「携わる」の意味と使い方は?「関わる」との違いや類語などを例文で解説!

「携わる」と言う言葉は、ビジネスシーンや履歴書を書く際などに良く使われます。意味を正しくご存知ですか?自分をアピールする為の文章なのに、意味や使い方に間違いがあると逆効果になりかねません。「携わる」の意味をご説明するとともに、類語や例文もご紹介します。

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目次

  1. 「携わる」の意味と使い方など!「関わる」との違いも!
  2. 「携わる」の意味とは?
  3. 「携わる」と「関わる」の違いとは?
  4. 「携わる」の使い方とは?敬語表現を例文で紹介
  5. 「携わる」の類語や言い換え
  6. 「携わる」の意味と使い方などまとめ

「携わる」の意味と使い方など!「関わる」との違いも!

「携わる」と言う言葉はビジネスシーンでよく使われる言葉です。自分がどのような仕事をしているのかを説明する時などに「〇〇という仕事に携わっています」のような使い方をすることが多いでしょう。同じような状況を説明するのに、「関わる」と言う言葉もあります。「〇〇に私も関わっています」のような使い方をします。「携わる」と「関わる」はよく似た使い方をされますが、どのような違いがあるのでしょうか。

ここでは「携わる」の意味や正しい使い方に加え、「関わる」のような類語もご紹介していきます。また、ビジネスで使用する言葉ですから、敬語の使い方も正しく理解しておきたいものです。こちらも例文を交えてご説明しますので、自信を持って使えるようになりましょう。

「携わる」の意味とは?

まずは「携わる」についてです。読み方は「たずさわる」です。「携」と言う字を使った単語には「連携」や「提携」があり、これらの単語からも「関係する」と言った意味合いを感じられます。「関わる」との違いを知る為に、「携わる」の詳しい意味を調べましょう。

「携わる」の意味

出典: https://career-picks.com

「携わる」は「ある事柄に深く関係する」「ある事柄と接点を持つ」と言う意味で、特に仕事での関係を表す時に使います。ところで言葉の意味を調べる際、漢字の成り立ちを知るとその意味を深く知ることにつながります。「携」と言う漢字の成り立ちを見てみましょう。

出典: http://www.ike-ike.sakura.ne.jp

「携」と言う字は、「手」と「台座の鳥」を表す漢字の組み合わせです。本来は「手に持つ」と言う意味の漢字で、その為「携える」には「手と手を取り合う」と言う意味もあるのです。「携帯」と言う単語が本来の意味に近いと言えるでしょう。現在のビジネスシーンでの「関係する」と言う意味の使い方は、日本独自に発展した使い方です。

「携わる」と「関わる」の違いとは?

「携わる」の意味について調べると、やはり「関わる」良く似た意味に感じられます。続いては「関わる」の詳しい意味をご説明し、「携わる」と比較します。また、それぞれの使い方を例文も挙げてご紹介します。

「関わる」の意味

「関わる」は「携わる」と同じ「ある事柄に関係する」と言う意味の類語です。もう少し詳しく知る為に、「携」と同様に「関」の漢字の成り立ちを見ていきましょう。「関」は「左右両開きの戸」の中に「糸の先端と昔の子供の髪形」の象形が描かれた形成文字で、「門を合わせ閉じる」と言う意味です。その為「関わる」には、「かんぬき」や「つながりを持つ」などの意味もあるのです。

「携わる」との違い

「携わる」も「関わる」も「ある事柄に関係する」と言う意味の類語ですが、「携わる」は特に仕事での関係を表す使い方をします。「手と手を取り合う」と言う意味からも、力を合わせて仕事を成功させる様子をイメージすることができます。「携わる」と「関わる」は、広範囲の「事柄と関係する」を表す「関わる」の中で、「仕事で関係する」ことを特に「携わる」と表現する、と使い分けています。

「携わる」と「関わる」の違いを例文でご紹介

具体的にどのように使い分けられているのか、いくつか例文をあげて比較してみましょう。まず「携わる」は、「このプロジェクトに携わる」や「農業に携わる」など、仕事に関係することで使われます。この場合「携わる」の代わりに「関わる」を当てはめても文章として成り立ちます。

一方、「これは今後の人間関係印関わる問題だ」や、「命に関わる病気」など、仕事以外の大きな意味でお関係を表している場合の「関わる」を、「携わる」に置き換えることはできません。このことからも、「携わる」が仕事での関係に限定した意味を持つことがわかります。

「携わる」の使い方とは?敬語表現を例文で紹介

「携わる」と「関わる」の違いを説明しました。「関わる」より「携わる」の方が、仕事への強い意欲が伝わると言えるでしょう。そうなると、履歴書の志望動機や職務経歴を書く際にも使いたいものです。「携わる」はそれだけでも敬語として使うことができるほど丁寧な意味を持ちますが、履歴書などさらに気を遣いたい場面もあります。続いては敬語で「携わる」を使ういろいろな言い回しを、例文でご紹介します。是非参考になさってください。

携わっている

履歴書やビジネスシーンで自分をアピールする為に、現在関わっている仕事内容を伝えることが良くあります。そのような場合に「現在〇〇の企画に携わっています」などの使い方をします。この例文のように、進行形の意味を含ませるときに「携わっている」と言います。

「携わっています」は丁寧語ですが、さらに目上の方に対しては「携わっております」とした方がより良いです。「います」と「おります」じゃ同じ意味ですが、「おります」は謙譲語の中の丁重語と分類され、「います」よりもさらに丁重な敬語です。相手によっては「現在〇〇の研究に携わっておりますので、貴社の□□プロジェクトにおいてもお力になれると存じます」のような使い方をすると良いでしょう。

携わりたい

自身の経歴ではなく、今後の展望や志望動機として「このような仕事をしたい」と言う気持ちを表現するためには、「携わりたい」と表現することが非常に多いです。しかし、ただ「携わりたい」だけを書くと、履歴書の場合にはアピール力は低くなってしまう場合があります。具体的にその仕事に関わりたい理由や、自分のどのような特徴がその仕事に生かされるのかなどを明確に表現すると良いでしょう。

例文をあげます。「これまで接客業に携わっており、日々顧客とコミュニケーションをとってきました。コミュニケーションはこちらが話す以上に相手の話を聞くことが大切です。これは営業職でも同様だと考えます。顧客の希望を知らなければ、正しい提案ができないと考えるからです。培ったコミュニケーション力を生かして社会に貢献するため、是非営業職に携わりたいと考えております。」このような使い方で、意欲を明確に示しましょう。

また、「携わりたい」をより丁寧に敬語で表現したい場合には、「携わりたく存じます」とすると良いでしょう。これは敬語の中でも謙譲語となり、相手を立てる意味を持ちます。例文をご紹介すると、面接の際や目上の方を相手に話すとき、また取引先との会話などで、「御社の〇〇プロジェクトに、是非携わりたく存じます」のような使い方をします。

携わらせていただく

「携わる」を敬語で表現する時、「携わらせていただく」と言う使い方をすることがあります。敬語として誤りではありませんが、あまり多用すると慇懃無礼な印象を与えることになります。「携わらせていただく」と言う場合には、相手に対して強い感謝の気持ちがある場合にとどめたほうが良いでしょう。

携わられる

「携わられる」は「携わる」に、尊敬の意味を持つ助動詞「れる」を付けたもので、自分より目上の人が携わることを表現する時に使います。「今後、この企画には〇〇様が携わられることとに決定しました」の例文のように、目上の人を主語とする尊敬語になります。

敬語表現ではないのですが、ここで一つ、誤った使い方をご紹介します。「携わられる」を、「携わることができる」と言う意味で使われている場面が時々見受けられますが、これは誤りです。「携わることができる」と同じ意味を表現したい場合、「携われる」とするべきです。

出典: http://nlab.itmedia.co.jp

可能動詞「られる」を付けるべき画面で「ら」を抜いてしまうことを「ら抜き言葉」と言います。例えば「食べられる」が正しいところを「食べれる」と言ってしまうことですが、これを意識するあまりに逆に不必要に「ら」が入れられていることがあり、この場合もそれと同じだと考えられます。「今週で一つ案件が終わりますので、新しい企画にも携われると考えております」の例文のように、可能の意味を表現する時は「携われる」としましょう。

携わっていらっしゃる

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「今も」携わっていることを意味する敬語としては「携わっていらっしゃる」を使います。これは敬語の中でも尊敬語なので、「〇〇の研究に携わっていらっしゃる□□教授です」の例文のように、現在も何かに携わっている目上の相手を紹介する場面などで使用します。少し改まった場面で使う表現です。

携わっておられる

携わっていらっしゃると同じような意味ですが、少し堅苦しさを無くして、柔らかい表現にするときには「携わっておられる」とするのが良いでしょう。「〇〇部長は、長年この企画に携わっておられます」「〇〇様はこの研究に携わっておられたので、□□についてもお詳しいです」のような使い方をします。

「携わる」の類語や言い換え

「携わる」と「関わる」の使い分けや、「携わる」の敬語表現についてご説明してきましたが、仕事で関係することを表現する他の言葉はないのでしょうか。意味が似ている言葉のことを「類語」と言います。続いては「携わる」の類語や言い換えの例文をご紹介します。

参加する

同じ目的を持つ人たちと集まり、共に行動することを示す「参加する」は「携わる」の類義語です。「携わる」より優しい印象を与える単語ですから、「私もこの案件に参加しますので、よろしくお願いします」などの使い方をすると良いでしょう。敬語として表現したければ、「参加しております」「参加させていただきます」などの使い方となります。

また、「私がこの企画に携わらせていただきます」は「私がこの企画に参加させていただきます」に言い換えることができます。反対に「これまで開発に参加してきました」は「これまで開発に携わってきました」と言い換えることもできるでしょう。「携わる」と「参加する」は、多くの場合で言い換えて表現することができます。

拘う

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「拘う」は「かかずらう」と読みます。あまり耳慣れない言葉かもしれません。「拘」の字は、「拘る」と書いて「こだわる」と読むほうがなじみがある方が多いでしょう。「拘」の漢字の成り立ちは、「5本指の手」の象形に、「曲がった鍵が引っかかっている様子」の象形と「口」の象形が合わさってできた漢字です。そこから、「とらえる」や「つかまえる」と言った意味を持つ漢字です。

そこから「拘う」は、「面倒なことに関りを持つ」と言う意味になり、「携わる」の類語の中でもネガティブな意味を持つ表現です。「不正に拘う」のように使います。「拘う」は「携わる」の類語ではありますが、違った場面で使用することになりますので、置き換えることはあまりありません。

関与する

「拘う」と同じように、ネガティブな意味を含む「携わる」の類語としては、「関与する」などもあります。ただし、「関与」は「ある物事に関係する」と言う意味なので、悪いこととばかりではありません。ネガティブな意味をもつ例文としては「不正に関与する」や「脱税に関与している疑いがもたれている」などがあり、悪い意味を含まない例文としては「私たちはみな社会的生産に関与して生きている」などがあります。

また、「関与」の類語としては「関連」などもあります。どちらも物事に関係することを表していますが、「関与」が「人や組織が」ある物事に関係することを示すのに対し、「関連」は「複数の物事が」お互いに関係しあう様子を表しています。「あの人はこの事件に関与している」と言いますが、「事件に関連している」とは言いません。「この事件に関連する記事」のような使い方をします。

参与する

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少し硬い表現で「参与する」と言う言葉があります。「参与」は元は役職名ですが、現在は「計画を進める」や「事業に参加する」または「相談を受ける」と言う意味で、「携わる」の類語として使われます。こちらは「関与」とは異なり、悪い意味は持っていません。「事業計画に参与する」などの使い方をしますが、あまり多く使われる表現ではありません。

従事する

日常生活ではあまり使用しませんが、「従事する」と言う言葉があります。この意味は「仕事や研究に関わること」ですので、「携わる」の類語として扱うことができます。「これまでは営業職に従事してまいりました」や「今後は事務の仕事に従事する予定です」の例文のように、自分の事を示す場合に使用することが多い表現です。

「携わる」と「従事する」はほぼ同じ意味を持つ類語ですから、置き換えて使用することもできます。例えば先ほど例文として挙げた「これまでは営業職に従事してまいりました」は「営業に携わってまいりました」としてももんだいありません。「携わる」と「従事する」は多くの場合そのまま言い換えることができる表現と言えるでしょう。

つかさどる

「従事する」に近い表現として「つかさどる」と言う言葉もあります。丁寧な印象を与える言葉ですし、「携わる」にも近い印象をうけますが、詳しい意味はどうでしょうか。「つかさどる」は「仕事として取り組む」と言う意味があり、「携わる」や「従事する」の類語と言える意味を持っています。しかし、「つかさどる」には、それ以外に「支配する」と言った意味もあるのです。

その為、「つかさどる」は単に仕事として関わることを示す以上に、「自分の職務」としてその仕事に関わっていることを意味しています。ただ営業の部署にいただけなのに「営業をつかさどっている」と表現してしまうと、営業部を取りまとめていた管理職のような印象を与えてしまいますので、使い方には注意する必要があります。

「携わる」の意味と使い方などまとめ

「携わる」について、その意味や敬語表現の仕方、また「関わる」をはじめとするその他の類語について紹介してきました。「携わる」は仕事として何かに関係することを意味しており、同じ意味を持つ類語としては「関わる」「参加する」「参与する」「従事する」などがあり、「拘う」「関与する」など、ネガティブな意味を含む類語についてもご説明しました。

また、ただ仕事に関係しているわけではなく、職務としていることを表している「つかさどる」や、敬語表現として使用したつもりが慇懃無礼になりかねない「携わらせていただく」など、使い方に注意が必要な表現もありました。ビジネスシーンで使用する言葉ですから、今回ご説明した内容をしっかり覚えて頂き、これからの自己アピールの際などに、是非活用してください。

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