2018年10月24日更新
Androidのフォントの変更方法!種類やサイズ・フォントの追加方法まで
日常に広く普及しているスマートフォンの一つ、Android。LINEなどで文字入力をする機会は多いですが、今回はそんなAndroidで文字を入力する際に使用可能なフォントの種類、フォントのサイズ、そしてフォントの追加方法をお伝えします。

目次
Androidで文字を打つ

スマートフォンをお持ちの方はいまや多いと思います。日常生活で欠かせないものになりつつあるスマートフォンですが、今回はそんなスマートフォンの中でもAndroidに着目し、打ち込める文字であるフォントについて詳しく記載していきます。この記事でフォントを追加したりサイズを変更したり等、文字入力について分からなかった事が分かります。
現代生活では欠かせない文字入力

スマートフォンで文字を全く打たない人は居ないはずです。日常生活の使用例で見ても、例えば検索エンジンでの調べ物、LINEのようなメッセージサービスをはじめ、変わった使い方ではメモ代わりに使用する、SNSで発言をする等、基本的な使い方以外でもスマートフォンと文字入力は頻繁に行うため、どうしても切っても切れない関係にあります。
そんな文字にも種類が沢山あります。それが今回ご説明するフォントです。今回の記事ではこのフォントに特に着目しています。フォントとは何も変わった物ではなく、例えば初めからスマートフォンに表示、搭載されている文字もフォントの一つです。デザイン的な特殊な文字列や変わった見た目の文字をフォントと呼ぶのではない事に注意しましょう。
フォントとは何?

フォントとはざっくり言うと文字の種類です。画像の様に同じ言葉でも文字の雰囲気や種類、サイズが違うという場面を何度も目撃したことはあると思います。それがフォントの種類です。日常多く見かける事のある丸っぽいフォントから尖ったフォント、教科書の文字のようなフォントからアニメ的文字表現のフォント、とその種類は様々です。
ただし、画像のような現実世界で手書きしたりして書いた文字はフォントとは呼びません。フォントと呼ばれるのはあくまでも電子媒体で表示される、ある一定の文字の揃いをフォントと定義するのが現代社会では一般的です。電子ならではの、毎回同じデザインを出せるという考えに基づいています。現実と電子で区分けして考えましょう。
Androidで最初から使えるフォントの種類
Robotoフォント

Androidに初期搭載されているフォントとして、Robotoフォントがプリインストールされています。英数字を打つ際のフォントは初期状態だとこちらのフォントに設定されていますので、設定などでフォントを変更していない場合は一番目にすることの多いフォントの基本の種類となっています。英数キーボード等で特に良く目にするかと思われます。
モトヤフォント
プレミアム版にはモトヤフォント搭載 pic.twitter.com/N9DtFzbpi2
— Kazuki Kasahara (@KazukiKasahara) December 3, 2015
日本語を表示する際に採用されているフォントはモトヤフォントという種類のフォントです。これもプリインストールされているフォントで、設定を変更していない限りはRobotoフォント同様最も目にするフォントであると言えます。日本語表記が全てこちらのフォントに当たりますので我々にとってはRobotoフォントよりも目にする機会は多いでしょう。
フォントを追加する

既定のフォントがプリインストールされているというのは普通の事なのですが、いつまでも同じ文字、同じ種類だと飽きてきてしまいます。ふと他の人のスマートフォンを覗いてみると、自分とは違った、丸みがあったり細身のフォントを使用している人もいると思います。これは機種依存ではなく、フォントの違いによるもの。そして後から変更が出来る物です。
意外と複雑なAndroidのフォント追加

Androidでフォントを変えたいけれどいざ調べてみたら専門用語が出てきたり、root化というリスクを伴う方法を記載しているサイトに当たったりなど、フォントの追加や変更を真剣に調べると意外と複雑な事が分かります。中には追加を諦めた人もいるかと思われます。そこで今回はそういったリスクや専門性の少ない簡単な方法をご紹介していきます。
Androidでフォントは増やせないのか
いつまでも同じ文字ではない
Androidでは初期からインストールされているフォントしか使えないのかと聞かれると、それは違います。Androidにおいてフォントの種類を変更する方法は実はかなり沢山あります。上記二つのプリインストールされているフォントだけではなく、後から様々なフォントを追加、変更して使用することが可能です。
Android本体の設定から変更する
フォントの種類を変更する

基本的なフォントの変更方法です。Android自体の設定メニューを開き、ディスプレイ(機種により画面設定など)設定からフォントメニューを開いて設定する方法です。このメニューを開くと、上記2つ以外にもいくつかのフォントがプリインストールされているのが分かると思います。そこから好きなフォントを選択してチェックを入れ、変更するだけです。
フォントサイズを変更する

フォントサイズとは文字の大きさです。Androidの設定メニューを開き、ディスプレイ/画面表示設定メニューからフォント関連のメニューを開くとフォントサイズが変更できるメニューが存在していると思われますので、そちらから好みのサイズに変更するだけです。文字の大きさが一律で変更されるため、端末内に表示される文字に対してすべて適用されます。
Androidでフォントサイズを変更するメリット
Androidスマホ変えたんでLINEのフォントサイズ調整してみました~
— usedoor (@usedoor) December 21, 2015
LINEのフォントサイズ変更方法&比較https://t.co/BDit3MKX4j pic.twitter.com/od7Gb9nrGZ
フォントサイズを変更するメリットは文字の見やすさです。Android端末は検索やメッセージツールなどで大量の文字を一日に何度も読む可能性が高いため、文字サイズが小さすぎて読みにくかったり、逆にサイズが大きすぎて邪魔だったりするとストレスになってしまいます。文字サイズを自分の好きなサイズに変更し、このストレスを低減しましょう。
Androidにフォントを追加したい
知っておくと便利なフォント追加

上記の設定からプリインストールされているフォントで気に入ったものが無い場合や、もっと変わったフォントを入れてみたいといった方は後からフォントを追加、変更することももちろん可能になっています。ただし、Androidの種類によってフォントの追加・変更方法は違ってきますのでご注意ください。
Galaxyの場合

Galaxyの場合、フォントを変更する手順の際にフォントをダウンロード、という項目が見つかるかと思います。そちらをタップしていただくと、様々な種類のフォントが並んでいるかと思われますのでそちらよりお好みなフォントを選んでダウンロードし、追加するだけです。ただしフォントによって無料か有料かが変わってくるのでその点はご注意ください。
GalaxyではないAndroidの場合

Xperiaや富士通、SHARP製のAndroidの一部でも上記と同じ方法に対応している機種が存在していますが、一部機種は対応していません。そういった機種では新しくフォントの追加・変更はできないのかと思うかもしれませんが、それは違います。ここからはそういったAndroid機種でのフォント追加方法をお伝えします。
GooglePlaystoreで追加する
Androidユーザなら一度は開くであろうストアアプリ

上記の方法に対応できず、フォントを新しく追加できなかった場合はGooglePlaystoreで追加することができます。AndroidでLINEやゲームアプリなどをダウンロードするために皆さんも一度はアクセスしたことがあると思います。GooglePlaystoreではゲーム等だけでなくフォントもダウンロードすることができます。
Androidにフォントそのものを追加する
わいがandroidで普段使ってるダウンロードフォントこれ。プレイストアでフリー。 pic.twitter.com/iX1yIKUEfY
— 🅗ⓔⓨ (@HEY_UTUTUT) June 10, 2016
GooglePlaystoreでフォントそのものをダウンロードして追加する方法です。フォントと検索すれば沢山の候補が出てきますので、お好みのフォントをダウンロードして追加してください。無料でダウンロードできるフォントでも有用な物は数多く揃っています。調べたことがない方も興味の無い方も一度は検索してみてください。
モリサワフォントforAndroidを追加する
企業製で有料のフォント

有料フォントの中で一番有名な物はモリサワフォントです。シャープ製のAndroidでしか使用できないという欠点こそありますが、フリーアプリやフリーフォントと違い企業製である安全性が最大の魅力です。現在は53種類存在し、3フォントがセットになった3フォントパックと1フォントパックが個別で販売されており、選択の自由度が高いのもメリットです。
手間の少ない簡単追加

追加方法も簡単で、ストアから引用したいフォントを選択して購入後、シャープ製Androidで使用できるフォントマネージャーというアプリケーションで購入したフォントを選択するだけです。小難しい操作が必要なく、安全で簡単に追加と変更が可能なのは他のアプリケーションとは一線を画す便利さと安心さを兼ね備えています。
豊富なフォントの種類

上述したように53種類ものフォント数もセールスポイントです。日常生活で目にするような基本的、一般的なフォントからオリジナルのフォントまで幅広く用意されているので、あれこれ試してみたり自分でお気に入りを見つける楽しさが存在するというのも良いポイントです。種類が豊富で損をする事はありません。
Android内臓キーボード変更アプリを使う

Simeji等に代表される、Android端末内キーボード変更アプリの一部にはフォントを変更する機能を兼ね備えている物も存在します。スマートフォン生活において文字は見るだけではなく打つ事も多いです。こうしたアプリを使用し、フォントだけではなく文字を打ち込むキーボードも併せて変更して気分を一新するのも面白いと思います。
おすすめのフォント
フォントは種類が豊富
わたしの好きなフリーフォント一覧です pic.twitter.com/kCetYzjcgt
— もにゃ(司書業用) (@q2x261) April 23, 2018
フォントは種類が豊富です。無料で使用できるフリーフォントさえも数が多く、選ぶのに苦労したり探すのが面倒という側面も抱えてしまっています。そこで、いくつかおすすめ、人気のフォントをピックアップしましたのでフォントを追加する参考にしてください。もちろん興味が出てきたら自分でじっくり探すのも醍醐味です。
明朝体

新聞紙や一般書籍などで採用されているのがこの明朝体です。日常生活でも目にする機会は多いため、いきなりフォントを明朝体に変えたとしても目が疲れにくいのがポイントです。デザイン的には細身で流麗という感じで、女性的な印象を受けます。書籍などでも活用されているので一番目が慣れているとも言えます。
丸ゴシック

ゴシック体というフォントの種類の一つ、丸ゴシックはゴシック体の特徴である均一の線で描かれていることを受け継ぎながらも、先端などに丸みを持たせたデザインのフォントです。日常生活では案内標識や看板で利用されていることが多いです。元のゴシック体は男性的なイメージの強いデザインですが、丸ゴシックは女性らしさを強めたものと言えます。

ポップ体は上の丸ゴシック体のようにベースが存在しない、最初から丸まった感じのデザインのフォントです。そのため一部が丸くなっているのではなく全体的に丸いデザインなのが特徴です。かわいい、あたたかい、子供っぽさのあるイメージが強いフォントです。ポスターやチラシなどで目にする機会が多いかと思われます。
オリジナルフォントを探す
個性的なオリジナルフォント

フォントの中にはおすすめで紹介したようなある程度見知ったフォントとは一線を画す、デザイナーが自由にデザインしたフリーフォントというものも存在しています。型に捕われない発想で生み出された奇抜なフォントから、実用性の高さを備えつつ個性のあるフォントまで、作り手の想いがこもった他では見られないフォントを獲得することができます。
Androidで使えるフリーフォントにも存在する

ポイントはフリー提供されているオリジナルフォントも存在していることです。無料でこういった特色あるフォントを使用できるアプリケーションは実は結構な数が存在しています。普通のフォントとは違った、例えばゲームの世界、ファンタジーの世界のような非現実的なフォントなんていうのも存在します。フォントを探す時に是非頭に入れておきたいです。
専門的な行動で増やす
root化やHTMLコードの書き換えを行う

これら以外の方法となると、専門知識が必要な分野になってきてしまいます。スマートフォン上での自分の権限を強力にし、普段アクセスできないシステムにアクセスするroot化と呼ばれる技術や、HTMLコードの書き換えと言った専門的な知識が必要になる方法がこれに当たります。これらの方法はリスクも伴うため、今回の記事では紹介いたしません。
ハイリスクな分他のリターンもある

リスクが大きい分、フォント追加の自由度は圧倒的に高く、フォントの追加、変更以外の幅広いカスタマイズができるroot化ですが、フォントを変更したいというだけであれば必要はないでしょう。ですが、昨今はフリーアプリも充実しているため、フォント変更のためだけにroot化するというのはあまり現実的ではありません。
フォントを変更するメリット

フォントを変更、追加すると持っているスマートフォンの文字が全てがらりと変わるので、同じ端末を所有していてもまるで新しい端末を所有したかのような驚きを味わうことが出来ます。先述したキーボード変更アプリケーションも合わせれば、飽きることのないスマートフォンライフを送る事も夢ではありません。
フォント変更のデメリット
さすがにこのフォント欠けは無いわ・・・・「車」が「申」になってるじゃん pic.twitter.com/2vZzEPGaRV
— meron (@meronmks) April 4, 2015
フォントを変更する場合は収録されている漢字の数などに注意してください。例えば小学生程度までの漢字しか入っていなかったり、英数のみしか入っていないフォントを適用したりすると、そのフォントに収録されていない文字は端末上では表示されなくなってしまいます。こういったデメリットも忘れてはいけません。
自分の端末上しか変更されない

こちらの端末でどんなフォントを使ってメールやメッセージを送信しても、相手の端末に表示される文字はこちらが送ったフォントでは表示されません。相手の端末に依存します。例えばこちらが導入したフォントにしか入っていない記号や文字を送信しても、相手の端末にはその文字は入っていないため表示されない、といったケースがまれに起こります。

大事な連絡やお仕事のやり取りで、相手の端末に文字が表示されないとなると大変です。こうした無用なトラブルを避けるためにも、新しいフォントをAndroidに導入したからといって出来る限り変わった文字ばかり打ち込んだりしない、相手は全て見えているといった誤解をしない、と心がけるように十分気を付けて運用していきましょう。
フォントを変更してAndroid生活を一新する

以上がフォントの変更、追加方法となります。Androidを使用する上で文字というものは必ず目にするもの。いつも同じフォントで飽きてきている方や、買い替えを検討したりしている方はフリーフォントや紹介した方法を駆使して一度文字を入れ替えて気分を変えてみるのも面白いでしょう。きっと愛着が増してくるはずです。