2018年11月09日更新
米ドルの両替をお得にする方法まとめ!レートや手数料がおすすめなのは?
海外旅行の機会などで米ドルと円の両替をする場合、いかにお得に交換するか考えたことがある人も多いでしょう。両替方法はいくつもありますが、選択を間違えると、損をしてしまいます。そこで、手数料やレートでどうしたらお得に日本円を米ドルに両替できるか、考えてみましょう。

目次
米ドルの両替でレートや手数料がお得な方法が!
米ドルの両替をする場合、どこで行うのが一番いいでしょうか。日本国内かアメリカか、銀行か空港か、両替店か、クレジットカードかデビットカードか、マネーパートナーズか、どれを選んだらいいか迷う場面も出てきます。そこで、今回は、これらの方法の中からレートがよく、手数料が安いお得な両替方法を紹介しましょう。
米ドルの両替をアメリカ国内でするとコストが高くなる!
アメリカ国内では円の需要がない
アメリカ国内には円の需要がほとんどありません。アメリカ人にとって、円は必要のない外貨なのです。したがって、アメリカ国内で米ドルの両替をすると、手数料が非常に高くなります。お得に両替をしようと思っている人には、アメリカ国内での両替はおすすめできません。
一番おすすめできないアメリカの空港での米ドル両替
アメリカ国内で両替をしないほうがいいと言っても、そうせざるを得ない場合があります。そのような時に一番おすすめできない方法が、アメリカの空港での両替です。レートが悪く、手数料がとても高いからです。手数料についていうと、両替するお金の3~5パーセントはかかります。やむを得ずアメリカ国内で米ドル両替を行う場合は、空港以外のところを利用しましょう。
アメリカの銀行の場合円を米ドルに両替できないことも
バンク・オブ・アメリカやチェイスバンクなどの大手アメリカ銀行の場合は、円から米ドルへの両替ができます。しかし、中小の銀行などでは、外貨両替を扱っていない場合も多いので、両替には利用できません。また、銀行には休業日があり、いつでも両替ができるわけではないのです。さらに、手数料も数パーセントで、それに上乗せして5~10ドル取られる場合もあります。
アメリカのホテルでの米ドル両替
アメリカのホテルのうち、日本人がよく利用する場所では、円から米ドルへの両替が可能な場合が多いです。ホテルで米ドル両替ができれば、海外旅行をしている人にとっても便利なのですが、残念ながらレートはよくありません。したがって、便利ではあるけれど、損をしてしまいます。ただし、ラスベガスのホテルでは、日本人にもどんどんギャンブルをしてほしいということで、レートがまずまずです。
アメリカ国内でおすすめの方法はクレジットカードでドル決済
アメリカ国内で米ドル両替をすると、手数料も高くなりがちですが、このデメリットをクレジットカードでドル決済をすると克服できます。その場合、クレジットカード払いすることやドル決済することを英語で伝え、手数料がどれくらいになるかなどを聞かなければいけませんが、それさえできれば、他の両替方法よりもお得に決済ができます。ただ、英語を使うと言っても、基本的な質問なので、覚えておくといいでしょう。
どうアメリカ国内でドル決済をする?
日本のクレジットカードでドル決済をする方法を簡単に解説しましょう。まず、支払いの場面になったら、「Can I use this credit card?」と聞きます。日本のクレジットカードが使えるか確かめる必要があります。次に、ドル決済することを伝えます。「I want to pay in dollar」と言えばいいでしょう。もう一つ大事なのは、手数料の確認です、店頭に表示されていなければ、「percentage of credit card surcharges」について聞いてみましょう。
現金は日本国内で事前に準備が必要
クレジットカードでドル決済するという方法もありますが、英語が不得意な人は面倒かもしれません。また、所有しているクレジットカードが使えないお店もあります。そして、ほかのアメリカ国内での米ドル両替はレート、手数料の面で損です。ということは、円を米ドルに両替する場合は、日本国内で手続きをすることをおすすめします。おすすめというよりも、そのほうがレートもよく、手数料も安いです。
米ドルの両替のレートや手数料・日本国内の空港の銀行や両替店
一般的にレートはよくない
アメリカ国内の空港や銀行のレートもよくなく、手数料も高いですが、日本国内の銀行や両替店のレートもそれほどいいわけではありません。しかし、銀行によってレートが違うのではないかという人もいるでしょう。残念ながら大差はありません。どこの銀行を利用しようとも、レートはほぼ同じくらいです。また、手数料もそれほど安いわけではありません。
レートの差額分=為替手数料
為替レートとは、日本とアメリカの場合、円と米ドルを交換するときの比率です。よくニュースなどで、「1ドル113円から115円で取引されています」という為替レートが示されますが、これは、円で1米ドルを買う場合は115円かかり、1米ドルを売って円を購入する場合は113円になるということです。この為替レートの差をスプレッドと言い、為替手数料となっています。
為替レートは常に変動している
為替レートは常に変動しています。したがって、いつ米ドルに両替するかによって、得をしたり損をしたりする場合があります。為替レートの変動要因は、各国の経済状態や成長性、世界経済の動向などいくつもあります。
為替レートと両替レートは違う
為替レートについては、ニュースで取り上げられることが多いので多くの方がご存知でしょう。一方、両替手数料は銀行のホームページや両替店に表示されています。この為替レートと両替レートには必ず差が生じます。その差を外貨両替手数料として両替をしてくれるところに支払うことになります。
各銀行の両替レート
各銀行の両替レートを見てみましょう。2018年3月27日午前5時時点での数値です。三菱UFJ銀行の場合、1ドル購入するのに109.30円必要です。三井住友銀行の場合は108.47円です。みずほ銀行の場合のレートは108.51円です。これを見ると、どの銀行にも大きな差がないことがわかります。
銀行の外貨両替手数料はいくら?
各銀行の両替手数料は1ドル3円前後です。この数字はあまりお得とは言えません。100ドル両替すると300円、1000ドルなら3000円も取られるので、海外旅行をする人にとってはかなり痛いです。ただ、銀行の場合は、信頼度が抜群です。偽札が混じることもないし、計算違いもありません。手数料のことを考えると必ずしもおすすめできませんが、確実性という意味では一番です。
金券ショップで米ドルに両替
金券ショップの中にも、米ドル両替を行っているところがあります。手数料という点では、銀行よりやや安いです。1米ドル当たり2円くらいなので、少しお得です。ただ、金券ショップの場合、偽札が紛れ込んでいる可能性がゼロとは言えません。つまり、信頼度で銀行よりも落ちるのです。また、米ドルが新札でない場合もあり、きれいなお札で海外旅行したい人には不満かもしれません。
金券ショップで米ドル両替!大黒屋の場合
大黒屋の場合、取り扱い外貨が店舗によって異なりますが、米ドルはどこでも両替できます。その場合もやはり、レートも悪くなく、銀行より手数料が安いです。また、赤外線、紫外線、磁気センサーなどで鑑定をしているので、偽札が混じる可能性は低いです。さらに、銀行よりも営業時間が長いことがいいところです。なお、店舗でもインターネットでも手続きができますが、レートはそれぞれ違います。
郵便局で米ドル両替
郵便局でも外貨両替をしています。もちろん、米ドルもOKです。ただし、郵便局も手数料は割高です。3円弱なので、銀行とあまり変わりません。しかも、営業時間も短く、土日祝日は休みです。そういう意味では、金券ショップや両替店のほうが利用しやすいです。
両替店トラベレックスの場合
外貨両替と言えば、両替店を思いつきますが、国内の代表的両替店であるトラベレックスはお得でしょうか。まず、レートですがこれは普通です。しかし、手数料がそれほど安いわけではありません。銀行と同じくらいです。通貨によっては高い場合もあります。しかし、トラベレックスで両替をすると、マイルがもらえます。これは他にないサービスです。また、トラベレックスリワードプログラムに入会すると、店頭公示レートよりも安くなります。
ワールドカレンシーショップの場合
ワールドカレンシーショップは、三菱UFJフィナンシャル・グループに所属する外貨両替店です。したがって、米ドル両替のレートは三菱UFJ銀行と同じです。ただし、ワールドカレンシーショップの場合は、1回につき30万円以上外貨を買うと、三菱UFJニコス・ギフトカードがもらえます。また、この特典と併用はできませんが、JALダイナースカード、プラチナの本会員、家族会員などには優遇レートが適用されます。
みずほ銀行外貨両替ショップは少しお得
みずほ銀行外貨両替ショップは、みずほ銀行の名前がついていることからもわかるように、みずほ銀行が運営しています。このみずほ銀行外貨両替ショップの場合、両替レートがみずほ銀行の店舗より少しお得です。手数料の問題はありますが、おすすめできる面もあります。そして、みずほ銀行と取引をしていなくても外貨両替ショップを利用できます。また、デビットカードのJ-Debitも両替に使えます。
米ドルの両替のレートがよく手数料が安い外貨宅配
外貨宅配で米ドル両替をするメリット
空港の両替店で米ドルの両替をしようと思っていたら、かなり混雑していて、搭乗時間に遅れそうになるなんて経験をした人もいるでしょう。そんな人におすすめしたいのが外貨宅配です。パソコンやスマホから24時間申し込みができて、自宅や職場に外貨が送られてきます。わざわざ銀行や両替店の窓口に行く必要がありません。
銀行や両替店の窓口よりレートがいい
外貨宅配のもう一つのメリットは、銀行や両替店のレートよりもいいことです。外貨宅配業者にもよりますが、1米ドル購入するのに2円くらいお得なところがあります。これは、1米ドルの場合なので、100米ドルならば200円、1000米ドルならば2000円の差が生じます。このレートの差は大きく、海外旅行をする場合や出張をする場合は、海外宅配をおすすめしたいです。
会社により送料に違いがあるので注意
外貨宅配の送料は、会社によって違います、無料に設定しているところもあれば、有料の業者もあります。また、有料の業者でも宅配する金額に応じて送料を分けている場合があります。もし外貨宅配を利用するのならば、送料が安いところのほうがいいですが、他のメリットの兼ね合いを見て判断してください。
三井住友銀行の外貨宅配で米ドル両替
三井住友銀行の外貨宅配は、インターネットから申し込みます。三井住友銀行の口座は必要ありません。申し込みは毎日24時間できますが、受け取りも土日祝日も可能です。両替金額が8万円以上なら、送料は無料です。レートは申し込み完了時のものが採用されますが、三井住友銀行窓口と同じレートです。手数料は為替レートに含まれているので、支払わなくていいのです。
ゆうちょ銀行の外貨宅配で米ドル両替
ゆうちょ銀行の外貨宅配は送料が無料です。全国どこでも同じです。また、外貨は書留郵便で送られるので、安全です。本人限定受け取りにすることもできます。ただし、ゆうちょ銀行の場合、総合口座を開設しておく必要があります。レートと手数料は窓口での両替と同じです。料金は口座からの引き落としで支払います。
グリーンポート・エージェンシー(GPA)の外貨宅配
グリーンポート・エイジェンシー(GPA)は、成田国際空港株式会社の一員です。それだけに、外国通貨の調達においては信用できる銀行のみを相手にしています。そのため、偽札などをつかまされる恐れはありません。このGPAも外貨宅配をやっています。送料が無料ですが、代引き手数料も取られません。両替手数料やレートは平均的ですが、安全で確実な米ドル両替を考えるのなら、GPAは断然おすすめです。
トラベレックスの外貨宅配で米ドル両替
トラベレックスの外貨宅配の場合、送料が1000円です。10万円以上両替する場合は、無料です。手数料はレート内に含まれているので、必要ありません。レートについては。店舗とは違った数字になっていますが、特に高くもなく低くもありません。これだけ見ると特におすすめではないようにも見えますが、トラベレックスの場合、自宅、勤務先、空港、店舗を受取先にできます。また、銀行振り込みやクレジットカードも利用できます。
JTBの外貨宅配
JTBの外貨宅配の場合、受取先が自宅か空港になります。勤め先には郵送されません。レートについては、銀行と変わらないので、特にお得ではありません。送料は無料です。また、JTBもクレジットカード(JCBかVISA)での支払いが可能で、ポイントがたまる場合があります。ただ、両替上限額が10万円とやや低めです。他の外貨宅配業者の場合、上限を30万円としているところが多いので、やや物足らないかもしれません。
おすすめできる外貨両替ドルユーロでの外貨宅配

出典: https://doru.jp
外貨両替ドルユーロの場合、ホームページで日本一お得なレートを目指しているとしています。確かに、銀行や空港、現地よりも得なようです。その理由ですが、特別優遇レートが適用されています。取引金額に応じて、レートがよくなるのです。次に、タイムセールを実施し、お安い金額で外貨が購入できるようになっています。また、コスト削減に努め、それをレートに反映させています。上限額がないところも外貨両替ドルユーロのいいところです。
米ドルの両替のレートがよく手数料がかなり安いマネーパートナーズ
マネーパートナーズとは?
マネーパートナーズは、FXの取引会社です。では、FXとは何かというと、外貨の売買によって生じる差額で儲ける投資方法を言います。たとえば、1ドル90円で米ドルを買い、しばらくして1ドル95円の時に米ドルを売れば、5円の儲けが出ますが、こうして稼ぐのです。その取引が行えるのがマネーパートナーズです。マネーパートナーズは、約定力、安全性、サービスの充実度において特に優れた企業です。
マネーパートナーズを利用した外貨両替方法は?
マネーパートナーズでは、空港外貨受取サービスという形で外貨の両替ができます。6通貨に対応していますが、もちろん米ドルも含まれます。その米ドルの受け取り場所は、日本国内の4つの空港です。どこかというと、成田空港、羽田空港、関西国際空港、中部国際空港です。マネーパートナーズの外貨両替の手数料は大変安いことで定評があります。空港受取事務手数料については500円です。両替手数料もかなり安く設定されています。
マネーパートナーズで米ドルに両替1:銀行から入金
マネーパートナーズで外貨両替をする際は入金から始まります。その方法は、銀行窓口やATMを利用する場合とネットバンキングから入金する場合の2種類あります。銀行窓口などを利用する場合は、入金先の初期設定を確認します。会員サイトにログインし、「各種設定」「入金設定」と進み、「会員残高」(未使用分)を入金先とします。次に「資産管理」(入出金)、「振込入金口座情報」を選び、専用振込口座を確かめ、振り込みをします。
マネーパートナーズで米ドルに両替2:ネットバンキング
ネットバンキングでもマネーパートナーズに入金ができます。この場合は、「資産管理」(入出金)、「クイック入金」を選び、入金元の金融機関を決め、入金先を指定します。入金先は、「会員残高」(未使用分)にします。ここで、入金額を決め、「クイック入金確認」ボタンをクリックします。続いて、「実行」を選びます。すると、最初に選択した金融機関のサイトに移るので、ネットバンキングから入金手続きをします。
マネーパートナーズで米ドルに両替3:受取依頼
両替するお金と空港事務手数料の入金が済んだら、今度は受取依頼です。まず、会員ページにログインし、「外貨受取」(空港)を選びます。次に、「空港受取の手続きを行う」をクリックします。注意事項を確認し、受取希望通貨に進みます。米ドルです。続いて、受取窓口を決めます。受取希望日も決めますが、それ以外の日も受け取れる場合があります。そして、受取金額を指定します。その後、レートの確認などが行われ、両替まで進みます。
マネーパートナーズで米ドルに両替4:受付番号の確認
空港で外貨を受け取る場合、受付番号が必要です。あらかじめ確認しておきましょう。確認方法は、会員専用のページの「空港外貨受取サービス」から「依頼中情報確認・取消」を選びます。次に、現在依頼中の情報が示されるので、その中から受付番号を見つけて、メモするか印刷するか撮影するかして保存しておきましょう。なお、空港外貨受取サービスを利用する場合、受付番号と本人確認書類も必要です。
マネーパートナーズで米ドルに両替5:受取手順
最後は実際の受取手順です。先に指定しておいた空港の受取窓口に行きます。なお、受取にはいくつか手続きがあるので、ぎりぎりに行くと、搭乗時間に間に合わなくなる恐れもあります。少しゆとりをもって窓口に向かいましょう。次に、受取用紙に必要事項を埋めていきます。写真付き身分証明書が要る場合もあるので、パスポートなどを準備しておきます。続いて、外貨パックが渡されるので、中身を確かめ、最後にサインをして完了です。
マネーパートナーズの空港外貨受取サービスの注意点
マネーパートナーズの空港外貨受取サービスで受け取れる上限は2000米ドルまでです。月曜日の16時までに依頼をすると、同じ週の金曜日に受取が可能です。ただし、それを過ぎた時間に申し込むと、翌週の金曜日以降の受け取りとなり、かなり待たされます。受取自体は土日祝日でもできますが、空港の窓口によって営業時間が異なることに注意しましょう。あらかじめ確認をしておいてください。
さらにお得になる「マネパカード」とは?
「マネパカード」は、マネーパートナーズが発行するプリペイドカードです。この「マネパカード」には、お得なことがあります。海外で使う場合、コストが日本で最も安いのです。なぜ、安いのかというと、チャージ手数料、ショッピング手数料などが必要ないからです。入会金も年会費も要りません。他社のプリペイドカードを海外で使う場合と比べても、そのコストの安い点が目を引きます。
米ドルの両替のレートや手数料・クレジットカードでの海外キャッシング
海外キャッシングとは?
クレジットカードには、ショッピング枠のほかに現金を借りるキャッシング枠が付いていますが、これを海外で使えるようにしたのが海外キャッシングです。VISAやMasterCard、JCBカードなどがあれば、海外で現地通貨を引き出すことができます。引き出せるといっても、キャッシングなので借金であることには変わりありませんが、便利なことは事実です。なお、アメックスのプロパーカードは、キャッシングそのものができません。
カードにより手数料がかかる
クレジットカードで海外キャッシングをする場合、カードによって手数料が違います。まず、為替手数料ですが、0~1パーセントくらいで、日々変動しています。国際ブランドによって額が変わります。次に、ATM手数料ですが、無料から200円くらいが多いです。金額としては安いですが、できればATM手数料無料のクレジットカードを使いたいところです。
海外キャッシングのメリット
クレジットカードの海外キャッシングには、他の両替方法にないメリットがあり、おすすめの方法です。まず、両替手数料が必要ありません。現地通貨をそのまま引き出せます。レートの面でも銀行や両替店などよりもいいです。また、両替の面倒な手続きを省けます。海外旅行や出張するたびに両替をするのは大変ですが、それがなくなればかなり楽です。さらに、空港や銀行のATMなら安全で、気軽にキャッシングできます。
海外キャッシングの注意点1:暗証番号の扱い
クレジットカードでキャッシングする場合は、暗証番号が必要ですが、自宅近くなら忘れた場合でも家に戻って調べる方法があるでしょう。しかし、海外ともなると、失念した場合は手の打ちようがありません。しかも、3回誤った暗証番号を入力すると、ロックされて、カードが使用不可となります。その場合は、解除をカード会社にしてもらうのですが、日本に戻ってからというケースもあり、面倒です。
海外キャッシングの注意点2:ATMに現金がないことも
日本国内のATMではあまりありませんが、海外ATMの場合、現地通貨がない場合があります。その場合は、カードがなかなか戻ってこないことがあります。しかし、焦ってはいけません。しばらく我慢しましょう。それでも出てこない場合は、ATMに表示された連絡先かカード会社に電話をしましょう。ただ、その場合でもATMから距離を置いてはいけません。
海外キャッシングの注意点3:レシートは捨てない
日本で買い物をした場合は、レシートを捨ててしまう場合がありますが、海外キャッシングではATMから出てきたレシートは必ず保管しておきましょう。そのATMを利用した証拠となり、キャッシングがいくらであったのか後で示すのに必要です。また、カードが出なくなった場合なども役に立ちます。とにかく、どんなトラブルが生じても対処できるようにレシートは保管しておくことをおすすめします。おすすめというよりも義務です。
利息を最小限に抑える方法は?
キャッシングも借金の一種です。ということは、必ず利息が付きます。その利息は日割り計算で算出されますが、返済が遅れれば遅れるほど利息は高くなります。その利息を安い額にするのに一番いい方法は、繰り上げ返済です。少しでも早く借金を返せば、利息は少なくて済みます。ただし、カードによっては、繰り上げ返済不可となっているものもあり、海外キャッシングをする場合は前もって確認しておくことをおすすめします。
繰り上げ返済をすれば両替手数料よりも安い
クレジットカードの海外キャッシングの利息は12~18パーセント程度です。これを長い時間かけて返していたのでは、相当な利息分を支払わなければいけません。そうなれば、他の両替方法の手数料よりも高くなってしまい、損です。しかし、繰り上げ返済できれば、両替手数料よりも安い金額で済みます。したがって、可能ならできるだけ早く返してしまいましょう。
米ドルの両替のレートや手数料・銀行のキャッシュカード
海外のATMで現地通貨が引き出せるキャッシュカードは?
普段私たちが使っているキャッシュカードでは海外で現地通貨を引き出せない場合がありますが、国際キャッシュカードなら米ドルでもユーロでもポンドでも引き出せます。引き出せるといっても、預金の範囲内ですがその預金の中のお金を所定為替レートで換算して算出します。国際キャッシュカードは大変便利なキャッシュカードで、これさえあれば現地でかなり用を足せます。
手数料には注意を
国際キャッシュカードは便利なのですが、為替手数料が安くはありません。3~4パーセントくらいとられます。金融機関によって手数料は違いますが、他の両替方法と比べても決して安いことはありません。そういう点では、あまりおすすめできない現地通貨引き出し方法です。
海外の銀行で米ドルの両替をするよりはレートがいい
この記事の最初のほうでも指摘しましたが、アメリカでは円の需要がほとんどありません。したがって、銀行で両替する場合でも、手数料は高いし、レートもよくありません。それに比べれば、日本の銀行のほうがいいです。国際キャッシュカードの場合、銀行が定めたレートでの両替となるので、アメリカの銀行での両替よりもレートの面ではお得です。
国際キャッシュカードの利点
国際キャッシュカードには審査がありません。そもそもキャッシュカードの利用に審査など要りませんが、海外で使う場合でもそれは同じです。それから、万一盗まれても、すぐに金融機関に連絡すれば、被害には遭いません。口座を止めればいいだけです。国際キャッシュカードはVISAかMasterCardでの発行となりますが、ともにATMの数が多く、不便はしません。
国際キャッシュカードのデメリット
国際キャッシュカードは、手数料が高いと書きましたが、それ以外にはあまりデメリットはありません。銀行口座に入金さえしておけば使えるので、特に不便なことはありません。あえてデメリットを挙げるとすると、海外ATMの利用に注意が必要な点です。人通りが少ない場所にあるATM、逆に怪しい人物が近くにいるATMなどは利用しないほうがいいでしょう。
米ドルの両替のレートや手数料はデビットカードでは?
デビットカードとは?クレジットカードとの違いは?
デビットカードもクレジットカードと同様にショッピングで利用できますが、クレジットカードと違い、口座から利用代金がすぐに引き落とされます。つまり、口座にある残高の範囲内での使用となります。したがって。デビットカードにはクレジットカードのような審査がありません。また、デビットカードは1回払いのみであり、分割払いやリボ払いはありません。
デビットカードの種類
デビットカードには、国際ブランドと提携したものとジェイデビットカードがあります。国際ブランドと提携したデビットカードとは、VISAカードやJCBカードのことを指します。こちらは、海外の加盟店でもショッピングに利用できます。現地通貨の引き出しができる場合もあります。一方、ジェイデビットカードの場合は、日本国内での利用に限られます。したがって海外へ行く機会の多い人は、前者のデビットカードを作ることをおすすめします。
デビットカードで米ドルを引き出し
海外で現地通貨を引き出せるデビットカードがありますが、JCBかVISAのマークの入ったATMを利用します。JCBの場合は、「JCB」または「Cirrus」というマークが目印です。VISAの場合は、「VISA」か「PLUS」のマークの付いたATMを利用できます。いずれの場合も暗証番号が必要ですが、クレジットカードの項目でも説明したように暗証番号の管理に気を付けましょう。
米ドル引き出しでかかる手数料
デビットカードで現地通過を引き出す場合にも手数料がかかります。その内訳は、日本の発行会社に支払う手数料、海外事務手数料、現地のATM手数料です。日本の発行会社である銀行に支払う手数料は、無料から200円(税別)くらいです。海外事務手数料は、3.0パーセントくらいのところが多いですが、もう少し安い銀行もあります。現地のATM手数料は、国や地域によって違います。
海外では両替は出来ても入金はできない
海外でショッピングをしたり現地通貨を引き出したりと、便利なデビットカードですが、海外では入金ができません。もし銀行の口座に入金されている額が少ないと、現地通貨を引き出せなくなる事態も考えられます。しかも、残高照会もできないので、気が付かないうちにお金が足りなくなっている場合もあります。デビットカードの利用はおすすめできる方法ではありますが、海外へ行く前に残高を確認しておかなければいけません。
「Sony Bank Wallet」などをお得に使う方法は?
ソニー銀行で米ドルを購入し、「Sony Bank Wallet」で支払うという手があります。なぜこの方法がおすすめなのかというと、ソニー銀行はネット銀行なので、余計なコストを下げているために為替手数料が安いのです。したがって、お得に米ドルが購入できます。しかし、通常通り、日本円で貯金して、現地通貨で引き出すという方法もあります。この場合も、両替店で両替するよりは手数料が安いので、おすすめできます。
デビットカードで米ドルを引き出す方法
海外ATMを使って、米ドルを引き出す方法を紹介しましょう。まず、「ENTER PIN」と表示されたら、暗証番号を入力します。6桁の番号を求められたら、「ENTER」を入力します。次に、「SELECT TRANSACTION」(取引内容を選ぶ)と出てくるので、「WITHDRAWL」(引き出し)を選択します。続いて、「SAVINGS」(預金)を選びます。後は、金額を指定し、カードとレシート、米ドルを受け取って完了です。
米ドルの両替のレートや手数料まとめ
ここまで、米ドルの両替のレートや手数料について、お得な方法を紹介しました。米ドルの両替方法はいくつもありますが、どの方法を選ぶかによって、レートがよくなる場合もあるし、手数料が安い料金で済む場合があります。できれば、少しでも有利な条件で両替をしたいでしょうから、この記事を参考におすすめの方法を利用してください。
米ドルの両替のレートや手数料を比較してお得な方法で!
米ドルを両替する場合、アメリカ国内で両替をするとレートも悪く、手数料もとても高くなります。したがって、日本国内での両替がおすすめです。とはいえ、両替方法はたくさんあるので、どれを選べばいいか迷うでしょうが、レートがよく、手数料が安い金額のところをできるだけ選ぶようにしましょう。