遺族年金の受給資格とは?手続き方法や受給者の要件などまとめ!

遺族年金制度について触れる機会はあまり無いでしょう。実は遺族年金は種類があり、種類に応じて受給資格が定められているようです。そこで、遺族年金制度についての具体的な内容から遺族年金の受給資格を解説し、手続き方法も含めてまとめています。

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目次

  1. 遺族年金の受給資格や手続き方法を解説!
  2. 遺族年金の種類とは?
  3. 遺族年金の中の「遺族基礎年金」の受給資格・受給者の要件とは?
  4. 遺族年金の中の「遺族厚生年金」の受給資格・受給者の要件とは?
  5. 遺族年金の中の「遺族共済年金」の受給資格・受給者の要件とは?
  6. 遺族年金を受給する手続き方法とは?
  7. 遺族年金の受給資格や手続き方法のまとめ

遺族年金の受給資格や手続き方法を解説!

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遺族年金には個人の事情によって種類が定められており、遺族年金に触れる機会は稀ですので、なかなか理解している方はいません。そこで、遺族年金の具合的な内容から遺族年金の種類を解説していき、遺族年金の受給資格や遺族年金を受け取る際の手続き方法を紹介していきます。

遺族年金の種類とは?

遺族年金は公的年金の1つである

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遺族年金は、被保険者が死亡した際に支給される公的年金の1つになります。受給対象者としては、残された家族(子供や妻)などが基本的な対象者となっている場合が多いです。遺族年金の支給理由は、支給対象となった家族の生活が困窮にならないように、対処する必要がある為に考案された制度となっているようですので、この意図を基準に制度の理解を深めていく事がポイントです。

老齢年金と遺族年金は同時支給が可能なのか?

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まず、公的年金は原則1人1年金だという事を覚えておく必要があります。もし「65歳になる前」に2つ以上の受給権を受けている場合では、年金事務所へ年金受給選択申込書を提出する事となります。そうする事によって、公的年金は選択を対象として支給される仕組みとなっています。しかし、「65歳以上である場合」では、老齢年金と遺族年金は合わせて受給が可能ですので、年齢基準に着目して覚えておきましょう。

遺族年金は3種類で構成されている

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遺族年金に関して、実は3種類の構成となっています。遺族年金の種類がなぜ分別されるのかというと、過程の事情がそれぞれ違いがあるのは当然なのですが、生活の困窮を防ぐ事を目的としているので、種類に応じて対象者や要件が異なっています。そして、遺族年金は「遺族基礎年金、遺族厚生年金、遺族共済年金」この3つで構成されている事に注目しておきましょう。

厚生年金保険と国民年金への加入で違う

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上述では、遺族年金の種類を解説しました。そこで、種類に応じた支給対象としては、被保険者が厚生年金保険あるいは国民年金への加入状況によって左右される事となります。そして、公的年金の仕組みとして国民年金への加入者は遺族基礎年金であり、厚生年金保険への加入者の場合は遺族厚生年金と区別される事となります。

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ちなみに、20歳以上60歳未満の全ての方が加入する年金制度が国民年金、そして厚生年金保険は会社に勤める従業員などを対象にしています。厚生年金保険は会社員や公務員などの方が大半であるという事を覚えておくと遺族年金制度の区別が容易になります。

その他遺族給付制度もある

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上述で解説した、遺族年金を受給出来ない方に向けた制度があるので、上述の3種類の公的年金と含めて覚えておきましょう。遺族給付制度としては「寡婦年金」「死亡一時金」が支給される制度があります。しかし、この制度はどちらかの制度が適用となりますので、同時に支給を受ける事が出来ないという事に注意が必要です。以上の制度に関しては公的年金ではないので、遺族年金と似た内容となっていますが、混同しないようにしておきましょう。

遺族年金が受け取れない方限定の寡婦年金は?

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遺族年金の要件を満たしていない方を対象にした制度として、寡婦年金があると解説しました。この寡婦年金は被保険者が公的年金として国民年金を支払っている場合に支給される仕組みとなっています。また、被保険者が自営業を営んでいる場合が要件になっている事に着目します。受給者は妻である場合に寡婦年金の対象となり、給付額は夫が受け取る予定であった老齢年金の3/4が支給額となっています。

遺族年金が受け取れない方限定の死亡一時金は?

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遺族年金の要件を満たしていない方を対象にした制度として、死亡一時金があると解説しました。この死亡一時金は25年間で保険料を継続して支払っていた被保険者が対象となります。しかし、この死亡一時金の注意点として、一度だけ支給される仕組みとなっている事です。給付対象は妻から始まり、子供、父母といった優先順位によって対象となります。支給額は、保険料を支払っていた期間に応じた金額が支給されます。

遺族年金の受給権が消滅する可能性

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まず、遺族年金などの公的年金には「失権」があるという事に注意しておく必要があります。失権は文字の通り、公的年金の受給者の権利が消滅する事となる事で、一度消滅した公的年金は復権する事が出来ないという事を抑えておきましょう。そして、遺族年金などの公的年金は失権事由が受給者の続柄で異なります。そこで、後述では遺族年金毎の失権事由をそれぞれ解説します。

遺族基礎年金の受給資格が消滅する場合

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遺族基礎年金の受給資格が消滅する場合では「妻と子供に共通する事由」「妻のみに適用」「子のみに適用」以上3つの受給者によって分かれます。そして、受給資格が消滅する事由として、死亡した、あるいは婚姻した時に受給資格が消滅します。また、子供のみに適用される事由として離縁が原因で、死亡した方の被保険者か被保険者であった方の子供では無くなった、また20歳に達した時に受給資格が消滅する事となります。

遺族厚生年金の受給資格が消滅する場合

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遺族厚生年金の受給資格が消滅する場合では「受給者権利がある方」「子供または孫」「父母、孫、祖父母」以上3つの受給者によって分かれます。受給資格の消滅事由は遺族基礎年金と基本的に同様の内容となっていますが、特徴の違いとして直系血族あるいは直系姻族以外の養子となる場合、死亡した被保険者か被保険者であった方の死亡当時の胎児が出生した場合に受給者の受給資格が消滅する事となります。

遺族年金の中の「遺族基礎年金」の受給資格・受給者の要件とは?

亡くなった方の要件と注意点とは?

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公的年金である遺族基礎年金は亡くなった方の要件があります。遺族基礎年金の要件は、国民年金への加入が基準となっているので、国民年金への加入していた方が対象となる事を再確認しておきましょう。そして、亡くなった方はその他要件として定めがありますので、注意点も含めて把握しておく事が大切です。後述では、亡くなった方の要件と遺族基礎年金の注意点も含めて解説していきます。

亡くなった方の要件

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まず、遺族基礎年金は「亡くなった方によって生計が維持されていた」「子のある配偶者」以上の2つは確実に抑えておく事が大切です。そして、要件は通常要件以外に保険料納付要件があるという事にも注目しておきます。それでは、加入要件として「国民年金加入者が亡くなった」「国民年金の加入者が日本国内に住所を所有しており、年齢基準が60歳以上65歳未満である」

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「保険料納付期間や保険料免除期間を合算した期間が25年以上の方」と以上3つになっています。そして、保険料納付要件では、死亡時の前日においての被保険者期間で、保険料納付期間と保険料免除期間を合算して3分の2以上である事とされています。以上の要件を挙げましたが、注意すべき内容が「国民年金が未納」となっていた場合は、遺族基礎年金が受給出来ないとなっているという事です。

遺族側の要件とは?

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遺族の要件としては、支給範囲基準が設けられている事に着目します。そして、亡くなった方によって生計の維持がされていた事で「子のある配偶者」「子供」が遺族に対しての要件となります。この場合に大切な事は、18歳未満の子供を困窮状態にさせない事を目的としているという事です。したがって、給付要件として18歳の子供いる妻または夫だという事になります。また、18歳未満の子供も支給対象となる事を覚えておきましょう。

遺族基礎年金の受給金額

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受給者への支給額は、779,300円が基準支給額となっています。そして、子供の人数によって支給額が加算されていく事になるという事を覚えておきましょう。そして、子供1人に対し224,300円と定められています。具体的な例としては、子供1人である場合は779,300円に224,300円が加算されて1,003,600円となります。子供2人の場合では加算額が448,600円です。

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しかし、子供3人目以上となる場合では、支給額が子供1人に付き74,800円となる事には注意しておく必要があります。ちなみに、遺族基礎年金の支給期間は子供が18歳になるまでとなっています。また、18歳の年度末(3月31日)だという事ですので、期間は明確にしておく事も大切です。

遺族年金の中の「遺族厚生年金」の受給資格・受給者の要件とは?

亡くなった方の要件と注意点とは?

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公的年金である遺族厚生年金は遺族基礎年金と同様に亡くなった方の要件があります。しかし、遺族基礎年金とは違った大きな特徴を抑えておきましょう。遺族基礎年金では、子供の年齢が18歳未満といった要件が必要となっていましたが、遺族厚生年金の場合は子供が居ない場合でも受給者の対象となります。それでは、遺族厚生年金の特徴を抑えておき、遺族厚生年金の場合において必要な要件と注意点を確認していきましょう。

亡くなった方の要件

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遺族厚生年金は、前述で解説したように厚生年金保険への加入者が亡くなった場合で適用される内容になっている事は明確にしておきましょう。そして、遺族厚生年金の亡くなった方の要件としては、遺族基礎年金と同様に保険料納付要件もあります。この保険料納付要件は遺族基礎年金と同様の内容となっています。また、通常の要件は「被保険者であった方が、被保険であった期間中に傷病によって、初診日から5年以内に亡くなった」

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「保険料納付期間や保険料免除期間を合算した期間が25年以上の方」「1級、2級の障害厚生年金を受ける方が亡くなった」以上の3つとなっています。要件を挙げていきましたが、遺族厚生年金の場合では、中高齢寡婦加算として支給される内容もあるという事に注意しておく必要があります。

遺族側の要件とは?

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遺族側の要件としては、生計を維持されていた対象者によって範囲と優先順位によって支給基準となっている事に着目します。優先順位としては、妻や夫から子供、そして父母へと優先順位が定められている内容です。範囲は遺族となっておりますが、年齢基準も要件として定められている事に注意しておきましょう。妻の場合は年齢として要件はありませんが、夫の場合では年齢基準が死亡当時に55歳以上で、支給開始が60歳からと要件があります。

遺族厚生年金の支給額

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遺族厚生年金の給付額としては、亡くなった方が本来受け取るはずであった厚生年金の3/4が支給額となっています。遺族厚生年金の支給期間としては、遺族基礎年金とは違い、妻の場合は年齢が関係なく一生涯支給される事となります。しかし、夫の死亡時に子供がおらず、妻の年齢が30歳未満であった場合では、5年間の支給となります。そして、夫が支給対象であった場合では60歳から一生涯支給と定められています。

中高齢寡婦加算とは?

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遺族厚生年金の場合では、中高齢寡婦加算があると簡単に紹介しました。ここでは、中高齢寡婦加算について具体的に解説します。まず、支給要件としては「夫が亡くなった際に子供が居ない状態で妻の年齢が40歳以上65歳未満である事」「遺族厚生年金を受給する子供が18歳を超えて受給権が無くなった」以上が中高齢寡婦加算適用要件となります。そして、給付額として妻が40歳から65歳までの間に年間で584,500円加算されます。

遺族年金の中の「遺族共済年金」の受給資格・受給者の要件とは?

亡くなった方の要件とは?

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遺族共済年金は、現在遺族厚生年金に一元化されている事によって、現在は新規の支給はありません。したがって、亡くなった方の要件は遺族厚生年金と同様の内容になっています。現在は新規の支給が無いのですが、実は平成27年9月30日までに遺族の方が引き継ぎ受給をしている方がいるという事を忘れてはなりません。このような事もあり、遺族共済年金を耳にした場合は遺族厚生年金の受給要件を確かめる程度でしょう。

遺族側の要件とは?

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遺族共済年金では、死亡した方と同様に遺族の方の受給要件も、遺族厚生年金と同様の内容となっています。遺族年金についてまとめると、遺族年金の種類は3種類だと解説しましたが、現在は2種類となっていますので、混同しないように注意しておきましょう。

遺族年金を受給する手続き方法とは?

遺族年金の受給者の手続き方法

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遺族年金の受給者は手続き方法や、手続き手順についての認識は全く知らないと言っても過言ではありません。しかし、実際に遺族年金を受給する際は確実な手続き方法を知っておく事が大切です。そこで、ここでは遺族年金の受給に必要な手続き方法を手続き手順にしたがって解説していきます。また、手続きに必要な書類もありますので、手続き方法以外にも合わせて確認しておきましょう。

まずは遺族が死亡した事実の届け出をする

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遺族年金を受給する手続き方法では、まず死亡した事実を届ける必要があります。死亡した事実の届け先は市区町村役場への届ける必要があり、死亡届けを提出する形になります。そして、死亡届けを提出する際は、亡くなった方が年金受給者か年金受給者では無い方によって死亡届の内容は変わります。年金受給者では無い場合、国民年金加入者は「国民年金被保険者死亡届」となります。厚生年金保険者加入者は「資格喪失届」を届けます。

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反対に、年金受給者である場合の手続き方法としては「年金受給者届書」を提出する事となります。この手続き方法が必要な理由としては、死亡した事実を知らせる事無く、年金の受け取り過剰に至った際は返還義務が生じてくるからです。以上の内容に限らず、遺族が受給を受けるか否かに関わらずに必要な手続きだという事に注意しておきましょう。

遺族年金の請求先は?

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遺族年金の請求先は「遺族基礎年金」「遺族厚生年金」の構成によって変わる事に注目しておきます。そして、遺族基礎年金の場合では、亡くなった方の住所地である市区町村役場となります。そして、遺族厚生年金の場合では亡くなった方が加入していた組合あるいは年金事務所へと請求する事となります。基本的に遺族厚生年金は年金事務所となる事と覚えておきましょう。

遺族年金を請求する際に必要な書類は?

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遺族年金の手続き方法を把握した所で、重要な必要書類の解説をします。必要な書類として「年金手帳」「戸籍謄本」「世帯全員の住民票」「亡くなった方の住民票の除票」「死亡診断書」以上5つの書類が必要となります。遺族年金請求に関しての書類に関しては、個人の事情によって必要書類が違うので、参考程度に確認すると良いです。そして、遺族年金裁定請求書に必要事項を記入する必要があり、この請求書に各種書類を添付します。

遺族年金の受給資格や手続き方法のまとめ

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これまで遺族年金について解説してきましたが、遺族年金には種類もあり、亡くなった方や遺族の要件なども定められているという事が分かりました。個人の事情によって年金制度も変わり、それに伴い手続き方法も変わってくるというようです。そこで、遺族年金制度と個人の事情を明確にしておいた状態で、制度要件と照らし合わせて確実に確認していく事が大切だといえるでしょう。

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