所存ですの正しい使い方!ビジネスで使用する際の注意点とは?

「所存です」という言葉の正しい使い方を知っていますか?ビジネスシーンや改まった場面で使われる表現ですが、間違った使い方をしてはせっかくの丁寧な言い回しが台無しです。「所存です」の正しい使い方や注意点について例文を交えながらご説明していきます。

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目次

  1. 「所存です」の正しい使い方とは?
  2. 知っていますか?「所存です」の意味
  3. 「所存です」とはビジネスシーンにふさわしいのか
  4. どんな人に対して「所存です」を使うべき?
  5. 「所存です」を使い分けるべき場面とは?
  6. その言い方、二重表現になっていませんか?
  7. 「ご所存です」は二重敬語になってしまうので注意!
  8. 「所存でございます」は使っても大丈夫?
  9. 相手を主語にして「所存です」は使えない
  10. 「所存です」と「次第です」の使い分けとは?
  11. 「所存です」と「存じます」の使い分けとは?
  12. よく似ている「所存」と「意向」の意味や使い方の違いは?
  13. 「所存です」の正しい使い方の例文をチェック!
  14. 履歴書にも活用できる「所存です」の使い方
  15. 謝罪の時に「所存です」を使う時の例文
  16. メール文書で「所存です」の使う時の例文
  17. 「所存」という言葉の他の使い方
  18. 「所存です」を使いこなせばビジネスシーンで信頼度がアップ!

「所存です」の正しい使い方とは?

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dokuringomichiruさんの投稿

ビジネスシーンなど改まった場面においては正しい敬語を使うことが求められます。敬語は正しく使わないとビジネスマンとしての評価を落とすことにもつながるため、きちんと意味を理解して正しく使いこなすことが大切です。今回は比較的使う機会の多い「所存です」と言う言葉について解説していきます。

知っていますか?「所存です」の意味

所存ですという言葉を使い慣れていない人にはわかりにくい言葉ですが、「所存」とは「考え」「意見」という意味があります。「所存です」とは「考えています」「思います」と言う意味で使われるのですが、普通に「思います」と言うよりももっと強い、自分の意向や意思を表明する時に使う言葉です。

「所存です」という言葉は謙譲語にあたります。謙譲語とは、敬語の一種で、尊敬語とは反対に自分がへり下って相手側を立てる時に使う言葉です。例えば「言う」の尊敬語は相手が「おっしゃる」で、謙譲語は自分が「申し上げる」となります。

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mitame100さんの投稿

所存ですとは謙譲語なので、自分がへり下って思いを伝える時に「思います」の代わりに「所存です」が使われます。ビジネスシーンにおいては自分より相手を立てることが必要なので、自分のことを伝える時は謙譲語を使ってへり下った表現をすることが好ましいです。

「所存です」とはビジネスシーンにふさわしいのか

「私はこう思います」を「思う所存です」に言い換えるだけで随分しっかりとした敬語の印象になります。また「思います」では少し幼い印象も「所存です」を使うことにより意思が感じられ、相手により好印象を与えることができるでしょう。

ビジネスシーンでは相手がたとえ年下であっても、取引先やお客様に対して敬語を使うのが常識です。相手を立てて、自分はへり下った敬語を使うことでお互いが気分よく話をすることができます。また上司と話す時においても同様に、尊敬語や謙譲語などの敬語が求められます。

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lsakaekanazawaさんの投稿

ビジネスシーンでは相手と話す以外にも、メールや手紙などの文書できちんとした言葉遣いをすることが大切です。間違った敬語は相手に失礼にもあたり、能力も低く見られてしまうかもしれません。そんな損をしないためにも、ビジネス文書やメール、電話など相手に使える言葉は使い方を間違えないように正しい敬語を使いましょう。

どんな人に対して「所存です」を使うべき?

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tetsu.1020さんの投稿

「所存です」は基本的にどんな相手にでも使える敬語です。自分の考えや意向、思いなどを相手に使える意味があるので、大勢を相手にしたスピーチやプレゼンテーション、会議などにおいて自分の意見や自分の会社側の意見を代表して述べる時にも有効です。

基本的に敬語とは、年上や目上に人に話す時や、知らない人に話す時に使われますが、ビジネスでは相手のことを立てたい時や円滑に話を進めたいとき、有利に話を持って行きたいときに特に丁寧な言葉が使われます。これは相手が年下であっても同じで、相手を立てることでこちら側の印象をよくしておくことがビジネスにおいて大切だからです。

「所存です」を使い分けるべき場面とは?

例えばプレゼンや取引先との会話でこちらの意向を伝えたいときに「思います」でも十分伝わるのですが「所存です」という表現をすることで社会経験や人間としての品格が上がります。好印象につながるでしょう。普段の言葉深いとは一線を画すことでよりフォーマルに伝えることができます。

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canuch_incさんの投稿

具体的なシーンでいえば、自分が新しい部署に配属された時の挨拶、会議などで今後の方向性を話すとき、自分の意思を示したいときなど、「ご迷惑をおかけすることもあると思いますが、一生懸命皆様に追いつけるよう努力する所存です」というように今後の決意や意向などをはっきりと伝えたいときに使うのがふさわしいでしょう。

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locking_chifunkさんの投稿

反対に、自分の仕事仲間やチーム、身内などにカジュアルな場面で「所存です」は少し大げさな表現です。親睦を深めたい時、普段話すときなどはここまでの敬語は不要です。敬語とは使いすぎてしまうと相手を遠ざけてしまうことにつながるので、親しみを込めたい人には「思います」などの敬語で十分だと言えます。

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その言い方、二重表現になっていませんか?

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itsudemo_japonさんの投稿

「後で後悔しないように」「頭痛が痛い」「尽力を尽くす」など何か間違っていることに気がつきますか?これらは二重表現と呼ばれ、同じ意味の言葉を繰り返してしまっている表現です。日本語で気をつけなければいけないことの一つに、二重表現があります。

「所存です」を使うにあたって二重表現になりやすい使い方の例文をあげてみましょう。「私はこう思う所存です」「私はこう考えていく所存です」などです。これらは、すでに「思う」「考える」という意味のある「所存」という言葉に二重に重なる表現を使っています。丁寧にしようとするあまり、やってしまいがちなミスです。

「所存です」に結びつけやすい言葉としては「目指す所存です」「努力する所存です」「〇〇してまいる所存です」「〇〇する所存です」「尽力する所存です」などです。「考える所存です」はちなみに二重表現です。思う、考えるという意味以外の言葉に結びつけるようにしましょう。

「ご所存です」は二重敬語になってしまうので注意!

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ishiguro_mamiさんの投稿

「ご所存です」というのは二重敬語と言って間違いです。すでに敬語の状態の言葉にさらに丁寧にしようという気持ちからついやってしまいがちですが、やりすぎには注意が必要です。「所存です」ですでにへり下る言い方をしているので、「ご」や「御」は不要です。

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sj_0703さんの投稿

二重敬語とは他にも「社長がおっしゃられていました」や「この話をお聞きになられましたか」などのように敬語が多用されすぎて聞いていて不自然な表現です。所存ですも「ご所存です」「ご所存にございます」などというと丁寧を通り越して不自然ですから注意してください。

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kichonavi.officialさんの投稿

敬語というのは簡単なようですが非常に奥が深いです。知っている言葉でも使い方を間違えては逆に相手に不快な思いをさせてしまうことにつながります。せっかく「所存です」という意味を分かったのであれば、二重表現や二重敬語にならないよう正しく使いましょう。

「所存でございます」は使っても大丈夫?

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sawano6601さんの投稿

では「所存でございます」は大丈夫なのでしょうか。二重敬語の「ご所存です」は不適切な敬語ですが、「所存」の丁寧表現として「所存でございます」は使われている言葉です。「所存です」「所存でございます」は助動詞が違うだけなので同じように使える表現です。

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miel_lifeさんの投稿

他にも「所存であります」「所存にございます」などと使われることもあります。「所存であります」は少し断定的な言い方になるので、意思をはっきりと示したい感じになります。少し硬い印象です。「所存にございます」はそれほど「で」と「に」に違いはありませんがあまり話し言葉として使われないので文書での表現方法に用いられることが多いです。

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mitame100さんの投稿

ビジネスシーンでは堅苦しい表現を敢えてすることが好まれます。挨拶メールや文書では特にそうです。「所存です」「所存でございます」はそういう場面にふさわしいですが、語尾に同じ言葉を多用すると読みにくくなります。「ございます」や「存じます」などを使い分けてバランスよく使うことも大切です。

相手を主語にして「所存です」は使えない

「所存です」は謙譲語にあたるため、自分を主語にして自分がへり下って伝えるための言葉です。ですから「あなたの所存ですか」などという言い方は間違いです。「所存」を使うならあくまでも主語は自分もしくは私たちで、相手ではありません。

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keihiramatsuさんの投稿

相手の意思や意向を尋ねたい時には所存を使わずに「ご意向は」「ご意見は」などという言い方に変えるといいでしょう。「所存です」はあくまでも自分の意思や考えに対して使うものです。

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「所存です」と「次第です」の使い分けとは?

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ninja_runnerさんの投稿

「所存です」と同じ「思います」という意味の言葉に「次第です」という言葉もあります。ビジネスシーンでもよく耳にする「と考える次第です」という言い方ですが、「所存です」とどう違うのでしょうか。

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goethe_boさんの投稿

「次第」の意味は「事情」「状況」「成り行き」などがあります。「次第です」を使うことにより「こういう事情です」「こういう状況です」という表現を丁寧に表すことができます。「所存」よりももっと報告的な意味合いで使われることが多いでしょう。

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hpyhpyclsさんの投稿

例えば「このように取り組む次第です」では取り組んでいる状況説明の意味がありますが、「このように取り組む所存です」ではもっと自分の取り組みたいという意志が強く表れています。どちらかというと「所存です」の方が決意表明の思いを伝えたいときに向いています。

「所存です」と「存じます」の使い分けとは?

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positive_jizoさんの投稿

「所存です」と「存じます」もよく似た言葉です。どちらも丁寧に聞こえる敬語ですが、「所存です」は「するつもりです」という意味を含むのに対して「存じます」の方がシンプルに「思います」の謙譲語という立ち位置で「ございます」と同様の使い方をします。

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「所存です」では「今後も仕事に励む所存です」という例文のように自分のことを主語にすることになりますが、「存じます」では「貴社におかれましては益々ご繁栄のことと存じます」というように相手のことを讃えるときにも使うことができます。もちろん自分のことや意向を伝えるときにも使えるので、「存じます」の方が幅広い使い方ができます。

よく似ている「所存」と「意向」の意味や使い方の違いは?

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rocca.shopさんの投稿

「所存です」と同じような意味のフレーズに「意向」という言葉が出てきますが、どちらも意味は同じように思います。「意向」とは「心の向かうところ」「思わく」という意味があります。考えや方向性を意味するため「所存です」と同じような言葉ですが「意向」は実は敬語ではありません。

「意向」という言葉は相手が誰であっても使える言葉です。敬語にするとしたら、「ご意向」となり、相手方の考えや方向性を問う時などに使えます。「先方のご意向を確かめる」「私の意向としましては」などの例文のように「ご」をつけることで敬語を使い分けます。

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kazu_nakamura_zさんの投稿

「意向」は「所存です」と意味は同じでも使い方が違います。目上の人や相手を敬うときには「所存です」を使うことが適切です。「意向です」では敬語にならないので、自分が思うことを述べるときには「所存です」、相手の意向や意見を指すときには「ご意向」と使い分けましょう。

「所存です」の正しい使い方の例文をチェック!

所存ですという言葉の使い方を具体的に例文で確認していきましょう。取引先や顧客を相手にした文章では「今後もお客様に愛される店となれるよう、サービスの向上に努めてまいる所存です。今後も変わらぬご支援とご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます」や「今後も精一杯取り組む所存です。何卒よろしくご指導のほどお願い申し上げます」となります。

プレゼンテーションなどの場面では考えや方向性を伝えるのに使います。「今後はスタッフの増員を行う所存です」「これから展開するプロジェクトでは新たな技術を取り入れていく所存です」などの例文のようになります。この時主語は自分だけでなく自分の会社や立ち位置を表します。

上司に向けた文書やお客様、お得意先や取引先など失礼のないようにしたいものです。「思います」や「思っています」ばかりでは少し弱く、また幼い感じに思われてしまいます。強い決意や覚悟を表したい時には「所存です」を使うようにするといいでしょう。

履歴書にも活用できる「所存です」の使い方

履歴書の志望動機欄にも「所存です」と使うことができます。履歴書ではなぜその企業がいいのか、どんな仕事がしたいのかを伝えるため、具体的にわかりやすく書くことが大切です。例文としては、「早く一人前になって活躍できるよう、自分もより一層努力する所存です」という使い方です。

他にも「与えられた仕事を全力で努める所存です」「これからも精進していく所存です」などの例文のように前向きな意思を伝えるために「所存です」を使うとより丁寧になります。自分のアピールとともに締めくくる一文に加えるといいでしょう。

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謝罪の時に「所存です」を使う時の例文

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kamiland42さんの投稿

謝罪文書では丁寧な謝罪の気持ちと、ダメだったところを改善しようという決意表明が必要です。そういうときにも「所存です」が有効です。例文としては「今後はこのような不始末を二度と繰り返さないよう細心の注意を払う所存です」「今後はより良いサービスを提供するべく努めてまいる所存です」などです。

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また断りを入れるときの文書などにも使えます。「申し訳ございませんが、この提案はご辞退させてただく所存です」などとなります。

メール文書で「所存です」の使う時の例文

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yuzuru_satouさんの投稿

メールではより「所存です」を使うと丁寧なイメージを出すのに効果的です。「社員一同、プロジェクト成功に向けてより一層団結して取り組んでまいる所存です」「今後も精一杯取り組む所存です」など、決意表明が伝わります。

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その他の例文としては「近日中にきちんとご挨拶に伺う所存です」「改めてお話を伺う所存でございます」などアポイントの事前の連絡の時や挨拶にも使えます。

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「所存」という言葉の他の使い方

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tandemsystemsさんの投稿


「所存」を使う言葉にはの他にも「所存のほか」という言い方もあります。「考えていたこととは違っていること」「意外であること」「残念なこと」という意味を持ちます。例えば「御見参に入らずに所存のほかに候」「本日の所信表明は所存のほかにて我が国の前途に憂慮を感じます」などという時に使われています。

「所存です」を使いこなせばビジネスシーンで信頼度がアップ!

今回は「所存です」の例文を交えて意味や使い方をご説明しました。日本のビジネスシーンでは敬語が多用されていて難しいことも多いですが、正しい使い方をマスターすればビジネスマンとしての格が上がります。言葉遣いは美しいに越したことはないので、「所存です」を使いこなし好印象を持たれるビジネスマンを目指しましょう。

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