブランドでした。ただ、銀聯カードは海外ではデビットカードような利用方法となるので、正確な意味ではクレジットカードの国際ブランドとは言えないかもしれません。そういう意味では、銀聯カードと比較すると、JCBの存在感はひときわ大きなものがあります。
アメリカン・エキスプレスと提携

JCBはアメリカン・エキスプレスと提携しているので、それぞれの加盟店でそれぞれのカードを使えます。国内ではアメックスのみ受け付けというお店はほとんどありませんが、海外へ行くとアメックスだけで決済をするお店がかなりあります。そのような場合はJCBが使えて便利なのですが、海外のお店の店員はJCBが使えることを知らないことも多いので説明の必要が出てきます。
国際ブランドながら海外では使えない地域も

海外旅行ではJCBカードは使いにくいですが、韓国、台湾、シンガポールなどでは、VISAカードやMasterCard並みに使えます。日本人がよく旅行に行くハワイやグアムでも利用可能です。逆に、アフリカやインドなどでは使えないところがほとんどです。JCBカードが使えない地域に旅行する場合は、VISAかMasterCardを選択して持っていくのがおすすめです。
日本国内に強いクレジットカード
◎JCBカードの種類と簡単まとめ。ラインラップの把握に必見です!
— サルでも分かるクレジットカード比較 (@card_res) November 13, 2017
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日本国内のみでクレジットカードを使うのであれば、JCBカードを選択するのがおすすめです。国内に限っては加盟店も多いです。また、キャンペーンも多数用意されているので、国内でJCBカードを使うとお得なことがたくさんあります。
海外でもキャッシングはしやすい?
香港空港のシティバンクATMは日本語対応だったことを追記しました。 #はてなブログ
— リゾートマイラー (@ResortDiver52) September 20, 2017
海外旅行におすすめ!お得に現地通貨を引き出す、海外ATMの利用方法 - リゾートマイラーのSFC修行https://t.co/0wLxRrs9u6 pic.twitter.com/8k8uspc4Mr
JCBカードを使って国内でキャッシングする場合は全く問題ありませんが、海外ではどうなのかというと、全く心配の必要はありません。JCBは「Cirrus」に加盟しているので、このマークのあるATMならキャッシングを利用できます。世界93か国100万台以上のATMに「Cirrus」のマークがついています。かなり小さな国でも利用できるATMはあります。
JCB自体もクレジットカードの発行をしている
プロパーカードと提携カードの違い

JCBは決済業務だけではなく、クレジットカードの発行もしています。国際ブランドが自ら発行するカードをプロパーカードと言います。それに対して、ライセンスを与えられた会社が発行するカードを提携カードと言います。三井住友カード、ライフカード、JAL、ローソンなどにもJCBブランドのカードがありますが、すべて提携カードです。どちらを選択するのかは自由です。
JCBプロパーカードの種類はどうなっている?
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— Creca-Style (@Creca_Style) October 29, 2017
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JCBカードには、4種類のプロパーカードがあります。4種類とは、JCBカード、JCBゴールドカード、JCBゴールド・ザ・プレミア、JCB The Classのことです。このうち、JCB The Classのランクは最も高く、申込条件が非常に厳しくなっています。年収も1000万円以上、年齢は35歳以上などが基準とされているので、利用者は限られています。
プロパーカードのメリットはどこにある?
新規発行になったJCBプラチナ。券面のかっこ良さだけで少し欲しいけど、プロパーカードだからポイント還元率悪いし、コンシェルジュも要らない自分が持ったら確実に可処分所得が減るな・・・。提携カードの実績しかない自分は申し込んでも、はねられる可能性はあるけども(笑) pic.twitter.com/vhdKdvR119
— whitygold (@whitygold) October 28, 2017
プロパーカードを所有していると、高いステータスが得られ、充実したサービスを受けられます。なぜ、プロパーカードだとサービスがよくなるのかというと、買い物をしたときに支払う利息分を提携会社と国際ブランドで分け合う必要がないからです。そういう意味では、プロパーカードを持てるのならプロパーカードを選択することをおすすめします。
JCBを利用するとOki Dokiポイントがたまる
JCBのOki Dokiポイントを貯めているお客様、ポイントを松坂屋の商品券に変えてみませんか?
— 松坂屋名古屋店 (@matsuzakayangy) November 11, 2016
Oki Dokiポイント250ポイントごとに松坂屋商品券1,000円分と交換可能!https://t.co/CuvR2UBsgx#松坂屋名古屋店#OkiDokiポイント pic.twitter.com/j9Bo3vcPSm
Oki Dokiポイントは、1000円JCBカードを利用するごとに1ポイントたまります。1ポイント5円相当なので、ポイント還元率は0.5パーセントです。他のクレジットカードと比較しても還元率としては高くはありませんが、毎月の使用金額に足して加算されるので、1回の使用料が1000円未満でも後から1月のうちに買い物をして1000円以上になればポイントはたまっていきます。
ステータスを得たいのならアメックスの選択を
最高のステータスが得られるクレジットカード
アメックス・センチュリオン(限度額無制限)をお持ちとは!今度おごってください。 pic.twitter.com/H1G6mK69wR
— アル・パカオ (@al_pacao) September 18, 2016
ステータスという点では、アメックスカードはずば抜けています。特に、クレジットカードの最高峰に位置するアメックス・センチュリオン・カードなら、その持つステータス、信用度、認知度において他を圧倒しています。それだけに審査基準が厳しく、一般人にはなかなか手が届きません。年収、利用実績ともに優れた人のみに送られる至宝のカードです。
アメックスにもプロパーカードがある

アメックスにもプロパーカードと提携カードがありますが、プロパーカードと提携カードを比較するとステータスに大きな差があります。また、加盟店において認知される割合もプロパーカードのほうが上です。決済機能自体は変わりませんが、認知度に大きな違いがあるのでプロパーカードを持つほうがメリットが大きいです。
アメックスのプロパーカードは年会費が高い
アメックスにはプロパーカードが9種類ありますが、全体的に年会費が高いです。特に、高級カードであるアメックス・センチュリオンは年会費が36万7500円です。プラチナカードでも年会費が13万円台です。このようなステータスの高いカードはなかなか手に入らないでしょうが、提携カードを選択すれば年会費が安いものがあります。
JCBとの連携で日本国内の加盟店を増やす

日本国内ではJCBの加盟店がやや多くなっていますが、アメックスはそのJCBの強みに注目し、2000年にJCBと提携しました。これで、日本国内でもアメックスを使えるお店が急増したのです。逆に、海外ではアメックスを利用できるお店でJCBが使えるので、双方にとって利益が大きいです。これで、VISAやMasterCardと競合できるようになりました。
サブのクレジットカードがあったほうがいい

JCBと連携しているとはいえ、アメックスが使える店舗は少なめです。というのは、加盟店が支払う手数料が高いためです。そのほか、アメックスカードの使用年数が短いと、利用限度額が低く抑えられます。アメックスには利用限度額がないと思っている人もいますが、それは違います。これらの点を考えると、アメックス以外のカードをサブカードとして持っておくのがおすすめです。
サービスが充実したクレジットカード
海外旅行傷害保険は破格

プロパーカードのアメックス・グリーンには海外旅行傷害保険で最高5000万円の補償がついています。アメックスゴールドには最高1億円の補償がついています。このうち自動付帯の補償額は5000万円です。アメックスプラチナも補償額が最高1億円です。やはり自動付帯で5000万円の補償です。自動付帯では、アメックスカードで旅行代金を支払わなくても補償がされます。
さまざまなショッピングサポートも

「ショッピング・プロテクション」というプログラムでは、購入した商品が盗難されたり、破損したりした場合に購入日から90日以内なら補償してくれます。補償額は最大500万円です。「リターン・プロテクション」というプログラムでは、購入した商品の返品を購入店が受け付けない場合に購入日から90日以内ならアメックスが返品に応じます。
クレジットカードに手荷物無料宅配サービスも

成田空港、羽田空港、中部国際空港、関西国際空港に限ったサービスですが、出発時と帰国時にカード会員一人につき手荷物を無料で運んでくれます。運べる手荷物はスーツケース1個です。プラチナカードを所有してる人はスーツケース2個まで運んでくれます。
空港ラウンジを無料で利用できる国際ブランド

アメックスカードを所有していると、国内外20空港の空港ラウンジを無料で利用できます。プロパーカードなら、本人会員だけでなく同伴者1名も無料利用できます。旅行に同伴者がつくことが多い人には、プロパーカードをおすすめします。
ゴールドカードならプライオリティ・パスの会員に
ドンムアンのプライオリティパス使えるラウンジがやばい!
— 裏ドミ@じょりちん (@undergroundomi) November 12, 2017
メシあるし、飲み物もフリー。
酒飲まないから別料金もないし、今度から早く空港に来よう。 pic.twitter.com/DQgIkwR9S6
アメックスのゴールドカードを所有してる人は「プライオリティ・パス」のスタンダード会員に無料で登録できます。家族カード会員も1名が対象です。「プライオリティ・パス」の会員になると、世界700か所以上の空港VIPラウンジが利用できます。会員になるのに通常は99米ドルが必要です。また、利用代金は27米ドルかかりますが、これが年2回まで無料です。
ステータスではアメックスを上回るダイナーズクラブ
クレジットカードの最高峰にある
利用者は少ないものの、世界のトップクラスが誰しも利用したがるクレジットカードがダイナーズクラブカードです。ステータスでは最高峰に位置します。加盟店の数は他の国際ブランドよりも少ないですが、高級ホテルや高級ブランドショップに特に強いカードです。それでも、最近は加盟店の幅を広げています。
ダイナーズクラブカードには利用限度額がない

ダイナーズクラブカードには利用限度額が設定されていません。いくらでもクレジットカード決済ができるのです。もちろん、カードを利用したての頃はある程度の限度額を想定はしていますが、相当な金額であることは間違いありません。ただし、リボ払いには限度額があります。いずれにせよ高額の買い物をしたければ、ダイナーズクラブカードを所有するのがおすすめです。
きびしい審査基準があるクレジットカード

ステータスが高く、世界のトップクラスの人が利用するダイナーズクラブカードは、審査も厳しいです。審査基準は公表されていませんが、年収は500万円以上、年齢は27歳以上でないとダイナーズクラブカードを所有できません。
利便性では劣る国際ブランド
クレジットカードとしては加盟店が少ない

ダイナーズクラブの加盟店は5大国際ブランドの中では最小です。特に、ヨーロッパではダイナーズクラブカードを使えるお店がほとんどありません。なぜ加盟店が少ないのかというと、加盟店が支払う手数料が一番高いからです。その割合は7パーセント前後で、高級ホテルや高級ブランドショップに加盟店舗は限られてくるのです。
ネットショッピングでは不便な国際ブランド

ダイナーズクラブカードのクレジットカード番号は14桁です。また、アメックスは15桁です。ネットショッピングでは16桁の番号を入力するようになっているので、うまく処理をしないと買い物ができません。対処法としては、左詰めで入力をする、左側に0を入力して桁数を調節するなどの方法がありますが、それでも利用できないショッピングサイトもあります。
海外キャッシングはしにくいクレジットカード
【海外ATMの使いかた ~ホノルルで米ドルを引き出す~】https://t.co/Igg05QrjWu pic.twitter.com/ux7RDnMSH8
— ソニー銀行 (@sonybank_jp) October 14, 2016
世界でダイナーズクラブカードを利用できるATMは、100の国や地域の50万台以上のATMです。これはVISAなどに比較すると、少ない数字です。もともとダイナーズクラブは「Cirrus」に加盟していましたが、現在は脱退しているのでその分利用できるATMが少なくなっています。海外でキャッシングする必要が出た場合は、他のクレジットカードも所有しておくのがおすすめです。
サービスの充実ぶりは素晴らしい国際ブランド
利用できる空港ラウンジは多数

ダイナーズクラブの会員は、国内主要28空港の空港ラウンジと世界530か所の空港ラウンジを無料で利用できます。家族カードの所有者も無料ですが、それ以外の家族は有料です。
世界の多くの高級ホテルが割引に

「海外クラブホテルズ」というサービスを利用すれば、海外の高級ホテルが割引で利用できたり、様々な特典を受けられます。客室をグレードアップもできるし、スパ優待も受けられし、食事に特典が付く場合もあります。国内ホテルや旅館向けには「国内クラブホテルズ・旅の宿」というサービスがあります。
空港送迎タクシーも利用できる

トラベルデスクで50万円以上の海外パッケージツアを申込むと、片道無料の送迎タクシーを利用できます。対象となる空港は、成田空港(第1・第2ターミナル)、関西国際空港、中部国際空港、羽田空港国際線ターミナルです。また、対象空港までのJR特急や私鉄特急の2区間分の予約も無料でしてくれます。さらに、指定ホテルに前泊すると、料金が1室2名まで無料になります。
グルメサービスも豊富なクレジットカード
そういえば、昨日はあきさんとご飯してきました!
— のの (@noncopi06) November 13, 2017
コース料理食べたの久々…本当にご馳走さまでした(*ö*)二回試験頑張ってね! pic.twitter.com/q1DEzxwVZ6
ダイナーズクラブカードを所有していると、コース料理が1名ないしは2名無料になります。「エグゼクティブ・ダイニング」というサービスで、会員を含めて2名ないしは6名以上がコース料理を利用した場合に適用されます。そのほか、一見さんお断りの高級料亭に予約を行ってくれる「料亭プラン」というサービスもあります。
サインレスで利用できる国際ブランド

専用デスクで予約すると、ダイナーズクラブカードを提示しなくてもサインをしなくても対象店舗を利用できます。ダイナーズクラブとカードの利用者の信頼関係が築けているからこそのサービスです。なお、このサービスは本人会員がその場にいなくても利用できます。ダイナーズクラブ所有者にはおすすめのサービスです。
ポイント還元率は低いクレジットカードだが

ダイナーズクラブカードで買い物をすると、100円につき1ポイントたまります。ポイント還元率は0.3パーセントから1パーセントで特に高いわけではありませんが、なんといっても大きいのがポイントに有効期限がないことです。また、航空会社のマイルにポイントを交換する場合は、1000ポイントが1000マイルになります。こちらは還元率が非常にいいです。
クレジットカードとして年会費は高額

ダイナーズクラブカードは、他のクレジットカードと比較しても年会費が高額です。金額は2万2000円です。しかし、サービス内容が充実しているので、一度そのサービスを享受すれば年会費分は取り戻せます。ダイナーズクラブカードを所有すれば最高のステータスが得られるし、豊富なサービスも利用できるので、条件が合う人にはおすすめです。
JCBのプロパーカードは何種類かありますが、そのうちJCBゴールドカード(JCB ORIGINAL SERIES)を紹介します。JCBカードが力を一番発揮するのは日本国内です。国内加盟店舗数はナンバーワンだからです。
国際ブランドごとに利便性が異なる

ここまで国際ブランドの違いについてそれぞれの特徴を見ながら解説してきました。国際ブランドによって、利便性が異なりますが、加盟店の多さなどから使いやすさを重視するならVISAやMastercardがおすすめです。国内で利用する機会が多い人はJCBがいいです。ステータスに重きを置く人は、アメックスやダイナーズクラブカードをおすすめします。