2018年09月10日更新
mineo家族割の申し込み方法を解説!必要な書類や通話料金・条件は?
mineoには、いろいろな割引がありますが、その中でも家族割は「家族」であれば簡単に申し込みすることができます。mineoの家族割の申し込み方法はもちろんのこと、家族であることを証明するために必要な書類、割引料金や条件などをまとめました。

目次
mineoで家族割に申し込む方法と申し込み条件・必要書類などを解説!
mineoは格安SIM会社の中でもユーザーフレンドリーな対応で人気の会社です。ユーザーがお得に使えるようにとさまざまな割引サービスを実施しています。割引サービスの1つとして「家族割」がありますが、家族割の条件や使い方、申し込み手続きの方法をまとめました。
mineoの家族割とは?
mineoを契約するときの条件
mineoを契約する時は、基本として1契約で1名義で申し込みます。例えば2名の夫婦がmineoの契約を検討した場合、父の名義で2回線手続きするか、それとも父と母それぞれの名義で異なる2回線の手続きをするかで家族割が適用されるかが変わります。家族割が適用されるのは、異なる2回線で申し込みする事が条件です。
mineoの家族割サービスの概要
家族割の手続きをすると、1回線ごとに50円割引となるサービスです。安いのでは、と思うかもしれませんが、例えばデータ通信量3GBの通話ができるプランですと、D(Docomo)プランで1,600円(税抜)ですから、50円割引といって3.3%割引となり、割引率は意外と高めです。
mineoの家族割で通話料金はどうなる?
mineoの家族割ですが、通話料金の割引や家族通話などはありません。異なる名義で契約し、名義ごとに通話料金、データ通信量、各種オプションなどが計算されます。
mineoの家族割と複数回線割りとの違いは?
複数回線割とは、1名義でいくつかの回線の持つという条件で申し込みできます。また、申し込みの手続き不要で自動的に複数回線割が適用されます。複数回線割も1回線ごとに50円割引で、家族割と似ている割引方法ですが、大きな違いはデータ通信量を他の人と共有する方法です。データ通信量を他人と共有する方法についてまとめました。
mineoの家族割はデータシェアができなくなる?
mineoでは、他人とデータ通信を共有することは可能ですが、他の格安SIMや大手キャリアが行っているデータシェアとは条件が異なります。mineoのデータシェアは2種類の方法があり、「パケットシェア」と「パケットギフト」があります。一般的なデータシェアの方法とmineoで採用している「パケットシェア」「パケットギフト」の違いをまとめました。
一般的なデータシェアの方法
データシェアで一般的な方法は、毎月、決められたデータ容量を分け合う方法です。例えば「10GBのデータを3人でシェアする」という方法です。ここで問題になるのが、メンバー(仮にAさん、Bさん、Cさん)が使える上限が決まっていない事です。Aさんが8GB使ってしまうとBさん、Cさんが1GBしか使えなくなります。
一般的なデータシェアは不公平が起こりやすい
このように、毎月決められた量を分け合うのが一般的なデータシェアですので、言ってしまえば使ったもん勝ちになりやすいです。先程の例で言えば、BさんとCさんはAさんに不平があったとしても、Aさんに8GB使われてしまっているので後の祭りです。さらに言えば、10GBを使い切ってしまったら全員が低速回線になってしまうのです。
mineoのデータシェアは優秀
mineoのパケットシェアで分け合えるのは、前月に余ったデータ通信量です。例えば3名(Dさん、Eさん、Fさん)がパケットシェアを適用した場合、Dさんは3GB、Eさんは1GB、Eさんは5GBで手続きをしました。前月Dさんは2GB、Eさんは0.5G、Eさんは1GBデータ通信量が余りました。すると、翌月に2GB+0.5GB+1GB=3.5GBが繰り越されます。
mineoのデータシェアは繰り越されたデータ通信量のみシェア可能
mineoでは、この3.5GBのデータ量がパケットシェアされます。パケットシェアしたデータ容量から先に消費され、3.5GB分は、一般的なデータシェアと同様にDさんもEさんもFさんも使えますし、使ったもん勝ちです。ここまでは一般的なデータシェアと同様です。
前月分の繰越を使い切った後は個人のデータ通信を利用
3人で3.5GBを使い切ると、残りは自分で契約した分を消費します。上記の例で言えば、Dさんは3GB、Eさんは1GB、Fさんは5GBが契約したデータ通信量です。ポイントは、当月のデータ通信量はシェアされない事です。自分の分は自分で消費するところができますから、誰にも邪魔されずに、自分だけで使う事ができます。
データシェアするかどうかは家族割した後に選択する事が可能
また、mineoがすごいところは、家族割を適用したとしても、データシェアする対象にしなくても良い所です。例えば子供がどうしてもたくさん使ってしまい、親はほとんど使わない場合、子供にデータ通信量を使われて困る、という事があります。そういう時はパケットシェアのグループには追加せず。変わりパケットギフトを利用します。
mineoの家族割はパケットギフトサービス可能
mineoのパケットギフトは「ギフト」と名前がつく通り、パケットをギフト、パケットを贈る事です。パケットギフトは他名義の方でしたら、誰にでも贈る事ができます。2018年5月31日から、複数回線割でも利用できるよう、条件が変更されました。
mineoの複数回線割はフリータンクが利用しづらい
mineoにはフリータンクという仕組みがあります。データ通信量が足りなくなった時に、フリータンクという場所から高速データ通信ができる容量を毎月1GBだけ使う事ができますが、フリータンクはeoIDごとに1GBですため、5人で使おうが2人で使おうが1GBしか利用できません。
mineoのフリータンクとは
フリータンクはmineo独自の仕組みです。mineoでは、毎月余ったデータ通信量をフリータンクに入れておく事でフリータンクがたまり、データ通信量が足りなくなった場合はフリータンクから取り出す事ができます。フリーと名前がついている通り、誰でも入れる事ができ、誰でも取り出すことができます。
mineoのフリータンクは容量無制限?
フリータンクが利用できる条件は、フリータンクにデータ通信量が残っている事です。フリータンクが空になれば、取り出すデータ通信量がありませんので、このサービスは利用できなくなります。ただし、今までフリータンクがなくなった事はありません。ユーザーがせっせとフリータンクに補充する事で、フリータンクの仕組みを維持しています。
mineoの家族割はパケットギフトも可能
家族割を使う場合は名義が異なりますので、パケットギフトが使えます。先ほどのDさん、Eさん、Fさんの例で考えますと、パケットシェアを使い切った後、Fさんが1GBを使い切りそう、というタイミングで、DさんやFさんが当月の余ったデータ通信量をEさんに贈る事ができます。自分のデータ通信量を贈るだけですから不公平にはなりません。
家族割のサービス自体がめずらしい
実は家族割のサービスを行っている格安SIM会社があまりありませんが、似たサービスは行っている会社があります。そこで、mineoと他の格安SIM会社を比べてみます。格安SIMでも代表的なUQ MobileっとIIJmioのサービス、キャリア代表Docomoと比べます。
UQ Mobileの家族割
UQ Mobileの家族割は、2回線目以降は1回線ごとに500円の割引です。mineoよりも割引額が高いので一見お得に感じますが、UQ Mobileはサブブランドと呼ばれ、格安SIMとキャリアの中間に位置する格安SIM会社になるため、基本料金が意外と高いです。
UQ Mobileは基本料金が高め
通話付きで2GBの場合、ぴったりプランで契約の手続きをするとUQ Mobileは1,980円ですが、mineoのAプランは3GBで1,510円です。単純な比較はできませんが、UB Mobileはキャンペーンでデータ通信量が2倍でこの値段です。13ヶ月目からはキャンペーンが適用されず、+1,000円です。
UQ Mobileはキャンペーン期間が終わるとデータ通信量が半分に減る
また、キャンペーンでデータ通信量が倍になっていますので、26ヶ月目以降はデータ通信量が半分です。26ヶ月経過する前に別の格安SIMに移動する方法もありますが、そんな先のことまでは分からないので、多少不安です。
IIJmioのパケットシェア
IIJmioの家族割は、家族割という名前ではなく、シェアパックプランです。10GBのデータ通信量を契約するときにデータ量を分け合うイメージです。そのため、3~4名程度が一般的で、それ以上増えるのは推奨しません。
名義を同一にしてから契約
mineoとの違いは、名義が同一にする必要があります。名義が同一ということは、mnpなどでキャリアから移動する前に、一旦名義を同一にしてから移動する必要があります。もともと名義が同じであればあまり問題にならないものの、名義が違う場合は結構大変です。
10GBのパケットシェア
また、10GBのパケットシェアになるため、使った人が特をして、使わなかった人が割りを食う仕組みです。特に家族に子供がいるとそのような状況が生まれがちです。子供がうっかり動画などで使いすぎてしまったら、残りは低速通信です。
Docomoのシェアパック
Docomoで家族割を適用するためには、Docomoのシェアパックに加入します。シェアパックとは家族でデータを分け合うプランです。親回線と呼ばれる代表回線に、小回線を紐付けるという考え方です。親回線に小回線を紐付けるためには1回線あたり500円かかります。
Docomoのシェアパックのメリット
Docomoはキャリア回線ですから、通信速度が安定しています。mineoにしてもIIJmioにしても、通勤時間帯やお昼時間帯など回線が混み合う時間帯はデータ通信しづらいですが、Docomoにはほぼありません。快適な通信速度で使いたい場合やDocomoなどのキャリア一度です。
Docomoシェアパックのデメリット
単純に値段が高いです。小回線を維持するための最低金額が、基本プラン980円+SPモード(データ通信プラン)300円+シェアパック加入料500円の合計1,780円です。親回線については基本プラン980円+SPモード(データ通信プラン)300円+シェアパックです。
Docomoのシェアパック料金
Docomoのシェアパックの料金です。データ通信量5GBで6,500円、データ通信量10GBが9,500円、データ通信量15GBが12,500円、データ通信量30GBが13,500円、データ通信量50GBが16,000円、データ通信量100GBが25,000円です。
3人で10GB使う時の料金
親回線は、基本プラン980円+SPモード(データ通信プラン)300円+データ通信量10GBが9,500円の合計10,780円と考えると、10,780円+1,780円+1,780円=14,340円です。mineoのDプランは1回線あたり1,600円ですから、3人で使っても4,800円です。
mineoの家族割を申し込める条件とは?
mineoの家族割は3親等までの親族間で5回線まで
mineoの家族割を申し込める条件は、3親等の親族間で5回線までとなっています。mineoで定義している3親等の考え方と5回線までの考え方についてまとめます。他社で家族と定義されている場合も、mineoでは定義されていない可能性がありますので、家族割として利用可能か確認することをおすすめします。
家族割の家族として認められる1親等と2親等の考え方
mineoでは、主回線を基準に考えます。前提として配偶者は契約者と同じ立ち位置です。1親等は、自分(配偶者)から数えて子供や親です。2親等は、子供の子供(主回線から見れば孫)や親の子供(主回線の兄弟)や親(主回線の祖父母)が対象です。
家族割の家族として認められる3親等の考え方
mineoの3親等の考え方は、2親等の子供や親です。2親等の子供はひ孫となり、2親等の親の親は曾祖父母になり、すべて対象です。合わせて主回線の兄弟の子供(甥や姪)、祖父母の兄弟(叔父や叔母、伯父や伯母)も対象です。
mineoの5回線までとは
mineoの家族割が適用できる条件としては、主契約を含む5回線が対象です。そのため、家族割を6回線以上で手続きをしたい場合は、5回線以降は別の主契約を立てて家族割を契約することが条件となります。例えば6回線を家族割にしたい場合は、主回線を2つ契約し、それぞれに1つ以上子回線をぶらさげる必要があります。
mineo家族割の5回線を2つ契約する例
mineoの家族割の例を考えます。Aさん、Bさん、Cさん、Dさん、Eさん、Fさんと6名いる場合です。AさんにはBさんとCさんを紐づけ、DさんにはEさんとFさんを紐付けたり、AさんとBさんの2名を紐づけ、CさんとDさんとEさんとFさんの4名を紐づけする事も可能です。1人では家族割ができませんから、最低でも主回線+子回線という紐づけができます。
mineoのパケットシェアのグループ回線が最大5回線から最大10回線に拡張
mineoの家族割は1回線ごとに50円割引するだけで、mineoのパケットシェアのグループに加入するかは別の話です。mineoのパケットシェアは最大10回線までに拡張されましたので、家族割の主回線が2回線あったとしても、10回線までであればパケットシェアのグループで利用可能です。
mineoの家族割は実質的に2契約10回線まで可能
mineoの家族割は1契約で5回線までしか利用できませんが、料金割引+パケットシェアの両方を活用する事を考えると、mineoでは、実質的に2契約10回線まではグループのように使う事ができます。mineoの家族割の対象となるような適用方法を考えて実施する事をおすすめします。
mineoの家族割を申し込む際に必要な書類
mineoの家族割は同一住所であれば書類は不要
mineoで家族であるかどうかの証明方法ですが、mineo契約する際の住所が同一でしたら書類などは不要です。mineo契約後に必要な手続きを行う事で家族割が適用されます。
mineoの家族割で証明が必要なケース
mineoで家族かどうかの証明が必要なケースは、住所が同一でない場合です。必要な書類は家族関係証明書類と言われ、「運転免許証、運転経歴証明書、パスポート、在留カード、外国人登録証明書、外交官等住居証明書、個人番号カード」です。
mineoの家族割申し込みで家族関係証明書類がない場合
mineoの家族割を申し込みに必要な家族関係証明書類がない場合は、被保険者証(健康保険証、国家公務員・地方公務員共済組合員証、私立学校教職員共済加入者証)と補助書類もしくは、顔写真付き住民基本台帳カードと補助書類が必要です。
mineoの家族割申し込みで必要な補助書類とは
mineoが定める補助書類とは、発行から3ヶ月以内で住所の記載がある書類です。例えば公共料金の領収書、マイナンバーが記載されていない住民票のいずれかです。マイナンバーが記載されている住民票はマイナンバー部分を見えないようにします。
mineoの家族割の手続き方法
mineoマイページから申し込みの手続き実施
mineoマイページ(https://my.mineo.jp/)にアクセスし、家族割引変更をクリック(アプリの場合はタップ)します。そこで回線の電話番号や追加情報を入力します。家族関係書類の提出は、mineoマイページで「左記以外」を選択し、アップロードします。きれいな写真をアップロードします。
mineoの家族割申し込みで手続きが承認された翌月から割引
mineoの家族割は、手続きが承認された翌月から割引対象です。月末にあわてて作業をしてしまうと、翌月に間に合わない可能性がありますので、mineoの家族割を適用したい場合は早めに手続きをする事をおすすめします。
mineoの家族割を上手く利用しよう

出典: https://is702.jp
mineoの家族割は手続きが簡単です。また、mineoの家族割は実施した時のデメリットはほとんどありませんので、家族割の対象になっている方で割引適用されていない方がいるのでしたら、すぐに家族割してお得に活用しましょう。