2018年10月25日更新
インセンティブ制度とは?ボーナスとの違いやメリット・デメリットを解説!
会社にはインセンティブ制度というものがあり、特に営業職や開発系、IT企画の仕事などで実施されることが多い制度です。このインセンティブ制度はメリットも多いですがデメリットになる一面もあります。今回はインセンティブ制度についてボーナスとの違いなどをまとめています。

目次
- インセンティブ制度のメリット・デメリットとは
- ボーナスとの違いは?インセンティブ制度とは
- 知っておきたいインセンティブ制度の5つのメリット
- インセンティブ制度のメリット1:モチベーションUP
- インセンティブ制度のメリット2:売上UP
- インセンティブ制度のメリット3:人件費削減
- インセンティブ制度のメリット4:評価しやすい
- インセンティブ制度のメリット5:採用情報
- 意外にも多いインセンティブ制度のデメリット
- インセンティブ制度のデメリット1:収入が安定しない
- インセンティブ制度のデメリット2:未達成の場合もある
- インセンティブ制度のデメリット3:人間関係の悪化
- インセンティブ制度のデメリット4:適用できる仕事が少ない
- インセンティブ制度のデメリット5:モチベーションの差
- 中には悪質な募集も?インセンティブ制度について知る
- インセンティブ制度は使い方でデメリットがなくなる
- インセンティブ制度を有効活用でメリット多数!
インセンティブ制度のメリット・デメリットとは

営業職であれば実施されていることが多いインセンティブ制度ですが、ボーナスや歩合など似ているため違いを把握していない方もいます。ここからはインセンティブ制度についてボーナスとの違いについて紹介していきます。
ボーナスとの違いは?インセンティブ制度とは
インセンティブ制度の中身とは

働き条件の中に「インセンティブ制度」をいうものをよく見かけます。このインセンティブ制度というのは個人として、部署として、企業としての目標を達成したときに支払いされるボーナスのような給与のことです。
ボーナスと歩合との違い
セルビアがプロダクション誘致の政府支援率を20%から25%に拡大、総予算も前年の2倍に当たる670万ユーロに。インセンティブ制度導入後最初の16ヶ月で2000の産業雇用創出、1ユーロ支援につき9.6ユーロの撮影消費を呼び込んだと首相補佐官。 https://t.co/53VzOq53VF pic.twitter.com/Iae61GLnJJ
— ヒロ・マスダ / Hiro Masuda (@IchigoIchieFilm) February 15, 2018
似ているものにボーナスと歩合がありますが、違いがあります。ボーナスとの違いは多くの場合、個人の達成に関係なく会社の業績によって夏と冬に給与として支給されます。歩合の場合は基本となる給与に負荷される給与で、毎月の給与計算に使われるもので、1件当たりで給与計算されることが多いです。
知っておきたいインセンティブ制度の5つのメリット
決まっている目標達成でもらえる

インセンティブ制度に関しては個人の1件ごとに発生する給与ではなく、企業毎に決まっている数字を達成した場合のみ支払いされることが多いです。このようにインセンティブ制度と似ている制度もあるので違いを知っておく必要があります。
インセンティブ制度のメリットとは

実際にインセンティブ制度を導入している企業も多くあるため、就職活動をする際にはよく確認するのがおすすめです。ここからはインセンティブ制度のメリットについて触れていきます。
インセンティブ制度のメリット1:モチベーションUP
モチベーションUPできる

インセンティブ制度のメリット1つ目は「モチベーションUP」です。インセンティブ制度の最も大きなメリットはモチベーションUPです。自分の頑張り次第で毎月の給料を上げることができればモチベーションも上がります。
頑張った分だけ返ってくる
スコットランドが『アヴェンジャーズ3』のロケ誘致を獲得。2月28日から撮影に入り、6ヶ月の滞在予定。地元経済に落とすお金は約1000万ポンド(約14億円)イギリスは25%のインセンティブ制度がある国。https://t.co/nz8vD6PT4y pic.twitter.com/94KS9i8l54
— ヒロ・マスダ / Hiro Masuda (@IchigoIchieFilm) January 19, 2017
実際に分かりやすい「報酬」があることで仕事の頑張り具合にも違いがあります。自分が頑張った分だけ自分に返ってくるということは従業員にとってメリットがある制度です。
インセンティブ制度のメリット2:売上UP
売上UPにも貢献
インセンティブ制度のメリット2つ目は「売上UP」です。インセンティブ制度を導入することで会社として売上UPが見込めます。インセンティブ制度ではチームで達成した場合にプラス分の給与を支給されることもあります。
チームも団結する

もちろん個人で達成した場合にプラスの給与を支給されるケースもありますが、チームで達成した方がプラス分が大きくなるようにインセンティブ制度を設定している企業もあります。このようにチームでの達成を条件にすることで、個人と違いチームが団結しやすくなります。
インセンティブ制度のメリット3:人件費削減
基本給を抑えて人件費削減

インセンティブ制度のメリット3つ目は「人件費削減」です。会社側のメリットとしてはインセンティブ制度の条件にもよりますが、一般的にインセンティブ制度を導入している場合は基本給が安いことが多いです。
インセンティブ制度で還元
映像産業の向上が成長に繋がっているチリ。チリの文化芸術庁と経財省が共同でチリの映像産業振興を推進、パインウッドスタジオ誘致や高額製作費企画誘致のためのインセンティブ制度導入を打ち出すhttps://t.co/Lvh91hvLNv pic.twitter.com/s0jvFF2Azp
— ヒロ・マスダ / Hiro Masuda (@IchigoIchieFilm) June 30, 2016
このように基本給を下げることによって、会社としては支出を削減することが可能です。中には基本給を低く設定し、インセンティブ制度で還元しやすいように違いを出している企業もあります。
インセンティブ制度のメリット4:評価しやすい
評価もしやすい制度

インセンティブ制度のメリット4つ目は「評価しやすい」です。企業としても個人としてもインセンティブ制度があることによって評価しやすいことがメリットです。個人にとっても仕事をする上で評価は重要です。
還元しやす制度でもある
カンヌ映画祭:タイがプロダクション誘致インセンティブ制度創設を発表。地元消費の15%を現金還元(最低消費$1.5M)更に主演や主要ポジションへのタイ人起用で3%、観光寄与に2%追加助成https://t.co/RqFqAOwpgt pic.twitter.com/uMWU09LvmQ
— ヒロ・マスダ / Hiro Masuda (@IchigoIchieFilm) May 16, 2016
人は評価をされるとやりがいを感じますが、その評価基準などは曖昧なことが多くあります。しかし、インセンティブ制度の場合は自分がどれくらい頑張れば、どれくらい還元があるのかも分かるので評価しやすいです。
インセンティブ制度のメリット5:採用情報
募集するときにも有効活用できる

インセンティブ制度のメリット5つ目は「採用情報」です。このインセンティブ制度は従業員のメリットでもあるため、人材を募集する際に「インセンティブ制度」というのは魅力に繋がります。
実際にインセンティブ制度は魅力的
ブログ記事紹介:インセンティブの損得勘定 https://t.co/FsPjvxCjlh#インセンティブ #Human skill pic.twitter.com/LhKZkizjQn
— ideacompo (@ideacompo) May 28, 2018
仮に基本となる給与が低い場合でも、「インセンティブ制度あり」と記載があることによって、その求人の魅力は変わってきます。このように求人情報にインセンティブ制度と書けることはメリットです。
意外にも多いインセンティブ制度のデメリット
しっかりとデメリットを把握しよう

このようなメリットがあるため、インセンティブ制度は人気があります。しかし、インセンティブ制度にメリットがあるようにデメリットもあるのでインセンティブ制度を決め手にして就職をする場合は注意が必要です。
インセンティブ制度のデメリットとは?

実際にインセンティブ制度であることによって損をして、会社だけが潤っている場合もあります。冷静な判断をする場合は正しい知識を身に付けることが重要です。ここからはインセンティブ制度のデメリットをお伝えします。
インセンティブ制度のデメリット1:収入が安定しない
収入が安定しないことも

インセンティブ制度のデメリット1つ目は「収入が安定しない」です。先程のようにインセンティブ制度がある場合は基本的な給与が低く、ボーナスのような形でインセンティブ制度分の給与が支給されます。
自分だけが頑張ってもダメな場合も
タイ政府は2017年より初となる海外プロダクション誘致向けのインセンティブ制度をスタート。1作の助成の上限は$5.6M (6.7億円)
— ヒロ・マスダ / Hiro Masuda (@IchigoIchieFilm) September 21, 2015
http://t.co/b999QUHS7S
これは非常に利便性に優れた制度。大作誘致も可能 pic.twitter.com/RD0PzaUJk1
このインセンティブ制度は会社の都合が良いように条件が変わることもあるので注意が必要です。せっかく条件を達成してもインセンティブ制度分の給与が支給されないこともあり、収入が安定しないこともあります。
インセンティブ制度のデメリット2:未達成の場合もある
悪質なインセンティブ制度も

インセンティブ制度のデメリット2つ目は「達成できない場合もある」です。インセンティブ制度の悪質な使用例ですが、そもそもインセンティブ制度分の給与が支払いされる条件が達成できない条件である場合があります。
その条件は入社しないと分からない場合も

この場合はインセンティブ制度という餌で釣って人材を確保しています。実際に募集内容にインセンティブ制度をあっても、どのような条件か、条件の難易度も入社しないと分からないことが多いです。
インセンティブ制度のデメリット3:人間関係の悪化
人間関係が悪化してしまう

インセンティブ制度のデメリット3つ目は「人間関係の悪化」です。個人のインセンティブ制度がなく、チームで達成した場合に支給されるインセンティブ制度の場合はトラブルが起きやすいです。
部署内で亀裂が生まれることも
【港湾ニュース】大阪市港湾局/集荷インセンティブ制度、2事業の利用呼び掛け。荷主ら迎え説明会 ⇒【関西】大阪市港湾局は18、19の両日、大阪港の天保山船客上屋(客船ターミナル)で2013年度大阪港集荷インセンティブ… [日本海事新聞] pic.twitter.com/sChnDWndqa
— 日本海事新聞社 (@kaijiweb) September 20, 2013
実際にインセンティブ制度があったとしても個人のモチベーションはそれぞれです。実際にやる気がある人と能力に自信がない人が一緒にいると亀裂が生まれやすいです。
インセンティブ制度のデメリット4:適用できる仕事が少ない
そもそも使える職種が少ない

インセンティブ制度のデメリット4つ目は「適用できる仕事が少ない」です。インセンティブ制度は主に営業職に適用される制度ですが、例えば事務職や工場の製造スタッフであれば1日の仕事が決まっていることが多いので、インセンティブ制度は実施できないです。
ボーナス以外の部分で収入に差が出る

つまり、同じように採用されて入社されても部署によって収入の差が大きくなる可能性があります。もちろん部署によって収入の差やボーナスの金額に違いがでることは仕方がないことですが、デメリットの1つではあります。
インセンティブ制度のデメリット5:モチベーションの差
チームの中で差が出てしまう

インセンティブ制度のデメリット5つ目は「モチベーションに差が出る」です。個人でインセンティブ制度がある場合は、頑張る人と諦めてしまう人が出てしまうケースがあります。
達成しても怒られることも
今夜の一コマ。ゲームしかりサービスしかり。みんなでルール作りしてユーザーモチベーションやインセンティブ設計してる時間はやっぱり楽しいのです。 pic.twitter.com/c5iymwdclJ
— Yoshifumi Suzuki (@dr_y763) May 23, 2018
このようにインセンティブ制度があると各社員のモチベーションにも差が出てしまい、居心地が悪くなる方もいます。実際にこのような社員の方は頑張っている人と比べられてノルマを達成していても叱られるケースもあります。
中には悪質な募集も?インセンティブ制度について知る
基本的にはメリットが多い

このようにインセンティブ制度にもデメリットがあります。しかし、インセンティブ制度は多くの場合、企業にとってメリットをもたらします。中には悪質な募集内容が存在するケースがあります。
インセンティブ制度についてよく知ろう
インセンティブ✨映画のワンシーンみたいだ..#山P pic.twitter.com/CsbcO5QadM
— Nadja (@norskskankatt) May 26, 2018
就職する場合にその採用条件というのは非常に重要です。そのため、よく確認する必要がありますし、インセンティブ制度についてよく知っておく必要があります。
インセンティブ制度は使い方でデメリットがなくなる
ボーナスと違う点

ボーナスと違いインセンティブ制度は確実に得られるものではありません。しかしインセンティブ制度を有効活用することで、非常に大きな成果を生み出す要因にもなります。
条件によってメリットだけにできる
【「おいで!」の後に嫌がることをさせてはならない】①
— 犬の喜び人の喜び【殺処分断固反対】 (@3C9BOfY18TOUcrD) June 2, 2018
犬は特にインセンティブ(ご褒美)がなくてもすぐに近寄ってくると思っている人は多い。だが、コマンドに従ってきちんと寄ってきたら、毎回必ずご褒美をあげましょう。
pic.twitter.com/lmMOa2quC8
実際にインセンティブ制度は「人参をぶら下げる」というように例えられるようなことは多くあります。実際にインセンティブ制度のデメリットは条件の設定次第で打ち消すこともできるのでおすすめの制度です。
インセンティブ制度を有効活用でメリット多数!

今回はインセンティブ制度についてボーナスとの違いについて紹介してきました。このインセンティブ制度にはデメリットもありますが、有効に使えばメリットしかないような制度でもあります。インセンティブ制度で重要なことはモチベーションが上がるように公平な制度にすることです。