「唐突」の意味と由来・使い方を解説!「突然」との違いと使い分けも!

普段何気なく聞く「唐突」という言葉ですが、あなたはこの言葉の由来や本来の意味、使い方をご存知ですか?今回は「唐突」の意味や由来・使い方だけでなく他の類語との違いや使い分けについてもご紹介します。私達が何気なく使う日本語について知識を広げてみましょう。

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目次

  1. 「唐突」の意味や正しい使い方を紹介!
  2. 「唐突」とは?
  3. 「唐突」の場面での使い方を例文で紹介!
  4. 「唐突」の文章での使い方の例文
  5. 「唐突」の類語との違いや使い分け方を紹介!
  6. 「唐突」の意味や正しい使い方のまとめ

「唐突」の意味や正しい使い方を紹介!

「唐突」という語句を、みなさんも一度は目にしたり耳にしたりしたことがあるでしょう。「唐突」は、普段は主に「唐突な」や「唐突に」というように形容動詞の活用形として使われます。しかし「唐突の感」などのような使い方の場合は、名詞として使われる場合もあります。一般的には、形容動詞の活用形として「唐突な」や「唐突に」という使い方の方がお目にかかる機会が多いでしょう。

また、「唐突」には似たような意味の語句も数多く存在しますので、その使い方や使い分け方にも注意を払わなければなりません。それでは「唐突」の語源由来や意味、使い方から類語との使い分け方までをご紹介します。是非これを機会に正しい知識を理解しビジネスシーンでも積極的に活用できるようになりましょう。

「唐突」とは?

まずは、「唐突」の読み方、語源由来や意味についてご紹介します。日本人として読み方はもちろんのこと、その語源由来がどこにあるのかを知ることも重要ですし、何気なく使う「唐突」という語句を間違った意味や使い方で使用してしまうと恥をかくこともありますので大切にしたい部分です。後述する類語との使い方の違いなどをハッキリと区別し使用するために、整理しておくと良いでしょう。

「唐突」の読み方とは?

「唐突」は「とうとつ」と読みます。文章中でふりがなを打つ際に、「とおとつ」などと書き間違えないように注意しましょう。会話中において発音する場合には、「とうとつ」と「う」をハッキリ発音せずに、「とおとつ」や「とぉとつ」のように「う」を弱く少し「お」に近い感じで発音されます。曖昧な発音ではありますが、読み方としては前述通り「とうとつ」であります。ここで「唐突」の中の「唐」という字は「とう」と読みます。

出典: https://www.bengo4.com

この字は他にも「から」と読めます。その意味は、「広い」「むなしい」「大嘘」「大げさに言う」などの他に、中国を表す際にも「唐」を使用します。大国を表す文字であり、「唐」と呼ばれる時代が中国にあったからのようです。また「唐突」の中の「突」は「とつ」と読み、他には訓読みで「突く」と書いて「つ(く)」と読みます。このは「勢いよく出る」「つき出る」「抜きんでる」を表す意味を持っています。

「唐突」の語源由来とは?

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「唐突」の由来は、「突き当たる」を意味する漢語にあります。「唐」は「口」に「庚」を重ねて成り立つ文字で、ピンと張るという意味を持ち、口を張って大言することを表します。「突」は「突きあたる」「突く」の意味を持っています。

出典: https://diamond.jp

前述のとおり「唐」は大国を意味する漢字です。語源として、唐の国が突然何かをしたという考えもありますが、「唐突」の由来としては「唐」が「唐の国」を表しているとは考え難く、どのようにして「唐突」が「出し抜け」の意味に使用されるようになったかの由来については未詳な部分が多いようです。「唐」と「突」の意味や由来を考えるとなかなか繋がる理由が不明なのです。

「唐突」の意味とは?

「唐突」とは、「前触れもなくだしぬけに物事を行って不自然であるさま」という意味です。「唐突」は、人の言動において一般的には使われ、その言動が前後と全く関係のないことを行う際に使用されるのが通常です。言動の転換の起点としてよく使用されているのを目にするでしょう。

似通った意味を持つ語句の馴染み深いものとしては、「突然」「急」「いきなり」の他、「唐突」より少し硬い表現として「突如」「不意」などが挙げられます。これらの語句はそれぞれに「唐突」と同じような意味を持ちますが、使い方や使ったときの相手への印象の違いが出てきます。また、それぞれの由来を考えると、使い方には気を付けなければならない語句と言えるでしょう。

「唐突」の場面での使い方を例文で紹介!

では、実際に「唐突」の使い方を見てみましょう。「唐突」は人の行動に対して、また会話中の発言に対しても使用できます。尚且つ、類語の「いきなり」や「急に」などよりも丁寧な印象を与えてくれます。ビジネスシーンでのメールや会話中などでは「唐突」を使用することで、稚拙な印象を与えることがありません。

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そのような理由のため、フォーマルな場面やビジネスシーンでは積極的に使用できると言えます。ですが、時に堅苦しい印象を与えることもあるため、親しい間柄での日常会話の中ではあまり使われることが少ないのも特徴です。ここでは、行動に対して使う場合と会話中の発言に対して使う場合の例文をご紹介します。

行動に対して使う場合の例文

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人の行動に対して使う場合の例文として、「唐突に走り出した」や、「唐突に思うが」などの使い方があります。また、「唐突な言動」や「唐突な変更」のようにも使用され、新聞や小説などの書き物の中で、他の似た意味を持つ語句よりも多く使用されています。

先ほどの例の「唐突な言動」や「唐突な変更」のように使う場合、少しかしこまった硬い印象があるため、相手には知的に捉えられることがあります。このような理由から書き物の中でも有効に活用されるのでしょう。ビジネスシーンでも、メールなどの連絡手段を使用する際に活用すると効果的なのではないでしょうか。ビジネスマナーとしても正しい使い方となります。

会話中の発言に対して使う場合の例文

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「唐突」は会話中の発言に対しても使用可能です。会話中に相手が突然違う話題に切り替えた場合に、「唐突ですね」というような使い方をします。この場合も「突然ですね」や、「急ですね」より少し硬いイメージになりますが、ビジネスマナーとしては正しい使い方です。このような使い方をすると、きちんとした日本語を使用できることをアピールできるため有効でしょう。ビジネスの場でなく日常会話であれば「突然ですね」の方が自然です。

相手に失礼のないよう気を付けなければならない場面、特にフォーマルな場面やビジネスシーンでは「唐突ですね」の方を選んで使用した方が良いでしょう。このように、「唐突ですね」という使い方も場面に応じて他の類似する語句との使い分けをきっちりとしたいところだと言えます。

「唐突」の文章での使い方の例文

「唐突」は文章の中でもよく使用されます。ここでは特に「唐突ですが」や「唐突に」、「唐突な」という使い方について、例文を用いて紹介します。どのような場面で使いたいのかを考え、上手な「唐突」の使い方を身につけ社会人としての武器にしましょう。

「唐突ですが」を使った例文

「唐突ですが」の使用例としては、「唐突ですが、次のスケジュールの確認をしてもよろしいですか」のようなものがあります。前後の話題と全く脈略のない話をしたい場合に用いられます。このように「唐突ですが」という使い方であると相手にも話を転換したいことがきちんと伝わります。話の転換の起点としては便利な使い方です。

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またこの場合は、主にビジネスシーンでのメールや会話のやり取り中に使用されることが多いです。このようにビジネスシーンでは便利に使用することができます。しかし、むやみに多用すると相手を混乱させることにもなりかねないので、相手と場面を考えて控えめに使うことが重要でしょう。話を転換することも、頻度は大切です。TPOに合わせて使用しましょう。

「唐突に」を使った例文

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「唐突に」を使用する場合「不意に」「いきなり」などの似た意味の言葉が多数あるため、使い分けが難しいと思うことがあります。「唐突に」は人の突然の行動に対して使用します。例としては「唐突に走り出した」や「唐突に思いつく」などのように使用されます。

この場合の「唐突」は「急」などと同じように使用できますが、「急」よりは少しかしこまった印象になります。普段の日常会話で使うのであれば、「急に走り出した」や「急に思いつく」の方が馴染み深いですし、柔らかい印象を与えることができるため「急に」を使用する方が相応しいでしょう。

「唐突な」を使った例文

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「唐突な」の場合は、「唐突な行動」「唐突な変更」などのように名詞に接続して使用されます。人の言動が突発的な時などに用いられます。このような使い方の場合も、「急な」や「突然の」など他の類語で言い換えることは可能です。ですが丁寧さや知的さを印象付けることができるため、小説や新聞などの書き物の中で使用する場合には類語を使用するより「唐突な」を使用する方が印象的だと言えるでしょう。

「唐突」の類語との違いや使い分け方を紹介!

「唐突」には前述の通り「出し抜け」という意味があり、言動が突然な場面で使用します。その類語としては「突然」「いきなり」「急」「不意」「突如」など多数の語句が挙げられます。ここではこれらのような類語との違いや使い分け方について紹介します。同じような意味ならば、どのような場面で使うかによって相手に与える印象が違ってくるので注意を払いたい部分です。

「突然」との違い・使い分け方

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まずは「突然」との違いについてご紹介します。「突然」と「唐突」にはちょとしたニュアンスの違いがあります。「突然」は予期しないときに使用し、「唐突」は人の言動に前後の繋がりがないときに使用します。ちょっとしたニュアンスの違いですが、「突然」は「唐突」で言い換えることができないことがあります。

「唐突」は人の言動に対して使用するのが一般的ですが、「突然」は人の言動の他、現象に対しても使用できる語句です。使い方の例としては、「突然の雨」や「突然、飛び出してきた」などが挙げられます。このような現象に対して「突然」ではなく「唐突」を使用すると意味が通じないことがあるため、一般的には「突然」を使用します。現象について表現したい場合は「突然」を使用するなど使い分けを正しく行いましょう。

「いきなり」との違い・使い分け方

「いきなり」には「唐突」と同じ意味を持つだけでなく、「充分な準備をせず行動する」という意味もあります。いきなり雪が降りだした」のような使い方をし、自然現象に対しても使用されます。「いきなり始めてしまう」などの場合も、「唐突」を使うより自然ですし伝わりやすい使用例であります。ですが、ここでも場面によっては「唐突に始めてしまう」のように「唐突」を使う方がビジネスの場では相応しい使い方です。

ここで、詳しく「唐突」と「いきなり」の違いを理解するため、由来についてもご紹介します。「いきなり」は「行き」と「成り」で「いきなり」となり、本来は「事が進むにまかせて」や「成り行きまかせ」と同じ意味で使われていました。そこから転じて「突然」や「唐突」と同じ意味を持つようになった語句であります。由来や本来の意味からすると、「唐突」との使い方の違いを覚えておくと良いでしょう。

「急」との違い・使い分け

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「急」は「差し迫る」や「俄かに」などのように「唐突」と同じ意味を持っていますが、「唐突」よりもかなり砕けた印象であり、ビジネスシーンでは使いにくいという特徴があります。日常会話の中では「急」の方がよく使用されます。しかし例えば「急で申し訳ありませんが」といった発言をしたい場合について考えると違いが少し分かります。

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「急で申し訳ありませんが」と使うより「唐突で申し訳ありませんが」と使う方がビジネスシーンなどの敬語を使用する場面においてはきちんとした言い方であり、相手に失礼にはあたりません。使う場面によって同じ意味で通じる「急」と「唐突」も使い分けをしっかりする必要があります。「急で」よりも「唐突で」の方が、かしこまった言葉なので「唐突で」を使った方が、より相手にいい印象を与えられるでしょう。

「不意」との違い・使い分け

「不意」は「予測していないことが起きる」という意味で使います。自分も相手も予測していないことが起こることを表現する語句です。「不意に思いつく」は「唐突に思いつく」と同じ意味であり、どちらも話の内容がきちんと伝わるため使い分けが非常に難しい類語です。会話中に「不意」を使う場合、「ふと」という言い方をすることが多く、その方が馴染み深い使い方です。このような場面では「唐突」を使うと不自然になる恐れがあります。

「突如」との違い・使い分け

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「突如」は「突然」と同じ意味で使用されますが、会話中に使用するのは一般的ではありません。どちらかと言えば文章の中で使用することが多い語句であります。そのような意味では、「唐突」と「突如」は共通する点が多いでしょう。「突如、目の前に現れた」「突如、目覚めた」などの使い方をし、「突然」を使用するよりも少し硬い印象ではありますが文章に深みを与えるのに便利な語句と言えます。

出典: https://akirako.jp

ですが、ビジネスシーンではあまり見かけない語句なのではないでしょうか。堅苦し過ぎると、ビジネスシーンなどでは敬遠される傾向にあるようです。しかし、「唐突に目の前に現れた」や「唐突に目覚めた」より「突如」を使用した方がしっくりくる場合が多いため、これらの使い分け方には十分な注意を払って使用しなければなりません。主に小説などの書き物の中で使用されることが多いことも覚えておくと良いでしょう。

「唐突」の意味や正しい使い方のまとめ

ここまで「唐突」の意味や由来、「突然」「突如」などの類語との違いや使い方の例について紹介しました。本来の語源由来がハッキリと分からないミステリアスな「唐突」という言葉ですが、今回ご紹介した語句を正しく理解し正しく使い分けることによって、ビジネスシーンでも日常生活でも相手に良い印象を与えることができるでしょう。特にニュアンスの違いや場面によっての使い分けによって与える印象に差が出ますので注意しましょう。

敬語の使い方だけでなく正しい日本語の意味を知った上で使用することは、ビジネスマナーを習得できている常識人だと印象付けることができます。美しい日本語を使いこなせる立派な社会人としてだけでなく、就職活動の際にも好印象を与えることができるため有効と言えます。気になる語句があれば、その意味や由来を調べてみるとたくさんの知識を蓄えることができます。今回の「唐突」の他にもたくさんの語句を理解し知識を深めてみてください。

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