「ご連絡いたします」という敬語表現は間違い?正しい使い方・例文

「ご連絡いたします」という言葉はよく耳にしますし、目にもします。この言葉は敬語表現として、正しいでしょうか?それとも間違っているでしょうか?いざ使おうとすると、迷う方は多いはずです。敬語は難しいものです。「ご連絡いたします」は正しいか否かを調べていきましょう。

「ご連絡いたします」という敬語表現は間違い?正しい使い方・例文のイメージ

目次

  1. 「ご連絡いたします」は正しい使い方である
  2. 「ご連絡いたします」を「ご連絡」と「いたします」に分解
  3. 「ご連絡いたします」とその例文
  4. 「ご連絡いたします」は二重敬語となるのかならないのか
  5. 「御」が尊敬語になる場合と謙譲語になる場合の例文
  6. 「ご連絡いたします」をもっと丁寧に
  7. 「ご連絡させていただきます」という表現方法
  8. 「ご連絡さしあげます」という表現方法
  9. 「いたします」を尊敬語と勘違いしないように
  10. 「ご連絡いたします」への返答は?
  11. 返答でよく見かける「取り急ぎ」
  12. 敬語は難しく普段の学びが物を言う

「ご連絡いたします」は正しい使い方である

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milkychan123さんの投稿

結論から言ってしまいますと、「ご連絡いたします」は正しい敬語の使い方です。こちらから「連絡」をするのだから、「ご」という言葉は自尊敬語になるのではないかと考える人は多いです。あるいは二重敬語ではないかと不安になる人も多いです。でも、問題はありません。その理由を以下に説明してまいります。

「ご連絡いたします」を「ご連絡」と「いたします」に分解

「ご」は「御」と書く謙譲の敬語表現

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misakomm88さんの投稿

「ご連絡」の「ご」という字を漢字で書くと、「御」となります。名詞である「連絡」に「ご」がついて「ご連絡」ですが、この「御」に引っ掛かりを感じる人は多いはずです。「ご連絡」の表現は、相手の行為を丁寧に表現する場合の使い方ではないかと考えるのではないでしょうか。

実は「御」は後についてくる言葉によって、尊敬の敬語表現や謙譲の敬語表現のどちらにも変化させることが可能です。つけ加えて「御」は丁寧語とすることも可能です。「御」は敬語の基本である尊敬、謙譲、丁寧の全ての場合に利用できる非常に便利な言葉なのです。

「いたします」も謙譲の敬語表現

「ご連絡いたします」の「いたします」は謙譲語です。「いたします」は「いたす」に「ます」がついた敬語表現です。「いたす」は「する」という言葉のへりくだった言い方であり、謙譲語です。そしてその謙譲語に丁寧語の「ます」がつくことで、より丁寧な敬語表現となっています。

「いたします」は丁寧語としても使える

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school.girl_17さんの投稿

「ご連絡いたします」の場合、「いたします」は謙譲語となっていますが、実は丁寧語としても使用できます。例えば「花の良い香りがいたします」または「あと数分ほどいたしますと、閉館時刻でございます」などです。これは1つの予備知識として留意なさってください。

「ご連絡いたします」とその例文

「ご連絡いたします」が1つの敬語表現となる

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morigumpさんの投稿

上述の説明より「いたします」という謙譲の言葉がつくことによって、「ご連絡」を謙譲語とすることが可能です。よって「ご連絡いたします」は1つの謙譲の敬語表現となるのです。
 

「ご連絡いたします」の例文

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osakacastlehotelさんの投稿

「質問をいただいた件につきましては、追ってこちらからご連絡いたします」「会議で使用する書類についてご連絡いたします」

「ご連絡いたします」は二重敬語となるのかならないのか

「ご連絡いたします」は二重敬語ではない

謙譲語である「御」がつくと、「いたします」も謙譲語であるため二重敬語となり間違いではないかと考えてしまう人もいます。ですが先に述べました通り、「御」は「いたします」に付随して謙譲語となっておりますので、この敬語の使い方は間違いではありません。よって二重敬語ではありません。

「連絡いたします」でも間違いではない

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alekiko7さんの投稿

なお「連絡いたします」という言い方も、実は間違いではありません。以前は「連絡いたします」で謙譲の敬語表現であるとされていました。ですが現在は、「ご連絡いたします」で間違いではないとされています。どちらの使い方でも間違いではないので、自分が好ましく思える使い方で大丈夫です。

「御」が尊敬語になる場合と謙譲語になる場合の例文

知っておくと便利で悩まずにすむ「御」が尊敬語になる場合

「御」が尊敬語になる場合は、この言葉の下に「になる」「なさる」「くださる」などの尊敬語がつくときです。以下に例文をあげておきます。

「御」が尊敬語の場合の例文

「お客様が我が家へおいでになる」「先生が作文をお読みなさる」「契約書の必要事項をお書きくださいますよう、お願い申し上げます」

「御」が「いたします」以外で謙譲語となる場合

「御」が謙譲語となる場合は、「いたします」の他に「する」「もうしあげる」などの語句があります。以下に例文をあげていきます。

「御」が謙譲語の場合の例文

「お客様を我が家へお連れする」「以前ご質問をいただいた件につきましては、私から説明しもうしあげます」

「ご連絡いたします」をもっと丁寧に

「ご連絡申し上げます」という敬語表現

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yasukosato0210さんの投稿

「ご連絡いたします」をさらに丁寧にした言い方に、「ご連絡申し上げます」という言い回しがあります。この場合の言い方は、より気を使う立場の相手に対して使われることが多いです。例えば取引のある会社に対してや、お客様に対してです。敬語表現としては非常に丁寧ですが、その分とても堅苦しい表現方法でもあります。

ですので自分が勤めている直属の上司を含む上の立場の人々に対しては、「ご連絡申し上げます」より少し砕けた表現の「ご連絡いたします」で問題はありません。なおこの場合の「ご」も二重敬語とはなり得ませんので、ご安心ください。

「ご連絡申し上げます」の例文

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kino.yumi.hikkeyさんの投稿

「明日行われる会議に必要な書類について、ご連絡申し上げます」「ただいま外出しておりますので、会社に戻り次第ご連絡申し上げます」

「ご連絡させていただきます」という表現方法

こちらもよく耳にする「ご連絡させていただきます」

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okudatakafumiさんの投稿

「ご連絡いたします」の他に、「ご連絡させていただきます」という場合があります。結論から言いますと、これは間違いです。正しい使い方のように聞こえますが、「させていただきます」の言葉は余計なトラブルを生みかねない表現でもあります。

「させていただく」は相手の許可ありきの言葉

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i.am.chikakiyoさんの投稿

「させていただく」は対象となる相手の許可を得たうえで、自分が行動することを意味します。よって「ご連絡させていただきます」は、相手の許可を得ていない場合は「連絡することまかりならぬ」ということになってしまいます。

ですがはっきり言ってしまいますと、「いたします」も「させていただく」も敬語使用としての線引きが難しい部分があります。「いたします」だと少し強引な感じがすると思われる方は、「何日何時にご連絡させていただいてもよろしいでしょうか」という言い方だと、特に違和感はないでしょう。

少々回りくどい表現ではありますので、くどい表現を好まないのでしたら「ご連絡いたします」という表現を利用してください。

「ご連絡さしあげます」という表現方法

使うべきではない「さしあげる」という表現

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uka48さんの投稿

「ご連絡さしあげます」という表現も、かなり耳にし目にする言葉です。ですが「ご連絡さしあげます」という表現は使うべきではありません。「差し上げる」という言葉は謙譲語ではあります。ですが意味は「与える」という意味があり、立場や状況によっては相手を不快にさせます。

特に目上の立場の人には失礼な言葉となる

「ご連絡さしあげます」は平たく言うと、「連絡してあげる」という意味になってしまいます。目上の立場の人に対してはふさわしくないうえに失礼な言い方となりますので、注意をしてください。きちんとした敬語で話そうとして失敗するのは困りますので、「ご連絡いたします」で十分です。

「いたします」を尊敬語と勘違いしないように

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kawanshuさんの投稿

「いたします」を尊敬語と勘違いして覚えている場合があります。確かに丁寧語としての表現はありますが、それはあくまでこちらが主体となっている場合です。相手側に対しては使わないでください。「ご連絡いたせますか?」などと言うと、相手が面食らってしまいます。

相手側に連絡をお願いする場合は、「ご連絡をお願いします」や「ご連絡なさってください」という表現を使ってください。

「ご連絡いたします」への返答は?

「承知しました」の言葉を添えて

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rin.sao1003さんの投稿

「ご連絡いたします」と相手から言われた場合、返答はどのようなものが良いのでしょうか。「はい、お待ちしております」でも問題はないでしょう。ですが少しそっけなくも感じます。そこで「承知しました。お待ちしております」と返すと、相手を安心させることができるでしょう。

「承知」は「分かった」という意味ですので、「あなたから連絡があることを理解しました」となります。そのため連絡することを覚えておいてくれる、と確認することができます。なお「承知いたしました」という言い方でも問題はありません。

「了解しました」は極力避ける

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acomex428さんの投稿

承知とほぼ同義である「了解」という言葉についてですが、この言葉の使用は極力避けてください。「了解しました」は同等の立場の人や目下の人に使うことはできますが、目上の立場の人に使うと不適切な返事となります。言葉は相手からの印象を悪くしかねませんので、よくよく注意しましょう。

返答でよく見かける「取り急ぎ」

メールでよくある「取り急ぎご連絡いたします」

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satoshigogo0101さんの投稿

「ご連絡いたします」というメール文について、「取り急ぎご連絡いたします」という文を目にすることは多いでしょう。この「取り急ぎ」という言葉は何を意味しているのか、または失礼にあたらないかと二重に疑問に思う人は多いでしょう。

失礼ではないが急ぐ時のみ使うに限る

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mochiusagi0524さんの投稿

「取り急ぎご連絡いたします」という言葉は、失礼にはあたりません。ですがひとまず確認したということを相手に伝えたい時だけ、この言葉を使ってください。そして「取り急ぎ」の言葉を使用する場合は、その他の連絡事項は入れないよう注意してください。入れる場合は、また後で連絡する旨を伝えましょう。

「取り急ぎご連絡いたします」の例文

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entresh.tokyoさんの投稿

「契約書が本日こちらに届きました。取り急ぎご連絡いたします。また別の契約につきましては、追ってご連絡いたします」

「取り急ぎご連絡まで」は失礼になる

「取り急ぎご連絡まで」という表現もありますが、これは上司などの目上の立場の人には失礼にあたります。注意をしてください。

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敬語は難しく普段の学びが物を言う

敬語は使い方が難しく、間違って認識していることが多いものです。自分の使い方如何で、意図せず相手を不愉快にさせることがありますので、注意が必要です。普段からこの時の表現はこの言い方で大丈夫だろうかと考え、都度調べていきましょう。円滑な人間関係を作り上げていくためにも、普段から少しずつ学んでいくことが大切です。

Thumbご連絡させていただきましたは間違い?正しい意味や使い方・敬語表現

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