2018年10月24日更新
ドローンは英語だと意味が違う?正しい発音や使い方・例文まとめ!
幅広く使われるようになったご存知ドローンですが、元々は英語でどのような意味の単語かご存知ですか?ドローンは今とは違った意味の単語として使われていました。「drone」と綴るこの元の英語の正しい発音や使い方、その例文について詳しく解説します。

目次
そもそも「ドローン」とはどういった意味なのか

遠隔操作によって高い所からの撮影などに大活躍のドローンですが、言葉としてもう定着しましたね。ドローンとは英語で無人航空機の通称です。しかしこの言葉、元々はどういった意味の英語かご存知ですか?ドローンは英語で「drone」と綴るのですが、これはミツバチの雄バチという意味の単語なんです。
なぜ英語のドローンが無人機を指すようになったのか(1)

このミツバチという意味の英語が無人飛行機と言う意味での使い方をされるようになったのは一体なぜなのでしょうか。ずばり音でしょうか。ドローンは起動音や飛んでいる時の音、これらすべてがミツバチの羽音に似ています。この音から来たのだという説が有力になっているのですが、実はそれに対して異を唱えるまた別の説があります。
なぜ英語のドローンが無人機を指すようになったのか(2)

第二次世界大戦前、イギリス海軍にクイーンビー(英語で女王蜂の意味)と呼ばれる無人航空機が合ったそうなのです。アメリカはこれに似たものを開発することとし、いわばモデルである女王蜂に敬意を表す形で雄バチを意味する英語「ドローン」としたのだと、これについてはアメリカに文献が残っていると言われています。信憑性があります。
英語のドローンの正しい発音をチェックしましょう

英語のドローンは「drone」と綴りますが、発音記号で書くとするとdrounというように表されます。端的に申し上げますが、日本人のカタカナの発音で「ドローン」といったところで外国人には全く通じません。どうしていつも日本人の和製英語は外国で通用しないのでしょうか。「drone」という英語の発音を細かく分解してみていきましょう。
ドローンというカタカナ表記の発音どこが間違っているか・ポイント1

まず、日本人はなんでもかんでも母音をはっきりと発音したがります。日本語が全て五十音で表されているからであり、これを使って英語など外来語を全てなんでもカタカナ表記に無理に直そうとするからこういうことになるのです。特に関西の方の英語の発音で顕著に現れる傾向があります。

「drone」の「d」の後には「o」などの母音は何もありません。母音がないにも関わらず、これをはっきりと「o」の口の形をしてドと発音しようとするから通じないのです。
ドローン通勤。 pic.twitter.com/Z7PwQ7N0Fr
— とりのささみ。(求職中) (@torinosashimi) April 11, 2018
そこで、ポイント1としてまずは、口の形と舌の位置を「r」の発音をする準備をしましょう。

英語の「r」は日本語のラ行や英語の「l」のように舌先が上歯茎や前歯に当たるのと違って、舌はどこに当たらず、舌の位置的にももっと後ろの方です。舌をこの位置まですぐ引ける準備をしながら、「ド」ではなくあくまでも「d」と言う音、しいて言えば「ドゥ」と小さく聞こえる程度で発音しましょう。アクセントはもっと後ろですから弱く発音します。
ドローンというカタカナ表記の発音どこが間違っているか・ポイント2
ドローン pic.twitter.com/UopRNayUJs
— lein (@Leiney1101) April 9, 2018
ポイント2としては、「ロー」と伸ばす音ではないということです。あえてカタカナで日本人に分かりやすいように表記しようとすると、「ロゥ」や「ロウ」の方がふさわしいでしょう。
「ジャッカー電撃隊」王貞治選手の活躍や「ドカベン」のアニメ等で人気だった野球・スーパーカーの流行に伴うカーアクションなどはTV本編にも取り入れられましたが石川森彦氏のコミカライズではより自由度の高い表現を用いてそれらの要素を投入。小学一年生’77年9月号・別冊テレビランド15号より。 pic.twitter.com/Xf0iAFO0zn
— ま (@matuhiromatuhi) April 8, 2018
英語でアルファベットの「o」は「オー」ではありません。「オウ」と発音するのが正しいのだということを大前提として覚えておきましょう。英語の母音の正しい発音を覚えておくことは非常に大事です。
英語でドローンのように「ne」で終わる単語を発音する際の豆知識
ドローンのファントム君。
— 123 (@skywardion) April 8, 2018
AbemaTVで再放送してくれる、とのことなので、楽しみにしておきます。 #ゆず #ゆず船上ライブ#BIGYELL#隅田川テラス pic.twitter.com/fB3nqs585b
「-ne」で終わる単語の直前に来る母音は、そのアルファベット通りの発音をすると良いと言われてます。ただ、ごく一部にだけ単語によって例外はあります。例えばoneはワンと発音しますから全くこれには当てはまりませんね。例外的な物は普段よく使う簡単な単語に多いので、かえって覚えやすいですから心配はいりません。

例えば「lane」「line」「lone」「scene」「tune」はそれぞれ「レイン」「ライン」「ロウン」「スィーン」「テューン」のように、アルファベット通りに「エイ」「アイ」「オウ」「イー」「ユー」という音になっていることが分かります。英語の母音の発音、非常に大事です。
英語でドローンのように「-one」で終わる単語を他にも見てみよう

英語でドローンのように「-one」で終わる単語としては「stone」「alone」「cone」など、たくさんあります。いずれも「ストウン」「アロウン」「コウン」のように発音します。

最後の「cone」は円錐と言う意味の単語で、道端に立ててあるコーンやアイスクリームの円錐状のコーンも、伸ばすのではなく正しくは「コウン」です。トウモロコシは英語で「corn」と表記するまた別の単語ですから、こちらはコーンの発音で間違いありません。
ドローンが本場の英語とかけ離れてしまう原因は?

上述しましたように、英語でも何でもカタカナ表記に直してしまうのが一番の原因であり問題点です。それから、国語審議会と言うところが定めた外来語表記の基準というものがあるのですが、これによる功罪と言いましょうか、日本人の英語が全く外国で通用しないことの責任の一端はこれにあると言って良いでしょう。
松島の桜坂をドローンで空撮写真して見ました。動画は、編集したのを後からアップします。さてこの桜坂は、長崎県出身の福山雅治さんの桜坂と言う歌のモデルになったと言われる場所です。桜の見頃は、3月25日頃が見頃だったらしく今日は、桜は散り始め桜の花弁が、絨毯のようになってました。 pic.twitter.com/sVOfr5tMx0
— じゅんちん (@6QaXw50FhZAOagH) April 2, 2018
とにかく、英語の二重母音のカタカナ表記がひどいのです。いわゆる和製英語と言われるものです。和製英語が海外で全く通じない他の例も以下に紹介します。
このように発音が本場の英語とかけ離れてしまった例

今回取り上げているドローンのように、英語ではオウと発音しなければならないのにオーと発音してしまうような間違いと同様に、エイと発音しなければならないのにエーと発音する間違いも国語審議会のせいです。
Dream Park~野球場へゆこう~にのるあきやまさん pic.twitter.com/vUrUhiepG0
— 0(:3 )〜 _('、3」 ∠ )_ (@chumikuma) April 13, 2018
「main」「name」「baseball」も正しくは二重母音なので、「メイン」「ネイム」「ベイスボール」が正しい発音です。そもそも英語にエーと伸ばす音の単語は存在しません。ぜひとも覚えておきたいところです。

「ベースボール」という表記はもう定着してしまっていますし、NHKの報道番組などでも「メーン」というように表記されるなど、こういったカタカナ表記は問題があると思います。
「drone」という英語の正しい使い方紹介・例文1
現場にドローン登場!
— 江口充 カレー王子こと江口組4代目 (@eguchance) April 10, 2018
写真撮影じゃなくて、ドローンを使って測量します。
上空から写真を撮影し、それを全てデータ処理してくれます。人による測量の手間が省けます。作業の効率化、働き方改革の一つかなって思います。#ドローン#測量#出来形測定 pic.twitter.com/7edpbvhSur
それでは、「drone」という英語の使い方を例文で紹介していきます。
Forbs Japan 副編集長の有香さん、元・日本ロレアル副社長で #育キャリカレッジ メンターの安ちゃん。と打ち合わせでした。
— ikeharamasako (@ikehara_masako) April 10, 2018
この企画楽しみすぎる。乞うご期待。 pic.twitter.com/XcmbGiuUoy
Drone deliveries are no longer pie i the sky.(ドローンを使っての配達はもうそんなに先の話でもない。)と言う意味の文章です。これはアメリカの経済紙Forbesのニュース記事から引用した英語の文章で、ドローンの現在と未来をよく表しているものだと思います。

英語で「pie in the sky」という言い回しは、日本語で言うところの「絵に描いた餅」というような使い方をされます。
「drone」という英語の正しい使い方紹介・例文2

He flew a drone this week and recorded the video.(彼は今週ドローンを飛ばしてビデオを記録した。)という意味の文章です。ドローンを飛ばすということを英語では「fly a drone」と言うんです。flyという英語は、飛ぶという意味の自動詞の他に、例文中のように「~を飛ばす」という他動詞の意味も持つのです。
「drone」という英語が今後は動詞として使われる?

英語では、e-mailは既に動詞になっています。メールを送るという意味です。また、fedexも動詞になっています。FedExで送る、という意味です。

今後、英語では「drone」が動詞として使われる時が来るかもしれません。もちろん「ドローンで配達する」という意味の英語としてです。Amazonがドローンを使った配送サービスを開発中ですからね。日本語同様、英語も新しい言葉が生まれて変わってゆくのです。
ドローンの正しい発音や使い方をマスターしよう

英語の発音は難しいです。ドローンと言う英語も正しい発音の際には特に母音の発音に気を付けましょう。使い方についても例文を掲載しましたが、今はまだ英語の「drone」は名詞としてしか使われていません、しかしながら、ドローン自体の未来や可能性もそうですが、英語の「drone」が今後動詞として定着するかどうかも注目していきたいところです。