「おっしゃってください」は二重敬語?正しい表現方法を例文で解説!

主に目上の人から意見を伺うときに活用できる「おっしゃってください」ですが、二重敬語に受け取られ、日本語として正しくない使い方で、相手から失礼に思われることあります。「おっしゃってください」の意味や使い方などを、例文を使って解説します。

「おっしゃってください」は二重敬語?正しい表現方法を例文で解説!のイメージ

目次

  1. ビジネスの世界で利用する「おっしゃってください」
  2. 「おっしゃってください」は尊敬語
  3. 「おっしゃってください」は二重敬語なのか?
  4. 「お〇〇なられました」は代表的な二重敬語
  5. 役職名は二重敬語になりやすいので注意が必要
  6. 二重敬語が慣例的に使われることがある
  7. 二重敬語とは違う「敬語連結」
  8. 「言ってください」は敬語でしょうか
  9. 「おっしゃってください」は自信を持って使おう
  10. おっしゃってくださいと同様の例文を紹介
  11. 敬語はTPOを考えて使うと信頼されます
  12. 敬語や日本語を学ぶことは相手からの信用につながる

ビジネスの世界で利用する「おっしゃってください」

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mikaoriharaさんの投稿

ビジネスの世界では、上司から意見を伺う機会がたくさんあります。そのようなときは上司に対して「言ってください」と伝えることが多いと思いますが、敬語ではありませんので、そのようなときには「おっしゃってください」と伝えます。「おっしゃってください」の意味、効果的な使い方をお伝えします。

「おっしゃってください」は尊敬語

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kayaman_go0358さんの投稿

「尊敬語」とは、目上の人を敬うときに使う言葉ですので、「おっしゃってください」は尊敬語になります。「言う」の尊敬語「おっしゃる」+接続助詞「て」+相手に何か物事を請い求め、動作をする人に対しての敬意を表す「ください」という言葉の組み合わせとなります。

「おっしゃってください」は二重敬語なのか?

おっしゃってくださいは二重敬語にあたりません

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tom_yk3337さんの投稿

「おっしゃってください」は、「おっしゃる」という尊敬語と「ください」という尊敬語が重なりますので、二重敬語になるのではないかと捉えられることがありますが、「おっしゃってください」は「言う」+「ください」という別の言葉を足したものになりますの二重敬語にはなりません。

二重敬語は日本語として正しくないのでしょうか

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b1__beetleさんの投稿

そもそも二重敬語とは、一つの単語に対して、同じ種類の敬語を二重に使ってしまうことを言います。一般的には良い印象がありませんし、過去には敬語として正しくないと言われてきた時代もありましたが、今の時代では、間違った日本語ではありません。

それでも二重敬語は気になります

二重敬語は、一般的には、「過度な敬語表現はかえって敬意を損ねるので望ましくない」という考え方がありますので、言葉として間違っていると言うよりも、敬語に敬語を重ねることで、回りくどい言い方になること、真意が伝わりづらくなることが問題ですので、二重敬語はなるべく避けた方が無難です。

「お〇〇なられました」は代表的な二重敬語

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kaneco._.kuutaさんの投稿

二重敬語の例文で有名な例文は「お〇〇なられました」です。例えばお帰りになられました、やご覧になられました、などです。「お〇〇」だけでも敬語になりますが、それに加えて「なりました」の尊敬語であります「なられました」を使っていますので、二重敬語になります。お〇〇なられましたではなく、お〇〇なりました、でしたら問題ありません。
 

役職名は二重敬語になりやすいので注意が必要

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masahideokamotoさんの投稿

二重敬語で有名な例文がもう1つあります、それは役職です。役職とは、会長、社長、部長、課長などのことを言います。役職を表す言葉は、役職名の言葉自体が既に敬語となりますため、会長「様」や社長「様」、部長「様」という表現はよく思われない言葉ですのでご注意ください。

二重敬語が慣例的に使われることがある

お召し上がりくださいは二重敬語

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hukisaiさんの投稿

二重敬語が慣例的に認知され、一般用語として使われることがあります。例えば、「お召し上がりください」という例文ですが、「聞く」の尊敬語である「召し上がる」と「お〇〇ください」が重なっています。そのため、「召し上がってください」が正しい敬語となります。

間違った言葉が広く広まったことで正しい日本語になった

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hawaii___gramさんの投稿

とはいえ、「お召し上がりください」という言葉が、間違った言葉にもかかわらず、慣例的に使われたことで、正しい日本語となりました。このように、二重敬語であっても認知されることで正しい日本語になることもあります。

二重敬語とは違う「敬語連結」

二つ以上の語をそれぞれ敬語にして接続助詞「て」でつなげている敬語のことを、敬語連結と呼びます。敬語連結は二重敬語とは異なり、昔から許容されています。実は「おっしゃってください」は、敬語連結にあたる言葉なのです。

「言ってください」は敬語でしょうか

言ってくださいの意味

言ってくださいという言葉を分解すると、「言う」+「ください」になります。「ください」は尊敬語ですから、この例文は敬語としては間違っていないのですが、周りからすれば、気になる言い方になります。気になる理由は、「〇〇ください」という言葉が、命令するときにも使われる言葉だからです。

話し言葉で使うときに注意しましょう

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uemiku_stylingさんの投稿

話し言葉として使う場合、相手が敬語と捉えてもらえない可能性があるのです。文脈などから考えれば「言ってください」は敬語なのですが、命令と誤解される言い方なのです。そのため、親しい間柄の上司に対して使うことをおすすめします。少し離れた上司や、会議など周りに人がいるときは、別の言葉を使うのが無難です。
 

「おっしゃってください」は自信を持って使おう

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sugikoto09181104さんの投稿

「おっしゃってください」という例文は無難な伝え方です。二重敬語ではありませんので、上司やお客様などの目上の人からの意見をもらいたいときには、自信を持って使いましょう。「おっしゃってください」は話し言葉でも使えますし、書き言葉で使うことも可能ですので、必要に応じて活用していきましょう。

おっしゃってくださいと同様の例文を紹介

類語のバリエーションを持つことは重要です

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livefree8000さんの投稿

「おっしゃってください」という例文自体は何ら問題ない言葉なのですが、「言ってください」と同様に二重敬語と誤解されることもあります。そのため、言ってくださいやおっしゃってくださいと同じような意味の言葉がありますので、こちらも覚えておくと応用が聞いて便利です。

おっしゃってくださいの類語1:お声がけください

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takumichildrenさんの投稿

お声がけくださいは、おっしゃってくださいと同様に、相手から返事が欲しいときに使う言葉です。意見が欲しいというよりは、返事でも良いので、気軽に声をかけてほしいほしいときに使いますし、不要ならば声かけしなくても問題ないときに使います。お声がけくださいは話し言葉で使うことが多いです。

おっしゃってくださいの類語2:お伝えください

「お伝えください」という例文も、おっしゃってくださいやお声がけくださいと同じような使い方ができます。お声がけくださいと比べると、お伝えくださいの場合、必ず返事が欲しいときに使う言葉です。この言葉は、話し言葉でも書き言葉でも使うことができます。

おっしゃってくださいの類語3:おっしゃってくださると助かります

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shi_atsu119さんの投稿

「言ってください」が自分と近い上司に対して意見を求めるときに使いますが、「おっしゃってくださると助かります」は自分とは遠い関係の人に向けて使う言葉です。上司の上司に当たる方や、関係性ができていないお客様などに対して使います。「助かる」という言葉をつけることで、遠慮はいらないです、という意味を表現しています。

おっしゃってくださいの類語4:お申し付けください

お申し付けくださいは、おっしゃってくださいの類語ではありますが、意見を言ってもらう対象が、身内ではない方に使う言葉です。特に接客業では、外部のお客様相手に商売をしますので、お申し付けください、という言葉を多用します。

おっしゃってくださいの類語5:ご連絡ください

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taka1509さんの投稿

ご連絡くださいは、主にメールなど書き言葉で使う言葉です。「おっしゃってください」と同じように、相手から意見が欲しいときに使う言葉ですが、意見がなければ連絡不要という意味もあります。例文としては、メール文章の最後に「何かありましたら、お気軽にご連絡ください」という使い方が一般的です。

おっしゃってくださいの類語6:ご教示ください

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koseiinoue_officialさんの投稿

ご教示くださいも、ご連絡くださいと同様、書き言葉で使うことが多い例文です。話し言葉でも使えないことはありませんが、少し固すぎるきらいがあります。また、「ご教示ください」という言葉は必ず意見が欲しいときに使います。直属の上司ではなく、上司の上司やお客様など、関係性が薄い人に対して使います。

敬語はTPOを考えて使うと信頼されます

話し言葉としての敬語

敬語を正しく使うためには、場所や人間関係、周りの環境、話し言葉なのか書き言葉なのかで変わります。話し言葉の場合は、声の強さやトーン、ジェスチャーなど、言葉以外の要素もありますが、なんといっても相手に短い時間で理解してもらう必要があるのです。そのため「言ってください」よりも「おっしゃってください」の方が良いのです。

話し言葉や場所や周りの環境にも注意

親しい上司で、周りに人がいないときなどは、気軽な感じで「言ってください」で問題ないでしょうし、親しい上司に声をかける場合でも、会議など、周りにもっと偉い人が沢山いる、という環境でしたら、お申し付けください、やおっしゃってくださいなどを使った方がよいのです。

書き言葉で敬語を使うときは硬い言葉を使いましょう

書き言葉で敬語を使う場合、話し言葉よりも硬めの言葉を使った方が良いです。言葉では感情が見えませんので、軽めの言葉を使うと誤解される恐れがあります。自分で読み返してみたときに「少しかたいかな」と思うくらいの言葉がちょうど良いです。

敬語や日本語を学ぶことは相手からの信用につながる

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srpro_jpさんの投稿

日本語の中でも分かりづらい言葉とされている敬語ですが、敬語にも日本語としてのルールがあります。日常的に使っていくことはもちろん必要ですが、ルールにも目を向けていくことで、相手から信用されやすくなります。敬語を学び、適切に使えることを願ってます。

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