2018年10月24日更新
クレジットカードのサイン(署名)は漢字と英語どっち?意味も併せて解説!
クレジットカードの裏には署名の欄があり、所有者のサインを記入します。クレジットカードを使う際に求められることもあり、何を署名に書くか悩んでいる方も多いはず。署名、サインの意味から漢字で書くか、英語で書くかまで詳しく説明していきます。

目次
そもそもクレジットカードの署名!サインとは?

買い物の際、クレジットカードを使う場合には現金と違い、その場でお金のやり取りは行われません。一度クレジットカード会社に支払いを肩代わりしてもらい、その後カードの所有者にその代金をまとめて請求するシステムです。そのため、クレジットカードを使った人がそれの所有者であることを確認できなければなりません。
クレジットカードでのサインをする意味を理解

最近はクレジットカードにICカードがついており、それを機械で読み取り、クレジットカードに紐付けられた暗証番号と入力された暗証番号を照らし合わせてクレジットカードをカードの所有者と使った人を識別している場合が多いです。

しかし全てのクレジットカード加盟店が機械を導入しているとは限りませんし、そもそもクレジットカードにICカードがついていない場合もあります。そのような場合、クレジットカードを使用する際に所有者であることを証明するためにサインが求められます。書いたサインとクレジットカードの署名欄に書かれたサインが一致していることで本人確認が行われます。
マクドでクレジットカードが使えるようになったとの事で、試してきました。
— みずがめ@冬コミ時は消防団のお仕事中 (@lakebiwa21) December 5, 2017
EMV対応カードを敢えてswipeしてみましたが、否決され、IC決済慫慂のメッセージがレジ側に出たとの事。(その後、ICでは問題無く承認)。
IC決済でもサインレスなので、とても便利。 pic.twitter.com/sXkfxdcp69
クレジットカードで買い物をしたけれどサインも暗証番号も求められなかった、という経験をした方もいるかも知れません。サインを書かずに買い物をすることをサインレス決済といいますが、サインレス決済ができるのは事前にクレジットカード会社と契約したお店だけです。しかもサインレス決済できる金額の上限はお店ごとに違いますが、ほとんどの場合少額に抑えられています。
クレジットカードの署名欄にはサインは2つの意味がある
店側はクレジットカードの使用者を確認する方法としてサインを見ます。クレジットカードで支払いをしようとすると伝票(売上票)にサインをするように求められます。そこに自分のサインをして、店員がそのサインとクレジットカード裏面の署名欄を確認し、同じであると認められれば支払いが成立します。

またサインにはクレジットカードの使用者と所有者が同一人物であることの確認と同時にもう一つ大きな意味があります。それはクレジットカード所有者が店側の提示した支払いの金額や方法に納得して買い物をした、という意思確認の意味です。そのため、サインを書くのは支払額や売上票をしっかり確認してからにしましょう。
新しいクレジットカードにはまず署名欄にサインを

新しいクレジットカードが手元に届いたら裏面の署名欄に必ずサインをしなければなりません。署名欄にサインを書いたからといってすぐ何かが変わるわけではありませんし、どこかに申請してサインをするものでもありません。しかしだからといって何も書かずにクレジットカードを使うのは問題です。
【クレジットカードの利点2】
— とも@旅行アカ (@experience0806) December 6, 2017
海外の買い物はクレカが基本です。
理由その2
『取られて使われたら大変!』
と思われるかもしれませんが、
不正使用された分は
きちんとクレカ会社が
払い戻しをしてくれます。pic.twitter.com/e7Y1uOEWoj
クレジットカードの裏面の署名欄にサインがされていないと、クレジットカードを落としたときにトラブルになる可能性があります。クレジットカードを拾った人が勝手に署名欄にサインをして使ってしまうかも知れません。そうなると、クレジットカードの持ち主が身に覚えのない買い物の代金を支払うことになるからです。
「やっちゃたこと」
— じゅに 🐈🐾 (@1021junie) October 3, 2017
新しいクレジットカードが届いたから、
裏に署名して…
そのカードを切り刻んでしまった。
間違えに気がついて声にならない悲鳴をあげた。
(ダンナが。私じゃない)。 pic.twitter.com/zPAMqoAZVn
クレジットカードには多くの場合保険がついています。しかしクレジットカードの署名欄にサインがないと万が一誰かに不正使用されても保険の対象にならないといったこともあります。そのようなリスクを抑えるためにも、めんどくさがらないでしっかりサインを書いておきましょう。
今日、カード会社から電話かかってきて、お母さんのクレカが不正使用されてる事が判明した!
— 由 (@uyu_trhk) November 29, 2017
勝手にヤフーとかローチケのアカウント作られたり、アプリで課金されたり、海外で買物されたり、総額100万近く使われてたのよ。
すぐ対応してもらって払わずに済んだが、身近に起るとは…皆、明細は見ような
逆に、サインさえしっかり書かれていればクレジットカード会社が不正使用から守ってくれます。不正使用されたクレジットカードにサインが書かれていれば、サインが偽造されて使われたとしても補償を受けることができ、基本的に補償に上限額はないので不正使用されても安心です。
クレジットカードの署名には何を書けばいいの?
今日書いたクレジットカード署名はヒドイ pic.twitter.com/MCqa5AIKf8
— mdkzsk (@mdkzsk) December 2, 2017
実はどのようなサインを書くかということにルールはありません。意味のない文字の羅列でも、顔文字であっても、さらにはオリジナルの象形文字でもクレジットカードのルール上はOKなのです。自分の名前にする方が多いですが、それは本人確認のしやすさからきているものです。特別書きたいものがなければ自分の名前を書くのがベターです。

また、何を書くかの判断基準の一つとして、パスポートのサインと同じ文字という考え方もあります。実際に大手クレジットカード会社も勧めているサインです。パスポートと同じ文字なら確実に本人と判断できますし、世界中どこでも通じる方法でもあります。
サインは漢字・英語どちらで書くべき?筆記体もOK?
クレジットカードのやりとり
— ネビィ (@YukinevY) November 24, 2017
私「字が崩れてしまっているので書き直しお願いします。」
客「え?なんで?名前同じじゃん!」
私「カード裏と同じでないとお受けできません。」
客「今まで言われたことないけど?」
客「そもそもサインってそういうものだから」
客「もっと勉強しろよ!」 pic.twitter.com/pUpSg3KMlg
日本に住んでいると署名といえば名前を漢字で書くことというイメージがついてしまうものですが、漢字で書くことにもメリット・デメリットがあります。メリットとしては、普段親しんでいるものなので本人確認がスムーズであるということ、海外で偽造されにくいということがあげられます。しかしデメリットとして、特に漢字のフルネームの場合、書くことが大変になります。
名前は筆記体がいいかな?普通に漢字とか平仮名がいいかな? pic.twitter.com/PyYC5tyq6P
— あきよし 12/10 生誕20年! (@mashakiyoshi) December 11, 2016
ならば英語で書けばいいのかということですが、英語で書いても漢字で書いた場合の逆のメリット・デメリットがあります。英語で書けば手間はかからず海外で通じやすいですが、真似されやすくなってしまう側面もあります。どちらで書いても一長一短なので自分のスタイルに合わせて選択するのがいいでしょう。
クレカのサインめんどすぎて、「フルネームでお願いします」と言われつつこんなん書いてる。
— 🐙 (@grom_taco) November 8, 2017
俺も読めん。いちおうフルネーム pic.twitter.com/JpBGgwy6Gw
また漢字、英語に関わらず筆記体で書くのが一番いい、という方もいます。筆記体は書く方のクセが強く出るので真似されにくく、かつ手間がかからず書けるからです。普段筆記体を書き慣れていないなら意味の分からない文字にするより名前をつなげて書いた筆記体をサインにするという手もあります。

サインが筆記体であっても、サインを偽造されてトラブルになったとしても筆跡鑑定士の方に売上票に書かれたサインが本当に本人のものであるか確認してもらうことも可能です。実際にクレジットカードの不正使用に関わる裁判を担当した弁護士も筆記体のサインを認めていることもあります。
サインさえあればクレジットカードの暗証番号はいらない?

機械化が進んでサインを書く機会というものは減っていますがその代わりに暗証番号の入力が必要になってきています。しかし長い間使っておらず暗証番号をふと忘れてしまうこともあるかもしれません。入力の際に間違えてクレジットカードがロックされて使用不可能にされてしまうこともあります。そういった場合には暗証番号の代わりにサインで支払いを済ませることも可能です。
署名欄には何を使ってサインを書いたらいいの?
インク消費に英語のテスト勉強。
— えん (@msaahidurorikia) September 27, 2017
やはり海外の万年筆は英字が書きやすいし、国産の万年筆は漢字が書きやすい。 pic.twitter.com/zJvfI9x8D0
クレジットカードは繰り返し長い期間何度も使うものです。使っているうちにサインが読めなくなってしまった…という状況では、いざというときに困ります。そのため、署名欄にサインを書くときにはシャープペンシルや水性ボールペンといったものは避けましょう。
クレカ裏面サインは、極細油性サインペンが好みです。
— イタパ@木造船発破❗️ (@ITAPASON_24) April 11, 2017
また、細いボールペンではせっかくのサインが読みにくくなってしまいます。ある程度太い油性ボールペンや極細のサインペンなんかを使うことをお勧めします。
クレジットカードの署名欄のサインがかすれてきたら?

たとえ油性インクのボールペンやサインペンを使って書いても雨に濡れたり強く擦ってしまったりして署名欄が読み取れなくなることがあります。そのときにはサインが読めなくなってしまったクレジットカードを使うのをやめ、まずクレジットカード会社に連絡をしましょう。会社によりますが、基本的には無料で新しいクレジットカードを送付してくれます。

サインを書くのに失敗してしまった場合にもクレジットカード会社に連絡をして新しいクレジットカードを作りましょう。署名は本人確認のための重要な情報なので安易に上書きしたりしないようにしましょう。
クレジットカードの便利さは署名あってこそ
クレジットカード利用することで現金を持ち歩かなくて済むことやお金をジャラジャラ持ち歩かなくて済むことに悩まされないなど、クレジットカードは生活を大変便利にしてくれるツールです。自分が持ってるカードにはセキュリティの関係もあるのでしっかり記入はしておきましょう。