2018年10月24日更新
クレジットカードのメリット&デメリットを解説!現金とどっちがいい?
クレジットカードを利用する人は相当な数に上ります。その理由は現金払いよりもメリットが大きいということでしょうが、実際にはどのようなメリットがあるのか詳しく知りたい人も多いはず。しかし、デメリットもあるので、その両方を知って上手にクレジットカードを使いましょう。

目次
- 現代人の多くが利用するクレジットカード
- クレジットカードの仕組みはどうなっているの?
- クレジットカード会社が儲ける仕組み
- クレジットカードを使うメリットは現金要らずなこと
- ネットショッピングならクレジットカードのほうが便利
- クレジットカードがあればいちいちATMに行かなくていい
- クレジットカード払いにはポイントがつくメリットも
- クレジットカードには補償がついている
- 充実した保険がついているクレジットカードも
- 優待サービスつきのメリットも
- クレジットヒストリーがつくメリットもある
- お金に困ったときもメリットがある
- クレジットカードにデメリットはないの?
- クレジットカードの使い過ぎに注意しよう
- リボ払いは便利だがデメリットも
- キャッシングにはメリットとデメリットがある
- 不正利用の補償はあるが注意は必要
- クレジットカードは便利だが使い方に注意
現代人の多くが利用するクレジットカード

現代社会ではクレジットカードなしでは生活ができないくらいクレジットカードが普及しています。もちろん、現金主義を貫いていたり、事情があってクレジットカードを作成できない人もいます。実際のところクレジットカード払いか現金払いかどっちのほうがいいのか気になるところです。そこで、今回はクレジットカードの仕組みとメリットやデメリットについて解説します。
クレジットカードの仕組みはどうなっているの?
クレジットカード決済の仕組みはこう

利用しているクレジットカードの加盟店で商品を購入した場合にクレジットカードを提示すると、支払いが済みます。なぜ支払いが済むのかというと、クレジットカード会社が買い物代金を立て替えるからです。立て替えられた代金はクレジットカードの所有者が後で支払います。つまり、クレジットカードは利用者とクレジットカード会社のクレジット(信用)で成り立っているのです。
お店には加盟店手数料の支払い義務がある

クレジットカードの加盟店になるために、お店は加盟店手数料の支払いをしています。その分儲けが減りますが、クレジットカード決済ができないお店だと、お客さんの評価も下がり、利用者が減ってしまいます。つまり、顧客獲得のためには加盟店手数料を支払ってまでクレジットカードの加盟店になる意味があるのです。また、高額商品が売れやすくなるというメリットもあります。
締日と支払い日の仕組みは?
A4紙 六つ切りサイズの カレンダー。皆さんのひと月に 彼らがお邪魔します。
— うろぐつ〔クリマ M-604〕 (@Uuboots) December 7, 2017
用意できれば 少しだけ、A4サイズ版もあるかもしれません。 pic.twitter.com/LG561zOTBu
クレジットカードには締日と支払い日がありますが、支払い日に支払う代金は前々月の締日から前月の締日の間にクレジットカードを利用した代金です。たとえば、締日が月末で支払い日が翌月25日だとすると、4月1日から4月30日までにクレジットカードを利用すると、その代金は5月25日に指定の銀行口座から引き落とされます。
ショッピング機能とキャッシング機能の仕組み
キャッシング枠とショッピング枠の違い https://t.co/v7vDzgE6bO pic.twitter.com/4un3JIIz68
— クレジットカード比較サイト (@credit_hikaku) October 10, 2017
クレジットカードにはショッピング枠とキャッシング枠があり、それぞれ仕組みが違います。ショッピング枠は文字通りショッピングで利用できる枠です。キャッシング枠はお金を借りられる枠です。ショッピング枠がなければクレジットカードは役に立ちませんが、キャッシング枠は無理に設定しなくてもお金に困っているのでなければ問題は生じません。
クレジットカード会社が儲ける仕組み
加盟店からの手数料が収入になる
クレジットカードで決済された代金をクレジットカード会社が加盟店に支払いますが、その際手数料分を差し引いています。その手数料がクレジットカード会社の儲けになる仕組みです。手数料は、国際ブランドによって違い、VISAやMastecardは割合が低く、アメックス、JCB、ダイナーズクラブは割合が高めです。そのせいか、VISAやMastecardの加盟店が多いです。
リボ払いや分割払いの手数料も儲けになる
楽天カードから毎日のように「ポイントあげるからリボ払いに変更して!!」ってメールがくる https://t.co/k7qTVmyjf7 pic.twitter.com/MRB08UR3N5
— 面白ニュース大好き【自動フォロー返し】 (@Chan99_Monkey) December 6, 2017
クレジットカードの代金の支払い方法にリボ払いや分割払いがあります。しかしどっちも一括払いと違って、金利や手数料が掛かります。そこから得られる儲けがクレジットカード会社に入る仕組みとなっていて、それも収入源です。また、クレジットカードのキャッシング枠にも金利が設定されているので、その金利分もクレジットカード会社の儲けになる仕組みです。
年会費も重要な収入源

クレジットカードのうち一般カードには年会費が掛からないものも多いですが、ゴールドカードやプラチナカード、ブラックカードともなると相当な年会費が必要です。その年会費もクレジットカード会社の収入源です。年会費が有料のクレジットカードを利用するかどうかは、メリット面を考慮してからの判断にすべきです。
クレジットカードを使うメリットは現金要らずなこと
多額の現金は持ち歩かないほうがいい

クレジットカードを所有する一番のメリットが現金を持ち歩かなくて済むことです。多額の現金を持ち歩けば、盗難の被害に遭う恐れもあるし、精神的にも緊張を強いられます。それがクレジットカード1枚なら身軽だし、仮に落としてもすぐに届出をすれば利用停止手続きを取ってもらえる仕組みになっているので、現金払いとどっちがいいかと言えばクレジットカードのほうがいいです。
高額商品が購入できるメリットがある

現金で数十万円から数百万円もする商品を購入するのは大変です。一般人がそれほど高額のお金を持ち歩くことはあまりありません。しかし、クレジットカードなら提示するだけで、数十万円であろうとも数百万円であろうとも決済ができます。利用限度額の範囲内ですが、思い切って高額商品を購入する場合に現金払いとどっちを選ぶべきかは答えるまでもありません。
買い物以外でも現金要らずのメリット
何でもブログ(なにログ) : コンビニの朝のラッシュ時に公共料金払いに行くの楽しすぎワロタwwwww https://t.co/CskRPYsFCs pic.twitter.com/kmXiBGMqUf
— bass_reach (@peachickparcick) November 17, 2017
クレジットカードが利用できるのは買い物時だけではありません。公共料金、ETC利用料金、国民年金保険料、自動車保険、NHK受信料、税金、携帯電話代、固定電話代までクレジットカードで支払いができます。特にこれらの料金をクレジットカードで支払うと、割引が適用されたり、ポイントが付与されたりする仕組みになっているので、大きなメリットがあります。
クレジットカード払いのほうが格好がいい
現金で支払いをしてもクレジットカード決済にしても代金を支払うことには変わりありませんが、どっちがいいかと言うと、クレジットカードを1枚さっと出して支払いを済ませるほうが少し格好がいいです。店員さんもお金の勘定をしなくて済むので楽です。特にランクが上のクレジットカードを提示できると、ステータスを存分に感じることができます。
持ち合わせの金で買えないものが買えるメリット
手元に十分なお金がないけれどどうしても欲しいものがある、そんなときにクレジットカードはとても役に立ちます。クレジットカードは仕組みが後払い制度なので、後で銀行口座にお金を入れておけばいいのです。ただ、これはデメリットとも言えるもので、後々のことを考えずに使いすぎてしまう恐れもあります。この点に関しては、現金払いとどっちがいいかは難しいところです。
ネットショッピングならクレジットカードのほうが便利
ネットショッピングの決済方法にはいくつか種類がありますが、クレジットカード決済が一番便利である上に余計な費用が掛かりません。代引きを選択すると代引き手数料が必要だし、振り込みにすると振込手数料が要ります。どっちにしても手数料分だけ損です。それに比べれば、クレジットカード払いのほうがお得です。
クレジットカードがあればいちいちATMに行かなくていい

現金主義を貫いている人にとって、一番面倒なのがATMまで行ってお金をおろすことです。自宅の近くにコンビニや銀行のATMがある人はそれほど不便ではないかもしれませんが、近所にATMがない人にとってはお金を引き出すのは一苦労です。その点、クレジットカードと現金主義とどっちがいいかと聞かれれば、クレジットカードに軍配が上がります。
クレジットカード払いにはポイントがつくメリットも
ポイント還元率が高い場合も
クレジットカードって
— 人生好転!!相互フォローOK!!☆ (@purecp000) December 3, 2017
「え?こんな使い方あったんだ?」
「こんな裏技が・・・」
⇩https://t.co/nCD8RDH3q1#LCP#ライセンスプラス#クレジットカード pic.twitter.com/FXmDQ8b8wv
多くのクレジットカードには、利用金額に対してポイントが付与される仕組みがあります。もちろん、ポイントカードを使ってもポイントが付与されるのでどっちも同じですが、クレジットカードのほうがポイント還元率が高い場合があります。また、クレジットカードの場合、買い物だけでなく、公共料金やNHK受信料、電話代、税金の支払いなどでもポイントがつく場合があります。
お店のポイントと二重取りのメリットがある場合も

クレジットカードで支払いをすればクレジットカードのポイントがたまりますが、これと併せてお店のポイントもたまる仕組みになっている場合があります。商店やデパート、スーパーなどでは独自にポイントシステムを導入しているので、そのポイントもクレジットカード払いでたまるのです。つまり、ポイントカードとどっちがお得かと言えば、クレジットカードのほうがお得です。
ポイント還元率が高いカードを紹介
Orico Card THE POINT(オリコカードザポイント)のメリット・デメリットのまとめ!2%の高還元率カード https://t.co/F09LDWDW13 #オリコ #オリコカードザポイント #高還元率 pic.twitter.com/oGYWgaGD6d
— 比べる.com (@kuraberucom) December 3, 2017
Orico Card THE POINTは基本的なポイント還元率が1.0パーセントですが、入会後6カ月間は還元率が2.0パーセントに跳ね上がります。さらに、「オリコモール」を通してネットショッピングを利用すると、最大15パーセントの還元率です。
Yahoo! JAPANカードは場合によったら高還元

Yahoo! JAPANカードの基本的なポイント還元率も1.0パーセントです。ただ、キャンペーンが定期的に実施されているので、1.0パーセントの還元率が2.0パーセントや3.0パーセントに上がることがあります。これはYahoo!ショッピングでの買い物だけではなく、どこの店舗やネットショッピングを利用しても適用される仕組みなのでかなりお得です。
リクルートカードも高還元のクレジットカード

かつてはポイント還元率2.0パーセントを誇るリクルートカードプラスというクレジットカードがありましたが、現在は新規発行されていません。現在発行されているのは年会費無料のリクルートカードです。還元率が下がったとはいえ、1.2パーセントです。さらに通販サイト「ポンパレモール」を利用すると、ポイント還元率は4.2パーセントに上がる仕組みになっているのでお得です。
REXカードのポイント還元率は1.25パーセント
クレジットカードはREXカードってのにしとけばいいんだろ? https://t.co/HTA1QnN23h pic.twitter.com/SRdUPVO1oq
— まにーアンテナ (@moneyantenna) August 28, 2016
REXカードのポイント還元率はこれまで1.5パーセントでしたが、現在は1.25パーセントにまで引き下げられています。それでも、高還元率であることには違いありません。毎月のショッピング利用金額の合計に対してポイントが付与される仕組みなので、1回の買い物で端数が出ても損をしないメリットもあります。
P-one Wizは還元率1.5パーセントのクレジットカード
どんなお買い物も 公共料金でさえも1%オフになる 「P-one Wizカード」!
— 予想ネット (公式) (@yosoo_net) November 21, 2016
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P-one Wizというクレジットカードを利用すれば、ポイント還元率は1.5パーセントです。入会から3カ月間は2.5パーセントにまで還元率が上がります。還元率1.5パーセントの内訳は、利用金額に対して自動的に1.0パーセントの割引があり、さらに0.5パーセントのポイントが付与されるのです。
たまったポイントは豊富な交換先がある
クレジットカードでためたポイントの交換先はたくさんあります。現金や商品券に変えたり、さまざまなアイテムに交換したり、航空会社のマイルに移行したりできます。各クレジットカード会社で工夫をして交換先を豊富に設けているのです。どの交換先を選ぶか考えるのも一つの楽しみです。
クレジットカードには補償がついている
不正利用されても大丈夫

クレジットカードを紛失してもすぐに届け出をすれば、利用停止の手続きをしてくれますから不正利用の恐れはありません。しかし、万一紛失や盗難などによって不正利用されても、その利用分をクレジットカード会社が補償してくれます。現金を紛失しても補償はないですから、どっちがいいのかというとクレジットカードのほうが断然いいです。
不正利用に対する補償はすべてのクレジットカードに付帯

不正利用に対する補償はすべてのクレジットカードで利用できます。年会費が無料でも問題なく利用できます。ただ、警察に届け出をしていなかったり、カードの署名をしていなかったり、期限を過ぎてしまったりすると、補償はされないので注意してください。
充実した保険がついているクレジットカードも
旅行傷害保険が付帯している場合も

多くのクレジットカードには海外旅行傷害保険や国内旅行傷害保険が付帯しています。中には補償額がきわめて高いものがあり、旅行を頻繁にする人にとっては心強い存在です。ただし、年会費が無料のクレジットカードには旅行傷害保険が付帯していないものがあるので、サービス内容をよく確認してから申し込みをしましょう。
ショッピング保険が付帯していれば安心

クレジットカードの中にはショッピング保険が付帯しているものがあります。クレジットカードで購入した商品が、盗難に遭ったり、壊れたりした場合に補償してくれる保険です。補償額に制限はありますが、現金払いにはない補償なので万一の時に安心です。
優待サービスつきのメリットも
クレジットカードには、レストランやホテルをはじめさまざまな場所で割引が適用される優待特典がついていることがあります。利用方法は簡単で、対象のクレジットカードを提示するだけです。これは現金払いにはない特典で、クレジットカードを所有する大きなメリットと言えます。やはりどっちがいいかと言えば、クレジットカードのほうがお得です。
クレジットヒストリーがつくメリットもある
クレジットヒストリーをゼロから構築するには 1 https://t.co/OoXWZXJTzd pic.twitter.com/ePbr6Vtt82
— Simple Mile (@simplemilelife) March 3, 2017
クレジットカードを定期的に利用し支払いに遅延がない人には良好なクレジットヒストリー(クレヒス)が構築されます。このクレヒスは信用情報機関に保存され、ほかのクレジットカードやローンを申し込む場合に役に立ちます。たとえば、住宅ローンや自動車ローンを組むときに良いクレヒスのある人は審査に通りやすいです。
お金に困ったときもメリットがある
キャッシング枠のメリットを利用しよう
お金に困ったときもクレジットカードを所有しているメリットがあります。キャッシング枠を使ってお金を借りられるのです。キャッシング枠を設定していないか設定できない場合は別ですが、設定できればいつでもATMで借り入れができます。海外の場合は、現地通貨を引き出すことも可能です。
クレジットカードにデメリットはないの?

ここまでクレジットカードのメリットについて見てきましたが、デメリットはないのでしょうか。もちろんあります。メリットだけではなくデメリットもよく見て、クレジットカードの特徴を理解する必要があります。そうすれば、クレジットカードの利用で損をすることがないです。
クレジットカードの使い過ぎに注意しよう
クレジットカード使いすぎフレンズ? pic.twitter.com/Yr2JXALXR9
— こたろ (@lPiystPi_Sax) March 21, 2017
クレジットカードは利用した代金を後で引き落とすので、その性質上気づかないうちに使いすぎてしまうことがあります。その結果、利用限度額ぎりぎりまで使い込み、それ以上使えなくなることもあります。また複数のクレジットカードを使っていると、利用代金がかさみ、支払いができなくなる恐れもあります。これはクレジットカードの大きなデメリットです。
リボ払いは便利だがデメリットも
クレジットカードの支払いでリボ払いを選択すると、毎月の返済額が一定になるので便利なことは便利です。ただし、毎月一定額しか返さないと、どんどん買い物をして返済額がうなぎ上りになるデメリットもあります。また、リボ払いには手数料が発生するのでその分損です。したがって、リボ払いはできるだけやめにして、一括払いか2回払いくらいにしておきましょう。
キャッシングにはメリットとデメリットがある
ニートの俺に『キャッシング枠30万』『ショッピング枠50万』のクレジットカードが来た https://t.co/8WmM3xje9h pic.twitter.com/WpP01JWXyQ
— 美容・健康・ダイエットまとめ (@cx_1012) July 4, 2017
クレジットカードを所有していればお金に困ってもキャッシング枠でお金を借りられていいのですが、返済の問題が生じます。ショッピング枠でもかなりの金額が引き落とされる場合、それに加えてキャッシング枠の返済額も加わると毎月のやりくりが大変です。キャッシング枠が便利だとは言っても、返済のことを考えると大きなデメリットにもなりかねません。
不正利用の補償はあるが注意は必要

クレジットカードには紛失や盗難による不正利用のほかにも注意すべき点があります。たとえば、カードの磁気情報を読み取られて、全く同じ情報をもとにしたクレジットカードを複製するスキミングという手法があります。また、ネットでクレジットカードの個人情報を盗み取って不正利用するフィッシング詐欺という犯罪もあります。
クレジットカードは便利だが使い方に注意
ここまでクレジットカードのメリットとデメリットについて解説しました。この記事を読んだ人はクレジットカードの良さを十分に理解するとともにそのデメリット面にも目を配っているでしょうから、クレジットカードの利用を安全に行えるはずです。では、現金払いとどっちがいいかということになると、クレジットカードのほうが利便性で優っています。