お金を増やす方法はたくさんあります。いくつか例を挙げると、定期預金、投資、副業、節約などですが、それらがさらにいくつにも細分化されます。どれを選ぶかは個人の自由です。しかし、できるだけ効率よくお金を増やしたいのが本音でしょう。そこで、今回はお金を増やす方法について、どれがおすすめなのか詳しく解説します。

毎月支給されている給料だけでも、普通は生活はできます。しかし、多くの人はあまりゆとりのない生活を送っています。もう少しいい服が買いたい、いいところに住みたい、いいものが食べたいと思っている人は多いです。それらの欲望がお金を増やすという気持ちにつながっているのです。

今現在は何とか平穏に暮らせても、将来はどうなるかわかりません。リストラ、左遷、給与カット、失業などさまざまな不安がついて回ります。しかし、いざそんな事態を迎えても、お金にある程度余裕があれば、危機を無事に乗り越えられます。まさかの時のための蓄えです。したがって、お金を増やす方法を探る人の気持ちは痛いほどわかります。

かわいい子どものために、少しでもお金を残しておいてやりたいという親心は素晴らしいものです。確かに、子どもを一人前に育て、社会人として独り立ちさせるまでには相当のお金が必要です。ひとり立ちした後にも、お金の苦労はさせたくないという気持ちもあるでしょう。そんな親心がお金を増やそうという原動力になっているのです。

生活には困っていないけれど、娯楽や趣味にお金をたくさん使いたいという人もいます。お金の掛からない娯楽や趣味ならいいですが、多額の金銭が必要な娯楽や趣味を持っている人は、そのためのお金を増やす必要があります。場合によったら、給料だけでは足りないということもあるでしょう。だからこそ、お金を増やす方法が必要なのです。

誰にもついて回る老後の不安。中でも、お金のの不安は大きいものがあります。年金だけで暮らしていけるのか、老後も仕事をしなければいけないのかなど、先行きを憂慮せざるを得ない状況の人が多いです。そんなときのために、少しでもお金を増やし、対策を講じておこうという人の気持ちには共感ができます。

普通預金の金利は低く推移しています。高額の金を預けても、あまりお金は増えません。たとえば、メガバンクの金利水準を見てみると、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行の普通預金金利は0.001パーセントです。りそな銀行、ゆうちょ銀行も変わりません。これでは、1000万円預けても1万円にしかなりません。

「イオン銀行Myステージ」がシルバーステージになると、普通預金金利が0.10パーセントに跳ね上がります。ただし、シルバーステージになるには条件があります。まず、イオンカードセレクトというクレジットカードを所有すること。次に、イオン銀行のネットバンキングを利用すること。さらに、イオンカードセレクトで1回以上支払いをすることです。

定期預金は、期間を決めてお金を金融機関に預ける制度です。期間は、最低1ヶ月で、それ以上になると、3か月、6カ月、1年、2年、3年、10年までお金を預けられます。この期間の間はお金をおろすことはできませんが、その分金利が高く設定されています。特に期間が長ければ長いほど、金利は高くなります。

基本的に定期預金の場合は、預入期間中はお金を引き出せませんが、どうしても必要な場合は中途解約をします。ただし、中途解約をすると、本来の定期預金金利よりも低い利率が適用されることも多く、損をします。ただし、定期預金の場合は、元本割れするリスクはないので安全な方法であり、中途解約をしても大きなマイナスにはなりません。

定期預金を考えているなら、自動積立定期預金もおすすめです。自動積立定期預金とは、あらかじめ決められて日に積立額を自動引き落としで定期預金口座に入金する仕組みです。貯金をすると言っても、ついついお金を使いすぎてしまい、定期的に金融機関にお金を預けるのが難しい場合がありますが、そのようなケースに適しているのがこの制度です。

自動積立定期預金の場合、積立期間を自由に設定できます。期間を定めないで積立てることもできるし、満期を決める方式も採用できます。前者は自由型（一般型）、後者は目標型と言います。目標型の場合、中途解約をした時の対応に銀行ごとの違いがあります。満期日前と満期日以降の解約では、銀行によって適用される金利が違うのです。

自動積立定期預金を効率よく行うコツは、毎月の積立額に無理な設定をしないことです。背伸びをして引き落とし額を上げると、いつか苦しむ時が出てきてしまいます。それよりも、最初は積立額を低く設定しておきましょう。後で、積立額を増額することもできるので、生活状況を見ながら設定額を決めていくのがおすすめです。

仕組預金には、満期変動型と外貨特約型があります。前者は、金融機関が指定した満期日までお金を引き出すことができません。外貨特約型は、円定期預金として預入れたお金を指定日に円高の場合は指定外貨で、円安の場合は円で払い戻される預金です。

満期変動型の場合は、満期が来るまで解約不可です。無理に解約をしようとすると、元本より低い金額が払い戻されて、大きな損失があります。一方、外貨特約型の場合、円高になると払い戻される指定外貨が思ったよりも少なく、それを円に換算しても、大きく元本割れします。

仕組預金は定期預金よりもリスクが大きく、安全性が低いのになぜ利用する人がいるのでしょうか。その答えは、金利の高さです。定期預金の金利では満足できない人が、より高い金利の商品を選んで、お金を増やすことを目指すのです。定期預金と違って元本割れのリスクがあっても、この金利の高さが魅力なのです。

株式投資は、購入した株の価格が上がれば得をするし、価格が下がれば損をします。損はしたくないと思って、株式投資に躊躇する人もいますが、ポイントを押さえておけば儲けられる可能性は大きいです。初心者でも損をするとは限りません。しかし、初心者はどこから手を付けたらいいのかわからないでしょうから、株式投資の方法を解説します。

株式投資をする場合は証券会社の口座を開設しなければいけません。証券口座なしでは、株式の売買はできないのです。口座開設の方法は、難しくありません。ネット上で手続きができます。証券会社の公式サイトから個人情報を入力し、送信すると、書類が送られてきます。その書類に必要事項を記入し、身分証明書を添えて、提出すればいいのです。

株式を売買する場合には、売買手数料が必要です。売買手数料は証券会社によって違います。同じ売買をするなら、できるだけ手数料が安いところを選びたいところです。株式でお金を増やすことができても、手数料分は損をします。そこで、おすすめしたいのがネット証券会社。人件費などを節約できる分、手数料が低く抑えられています。

現在の株式売買は、コンピューター管理されていますが、そのコンピューターが安全であるか、動作が不安定でないかは証券口座を開設するうえで重要ポイントです。しかし、初心者にとってはどの証券会社のコンピューターが安全なのかはわかりませんが、大手証券会社ならある程度信用ができます。

証券会社では、株式に関する情報を随時提供していますが、その情報の充実度も証券会社を選ぶうえでの指標となります。刻々と変わる株価情報、株価チャート、銘柄ごとに違う基本情報、株式市場情報など、どの程度の情報を証券会社が提供しているのかによって、証券口座選びが違ってきます。

株式投資の第一歩は証券口座への入金です。入金方法は、銀行の預金口座と同じです。銀行や郵便局から一定額を振り込めばいいのです。この入金額がもとになって、株式を購入します。

証券口座に入金が済んだら、次が株式の購入です。損をしないためにも値上がりが予想される株を買わなければいけませんが、初心者にはその判断は難しいです。そこで、おすすめしたいのは、最初は少額から投資をすることです。ただし、買える株の株数は企業によって違います。したがって、最初は1株から購入できる企業を選ぶ必要があります。

株を売買する手続き自体は難しくありません。問題はいつ売るかです。だれしも安く買い、高く売ろうともくろんでいますが、それが簡単にできれば苦労する人はいません。では、どのように資産を増やすかですが、ポイントは最高値で売ろうとしないことです。少しでも高く売ろうとして、いいタイミングを逸してしまうと、損をする場合が多いです。

株式投資では、大きく資産を増やすことができる場合もあれば、逆に大きな損失を生むこともあります。そういう意味では、ハイリスク・ハイリターンな投資方法です。したがって、初心者が特に悩むことも多くなります。そういう意味では、安全な投資方法とまでは言えませんが、リスクを考慮したうえで資産を増やしたい人にはおすすめできる方法です。

普通投資をする場合は、個人が運用をしながら、資産を増やそうとします。しかし、投資信託の場合は事情が違います。運用するのはプロのスペシャリストです。運用する対象は個人投資家から集めた資金をまとめたものです。どうやって運用するのかというと、集めた資金を株や債券に投資するのです。成果は個人投資家に返ってきます。

投資初心者はどのような投資をすべきか、安全な投資方法はどれなのか全く知識がありません。それだけに、運用自体がうまくできません。しかし、投資信託の場合は、専門家が持てる知識や経験を生かして運用をしてくれるので、成功する確率はかなりあります。もちろん、絶対的なものではありませんが、それでも初心者にはおすすめできる方法です。

投資をする場合、ある程度まとまったお金が必要ですが、投資信託の場合は、個人個人の投資額は少なくても問題ありません。ひとりの投資額が少なくても、それをまとめるので、専門家が運用する額自体は大きくなります。この点が投資信託のメリットで、手持ちのお金が少ない初心者にも始めやすいのです。

分散投資は、いくつもの投資商品に投資ができるので、仮に一つの方法で損をしてもほかの方法で儲かれば元は取れるし、利益が上がる場合があります。しかし、個人が分散投資をするのには大きな壁があります。いくつも商品に投資をするお金を用意できないのです。その点、投資信託なら、まとまったお金を投資できるので、分散投資がしやすいです。

投資信託という商品を販売するのは、証券会社や銀行、郵便局などです。これらの販売会社が契約の場となり、投資家の貴重なお金を預かり、信託銀行に預けます。その預けられたお金を運用会社の専門家が運用し、利益を投資家に還元するというわけです。

販売会社、信託銀行、運用会社のスクラムで成り立っているのが投資信託ですが、いずれの会社が破綻しても心配には及ばず、安全です。販売会社はお金を預かるだけで、後は信託銀行に渡します。その信託銀行にしても、預けられたお金を自分の財産にできるわけではありません。したがって、財産は安全です。運用会社も運用はするが、管理はしていません。

株や債券などで専門家が運用する投資信託ですが、株にしろ債券にしろ価格変動のリスクは常について回ります。専門家が運用しているから、絶対に損をしないとは言い切れません。初心者としては専門家を全面的に信用したいところですが、そううまくいくとは限らないのです。

外国の株式や債券で運用をする場合は、為替の変動幅によって、利益が大きく左右されます。これを為替変動リスクと言います。したがって、この為替変動リスクを頭に入れておかないと、投資信託で得をするのか損をするのかがわかりません。

信用リスク（デフォルトリスク）とは、債権を発行している国や企業の信用度が落ちるリスクです。債権を発行している国や企業が安定していてくれればいいのですが、そうとは限りません。国情不安、財政危機、経営不振などにより、利息や償還金を約束通り支給できなくなる場合があるのです。

債券には金利変動リスクがあります。金利によって、債券価格が変わるのです。金利が高くなれば、債券価格は下がり、金利が低くなると、債権の価格は上昇します。このように投資信託のお金を債券で運用した場合は、安全とは言えません。

投信積立では、毎月一定額を銀行口座から引き落とし、長期的な視点に立って、投資信託を買い付けます。投信積立にはいくつもメリットがありますが、最大のメリットはも少額からは始められること。少額と言ってもまさに少額で、投信積立の場合は100円から始められる場合があります。初心者でも抵抗なくできるので、おすすめできます。

投資信託でも投資先を分ける分散投資が可能ですが、投信積立では時間を分けての分散投資ができます。時間の分散ができるメリットは、投資先の値動きに一喜一憂することなく、平均的な投資を毎月行っていける点にあります。

投資信託の場合は、投資をすると決めた時ごとにいちいち手続きをする必要があります。それに対して、投信積立では一度設定をしたら、余計な手続きは不要です。初心者の中には面倒くさがり屋の人もいますが、そういう人にもおすすめです。引き落とし方法も普通預金口座からできる場合もあるし、クレジットカードを使える場合もあります。

純金積立では、ドルコスト平均法が採用されます。これは、毎月一定額の純金を買う方法です。したがって、一定額の範囲内で純金の値段が高ければ、少ししか買えません。純金の値段が低ければ、たくさん買えます。最終的には購入金額が抑えられます。純金積み立ては1000円から始めることができるので、初心者にもおすすめです。

金の価格は世の中の情勢の変化をあまり受けません。不景気であろうと、国際情勢が不安定であろうと、金の価格自体は変わりません。むしろ価格が上がる場合もあります。そういう意味では、初心者でもお金を増やすことができる確率は高く、安全性も信頼性もあります。

ドルコスト平均法では、純金の購入日と購入額が決められています。もし純金の価格が安い時があっても、その購入日に合わなければ、購入できません。投資の基本は安い時に買って高い時に売るですが、残念ながら純金積立の場合は、比較的安全でありながらも大きな利益を得にくい傾向にあります。それでもいいという人にはおすすめできます。

国債とは、国が国民から借金をする場合の証明書のようなものです。国債があるおかげで、国はさまざまな政策を施行できます。国民は国債を購入し、満期を迎えると、元本が払い戻されるだけでなく、利子を受け取れます。その利子がお金を増やす元です。国債は国が発行しているだけによほどのことがない限り安全で、初心者にも安心しておすすめできます。

国債は、国が元本を保証しています。また、購入後1年が経過すると、中途で解約しても元本は払い戻されます。金利が変わっても、元本の金額に変更はありません。国の保証があるという点では、きわめて安全な商品で、だれもが利用しやすいです。

国債には3種類あります。まず、変動金利で満期が10年のタイプ。次に、固定金利で満期が3年、5年のタイプです。変動金利型の場合、金利が大きく下降する場合もありますが、国では最低金利の年率0.05パーセントを保証しているので、安全です。したがって、変動金利タイプでも大きく損をすることはないので、初心者はもとより誰にもおすすめできます。

国債は国が発行しますが、購入先は銀行、証券会社、生命保険会社などです。これは、発行された国債を入札によってこれらに機関が買い付けて、機関投資家や個人に向けて販売しているからです。販売時期は、毎月なので、いつでも購入できます。国債を譲渡したり、相続したりすることも可能です。

FXとは、円で外貨を買い、為替レートの変動に応じて外貨を売り、その差額でお金を増やす方法です。お金を増やすと言いましたが、為替レートの変動によっては損をする場合があります。一般に、円でドルを買う場合は、円高の時に買えばドルが安く手に入り、円安の時にドルを売れば高い利益が得られます。

FX取引では、証拠金という担保を預けますが、この証拠金の何倍、何十倍もの取引が可能です。これをレバレッジと言います。したがって、大きなレバレッジをかけたFX取引をすれば、大きな利益を得られる可能性があります。しかし、失敗したときの損失は大変大きくなります。したがって、初心者はレバレッジをかけずにFX取引をするのがいいです。

株式市場には営業時間があり。夜には閉まっています。しかし、外国の為替市場は日本時間の夜でも動いています。したがって、FX取引は24時間いつでも可能です。これは忙しいサラリーマンにとってはありがたい仕組みです。株式取引は平日の昼間しかできませんが、FX取引は帰宅後の夜遅い時間でも可能だからです。

FX取引は、証券会社や取引業者にFX口座を開設するところから始まります。証券会社の場合、すでに証券口座を作ってあるという人もいるでしょうが、証券口座とFX口座は別物です。FX口座がなければ、改めて作ります。

FX口座の開設方法は証券会社などによって多少の違いはありますが、大きくは変わりません。今回は、外為どっとコムの場合を見てみましょう。まず、公式サイトの「口座開設」を選んで、必要事項を記入します。その後、本人確認書類とマイナンバーを提出するので、マイナンバーカードか通知カードを用意します。これで手続き完了です。

FX口座が出来上がったら、あとは証拠金を振り込むだけです。その後、いつでもFX取引はできます。ただし、初心者はFX取引に慣れていないでしょうから、少額から始めるのがおすすめです。いくらくらいから始めるのがいいかというと、4000円から1万円が妥当なラインです。

バイナリーオプションのバイナリーとは、日本語で二進法のことを言います。その名称の通り、二種類の選択肢を選ぶだけの簡単な投資方法です。何を選ぶかというと、数分後の円が上がるか下がるかです。誰でもできます。初心者にもおすすめで、実際に利用している人は多数に上ります。

少額で投資できる方法はほかにもありますが、バイナリーオプションの場合は、なんと50円から990円でも投資ができます。また、バイナリーオプションでは、値動きが小さくても、結果が出ます。株やFX取引では、値動きが大きくならないと、損益にも反映されませんが、バイナリーオプションの場合は値動きを気にする必要はありません。

円が上がるか下がるかの予想をするだけのバイナリーオプションの選択が外れた場合は、購入したチケット代を損するだけです。それ以上の損失はありません。そういう意味では、株やFX取り引きのように失敗したときの損失をそれほど心配する必要はなく、安全です。したがって、初心者でも取り組みやすく、おすすめの投資方法です。

バイナリーオプションの予想が当たった場合は、チケット購入代と配当金がもらえます。円の値動きに配当金は左右されないので、一定額の支給となります。したがって、大きな利益を上げられない場合もありますが、安全であるというメリットもあり、初心者にも格好の材料を提供してくれます。

普通不動産を購入するのは、住むためです。しかし、賃貸用にわざわざ不動産を購入して、その不動産の賃料で儲けようというのが不動産投資です。また、不動産を購入して、その不動産の価値が上がったときに売却し、利益を得る方法も不動産投資です。しかし、実際にそんなにうまく儲かるものなのでしょうか。

不動産投資に興味はあるけれど、不動産を購入するお金がないという人は多いです。しかし、そういう人は不動産投資をあきらめなければいけないのでしょうか。そんなことはありません。銀行から融資を受けて、不動産を購入できます。これを不動産投資ローンと言います。ただ、ワンルームを貸すだけなら、ローンを組まなくても済む場合があります。

不動産投資というと、お金持ちがするものというイメージを持っている人がいます。しかし、それは過去のものです。現在では、普通のサラリーマン、OL、主婦でも不動産投資をしている人はいます。確かに、不動産投資ローンを組むには、ある程度の経済力は必要ですが、お金持ちしか手が届かないということはありません。

不動産を購入し、その不動産の価格が上がった時を見計らって売却し、利益を得るという方法はバブル期に猛威を振るいました。これを売却益を得る、またはキャピタルゲインと言いますが、不動産のキャピタルゲインは減少しつつあります。現在では、不動産がそれほど値上がりすることは少なく、売却のためのいいタイミングが見つけにくいのです。

インカムゲインとは運用益のことですが、不動産を運用し、儲けを得ようという方法が現在の主流です。つまり、購入した不動産を貸して、賃料を得るという方法です。仮にワンルームを購入し、月5万円で貸せば、年間60万円の収入があります。ワンルームではなく、いくつもの部屋をまとめて貸せば、さらに収入が上がります。

購入した不動産の立地条件や周辺環境などにもよりますが、ある程度投資者が納得いく物件を賃貸に出せば、空き室にはならず入居者が必ず出てきます。また、空き室対策を行ってくれる会社もあり、スムーズにいけば、常に入居者は存在します。したがって、不動産投資は安定かつ安全な収入が得られる手段であり、条件次第で初心者にもおすすめできます。

自己資金が少ない人は不動産投資ローンを利用できないのではないかと思っているでしょうが、レバレッジをかければ、自己資金の何倍、何十倍の不動産を購入できます。確かに、ローンの返済は大変ですが、規模の大きな不動産を購入すれば、それに見合った利益が得られる確率も高くなります。

不動産投資には、お金を増やす効果のほかに節税対策にもなります。具体的には、管理費、修繕積立金、管理会社に支払うお金、修繕費やメンテナンス料、火災保険料、ローンの利子部分、減価償却費などを経費として計算できるのです。経費として計算できれば、所得税の負担が減ります。また、不動産の相続税は現金の相続税よりも安いという面もあります。

条件がいい不動産を購入した場合は利益も得やすいですが、条件が劣る不動産の場合は、空き部屋リスクがあります。いくら入居者を募集しても、希望者が現れなければ、収入は得られません。それどころか、ローンを支払い続けなければならず、大損です。したがって、不動産投資をする場合は、物件条件をよく吟味してから始める必要があります。

せっかく入居者が現れたのに、その入居者が家賃を滞納することがあります。そうなれば、一時的に損をする場合もあります。家賃を滞納する人には、できるだけ早く退出してもらいたいですが、それにしても一時は収入が途絶えてしまいます。家賃滞納は、大家さんにとって困った問題です。

どんな物件でも長い間利用していると傷むものです。屋根が壊れる、塗装が剥げる、壁に傷がつく、畳が破けるなど挙げていけば切りがありませんが、その修繕費用は投資者が自らねん出しなければいけません。一部費用は入居者の負担とすることができる場合もありますが、大半は投資者の責任です。家賃収入があるとはいえ、これらの負担は大きいです。

大地震で購入した物件が崩壊することもあります。地震保険に入っていても、立て直しなどに必要な費用がすべて支給されるわけではありません。そのほか、考えられないような天災により大損害を被る場合もあります。また、自殺者が出れば、変な噂も広まります。このように不動産投資にはいくつものリスクがあり、おすすめできない面もあるのです。

ここまで紹介してきた投資方法は、本業ではなく副業として行うことができます。本業の稼ぎが少ない人でも、上手に投資をすれば、大きな利益を上げられます。ただし、リスクはあるので、万人におすすめできるわけではありませんが、興味があり、準備がしっかりとできた人は、思い切ってチャレンジしてみましょう。

投資以外にも儲かる副業はたくさんあります。ポイントサイト、アンケートモニター、クラウドソーシング、アフィリエイト、治験などです。それぞれ大きな利益を得るには工夫が必要ですが、どれも自宅でできる副業ばかりなので、時間さえあればだれもが取り組めます。そういう意味では、多くの人におすすめできます。

ここまで、効率的にお金を増やす方法について紹介しました。お金を増やす方法はたくさんあります。多すぎて選択するのが大変ですが、選択は個人の自由です。これはと思う方法があれば、準備をし、勉強をして、取り組んでみましょう。もちろん、その方法を試したからと言って、絶対的に儲かるとは限りませんが、チャンスにかけてみるのも悪くありません。