「刹那」の読み方と意味とは?正しい使い方を例文を使って解説!

「刹那」という字を見て、読み方も意味もわかるという人は意外に少ないかもしれません。小説を読む人にとってはおなじみの言葉ですが、それ以外の人にはなじみがないでしょう。しかし、「刹那」も重要な日本語なので、読み方や意味、正しい使い方を覚えておく必要があります。

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目次

  1. 「刹那」という言葉の意味や正しい使い方とは?
  2. 「刹那」の意味
  3. 「刹那」の正しい使い方を解説!
  4. 「刹那」を使った例文と類語を解説!
  5. 「刹那」の意味や使い方のまとめ

「刹那」という言葉の意味や正しい使い方とは?

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「刹那」という言葉を日常使うことはあまりありません。どちらかというと、小説などに多く出てくる表現です。ゲームの種類にもありますが、多くの人にとってそれほどなじみがある言葉ではありません。しかし、実際には時々使われます。したがって、意味や正しい使い方を知らないと、困る場合もあります。そこで、今回は、「刹那」の読み方、意味、使い方を説明しましょう。

「刹那」の意味

「刹那」の読み方は「せつな」

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「刹那」と書いて、「せつな」と読みます。読み方をご存知の方もいるでしょうが、小説などをあまり読まない人はなじみのない言葉です。では、なぜこのような言葉と読み方が生まれたのかというと、この「刹那」はサンスクリット語の「Kasana」を音写したからです。正確に言うと、漢訳された「刹那」と「Kasana」では読み方が違うのでしょうが、一番近い発音なのでこの「刹那」という文字が使われています。

「刹那」の由来とは?

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「刹那」はサンスクリット語の「Kasana」からきた言葉だと解説しましたが、日本語の読み方に変えると「クシャナ」です。この「Kasana」を翻訳した場合、意味は「念」となります。実は、「念」と「刹那」の現在使われている意味は違うのですが、本来の意味からかけ離れて使用されています。

「刹那」は仏教用語である!

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「刹那」は仏教用語です。時間の最も短い単位を意味する言葉です。では、どのくらい短いのかというと、指を1回はじく間を65分割し、その一つの時間を「一刹那」とする説があります。また、1分を75に分けた単位を「一刹那」とするという説もあります。このようにいくつかの説がある「刹那」ですが、基本的な意味はほとんど同じです。

「刹那」には二つの意味がある

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「刹那」には仏教用語としての意味、つまり時間の最小単位としての意味ともう一つ似たような意味があります。それは、きわめて短い時間という意味です。一瞬とか瞬間という言葉の意味が当てはまります。考えてみると、時間の最小単位が「刹那」の仏教用語の意味なので、そこからきわめて短い時間という意味が派生するのも当然のことと言えます。

「刹那」の正しい使い方を解説!

「瞬間」や「一瞬」とほぼ同じ使い方をする!

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「刹那」はきわめて短い時間を意味する言葉ですから、「瞬間」や「一瞬」、「瞬時」などと同じような使い方ができます。それぞれを置き換えて使ってもいいでしょう。たとえば、「一刹那のうちに」と言えば、「あっという間に」とか「瞬時のうちに」とか「一瞬の間に」という意味になります。

意味は同じだが「瞬間」や「一瞬」よりやや知的な響きがある

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「刹那」の意味は、「瞬間」や「一瞬」の意味と同じですが、言葉の響きがやや違います。「刹那」というと、やや知的な雰囲気を感じます。それだけに、小説で使われることが多いのでしょうが、日常会話で使ってみても悪くはありません。「その刹那に」と言えば、「その瞬間に」よりも知的ですが、時と場所に応じて使い分ける必要があります。

「刹那主義」とは?

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「刹那」という言葉を使って、「刹那主義」という言葉が用いられるのを耳にしたことがある人もいるでしょう。この「刹那主義」の意味を簡単に解説すると、後先のことを考えずに今(つまりこの瞬間)さえよければそれでよしとする短絡的な主義のことを言います。一時の快楽のみを追い求め、その結果がどうなろうと知ったことではないというある意味わがままな考えです。

「刹那主義」の本来の意味を解説

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「刹那主義」の本来の意味を解説しましょう。「刹那主義」は、現在では自分勝手な人に対して使う意味が主ですが、本来は仏教用語であり、過去や現在にとらわれず今、この瞬間を大切に生きなさいという教えを表す言葉でした。仏教を信じる人は、どうしても前世や来世を気にしがちですが、それではいけないので現在を大事にしなさいと釈迦が諭したのです。つまり、「刹那主義」は、本来前向きな意味を持っていたのです。

「刹那主義」の意味に似ている「刹那的」

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「刹那的」という言葉も「刹那主義」と似た意味を持ちます。「刹那的」は、今がよければいい、後のことはどうでもいいというニュアンスがあるので、やはりネガティブな意味があります。ただし、もう一つの使い方があって、「刹那的」で、本来の「刹那」と同様にきわめて短い時間を表す場合があります。

「刹那」を使った例文と類語を解説!

例文①その刹那から後は目が離せなかった

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ここからは、「刹那」を使って、いくつかの例文を示しましょう。まずは、「その刹那から後は目が離せなかった」と文を使ってみましょう。例文はこうです。「はっと目を覚ますと、黒い人影が通りかかった。その刹那から後は目が離せなかった」。一瞬の出来事ではありますが、黒い人影が現れるのと、目が追う様子がほぼ同時進行で起きていることがわかります。小説に出てきそうな例文です。

例文②食べた刹那、香味が広がった

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次の例文は食事に関するものです。おいしいものを食べた瞬間の様子がよく表れています。ここでは、「刹那」を使って、「そのシェフの作った料理を食べた刹那、香味が広がった。こんなにおいしくていい香りがする料理を食べるのは初めてなので、心から感動した」とします。ちょっと気取った言い方ですが、グルメ漫画などではこのような使い方がされることがあります。「刹那」の意味を上手に使った表現です。

例文③背筋が凍る刹那があった

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今度は、「刹那」を使って、恐怖の瞬間を言い表してみましょう。こんな例文があります。「暗闇を歩いていると、背筋が凍る刹那があった。何かに顔をそっと触られたのである」。「背筋が凍る一瞬があった」でも意味は同じですが、「刹那」という言葉を使って、雰囲気を盛り上げています。ホラー小説などで使われる常套手段ですが、登場人物の恐怖感がストレートに伝わってきます。

例文④刹那の悲しみに浸る

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一時だけ悲しみに身を任せることを「刹那の悲しみに浸る」ということができます。次のような例文があります。「急な知らせではあったが、彼が外国へ行ってしまうことになった。彼女は刹那の悲しみに浸った。しかし、それ以上はどうすることもできなかった」。まるで、恋愛小説に出てくるような例文ですが、「刹那の悲しみに浸る」という表現も時々使われます。ただ一般人が日常使う表現ではありません。

例文⑤刹那の誘惑に身を任せる

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いけないとわかっていても、一瞬の誘惑に負けてしまう場合があります。そんなときは「刹那の誘惑に身を任せる」という表現が使えます。例文を見てみましょう。「この男の人についていってはいけないという心の声があった。しかし、彼女は刹那の誘惑に身を任せた」。誘惑にあらがえない微妙な女心を表現した「刹那」の使い方です。これも恋愛小説で見られるような表現であり、普段は使いません。

例文⑥刹那的な生き方を後悔する

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今さえよければそれでいいという生き方を「刹那的な生き方」と言いますが、この表現を使って、次のような例文ができます。「これまで私は投げやりな人生を送ってきた。今では、刹那的な生き方を後悔している」。これまでの人生を反省し、新たな人生を送ろうという気持ちが垣間見える表現です。これは、小説だけでなく、何気なく自分の気持ちを言い表したい時に使える例文です。

例文⑦刹那のままに生きていく

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小説でもあまり見かけない表現ですが、「刹那のままに生きていく」というちょっと気取った言い方があります。この瞬間にすべてを任せて気ままに生きていきたいという気持ちがにじみ出た表現です。例文を示してみましょう。「あれこれ考えるのは大変だ。刹那のままに生きていきたい」。しかし、現実には「刹那のままに生きていく」のは難しいです。

「刹那」の類語

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「刹那」は極めて短い時間という意味ですから、類語はたくさんあります。まず、「瞬間」や「一瞬」「瞬時」にはじまって、「瞬く間に」「あっという間に」「とっさに」「ほんの少しの間に」などがあります。時と場所に応じて、どの言葉を使えばいいのかを考えて、短い時間を上手に表現しましょう。

「刹那」の意味や使い方のまとめ

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ここまで、「刹那」の読み方、意味、正しい使い方、例文などを紹介しました。「刹那」という言葉は普段はあまり使いませんが、小説などではよく使われます。ちょっと知的な雰囲気を漂わせた言葉でもあり、作家が好んで使う表現でもあります。それだけに、意味や正しい使い方だけは覚えておきましょう。

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