2018年10月24日更新
資産運用におすすめの投資対策とは?元本保証のある保険や商品も調査!
資産運用を検討していても、たくさんのおすすめ金融商品の中から一つに絞れずに、投資に二の足を踏んでいませんか。今回の記事では、資産運用をノーリスク・ローリスクでできる、元本保証のある、あるいは元本確保のできる、おすすめ商品をまとめました。

目次
- 資産運用は資産を減らさずに実行したい
- 資産運用のリスクとリターン
- 元本保証と元本確保の違い
- 元本保証ができる資産運用商品は限定的
- 預金を預ける銀行は利率の高さで選ぶ
- 定期預金で利率をさらに上げる
- 元本確保ができる資産運用商品
- 元本確保ができる資産運用商品は預け入れの期間の考慮が大切
- 元本確保つきで長期資産運用するメリット
- 元本確保ができる長期資産運用おすすめ商品1: 貯蓄型保険
- 元本確保ができる長期資産運用おすすめ商品2: 確定拠出年金
- 元本確保つきで中期資産運用するメリット
- 元本確保ができる中期資産運用おすすめ商品1: 個人向け国債
- 元本確保ができる中期資産運用おすすめ商品2:地方債
- 元本確保ができる中期資産運用おすすめ商品3:個人向け社債
- 元本確保ができる中期資産運用おすすめ商品4:公社債投資信託
- ノーリスク・ローリスクで資産運用をする
資産運用は資産を減らさずに実行したい

資産運用はしてみたいけれど、いま持っている資産を減らしたくない、と資産運用に踏み切れない方は多いと思います。リスクの低い商品はリターンも少ない傾向にありますが、賭けに出るよりは、今ある資産を減らさずに少しでも利益を出したい方におすすめなのが、リスクの低い金融商品です。今回の記事ではローリスクのおすすめ商品をご紹介します。
資産運用のリスクとリターン
ハイリスクハイリターンと言う言葉を聞いたことはありますか?資産運用を考える時に大事なのが、自分のいま現在持っている資産を減らす危険があるかと言う「リスク」と、どの程度の利益が得られるかと言う「リターン」を考えることです。
ハイリスクハイリターン
株にリスクがあるなんて、元本保証がない時点で当り前。そこで負けたら自己責任。
— ガメラガメ (@gameragame) December 5, 2017
なのにムードも重要な世界で「危ないー!」なんて冷水を入れる方に加担するセンスw
ハイリスクハイリターンの商品は、最初に出資した金額よりも多くの損失が出てしまう可能性のある投資方法です。リスクは大きいですが、成功すれば高い利益を出すことができます。ハイリスクハイリターン商品の代表例が、先物取引やFXです。リスクが大きくても大きく利益を出したい人におすすめです。
ミドルリスクミドルリターン
ミドルリスクミドルリターンの商品は、最初に出資した金額が戻って来ない危険性のある商品です。ハイリスクハイリターンの商品と違ってマイナスになることはありませんが、リターンも中程度になる傾向があります。ミドルリスクミドルリターン商品の代表例が、株や投資信託です。元本を失うリスクがあっても、資産を増やしたい人におすすめです。
ローリスクローリターン
簡単に200万も稼げるとか、元本保証で年利10%とか、その数字だけで信用出来ない性格です(´・_・`)
— 彷徨える日本人 (@sumeragi_iyaska) November 21, 2017
#クロス
ローリスクローリターンの商品は、最初に出した金額を失う危険性が極めて低い商品を言います。リスクも低い分、リターンも低くなりがちですが、出資した金額を失う恐れが少ないので安心して資産運用できます。ローリスクローリターン商品には、元本保証のある銀行預金や、元本確保ができる個人向け国債などがあります。

また、ハイリスクハイリターンやミドルリスクミドルリターンの商品にはまとまった初期費用が必要なことも多いのに対し、ローリスクローリターンの商品は、少額の初期費用から、または月々少額の掛け金から始められる商品が多いのも魅力です。大切な手元の資金を失くさずに、少額でもいいので利益を出したい人におすすめです。
元本保証と元本確保の違い

ローリスクローリターンの商品には、元本保証のある商品と、元本確保ができる商品があるとご紹介しましたが、「元本保証」と「元本確保」にはどのような違いがあるのでしょうか。詳しく見てみましょう。なお、「元本」とは、ある金融商品を購入する際に、最初に出資する金額を言います。
元本保証とは

元本保証とは、資産運用をしている間も、満期が来た際の支払い時にも、元本が必ず戻ってくる仕組みのことを言います。例えば、1000万円を元本とした場合には、満期まで預けても、満期を待たずに途中で解約しても、1000万円は必ず戻ってきます。
元本確保とは
元本保証型→元本確保型の間違い。
— Psycho-taka (@takattobi) November 20, 2017
元本確保とは、満期が来た際に元本が必ず戻ってくる仕組みのことを言います。しかし、満期前に解約したりすると、元本が戻って来ないこともあります。例えば、1000万円を元本とした場合は、満期まで預けたら1000万円が必ず還ってきますが、満期を待たずに途中で解約した場合には、戻る金額が1000万円より少なくなる可能性があります。
元本保証ができる資産運用商品は限定的
元本保証のある金融商品は少なく、資産運用に関わるものは銀行預金のみでしょう。ほとんどの方が銀行にお金を預けていると思いますが、銀行預金はリスクなく資産運用ができるおすすめの方法なのです。しかし、銀行で現金を預金した場合にも、元本保証されるのは1000万円までの預金のみです。仕組みを詳しく見てみましょう。
1000万円までは元本保証されるペイオフ制度とは

銀行にお金を預けていても、銀行が破綻してしまうとお金が戻って来ないリスクが生じます。そうなると生活に困る人が出てしまうので、国が1000万円までの預金を保護してくれるのがペイオフ(預金保険)です。万が一銀行がつぶれても、1000万円までの銀行預金は預金保険機構が預金者に直接支払いをしてくれます。
ペイオフは銀行ごとに設定されています。A銀行とB銀行にそれぞれ600万円ずつ預けていると、合計金額は1000万円を超えますが、A銀行がつぶれた場合も、B銀行がつぶれた場合にも、それぞれ600万円は保証されます。銀行に預けているお金が少額であれば、資産運用のリスクも少なくなります。
預金を預ける銀行は利率の高さで選ぶ

1000万円までの元本保証が受けられる銀行預金ですが、利回りが低いというデメリットがあります。超低金利時代なので、メガバンクの普通預金の利率は0.001%と言うことも珍しくはありません。1000万円預けたとしても、1年で100円、10年で千円という少額な利息しかもらえません。しかし、預け先を変えることで利率がよくなるおすすめの方法があります。
ネット銀行をおすすめする理由

使いやすさやネームバリューだけでメガバンクだけにお金を預けていると、損をする可能性があります。ネット銀行の方が、メガバンクよりも利率が高い傾向があることをご存知でしょうか。ネット銀行では、利率が0.1%のなることもあり、1000万円預けると、1年で1万円、10年で10万円になります。まだネットバンクに口座がない方は、作ることをおすすめします。
ネット銀行の利率はなぜ高いのか

ネット銀行は、メガバンクのように支店を持たず、オンラインでの手続きをメインとしている銀行です。店舗がないため経費を抑えることができ、その分を利率として顧客に還元しています。ネット銀行には、イオン銀行や、楽天銀行、ジャパンネット銀行などがあります。外貨に強い新生銀行のように、銀行ごとに特徴があるので、自分の好みに合った銀行を探してみましょう。
複数の銀行を利用してリスクを分散する

ペイオフは銀行ごとに適用されますので、ひとつの銀行にまとめて預金をするのではなく、少額ずつを複数の銀行に預けることでリスクを分散できます。メインバンクとは別に利率の高いネット銀行に口座を預金を割り振っておくことをおすすめします。少額と言っても、1つの銀行で1000万円を越えないように資産運用していれば問題はありません。
定期預金で利率をさらに上げる

ネット銀行を利用すると利率を上げられる可能性があります。そのうえで、普通預金だけで資産運用するのではなく、定期預金などで資産運用することで利率を上げるのがおすすめの資産運用方法です。定期預金は少額でも資産運用を始めることができますし、普通口座を持っている銀行ですぐに始られるので、気軽に始められる資産運用方法です。
定期預金とは

定期預金は、一定の期間お金を預けなければいけませんが、普通預金よりも高い利率が得られます。ネット銀行では、普通預金が0.1%の利率のところ、5年の定期預金の場合には0.3%の利率がつくこともあります。1000万円を預けると、5年の利率が、普通預金5万円に対して、定期預金は15万円になります。
キャンペーンの利用でより利率を高くする

ネット銀行でも、利率が高くなる期間限定のキャンペーンを行っていることがあります。その時期に定期預金を組んでおくと、いつもより高い利率を得ることができるので、定期預金を申し込むのはキャンペーン期間中がおすすめです。また、少額で預けるよりも、まとまった金額を定期にした方が利率が高いことがあるので、案内をよく見て資産運用をしましょう。
元本確保ができる資産運用商品

元本保証に近い元本確保のある商品は、一定の期間資産を預け入れ、満期時に元本と利率を受け取れるものになります。一定期間(満期まで)預け入れをしないと元本割れと言って、元本よりも少ない金額しか帰って来ないことがありますので元本確保の金融商品を利用した資産運用の際には注意しましょう。
元本確保ができる資産運用商品は預け入れの期間の考慮が大切

元本確保ができる商品は、預け入れの期間が長く設定されていることがあります。個人の資産を預かっている間に、預かっている側が運用などをすることで利益を上げ、配分される利率を作っているからです。10年以上の長期にわたる資産運用と、1年から10年以上の中期の資産運用、どちらが自分のライフスタイルに合っているかを考慮した資産運用をおすすめします。
元本確保つきで長期資産運用するメリット

元本確保がある商品の中でも長期で資産運用するものは、将来や老後の資金を確保する目的で資産運用するできるメリットがあります。毎月少額ずつ積み立てることもできるので、手元にまとまったお金がなくても資産運用ができるのもおすすめの理由です。今回は長期で資産運用できる商品を2種類ご紹介します。
元本確保ができる長期資産運用おすすめ商品1: 貯蓄型保険

保険には様々な種類がありますが、毎月の掛け金が少額な代わりに掛け金が満期になっても戻って来ない「掛け捨て型」と、毎月の掛け金が掛け捨て型より少し高くなるものの、毎月の出費は小額に抑えながら満期に必ず掛けた金額を受け取れる「積み立て型」貯蓄型があります。

貯蓄型を利用した資産運用は、毎月決まったお金を貯蓄に回すことができますし、銀行預金よりも高い利率を受け取ることができます。貯蓄保険の中には予定利率が2%のものもあるので、満期まで根気よく資産運用すれば、元本を確保しながらも、高い利率を得ることができます。今回は貯蓄型保険のうち、おすすめの3種類をご紹介します。
低解約返戻金型終身保険のおすすめポイントとリスク

終身保険は、満期まで毎月少額の保険金を払い、生涯に渡って保障が受けられる保険です。また、低解約返戻金型終身保険は中途解約すると解約返戻金の額が少なくなりますが、満期後に解約した時には高い利率が受け取れるメリットがあります。解約しない場合には、死亡保険金を受け取れる保証があります。

リスクは、中途解約すると、通常の終身保険に比べて戻ってくるお金が少ないことです。長期で資産運用した場合に利益が出やすい保険なので、根気強く運用することをおすすめします。
養老保険のおすすめポイントとリスク
養老保険とは、毎月少額の保険金を支払っている期間は保証を受けることができて、満期になると満期保険金を受け取れる保険です。保険金をかけている間は保証が受けられる点は終身保険と似ていますが、満期になるとお金が還って来て、それ以降は保証が無くなるという違いがあります。貯蓄には向いていますが、終身保険と比べると掛け金が高い傾向があります。
個人年金保険のおすすめポイントとリスク

個人型年金保険は老後の資金を貯める目的の保険です。毎月少額ずつ保険金を支払い、満期が来ると、かけた保険金と利率をまとめて受け取るか、年金形式で受け取ることができます。個人年金保険料控除の対象にもなっているので、税金面でも優遇されるのもおすすめの理由です。リスクは、貯蓄が目的なので、終身保険や養老保険のように保証を受けられないことです。
元本確保ができる長期資産運用おすすめ商品2: 確定拠出年金

個人型確定拠出年金と言う漢字の名前よりも、iDeCo(イデコ) と言うローマ字の名前の方がなじみがあるかもしれません。iDeCoは、毎月加入者が毎月少額のお金を積み立て、積み立てた金額に応じて老後に年金を受け取れる制度です。iDeCoには「元本確保型商品」と「価格変動商品」がありますが、元本確保型なら、満期時に元本が保証されています。
個人型確定拠出年金のおすすめポイントとリスク

将来受け取る年金を自分で積み立てるiDeCoは小額からの資産運用が可能で、かつ、掛け金の全額を所得控除することができるというおすすめポイントがあります。掛け金×(所得税率+住民税率)の税金が戻って来るので、後継税率が25%だった場合に毎月1万円をiDeCoに掛けていたら、3万円が戻って来ます。
イデコで元本保証型の商品買うか
— P (@ravimickey725) November 20, 2017
個人年金か、どっちが得なんやろう
一方で、iDeCoには中途解約ができないというリスクもあります。一度掛けたお金は給付条件の年齢に達するなどするまで受け取ることができません。また、毎月数百円の手数料がかかるので、年間に6千円ほど手数料を取られることもあります。資産運用の際には、確定申告などで控除申請を必ずすることをおすすめします。
元本確保つきで中期資産運用するメリット

元本確保付きで中期に資産運用するメリットは、元本を減らさずに、元本保証よりも高い利回りを数年単位で得られることにあります。中でも、国債などは元本保証ではないものの、国が保証しているので、きわめて元本保証に近い商品と言えます。元本確保の中期資産運用商品は債権が中心になります。
元本確保ができる中期資産運用おすすめ商品1: 個人向け国債

国債とは、国を運営するのに必要な資金を集めるために発行されている債券です。世界中の国々が国債を発行していますが、ここでは日本国債のご紹介となります。
国債のおすすめポイントとリスク

国債のおすすめポイントは何と言っても、国が満期後の元本と、半年ごとの利息の支払いを保証している点です。銀行が破綻した時のような1000万円まで保証される制度はなく、国が破綻すると元本は戻ってきませんが、今のところ心配する必要はないでしょう。また、1万円からの少額で始められるのも、資金運用をはじめてする方にはおすすめのポイントです。
個人向け国債は、中途解約をすると直近2回分の利子を返すというペナルティ等はあるが、国による元本保証で、実質的には「定期預金」に近い(金利変動による価格変動リスクを負わない)というものなので、日本国債インデックスファンドとは全然別物なので別判断で考えましょう。
— ASK (@ASKLearn) November 25, 2017
時期や契約期間によって異なりますが、利率は0.05%が下限と決められています。必ず0.05%以上の利息を受け取れるので、普通預金よりも高い利回りが期待できます。ただし、中途解約には発行から1年以上経っている必要があり、直前2回分の利子が差し引かれてしまいます。利益を出すためには、国債は満期になるまで資産運用することを前提に活用しましょう。
元本確保ができる中期資産運用おすすめ商品2:地方債
地方債とは、都道府県や市区町村などの地方自治体が発行する公債です。国債と同様に、各地方自治体が運営に必要な資金を集めるために発行しています。
地方債のおすすめポイントとリスク

国債よりも信用度は劣るものの、地方自治体が発行するものなので破綻によるリスクは少ないと言えます。国債よりも利率が高く、0.1%を越える傾向があり、リスクを押さえながら資産運用したい方におすすめです。こちらも1万円からの少額での資産運用ができます。また、自分の地元の地方自治体を応援できるのも、おすすめのポイントです。

リスクとしては、国債とは違って中途解約した時に国が買い取るような制度がなく、証券会社や銀行に買い取ってもらう必要があることがあげられます。証券会社や銀行も転売が簡単にはできないので、買い取り価格が元本を下回ってしまう可能性が高いです。3年以上の長期で資産運用することを前提に購入をしましょう。
元本確保ができる中期資産運用おすすめ商品3:個人向け社債

社債とは、企業が事業資金を調達するために発行する債券です。国や公共自治体が発行する国債や地方債と比べてリスクは高くなりますが、満期まで保有していれば、元本と利子が支払われます。
個人向け社債のおすすめポイントとリスク

おすすめのポイントとしては、公債よりも高い利率が見込めることがあげられます。大手企業の社債でも、0.5%以上の利回りが得られるものもあります。また、自分の好きな企業を、社債を買う形でサポートできるのも魅力です。10万円、100万円単位のものが多く、公債ほどは少額ではありませんが、投資用金融商品としては比較的少額な商品です。

リスクとしては、企業が発行する債券なので、企業が倒産した時には元本が戻らない可能性が上げられます。また、途中で手放したい場合にも企業に返すことはできず、売却する必要が出てきますが、企業の状況によっては買った価格よりも低い価格でしか売却できないこともあります。会社の経営状況の見極めが大事になってきます。
元本確保ができる中期資産運用おすすめ商品4:公社債投資信託

国債、地方債、社債と出てきて、何に投資していいか迷っている方におすすめなのが、公社債投資信託です。公社債信託は、投資信託の会社にお金を預けると、プロの投資家が国債・地方債・社債などのリスクの低い商品を組み合わせて資産運用してくれる投資信託です。
公社債投資信託のおすすめポイントとリスク

おすすめポイントは、プロが運用してくれると言う点です。株を組み入れることなく運用しているので元本割れを起こすリスクが少なく、自分で資産運用するよりも利益が出やすい傾向があります。小額から、また、1年程度からの投資ができるのも魅力です。
リスクは、元本割れを起こす可能性が0ではないということです。投資信託は、商品が元本割れを起こすとその商品を販売できなくなるので、注意深く運用していますが、プロの運用によっては元本割れになる可能性は0ではありません。
ノーリスク・ローリスクで資産運用をする
元本保証のあるものや、元本保証に近い結果が得られる元本確保のあるおすすめの商品をご紹介しました。投資した金額が戻ってくる投資方法は初心者でも取り組みやすいものです。元本確保の商品は中途解約してしまうと元本割れを起こしてしまうこともあるので、中長期的に投資をする覚悟を持って取り組みましょう。