支払調書とは?源泉徴収との違いや提出義務・作成方法まで徹底解説!

支払調書は源泉徴収票と同様の認識ですが、支払調書とは違う特徴があります。しかし、「支払調書とは何か」を明確に答える事が出来ない方が多いので、支払調書の内容を具体的に解説します。そして、源泉徴収票とは違う点と支払調書の提出義務、また作成方法を含め解説しています。

支払調書とは?源泉徴収との違いや提出義務・作成方法まで徹底解説!のイメージ

目次

  1. 支払調書とは何かを解説!源泉徴収や確定申告との関係や作成方法を紹介!
  2. 支払調書とは何か?
  3. 支払調書と源泉徴収票・確定申告の関係とは?
  4. 支払調書には提出義務がある?
  5. 支払調書の作成方法は?
  6. 支払調書についてまとめ

支払調書とは何かを解説!源泉徴収や確定申告との関係や作成方法を紹介!

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支払調書を知っている方はいるかも知れませんが、具体的な内容に関しては知らないといった方が多いです。また、支払調書と源泉徴収票の内容は似通っているという事で、双方の違いに困惑している場合があり、確定申告には支払調書が必要なのかが分かりません。なので、源泉徴収票と支払調書では確定申告への影響が、どの程度の書類なのかを関係性によって解説して、最後に支払調書の作成方法も紹介していきます。

支払調書とは何か?

法定調書の種類

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まず「支払い調書とは何か」を解説する前に知っておく必要があるのは、支払い調書は法定調書という概念に含まれて、59種類の中の1つという事です。法定調書は、税務署に提出をすべき書類の事をいいます。法定調書を作成する理由として、報酬や給与などの支払が確定した際に、税務署に提出する義務がある書類という事です。主に、法定調書の記載内容として、所得税法や相続税法、租税特別措置法などの規定に基づいた内容を記載しています。

支払調書とは

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一般的に支払調書とは何かを聞く際では、報酬や、料金の支払調書を指している場合が多いです。個人事業主は年末調整を個人で実施する必要があるため、個人事業主が支払調書を必要とする事が主な認識です。支払調書では、基本的には支払い金額ベースで金額を記載しているという事を大まかに頭に入れておきましょう。

支払調書の作成区分

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支払調書は、様々な場面によって作成されます。支払調書を作成する区分としては、「報酬、料金、契約金及び賞金の支払調書」「不動産の使用料等の支払調書」「不動産等受けの対価の支払調書」「不動産等の売買又は貸付けのあっせん手数料の支払調書」以上4つの場合に応じて、支払調書を作成する場合があります。この区分は確定申告にも大きく影響してくる内容なので、確実に覚えておく必要があります。

不動産の使用料等の支払調書

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不動産の使用料等の支払調書を作成する場合として、不動産や不動産上に存在する権利などの対価を支払った場合は調書を作成する必要があるという事です。基本的に、この支払調書を作成する方は、不動産業者である場合になります。だた、注意しなければならない点があります。不動産業者である賃貸者の代理を実施している、または不動産の仲介を実施している事業に関しては、支払調書を作成する必要が無いという事を理解しておきましょう。

不動産等受けの対価の支払調書

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不動産等受けの対価の支払調書では、前述の不動産の使用料等の支払調書と同様の内容となっていますが、この調書を作成する場合では、不動産を譲り受けた場合になるという事です。支払調書は支払った事業所の場合には支払調書を作成するといった事が一般的な認識です。しかし、この場合では譲り受ける側で作成する必要があり、支払額が100万円を超える場合などの規定があるので、申告漏れが無いように心掛ける事が大切になります。

不動産等の売買又は貸付けのあっせん手数料の支払調書

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「不動産等の売買又は貸付けのあっせん手数料の支払調書」を作成する必要がある場合としては、不動産に関する支払調書と同様の内容となりますが、この支払調書を作成する場合には特徴的な違いがあります。それは、売買や貸けの「あっせん手数料」を支払う業者という事です。この支払調書を作成する場合には、同一人に対して支払った金額が15万円を超える場合など規定があるので、注意する必要があります。

報酬、料金、契約金及び賞金の支払調書

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「報酬、料金、契約金及び賞金の支払調書」を作成する場合として、個人事業主など年中に支払った場合に作成する必要がある支払調書です。この支払調書は、一般的に聞く支払調書を示しています。支払調書を作成する場合では、作成する範囲が広い事もあるので、後述の支払調書の提出義務の内容で具体的に解説します。基本的には、この支払調書が活用されるという事を把握しておきましょう。

支払調書の記載項目

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支払調書とは何かが分かったので、実際、支払調書に何が記載されているのかを確認しておきましょう。支払調書への記載項目としては、7つあります。「支払を受ける者」「区分」「細目」「支払金額」「源泉徴収額」「概要」「支払者」の7つです。この支払調書の記載項目を参照して、確定申告を実施する事となります。この、支払調書の記載項目を確認すると、支払った金額をベースにしているので、確定申告を実施する際には注意しましょう。

支払調書と源泉徴収票・確定申告の関係とは?

支払調書と源泉徴収票の違い

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支払調書と源泉徴収票はそれぞれ、「確定申告の際に利用する書類」だという事は、多く認知されている書類となっています。そこで、源泉徴収票と支払調書では、確定申告でどのように利用するのかといった事が理解されていない場合は、確定申告書を作成する際に困惑してしまう原因となります。そこで、源泉徴収票と支払調書の違いを源泉徴収票の内容、そして書類と確定申告の関係性から解説していきます。

源泉徴収票とは?

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源泉徴収票は、事業所が給与や退職手当・公的年金などの支払をする場合に発行する義務がある法定調書の1つです。支払額や源泉徴収した所得税を証明するために用いられます。これらは、所得税法によって定められており、給与所得、退職所得、公的年金等の源泉徴収票の三種類とされています。源泉徴収票は、支払調書とは違い、提出義務があり、これらの支払額を、具体的に記載している書面になるという事を理解しておきましょう。

源泉徴収票の記載事項

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支払調書とは違う、確定申告に必要な源泉徴収票を、源泉徴収票への記載項目によって理解しましょう。源泉徴収票は支払調書とは違い、支払った金額の詳細を多く記載されています。そこで、源泉徴収票の主に確認するべき内容を抜き出すと、「支払金額」「給与所得控除後の金額」「所得控除の額の合計額」「源泉徴収税額」「マイナンバー」の5つを記載していて、これらの金額を確認する事が出来ます。

源泉徴収票と確定申告の関係

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源泉徴収票は、確定申告の際に必要となる書類です。源泉徴収票を必要とする際には、確定申告の区分に応じて添付する書類があるという事を知っておきましょう。源泉徴収票で添付する書類は、主に「給与所得の源泉徴収票」「退職所得の源泉徴収票」「公的年金等の源泉徴収票」の3つになります。源泉徴収票と支払調書の書類を区別する内容として、3つの書類の添付は重要となるので、把握しておく事が大切です。

確定申告と支払調書の関係

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個人事業主やフリーランスの方であれば、支払調書の必要性を感じているはずです。そんな支払調書なのですが、確定申告の際には源泉徴収票とは違い、確定申告書への書類を添付する義務は無いという事を知っておく必要があります。したがって、確定申告書を作成する際、支払調書の支払額や源泉徴収額を確認して確定申告書を作成するということになるという事です。これらの内容を知っておき、確定申告を実施する場合に焦らず対処しましょう。

支払調書は相手のマイナンバー記載が出来ない

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支払調書を活用して、確定申告を実施する場合で特に注意するべき点があります。それは、支払調書は相手のマイナンバー(個人番号)の記載が出来ないので、書類を見てもマイナンバーを確認する事が出来ません。なぜなら、所得税法上では、支払調書の発行義務がない事で、番号法上において、特定個人情報の提供には制限を受ける内容となっているからです。

税務署へ支払調書の提出ではマイナンバーの記載有り

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前述では、支払調書にはマイナンバーの記載が無いと解説しましたが、税務署への提出義務がある場合にはマイナンバーの記載が必要となるので、支払調書を提出する義務のある事業所など法人の人は気を付ける必要があります。支払調書の宛先によって、個人情報保護の適用が変化する事を、区別して書類の作成を実施しましょう。

支払調書には提出義務がある?

支払調書は提出義務が無い

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支払調書と源泉徴収票で大きな違いは、税務署へ提出義務があるのか否かです。源泉徴収票は多くの人が知っている知識として定着している要因としては、源泉徴収票は税務署への提出義務があります。しかし、反対に支払調書は税務署へ提出義務はありません。したがって、個人事業主が支払調書を必要とする場合には、支払調書を発行するように要求しなければ、支払調書の書類を入手する事が出来ないという事にもなります。

支払調書の注意点

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支払調書の注意点としては、支払調書を作成する事業主と報酬を受ける個人事業主で区分されます。支払調書を作成する事業主は支払調書を税務署への提出義務がある場合が有ります。それは、所得税法に規定されている料金や報酬を、税理士、弁護士などに支払った場合になります。個人事業主では、報酬や料金を支払う側には、発行義務は無いので、支払調書を入手出来ない場合があるという事です。

事業者が支払調書を作成するケース

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事業者が税法上で支払調書の提出が必要だと判断されるケースがあると解説しました。ここでは、具体的な報酬や料金を紹介します。支払うケースと報酬や料金を上げると、「外務員や集金人、電力量計の検針人などに支払う合計額が年間50万円を超える場合」次に、「プロ野球選手などに支払う合計金額が年間5万円を超える場合」、「弁護士、税理士、作家の原稿料などの支払合計額が年間5万円を超える場合」

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最後に「馬主に支払う競馬賞金が年中の1回の賞金額が75万円を超えた全ての支払った金額」が挙げられます。これらの支払うケースや金額によって支払調書を発行する義務が生じてくるので、注意する必要があります。

なぜ支払調書を提出しなければならないのか?

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上述の通り、支払金額の規定を超えた場合には、税務署への提出義務が生じます。では、「なぜ支払調書を税務署へ提出しなければならないのか?」その理由は、税収漏れを防ぐ為に提出義務が生じてくるという事です。換言すると、報酬を受けた側が、もし確定申告をしなかった場合では、税務署が報酬を受けた側がどれくらいの支払を受けているのかを把握しておく事が可能です。よって、税務調査の必要が生じた場合は書類が証拠となります。

個人事業主には支払通知書

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前述の内容から、事業所は個人事業主に対しては支払調書の発行義務はありません。したがって、厳密にいうと、個人事業主が受け取っているのは任意の「報酬支払のお知らせ」といった支払通知書だという事です。基本的には、支払調書を報酬支払先へ支払通知書として代用している場合が多いです。

個人事業主へ発行される理由

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支払調書は個人事業主への提出義務が無い書類であるにも関わらず、提出され続ける要因を解説します。支払調書が提出される要因としては、一般化した慣習に焦点を当てます。ポイントは「あくまでサービス」という事です。支払調書に記載されている項目を見ると、個人事業主にとっては報酬を把握しておく必要があり、その際に支払調書は報酬を確認する上で非常に便利なものになります。このような要因によって慣習に至ったとされています。

支払調書を提出する場合の期限

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上述で解説した通り、法人などの事業者は支払調書を税務署への提出義務が生じると解説しました。もし、上述のケースに該当した場合には、税務署へ支払調書の提出期限が(確定申告)あるという事を知っておく必要があります。税務署への提出期限は1月31日になっています。この期限を忘れてしまわないように気を付けましょう。

支払調書の作成方法は?

支払調書の作成時に必要な記載事項

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まずは、支払調書の作成方法を解説する前に、支払調書に必要な記載事項を整理しておきましょう。前述では、記載事項が7つあると解説しました。ここでは、支払調書の作成方法に重要な支払金額を中心に作成方法を解説していきます。支払金額としては、「源泉徴収額」「支払金額」を計算していき、作成方法を解説します。

支払金額の計算方法

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源泉徴収額の計算方法を知る前に、まず源泉徴収額の計算に必要な、「支払金額」を計算します。支払金額は1月1日から12月31日までに支払った報酬、料金などの支払合計額になります。この支払金額は、正確な源泉徴収額を導きだす重要な金額なので、帳簿を元に誤算が無いように計算をする必要があります。

源泉徴収額の計算方法

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源泉徴収額の計算方法では、前述で解説した支払金額を用いて計算します。報酬や料金が発生した場合では、そのつど源泉徴収額は、所得税10%と復興特別所得税が0.21%なのでこの規定に従い源泉徴収額を算出します。また、1円未満の計算の場合では、切捨てで計算をする事は構わないされているので、注意しましょう。

マイナンバーの導入

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支払調書を作成する際に意識しておく必要があるのは、マイナンバーの導入です。このマイナンバーの導入によって、平成28年から支払調書にマイナンバーのや法人番号を記入する必要があるという事です。マイナンバー法によって、前述した通り、事情によって左右されるという事を把握しておく必要があります。マイナンバーについて理解をしておき、誤解の無いように意識する必要が出てきました。

その他項目の記入方法

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支払調書では、金額を記入する項目以外に聞き慣れない「区分」「細目」をそれぞれ解説します。まず、区分とは、講演料や原稿料、弁護士報酬などの規定に基づき発生した項目を記入します。次に、細目なのですが、これは原稿料が発生した場合では、出演した映画や演劇などの題名を記入する事となります。弁護士に対して支払が発生した際では、関与した事件名になります。この項目は個々で幅が広がるので記録をしっかり確認しましょう。

支払調書の作成は2通以上

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支払調書を作成する際は作成部数が2通以上と定められているので、注意しましょう。1通は税務署用として作成する場合と、報酬や料金を支払った事業主に支払調書の要求がある可能性が高いので、2通を作成する事をおススメします。

支払調書の提出方法

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支払調書を税務署に提出する際は、提出方法が3つあります。まずは「書面による提出」「光ディスクに電子記録をして提出」「e-Tax(国税庁のホームページ)を活用して提出」があります。国税庁のホームページは、法定調書などを作成する際では非常に便利な手続きが様々あるので、支払調書の作成と提出には、国税庁を活用する事をおススメします。

支払調書についてまとめ

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支払調書とは、確定申告において必ず必要な書類では無い事が分かりました。支払調書は特定場面では発行する場面がありますが、個人事業主などに発行する際はあくまで慣習に則り、サービスとして支払調書を発行している事が多いようです。支払調書は発行義務が無い場合が大きな特徴として認識しておくと、支払調書に関しての問題では焦らずに済みます。しかし、支払調書の発行義務は特定場面では必要になるという事は把握しておきましょう。

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