2018年10月24日更新
家計簿の項目や食費などの一覧表の書き方を解説!初心者でも簡単!
家計簿をつけたいと思っても、項目の分け方が分からず困ったことがある方もいるのではないでしょうか。家計簿の分かりやすい項目の分け方や、レシートを見て何費なのか迷ったときの対処方など、家計簿の項目一覧表や項目について解説します。

目次
家計簿と項目に正解はない?

家計簿をつけることで、食費や光熱費など様々な項目にどれくらいお金を使っているのかが分かるようになります。では、家計簿の項目の分け方は、どのようにすれば正解なのでしょうか?実は、家計簿のつけ方にはこれが正解というものはありません。自分の好みや、ライフスタイル、家庭環境などに合わせて選ぶことが大切です。
家計簿と項目一覧表

市販されている家計簿の項目一覧表を見てみると、大まかに項目が分類されているものが多いようです。項目一覧表のスペースの都合もあるのでしょうね。さて、家計簿は続けることが大事です。あまりに細かすぎる項目一覧表だと、続けるのが面倒になってしまうこともありますから、項目の分け方は家計簿にとって大切な部分になります。
家計簿の項目とは?

家計簿をつけだすと、悩むことが多い、項目(費目)の分け方ですが、そもそも家計簿の項目とは何でしょうか?項目とは、お金を使った理由です。家計簿をつけることで、お金の使い道をつかむことができますが、そのためには何のためにお金を使ったのかをはっきりさせておくことが大事です。項目を使い、一目でわかるようにします。
家計簿と項目は細かくする?
家計簿の項目一覧表を細かくすればするほど、何にお金を使ったのかが正確にわかります。しかし一方で、項目一覧表を細かくすることにより手間がかかり、面倒になって挫折してしまうこともあるでしょう。家計簿を続けることを考えるなら、いきなり項目一覧表を細かく設定するのはおススメしません。
家計簿と項目はざっくり?

自分には家計簿をつけるのは無理かも、と思っている方もいるかもしれませんが、最初から細かくやる必要はありません。例えば、「食費」と「それ以外」というふうに、ざっくりと生活にかかったお金を分けてみましょう。「食費」は口に入るものに関する支出、口に入らないものに関する支出が「それ以外」です。そして、慣れてきたら少しずつ項目を増やしていきましょう。
やりがちな家計簿のNG項目分け

家計簿をつけようと思っても、項目選びに迷ってしまったり、項目の分け方が自分に合っていなくて、つけるのに時間がかかってしまったりということがあると思います。そこで、家計簿を用いながらNGポイントをご紹介します。
項目が多すぎる
あれもこれも管理しなくては、と項目が増えすぎてしまった家計簿は、細かくわけていて、しっかり管理ができるように思えますが、項目一覧表を細かくすることにより、手間がかかり面倒になって挫折してしまうことも考えられます。いきなり項目一覧表を細かく設定するのではなく、慣れてきたら少しずつ項目を増やしていきましょう。
項目に毎月でない支出がある
人によって項目は違いますが、月に1度あるかないかという支出、例えば、美容院、クリーニング、交際費などにも項目をつくっていると、あとあと集計するときに非常に手間になります。また、余計な項目があるほど、家計簿が続かない傾向があります。項目一覧表は、自分が必要な項目だけにしましょう。
何をどこにつけるか分かっていない

例えば、スーパーで食材を買ったら食費です。友人とランチへ、これは目的が友人とのコミュニケーションですから、交際費で処理するとスッキリしますね。では、コンビニ弁当は?これは、食費です。遊園地へ家族で行ってレストランで食事した場合は、外食費またはレジャー費でしょうが、個人の考え次第になります。自分で把握できるよう簡単なルールを決めておきましょう。
つけ方をころころ変える

家計度をつけ始めてから、自分なりの工夫のつもりで、毎月のように項目一覧表や、項目の分け方や、分類の仕方などを、こうやった方が簡単だろうと、あれこれやりすぎると、そのうち家計簿が迷宮入りして、つけ方が定着しません。これでは、そのうち面倒になって家計簿をやめてしまうかもしれませんから、とりあえず3カ月はフォーマットを変えずやってみましょう。
家計簿の項目の簡単な分け方
項目を2個などに極端に減らしすぎても分かりにくくなりますので、項目は4項目から8項目くらいにまとめるのがいいでしょう。食費、日用品、娯楽費、特別費を必須にして、他に必要な項目を追加するのがおススメです。娯楽費は、外食やちょっとしたレジャーなど、特別費は冠婚葬祭、旅行、家電などで、細かくなってしまう支出をまとめるのに便利な項目です。
何費なのか分からない時
家計簿をつけようと思っても、これが何費なのか分からない時ってあると思います。そんな時は、目的で分けましょう。例えば、日常で食べているものは食費、遊びに行って食べる外食は娯楽費、お付き合いで食べるランチは交際費、というふうに目的がそれぞれ違うので、お金を使った目的で分けるといいでしょう。
家計簿の食費の項目の分け方

家計簿で一番使われる項目が食費です。食費の項目の分け方は、家計簿によって様々です。食費という項目のみの家計簿もあれば、主食、副食、その他などと分類されているものや、主食や副食を食パン・菓子パン・魚・肉・野菜・果物などと、細かい分け方をしている家計簿もあります。
自分が分かりやすい言葉で項目名を作ってみる
食費の項目が、細かく分類されているものは、何にお金を使ったか分かりやすいですが、レシートの金額をそれぞれ分けて記録するのが大変だったりします。主食、副食、その他の項目をさらに分類するなら、自分がいくら使ったか把握したいものを、分かりやすい言葉で項目名にして作るといいでしょう。
家計簿の項目の簡単な分類方法
経理の仕事をしている方がつけている帳簿であれば、きちんとしたルールがありますが、家計簿は自分が使いやすいように自由につけることができます。項目の分類方法も、目的や好みで好きな分け方ができます。しかし、家計簿には一般的に書かれる項目というものがありますので確認していきましょう。
大分類・中分類・小分類
まずは、収入・支出・貯蓄という大分類です。そして、それぞれの中に中分類、小分類があります。支出カテゴリであれば、家計から出ていくお金がどういった性質のものかを分類します。例えば、何かを食べたなら食費です。そして、何を食べたか細かく分けるのが中分類・小分類になります。
支出の固定費と変動費とは?
家計簿の項目の分け方として、現金の出入りだけを記録する方法があります。収入、固定費、変動費、貯蓄の4つに分けるやり方です。
固定費と変動費
固定費は、銀行引き落としなどで、毎月必ず支払わなければならないお金です。多少の額の変動はあっても、必ず出ていく支出で、光熱費や家賃、各種ローンの返済などです。変動費は、毎月のように額の変動がある支出で、食費や日用品、交際費、レジャー費、趣味娯楽費などです。
家計簿の項目の大項目と小項目

家計簿の項目は、自分の好みや家族構成、ライフスタイルなどによって変わります。大項目は、食費や光熱費といった、分け方としてはざっくりとしたものです。小項目は、例えば、食費なら主食や野菜・肉といった、さらに細かく分けた、お金を何に使ったかが分かるものです。収入から、固定費、変動費の順に項目を考えると分かりやすいでしょう。
簡単でシンプルな項目の分け方

家計簿の項目が多いと、それに縛られて、これはどこに入れたらいいのだろう、と迷うことがあります。例えば、項目を「食費」、「日用品」、「その他」と3項目にして、たまに風邪をひいて病院に行くとか、時々タクシーを使う程度なら「その他」の項目に入れましょう。そして、家計簿をつけることを続けることです。続けるうちに必要だと感じたら項目を追加すればいいのです。
家計簿の項目の分け方の例
家計簿をつける前に項目の分け方で悩んでしまって、家計簿をつけることを、結局やめてしまうなんてこともあると思います。家計簿は、自分が分かりやすく、そして使いやすく簡単な、項目の分け方をすることが大切です。
家計簿の項目分けのコツ

家計簿は、項目が多すぎるとつけるのが大変です。日常の細かい支出は、ざっくりと把握するようにしましょう。完璧な項目分けは、最初からは無理です。項目をとりあえず決めて、家計簿をつけていくうちに使いづらいところは改良していきましょう。
家計のお金の流れに合わせて考えてみる

家計簿の項目を、家計のお金の流れに合わせて考えると、項目分けが分かりやすいです。収入から、社会保険料などが引かれたものが手取り金額で、そこから貯蓄金額や固定費などの月々の支払いをし、残ったお金で日々のやりくりをするという流れです。
項目の分け方の例

家計簿は続けることが大切です。そのためには、自分が分かりやすい項目の分け方が一番です。以下はご参考にしてください。水道光熱費や通信費、保険料など、固定費は項目が多いので、まとめて固定費としてもいいでしょう。食費、日用品費、その他と、変動費(やりくり費)の項目は3つに分けます。その他を、詳しく分ける場合は、項目を増やしすぎないように気をつけましょう。
脱初心者!の項目分け
家計簿の項目一覧表は、自分が使いやすいように作るのが一番ですが、初心者が最初から完璧に項目一覧表を作ることは難しいことでしょう。そこで、より効果的な方法を、自分の家計簿に取り入れて、脱初心者を目指しましょう。
項目をまとめる

家計簿の目的は、節約をしたい、貯蓄を増やしたい、赤字を減らしたいなど、人により様々だと思います。項目が多すぎると、予算が立てにくく、予算を立てても守りにくい傾向があります。自分の目的が達成できず、モヤッとしながら、家計簿をつけることは難しいでしょう。項目は細かく分けすぎないほうが、項目ごとに分けて計算する手間も少なくてすみますから家計簿は続けやすいでしょう。
毎月でない支出に項目を作らない

上記でご紹介した「娯楽費」や「特別費」などを使うことで、毎月でない支出を簡単にカバーできます。項目を少なくすることで手間を減らし、家計簿を続けやすくしましょう。
必要だと思う項目は作る

項目の分け方は、人それぞれです。中には毎月はないけれど、例えば医療費は確定申告の書類づくりのため、毎月確認したいという方もいるでしょう。自分が分かりやすい項目分けが大切ですから、自分が必要だと思う項目は作っておきましょう。
何をどこにつけるか明確にする

お金の流れが分かることが家計簿の目的ですから、簡単で分かりやすいことが大切です。例えば、外食は食費でしょうか、レジャー費でしょうか?給食費は食費でしょうか、教育費でしょうか?家庭によって、それぞれのルールがありますから、「これが正解」というものはありません。
自分のルールで

自分のルールで難しく考えず、適当に振り分ければいいのです。ただ、決めたルールは守った方が、後から見た時に分かりやすいですし、家計簿をつけるときに悩まなくていいです。
初心者におすすめの家計簿

家計簿は手書きでつけたいという方に、簡単でつけやすい、2018年のおすすめ手書き家計簿をご紹介します。
経済本の著者が作った家計簿

8年連続完売の経済本の著者が作った家計簿で、つけるだけで節約力がアップする家計ノートです。簡単なざっくり記入で、フリースペースも充実しています。家計簿初心者からベテランまで、そして90代の方まで多くのファンをもつ家計簿です。とにかく簡単なのが人気です。
キャラクター家計簿

初心者にも簡単に続けられると、毎年人気のリラックマ家計簿。食費以外は自分で項目を決められるシンプルな作りなので、家計に合わせて自由に使えます。家計簿になっているキャラクターは、他にもたくさんありますが、好きなキャラクターの家計簿だとつけるのが楽しくなります。
これは便利!家計簿アプリ
今年こそお金を貯めたい!!
— hintos (@hintos_jp) January 15, 2018
まずは家計簿アプリを入れてみるトス!
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家計簿アプリには、資産を総合管理できるもの、レシートを読み取りできるもの、手書きしていた家計簿を使いやすく簡単にしたもの、などがあります。なかでも、金融機関との連携により、家計を一元管理できる総合管理型のアプリが増えているようです。
初心者向けアプリ

おカネレコは、入力画面が分かりやすいので、使ったお金をすぐに記録することができます。項目名を自由に変更することもでき、項目の追加も可能です。例えば、初期設定で「食費」となっている項目を、「食材費」と「外食費」に項目分けすることができます。また、このアプリを使用するための個人情報の登録は必要ありませんから安心です。
レシート撮影で自動入力

Zaimの特徴は、スマホでレシートの自動読み取り機能が使えることです。そのため、支出の管理が簡単にできます。その他、金融機関と連携し、入出金情報を自動的に取り込むこともできます。また、同じアカウントを持つことで、夫婦で内容を共有し、家計管理を夫とすることで、自然と夫婦のコミュニケーションができるようになったとの声もあります。
外部サービスとの連携

マネーフォワードは、レシートを撮影するだけで、家計簿に項目や店舗が反映されます。また、多くの金融関連サービスに対応しているので、複数の口座を一括管理できます。家計簿は面倒と思う方でも、このアプリならほぼ自動で家計簿をつけることができるので便利ですね。金融機関との連携に関しても、暗証番号やクレジットカード番号を登録する必要がないので安心です。
家計簿と項目は自分が使いやすいものを!

家計簿の項目とは、お金を何に使ったかを分かるようにするのが目的です。分かりやすくするためには、項目分けが細かすぎると、正確なデータは分かるのですが、手間がかかってしまい家計簿をつけることに挫折しがちです。まずは、ざっくりと項目は分類し、慣れてきたら細かくするようにしましょう。
項目選びは大切

項目選びは大切ですが、最初から完璧な家計簿の項目一覧表を作ることは無理ですから、項目は4~8程度にまとめることを意識してみましょう。そして、「娯楽費」や「特別費」などの、便利な項目を活用してみましょう。何をどこにつけるのかという、自分のルールを作ることも大切です。そして、続けることで、自分に必要な項目や、使いやすい項目の分け方が分かってきます。
項目は自分が使いやすいものをつける

家計簿の項目は、自分が分析したい項目や、後から振り返りたいものを項目にしましょう。項目は、何のために使ったかを意識して、自分が使いやすいものをつけるといいでしょう。
項目分けは、おおらかな心でいきましょう

多少の使途不明金は出てしまうものなので、例えばスーパーで食料品を買って、少しくらい日用品が入っていても気にしないくらいのおおらかさも必要かもしれません。イライラしながら家計簿をつけると続きませんから、家計簿の項目分けは、おおらかな心でいきましょう。